光石介太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
光石 介太郎みついし かいたろう
ペンネーム 鶏山 文作とりやま ぶんさく
雞山 稲平とりやま いなへい
青砥 一二郎あおと いちじろう
誕生 光石 太郎 みついし たろう
1910年[1] 6月9日
日本の旗 福岡県
死没 (1984-02-20) 1984年2月20日(73歳没)
日本の旗 茨城県土浦市
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 東京外国語学校ポルトガル語学科中退
ジャンル 探偵小説純文学
代表作 「霧の夜」(1935年)
「空間心中の顚末」(1935年)
デビュー作 「十八号室の殺人」(1931年)
親族 父:福原八郎
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

 1910[1]69 - 1984220

    使使

[]

[]


191069[2] 



193111319347稿19351使[3]

19352YDN1宿3西19357254YDNYDN[4]

[3]19394



退19375退

[]


19461948稿200稿

1959122022196025519621119601962111219629196411

19601965

19741975稿

197319771975197711151977

稿198422073

1976[5]

[]




[6]

[]




  19612






 19743 - 

 1977 - 

  198810



 25 19597

[]


1020022009

1945年以前の小説[編集]

  • 新青年
    • 十八号室の殺人 (光石太郎、1931年11月号)
    • 霧の夜 (光石介太郎、1935年1月号) - 鮎川哲也編『怪奇探偵小説集2』(ハルキ文庫、1998年)に収録
    • 梟 (光石介太郎、1936年9月号)
    • 魂の貞操帯 (光石介太郎、1938年4月号)
    • 基督を盗め (鶏山文作、1939年3月号)
    • 類人鬼 (鶏山文作、1939年4月号) - 江戸川乱歩の文体模写小説
    • 秘めた写真 (鶏山文作、1939年8月号)
    • 遺書綺譚 (鶏山文作、1939年12月号)
  • ぷろふいる
    • 綺譚六三四一 (光石介太郎、1935年2月号) - ミステリー文学資料館編『探偵小説の風景 トラフィック・コレクション 下』(光文社文庫、2009年)に収録
    • 空間心中の顚末 (光石介太郎、1935年9月号) - 鮎川哲也・島田荘司編『ミステリーの愉しみ3 パズルの王国』(立風書房、1992年)に収録
  • 探偵春秋
    • 皿山の異人屋敷 (光石介太郎、1937年1月号) - ミステリー文学資料館編『幻の探偵雑誌4 「探偵春秋」傑作選』(光文社文庫、2001年)に収録
  • シュピオ
    • 十字路へ来る男 (光石介太郎、1937年9月号)
  • オール讀物
    • 鳥人(リヒトホーフェン)誘拐 (鶏山文作、1939年1月号)

1945年以後の小説[編集]

  • 宝石
    • 廃墟の山彦(エコオ) (雞山稲平、1949年4月号)
    • 船とこうのとり (青砥一二郎、1962年6月号)
  • 読売新聞』(青砥一二郎名義)
    • 豊作の頓死 (1959年12月20日朝刊) - 第20回読売短編小説賞 (吉田健一選)
    • 大頭(だいもんじゃ)の放火 (1960年2月21日朝刊) - 第22回読売短編小説賞 (河盛好蔵選)
    • 美しき哉 (1962年11月25日夕刊) - 第55回読売短編小説賞 (臼井吉見選)
  • 週刊読売
    • 死体冷凍室 (青砥一二郎、1961年10月22日号(20巻43号))
    • あるチャタレー事件 (雞山稲平、1962年3月11日号(21巻10号))
  • 『藝文』(青砥一二郎名義)
    • 小さい魚(スモール・フィッシュ) (12号、1962年11月)
    • 納豆記 (16号、1963年7月)
  • 新潮』(青砥一二郎名義)
    • 石の柱 ―チヨヌン・タンシヌル・サラン・ハムニダ― (1962年12月号) - 新潮社・第9回同人雑誌賞候補作
    • ある終戦日記 (1964年12月号) - 新潮社・第11回同人雑誌賞候補作
  • 『土浦文学』(青砥一二郎名義)
    • 指 (9号、1973年11月)
    • ムーン・カーフ (10号、1974年9月)
    • 北の哀愁 (11号、1975年9月)
    • 聖・バプテスマの家 ―誇り高き男の物語― (12号、1976年2月)
    • 金歩揺(きんぽよう) ―「龍騎兵」夜話― その一 (13号、1976年5月)
    • なまめけり ―「龍騎兵」夜話― その二 (14号、1976年11月)
    • Der Dragoner ―「龍騎兵」夜話― その三 (15号、1977年5月)
  • 幻影城
    • 三番館の蒼蝿 (光石介太郎、1975年9月号) - 『甦る「幻影城」II』(角川書店、1997年)に収録

エッセイ[編集]

  • 『藝文』(青砥一二郎名義)
    • 女の怕さ (13号、1963年1月)
    • 空と漠 (20号、1964年3月)
    • 媒酌人 (21号、1964年5月)
  • 『土浦文学』(青砥一二郎名義)
    • 文芸雑話(一) メモランダムから (13号、1976年5月)
    • 文芸雑話(二) 『以前』と『パターン』 (14号、1976年11月)
  • 『幻影城』(光石介太郎名義)
    • YDN(ヤンガー・ディテクティブ・ノーベリスト)ペンサークルの頃 (1975年7月増刊号)
    • 靴の裏――若き日の交友懺悔 (1976年2月号)
    • 名軍師と名将たち (1979年7月号)

脚注[編集]

  1. ^ a b 1916年生まれとする文献もあるが、妻の光石かねが、1916年というのは誤りで実際は1910年生まれだと証言している。『叢書新青年 聞書抄』所収のインタビュー参照
  2. ^ 福原八郎については、「ブラジル物故先駆者列伝 福原八郎」などを参照のこと
  3. ^ a b 光石介太郎の回想エッセイ「名軍師と名将たち」(『幻影城』1979年7月号)参照
  4. ^ 光石介太郎の回想エッセイ「靴の裏――若き日の交友懺悔」(『幻影城』1976年2月号)参照
  5. ^ 『ミステリーの愉しみ3 パズルの王国』(立風書房、1992年)巻末の、鮎川哲也による解説参照
  6. ^ 『叢書新青年 聞書抄』所収のインタビューより

参考文献[編集]

  • 妻の光石かねへのインタビュー記事
    • 湯浅篤志・大山敏「光石かねさんに聞く 書くことへのこだわり――光石介太郎」(『叢書新青年 聞書抄』博文館新社、1993年6月) - 1991年3月27日のインタビュー
    • 鮎川哲也「新・幻の探偵作家を求めて 第13回 清貧を貫いた九州男児・光石介太郎」(『EQ』1994年3月号) - 1993年春のインタビュー
  • ほかに本人のエッセイを参考にした。