吾野駅
吾野駅 | |
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駅舎(2006年8月) | |
あがの Agano | |
所在地 |
埼玉県飯能市坂石町分326-1 北緯35度54分30.55秒 東経139度13分36.19秒 / 北緯35.9084861度 東経139.2267194度座標: 北緯35度54分30.55秒 東経139度13分36.19秒 / 北緯35.9084861度 東経139.2267194度 |
駅番号 | SI31 |
所属事業者 | 西武鉄道 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[西武 1]556人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)9月10日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■池袋線* |
キロ程 | 57.8 km(池袋起点) |
◄SI30 東吾野 (4.0 km) | |
所属路線 | ■西武秩父線* |
キロ程 | 0.0 km(吾野起点) |
(3.6 km) 西吾野 SI32► | |
備考 | * 両線で直通運転実施 |
吾野駅︵あがのえき︶は、埼玉県飯能市坂石町分にある、西武鉄道の駅である。駅番号はSI31。
池袋線の終点で、西武秩父線の起点。
西武秩父線開業により中間駅の性格が強くなったが、始発と終着もわずかに設定されている[注釈 1]。
歴史[編集]
●1929年︵昭和4年︶9月10日 - 武蔵野鉄道の終着駅として開業。当初駅構造は単式ホーム1面1線[1]。 ●1969年︵昭和44年︶10月14日 - 西武秩父線開業。事実上中間駅となる[注釈 2]。 ●1978年︵昭和53年︶3月31日 - 貨物営業廃止[1]。 ●1997年︵平成9年︶4月25日 - 新駅舎使用開始。 ●1999年︵平成11年︶8月14日夜 - ﹁弱い熱帯低気圧﹂による大雨で運転見合わせ中、駅舎裏手の崖で幅200m、高さ40mにわたり土砂崩れが発生し、駅の半分が埋没[2][注釈 3]。8月31日に上り線側線路のみ復旧させて運転を再開し[2]、9月15日に全面復旧した。駅構造[編集]
島式ホーム1面2線を有する地上駅で、上下列車交換設備を持ち、日中は各駅停車の大半が当駅で交換する。ホームの無い側線を有しており、交換と追い越しを同時に行う場合は、特急・S-TRAINを側線に入線させることがある。 駅舎は線路の北側に立地し、ホームとは構内踏切により連絡している。自動改札機は設置されていないが、PASMO・Suica利用者のための簡易改札機が設置されている。 トイレは改札外の駅舎内︵通年開設、男女別︶と駅舎から東吾野側に少し離れたところ︵多客期専用シーズントイレ、男女共用︶にある。多機能トイレは両方に設置されているが、後者は駅係員に申し出ないと使用できない。また、後者の一般トイレは臨時で、多客期以外は閉鎖されている。 池袋線最後の58キロポスト[注釈 4]が構内の池袋寄り︵ポイントの手前︶に、西武秩父線最初の0キロポストが駅舎付近に、それぞれ設置されている。のりば[編集]
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 池袋線 | 上り | 飯能・所沢・池袋方面 |
2 | 西武秩父線 | 下り | 西吾野・西武秩父方面 |
特急などが通過する場合、原則2番ホームを通過する。
(出典:西武鉄道:駅構内図)
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改札口(2022年7月)
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ホーム(2022年7月)
-
構内踏切(2022年7月)
利用状況[編集]
●西武鉄道 - 2022年度の1日平均の乗降人員は556人である[西武 1]。 西武鉄道全92駅中87位。乗降人員は減少傾向である。 近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通りである。年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1] 年度 1日平均
乗降人員[* 2]1日平均
