バリアフリー
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f2/MUTCD_D9-6.svg/220px-MUTCD_D9-6.svg.png)
定義
[編集]歴史
[編集]物理上の改善
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d7/2022-07-31_Accessible_toilet_at_Shizuoka_Service_Area_%28NEOPASA%E9%9D%99%E5%B2%A1%29_%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E7%94%A8%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC_DSCF2744.jpg/260px-2022-07-31_Accessible_toilet_at_Shizuoka_Service_Area_%28NEOPASA%E9%9D%99%E5%B2%A1%29_%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E7%94%A8%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC_DSCF2744.jpg)
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超低床電車の例(富山市ポートラム)
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バスに装備された車椅子スロープの例
(神奈川中央交通) -
知恩院に設置された車椅子スロープ
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廊下の二段手すりの例
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多目的トイレのピクトグラムの例
(オストメイト・乳児にも対応) -
多目的トイレのピクトグラムの例
(高齢者・子供連れにも対応) -
トイレの杖ホルダー
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スペースの広いトイレの例
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手すり付小便器の例
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オストメイト対応トイレ
(汚物流しシャワー型) -
オストメイト対応トイレ
(パウチしびん洗浄水栓使用型) -
ベビーチェアーのあるトイレのピクトグラムの例
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ベビーチェアーの例
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スペースの広い電話ボックスの例
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身体障害者用駐車場における標識の例
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身体障害者用駐車場の例
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歩道バリアフリー化工事の標識の例
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点字ブロックの例
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電子チャイム(盲導鈴)の例
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音響式信号機の例
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インターホンの例
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低位置にボタンがある自販機の例
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大きなコイン投入口
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大きな数字で明確に表示(西国分寺駅)
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大きな文字と色分け(東京駅のバス乗り場)
制度上の改善
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/58/Wheelchair_Elevator_Outdoors.jpg/220px-Wheelchair_Elevator_Outdoors.jpg)
前出の報告書「バリアフリーデザイン」では、緒言において障壁を「物理的障壁」と「社会的障壁」とに分類しており、社会的な意識の変革が必要だとしている。また、そのような障壁を作り出してしまう原因として「Mr.Average」なる架空の人物を図示し、障壁が生み出される要因は、それらの「実在しない人々」のニーズに応えるように作られているためだと指摘している。Mr.Averageは、肉体的にもっともよく適応できる壮年期にある男性(女性ではない)の象徴であり、「統計的に言えば、少数の人しかこのカテゴリーには属さない」とされ、決して障害者や高齢者のみを対象としているものではないことを明らかにしており、ましてバリアの存在を前提としているとは記していない(同報告書の全文は、日比野正己・編著『図解 バリア・フリー・百科』阪急コミュニケーションズ刊・1999年に掲載されている)。
交通のバリアフリー
[編集]各国の基本理念と方針
[編集]スウェーデンやアメリカでは高齢者や障がい者の交通上の移動の制約は人権問題とされている[7]。一方、イギリスでは高齢者や障がい者の交通上の移動の制約は交通問題と捉えられており、交通事業者が費用対効果を勘案しながら行政の指導や援助を得て人権に考慮した対策を進めてきた[7]。
バスへの車椅子乗車問題
[編集]日本での対応
[編集]日本では1983年3月に「公共交通ターミナルにおける身体障害者用施設整備ガイドライン」、1990年3月に「心身障害者・高齢者のための公共交通機関の車両構造に関するモデルデザイン」が発表され交通事業者に対する指導が行われてきた[7]。
スウェーデンでの対応
[編集]スウェーデンでは1979年に「公共交通機関の身体障害者用施設に関する法律」が制定され、タクシー以外の公共交通機関のバリアフリー化を義務付けた[7]。
イギリスでの対応
[編集]イギリスでは1984年に「ロンドン地域運輸法」でロンドン地域でのバスと地下鉄での障害者ニーズへの対応が義務付けられ、1985年の「1985年運輸法」でロンドン以外の県や郡にも同様の配慮を義務付けた[7]。1989年には「ロンドン警視庁規則」でロンドンのタクシーに車いす利用に対策を講じるよう義務付けた[7]。
ドイツでの対応
[編集]ドイツでは1970年に連邦政府が「障害者のリハビリテーション促進のための行動計画」を発表し、1985年には交通大臣と州政府で「路面電車、都市鉄道および地下鉄に関する建設・使用規則」の改正が合意されバリアフリー化が進められている[7]。
フランスでの対応
[編集]フランスでは1975年の障害者基本法や1980年の国内交通基本法など移動制約者に対するモビリティ確保の法令が制定されている[7]。
街づくり
[編集]都市部における高齢者や身体障がい者に配慮したまちづくりの推進を図るため、快適かつ安全な移動を確保するための施設の整備等を行うことを目的とした国土交通省の所轄事業[9]。
市街地における道路空間等と一体となった移動ネットワーク整備に対して、地方公共団体が行う整備計画の策定と、動く通路、スロープ、エレベーターその他の高齢者や身体障害者の快適かつ安全な移動を確保するための施設の整備等に一定の補助が適用される[10]。
言語バリアフリー
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]関連項目
[編集]関連法規
[編集]- 障害を持つアメリカ人法
- 障害者基本法
- 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)
- 高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律(ハートビル法)
- 高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー法)
外部リンク
[編集]- バリアフリーとユニバーサルデザインの違い - 静岡市役所 福祉総務課
- バリアフリー - 国土交通省
- バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進 - 内閣府
- バリアフリーとユニバーサルデザインの定義 - 国土交通省
- バリアフリー展 「高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展」
- 『バリアフリー』 - コトバンク