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七支刀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
七支刀

[ 1]74.836195328

18747

4

[]


3427614948


泰■四年■月十六日丙午正陽造百錬■七支刀■辟百兵宜供供(異体字、尸二大)王■■■■作

また

泰■四年十一[1]十六日丙午正陽造百錬■七支刀■辟百兵宜供供王■■■■作

〔裏〕

先世(異体字、ロ人)来未有此刀百済■世■奇生聖(異体字、音又は晋の上に点)故為(異体字、尸二大)王旨造■■■世

また

先世来未有此刀百濟■世■奇生聖故為王旨造■■■世

[2][2]

[]




52372



[]



泰■四■■月十六日丙午正陽造百練銕七支刀■辟百兵宜■供侯■■■■■作

<判読>

泰和四年五月十六日丙午正陽、百練銕(鉄)の七支刀を造る。出んで百兵を辟く。侯王に供供するに宜し。■■■■作る。

〔裏面〕

先世以来未有此刀百濟王世□奇生聖■故為倭王旨造■示後世

<判読>

先世以来、未だ此の(ごとき)刀有らず。百済王・世子、奇しくも聖晋に生まれるが故に倭王旨の為に造る。後世に伝示せ(られんことを)。

[3]372372使[3][3]

[4]西268468230369480[4]西[4]使[4]

369372[2]使[2]

[3][3]

[]


367369369[5]364使366使宿367使369[5]369371372[5]


先世以来未有此刀百濟王世□奇生聖■故為倭王旨造■示後世

<判読>

先世以来、未だこの刀あらず、百済王世子、奇くも聖音をおこす。故に倭王の旨の為に造る。伝えて…

使[5]

[]


52252 - 214(234-286( - 298(234-286[6]120372369[7][8]

6[7]

[]


4[9]

(一)

(二)

(三)

(四)

1.372[9]

2.3.4.

2.371退[9]

3.[9]

[9]

[]


[7]

西(268)

(369)

(468)

西 268[]


522528:234 - 286西


泰始四年五月十六日丙午正陽 造百練鋼七支刀 㠯辟百兵 宜供供侯王永年大吉祥

<判読>

泰始四年(268年)夏の中月なる5月、最も夏なる日の16日、火徳の盛んな丙午の日の正午の刻に、百度鍛えた鋼の七支刀を造る。これを以て百兵の兵器の害を免れるであろう。恭謹の徳ある侯王(倭王)に栄えあれ、寿命を長くし、大吉の福祥あらんことを。

〔裏面〕

先世以来未有此刀百濟王世□奇生聖音(又は晋)故為倭王旨造傳示後世

<判読>

先世以来、未だこのような刀は、百済には無かった。百済王と世子は生を聖なる晋の皇帝と倭に寄せることにした。それ故に、倭王が百済王に賜われた「旨」を元にこの刀を「造」った。後世にも永くこの刀と共に倭と百済が伝え示されんことを。

太和(泰和)四年(369年)説[編集]

浜田耕策による2005年における研究では、次のとおり発表された[7]

〔表面〕

泰和四年五月十六日丙午正陽造百練□七支刀出辟百兵宜供供侯王永年大吉祥

<判読>

太和(泰和)四年五月十六日丙午の日の正陽の時刻に百たび練った□の七支刀を造った。この刀は出でては百兵を避けることが出来る。まことに恭恭たる侯王が佩びるに宜しい。永年にわたり大吉祥であれ。

〔裏面〕

先世以来未有此刀百濟王世□奇生聖音(又は晋)故為倭王旨造傳示後世

<判読>

先世以来、未だこのような(形の、また、それ故にも百兵を避けることの出来る呪力が強い)刀は、百済には無かった。百済王と世子は生を聖なる晋の皇帝に寄せることとした。それ故に、東晋皇帝が百済王に賜われた「旨」を倭王とも共有しようとこの刀を「造」った。後世にも永くこの刀(とこれに秘められた東晋皇帝の旨)を伝え示されんことを。

