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仁保事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最高裁判所判例
事件名 窃盗、強盗殺人事件
事件番号  昭和43(あ)602
1970年(昭和45年)7月31日
判例集 刑集第24巻8号597頁
裁判要旨
記録にあらわれた証拠関係を検討すれば、犯行の外形的事実と被告人との結びつきについて、合理的な疑いを容れるに足りる幾多の問題点が存し(判文参照)、原審が、被告人の自白に信用性、真実性があるものと認め、これに基づいて犯行を被告人の所為であるとした判断が支持し難いときは、刑訴法四一一条一号、三号により、原判決は破棄を免れない。
第二小法廷
裁判長 草鹿浅之介
陪席裁判官 城戸芳彦 色川幸太郎 村上朝一
意見
多数意見 全員一致
意見 なし
反対意見 なし
参照法条
刑法240条後段、刑訴法317条、刑訴法411条1号、刑訴法411条3号、刑訴法413条本文
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脚注[編集]

  1. ^ 第18回月間賞受賞作品 - 放送批評懇談会
  2. ^ 仁保事件 高裁が保釈決定 検察側直ちに異議『朝日新聞』1970年(昭和45年)9月22日夕刊 3版 11面
  3. ^ 保釈認める 広島高裁 広島高検の意義を棄却『朝日新聞』1970年(昭和45年)9月26日朝刊 12版 22面

参考文献及び関連書籍[編集]

  • 青木英五郎『自白過程の研究』一粒社、1969年
  • 上野裕久『仁保事件』敬文堂出版部、1970年
  • 金重剛二『タスケテクダサイ』理論社、1970年
  • 故小沢千鶴子さん追悼文集刊行委員会(編)『微笑の勝利―仁保無罪を導いた一主婦の歩み』故小沢千鶴子さん追悼文集刊行委員会、1981年
  • 山口大学教育学部社会科学研究室法律学分室(編)『仁保事件―その風化を許すまじ』四季出版、1988年
  • 播磨信義『仁保事件救援運動史―命と人権はいかにして守られたか』日本評論社、1992年
  • 播磨信義『人権を守った人々―仁保冤罪事件、支援者の群像』法律文化社、1993年
  • 浜田寿美男『自白の心理学』岩波書店 <岩波新書>、2001年