フラッシュのテーマ
「フラッシュのテーマ」 | ||||
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クイーン の シングル | ||||
初出アルバム『フラッシュ・ゴードン』 | ||||
B面 | フットボール・ファイト | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチシングル | |||
録音 | 1980年10月 | |||
ジャンル | ハードロック[1] | |||
時間 | ||||
レーベル |
EMI エレクトラ・レコード ワーナー・パイオニア/エレクトラ | |||
作詞・作曲 | ブライアン・メイ | |||
プロデュース |
ブライアン・メイ ラインホルト・マック | |||
チャート最高順位 | ||||
クイーン シングル 年表 | ||||
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﹁フラッシュのテーマ﹂︵Flash、Flash's Theme Aka Flash 旧邦題‥﹁フラッシュ・ゴードンのテーマ﹂︶は、イギリスのロックバンド、クイーンが1980年に発表した楽曲。
概要[編集]
作詞、作曲はブライアン・メイ。プロデュースはブライアンとラインホルト・マックである。マイク・ホッジス監督による映画﹃フラッシュ・ゴードン﹄の主題歌で、同映画のサウンドトラック盤﹃フラッシュ・ゴードン﹄に収録されているほか、後にシングルでも発売された。 本曲には2つのバージョンが存在し、アルバムに収録されたバージョンは映画で使用されたアレンジで、曲の冒頭に映画内で使用された台詞が入っている。シングルバージョンは、曲の随所に映画内の台詞が挿入されたバージョンに仕上がっている。中でもブライアン・ブレスド演じるホークマン︵鷹人間︶の王ヴァルタン公による台詞﹁Gordon's alive!﹂が有名である[4]。また、演奏時間はシングルバージョンの方が、アルバムバージョンに比べて短くなっている。 一部を除きブライアンとフレディ・マーキュリーのデュエットで歌われ、ロジャー・テイラーが高音のコーラスを担当している。 アメリカで発売されたシングル盤は、﹁Flash's Theme Aka Flash﹂というタイトルになっていて、Billboard Hot 100で最高位42位[3]、Cashbox Top 100で最高位39位を記録した[5]。イギリスでは発売当初全英シングルチャートで初登場30位を記録し、クリスマス前に12位に浮上し、映画のヒットを機に1981年1月に2週連続で最高位10位を記録した[6]。プロモーション・ビデオ[編集]
本曲のプロモーション・ビデオは、メンバーによる演奏場面と、映画﹃フラッシュ・ゴードン﹄の場面によって構成されている。撮影は1980年の11月にロンドンのアドビジョン・スタジオで行われた[7]。この映像は映像作品の一つである﹃グレイテスト・ビデオ・ヒッツ1﹄等で視聴が可能である。パーソネル[編集]
●フレディ・マーキュリー - リード・ボーカル、バッキング・ボーカル ●ブライアン・メイ - リード・ボーカル、バッキング・ボーカル、エレクトリック・ギター、ピアノ、シンセサイザー ●ロジャー・テイラー - バッキング・ボーカル、ドラムス、ティンパニ ●ジョン・ディーコン - ベースギター日本での使用[編集]
2007年から2008年にかけて、フジテレビのF1中継のテーマソングとして用いられた。使用されたのはアルバム﹃フラッシュ・ゴードン﹄に共に収録されている﹁ザ・ヒーロー﹂とミックスしたバージョンで、﹁フラッシュ 〜伝説のヒーロー〜︵ハイオクミックス︶﹂︵Flash's Theme 2007 High Octane Mix︶と銘打たれている。同番組のため、メイが新たにリミックスした。ただしF1中継のエンディングで用いられた、同様にリミックスした﹃Flash﹄の後半部分︵歌詞にすると﹁Just a man﹂で始まる部分︶は、CDやダウンロードコンテンツ等で配信された﹁フラッシュ 〜伝説のヒーロー〜︵ハイオクミックス︶﹂︵Flash's Theme 2007 High Octane Mix︶になぜか含まれていない。 アニメ﹃THE ビッグオー﹄の第1期主題歌﹁BIG-O!﹂は、当初永井ルイの作詞・作曲として発表されたが、あまりに本曲と類似していたため、後に﹁作詞・作曲‥ブライアン・メイ、訳詞‥永井ルイ﹂として、本曲にオリジナルの日本語詞を付けた扱いになっている[8]。詳細はTHE ビッグオー#主題歌を参照。 ﹃ニュースステーション﹄の﹁プロ野球キャンプフラッシュ﹂の中ではブリッジ︵場面転換の際のつなぎの曲︶にこの曲の一節を使用したことがある。 テレビCMでは、2000年に三菱電機のNTTドコモ向け携帯電話﹁D209i﹂、2017年にトヨタ自動車のハイブリッドセダン﹁カムリ﹂、2019年にGoogleのスマートフォン﹁Pixel 3﹂等のCMでそれぞれ用いられている。 一時期、阪神タイガースの野口寿浩が打席に入る際のテーマとして使用したこともある。 プロレスラーの松永光弘のテーマ曲。 Bリーグの富山グラウジーズの選手紹介時の入場曲にもなっている。シングル収録曲[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ Rivadavia, Eduardo. “Flash's Theme - Queen | Song Info” (英語). AllMusic. 2019年6月22日閲覧。
(二)^ “flash|full Official Chart History”. Official Charts Company. 2019年6月22日閲覧。
(三)^ ab“Queen Chart History”. Billboard. 2019年6月22日閲覧。
(四)^ Dave Simpson (2018年10月26日). “Queen's 50 UK singles – ranked!” (英語). The Guardian 2019年5月7日閲覧。
(五)^ Cash Box Top 100 Singles, February 21, 1981
(六)^ “映画﹃フラッシュ・ゴードン﹄の主題歌、クイーン﹁Flash's Theme﹂”. uDiscover (ユニバーサルミュージック). (2018年12月6日) 2019年6月22日閲覧。
(七)^ Hince, Peter (2015). Queen Unseen - My Life with the Greatest Rock Band of the 20th Century: Revised and with Added Material. Bonnier Zaffre
(八)^ JASRAC作品コード‥0U2-1359-9。