[ 2]3693726[10][7][10][7][11][12]

[7]

411[13]

[13]

468[]


516[14]


泰始四年五月十六日丙午正陽 造百練鋼七支刀 㠯辟百兵 宜供供侯王永年大吉祥

<判読>

泰始四年(468年)夏の中月なる5月、夏のうち最も夏なる日の16日、火徳の旺んなる丙午の日の正午の刻に、百度鍛えたる鋼の七支刀を造る。これを以てあらゆる兵器の害を免れるであろう。恭謹の徳ある侯王に栄えあれ、寿命を長くし、大吉の福祥あらんことを。

〔裏面〕

先世以来未有此刀 百□王世子奇生聖徳 故為倭王旨造 伝示後世

<判読>

先代以来未だ此(かく、七支刀)のごとき刀はなかった。百済王世子は奇しくも生れながらにして聖徳があった。そこで倭王の為に嘗(はじ)めて造った。後世に伝示せんかな。

2020[15]

[]


196338[16][17][7][18][7]200517[7][19]3723694[7]4504504使[7]

2009214054204081116409使[20]11164 - 611164408使使[21][22][23][24][20][24]  

[]

[]


52使 - 385

西便西[25]

[8]47247367

49[26]3鹿[27][8][28][29]

52[30] 910使[31]西

[]


[32]=48




 
 

 
 
 





 
 

 
 
 





 
 

 
 
 



[33]











=

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[34]7187585190841



23

19063961[34]



[]



脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 刀剣の分類上、「」は片刃の武器を指し、本品は両刃であるため「剣」に属するが、剣身に象嵌された銘文に本品を指して「七支刀」とあるため、一般名詞としてこう呼ばれている。
  2. ^ 「聖音(又は晋)や「旨」の文字を銘記

出典[編集]



(一)^  1996^ 3062000^ ·-2006

(二)^ abcd  --5132006250-51 

(三)^ abcde  --5132006249-50 

(四)^ abcd  --5132006248-49 

(五)^ abcd(). . B331198296-7doi:10.32150/00002910ISSN 0386-4480CRID 1390857777802733696 

(六)^ 西2003

(七)^ abcdefghijkl4111200520141012pp.58-63.︿21COE 

(八)^ abc2005

(九)^ abcde(2018)pp.3-14

(十)^ ab1989

(11)^ 1987 

(12)^  1977 

(13)^ ab(2001)

(14)^    19921

(15)^ (268)419468326822640406104664468236934620468466--︿42020611137-146 

(16)^ 1969 

(17)^ 1980 

(18)^  1996 

(19)^ 14

(20)^ ab (2009).    .  no.34 (). 2022611. https://archive.ph/oYh5a 

(21)^  (2005). 5 (PDF). 1 (): p. 263-264. 20211127. https://web.archive.org/web/20211127011246/https://www.jkcf.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/11/1-04j.pdf 

(22)^  Changbi Publishers, Inc.20101224187ISBN 8936482599"8     ()  .        .         .       .   661             .               .        .       .            .            ." 

(23)^  (2005). 5  :    (PDF).   (): p. 231-232. 20211127. https://web.archive.org/web/20211127012931/https://www.jkcf.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/11/1-04k.pdf 

(24)^ ab  . . (2021628). 2021822. https://web.archive.org/web/20210822163029/https://khan.co.kr/culture/culture-general/article/202106280900001 

(25)^ 

(26)^ 249369,179

(27)^ 鹿

(28)^ 

(29)^ 369   ISBN 978-4043828081

(30)^ 252372,185

(31)^ ,184

(32)^ 1998 

(33)^  (1956). .  . 2015531

(34)^ ab 調622011

[]


︿20181ISBN 978-4-12-102470-1 

西 ︿27020035ISBN 978-4062582704 

200612ISBN 978-4639019565 

︿70319839ASIN B000J7B5R6 

 20017ISBN 9784406028257 

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