乗車人員[* 3]出典 1995年(平成 7年)1,488 1996年(平成 8年)1,447 1997年(平成 9年)1,327 1998年(平成10年) 1,253 1999年(平成11年) 1,208 559 [埼玉県統計 1] 2000年(平成12年) 1,203 542 [埼玉県統計 2] 2001年(平成13年) 1,226 561 [埼玉県統計 3] 2002年(平成14年) 1,181 530 [埼玉県統計 4] 2003年(平成15年) 1,144 517 [埼玉県統計 5] 2004年(平成16年) 1,131 516 [埼玉県統計 6] 2005年(平成17年) 1,114 516 [埼玉県統計 7] 2006年(平成18年) 1,032 477 [埼玉県統計 8] 2007年(平成19年) 998 464 [埼玉県統計 9] 2008年(平成20年) 989 460 [埼玉県統計 10] 2009年(平成21年) 956 450 [埼玉県統計 11] 2010年(平成22年) 878 426 [埼玉県統計 12] 2011年(平成23年) 793 382 [埼玉県統計 13] 2012年(平成24年) 821 399 [埼玉県統計 14] 2013年(平成25年) 756 378 [埼玉県統計 15] 2014年(平成26年) 753 382 [埼玉県統計 16] 2015年(平成27年) 755 377 [埼玉県統計 17] 2016年(平成28年) 732 376 [埼玉県統計 18] 2017年(平成29年) 676 343 [埼玉県統計 19] 2018年(平成30年) 664 342 [埼玉県統計 20] 2019年(令和元年) [西武 2]617 320 [埼玉県統計 21] 2020年(令和 2年)[西武 2]449 2021年(令和 3年)[西武 3]495 2022年(令和 4年)[西武 1]556 貨物輸送[編集]
年度 発送貨物(トン) 到着貨物(トン) 1949 83,012 1,894 1950 115,511 2,523 1951 131,647 2,852 1952 138,202 2,672 1953 183,692 2,661 1954 164,784 2,343 1955 181,862 1,884 1956 209,295 2,024 1957 192,351 1,727 1958 215,488 1,492 1959 291,315 229 1960 313,486 357 1961 352,398 288 1962 332,812 281 1963 338,812 382 1964 310,291 257 1965 203,976 155 1966 197,348 50 1967 209,050 67 1968 152,406 2,926 1969 169,684 8,133 1970 180,617 1,279 1978 廃止 廃止 - 埼玉県統計書、埼玉県統計年鑑各年度版
駅周辺[編集]
駅前に「奥武蔵美晴休憩所」という食堂を兼ねた商店がある(現在は閉店)。
- 高麗川
- 国道299号
- 吾野郵便局
- 飯能日高消防署 吾野分署
- 飯能市立奥武蔵中学校
- 飯能市立奥武蔵小学校
- 飯能市立吾野保育所
- JAいるま野吾野支店
- 顔振峠
- 秩父御嶽神社
- 東郷公園
- 休暇村奥武蔵(送迎バスあり)
- 西武建材 吾野鉱業所(当駅西側 0.5 km 付近に、砕石積出設備を持つ)
- 観音窟石龕
- 法光寺
- 龍崖山城跡
- 岡部屋敷
- 吾野湧水
- ハイキングコース(顔振峠方面、子の権現方面)
隣の駅[編集]
その他[編集]
当駅は、2024年4月より放送のTVアニメ「終末トレインどこへいく?」第1話の舞台地となっている。
脚注[編集]
記事本文[編集]
注釈[編集]
(一)^ 車内路線図などでは西武秩父線が飯能起点と受け取れる表記も見られるが、時刻表や西武鉄道ホームページの駅情報などで当駅が池袋線と西武秩父線の接続駅であることが明記されている。また、2014年度現在、当駅終着の下り終電と、上り初電が設定されている[1]。 (二)^ 西武秩父線開業までは、西武バスが駅前にバス車庫を設置し、当駅から国道299号・正丸峠を経由し、秩父駅方面への路線バスを運行していた。西武観光バスが運行している西武秩父駅 - 坂氷 - 横瀬駅 - 芦ヶ久保駅 - 松枝間の路線はその名残である。 (三)^ 上下線線路と架線が寸断され、ホームの半分が土砂に埋没したため、一時当駅を挟んだ東吾野 - 西吾野間が運休となり、同年9月1日までは反対側の線路のみでの運転を実施。 (四)^ 池袋 - 吾野間の営業キロは57.8キロなので、建設キロとみられる。出典[編集]
利用状況[編集]
- 西武鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c “駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (PDF). 西武鉄道. 2023年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月27日閲覧。
- ^ a b 駅別乗降人員(2020年度1日平均) - ウェイバックマシン(2021年9月23日アーカイブ分)、2022年8月18日閲覧
- ^ 駅別乗降人員(2021年度1日平均) - ウェイバックマシン(2022年7月8日アーカイブ分)、2022年8月18日閲覧
- 西武鉄道の統計データ
- 埼玉県統計年鑑
関連項目[編集]
- 日本の鉄道駅一覧
- 終末トレインどこへいく? 吾野駅から物語が始まる日本のオリジナルテレビアニメ作品。
外部リンク[編集]
- 吾野駅(駅情報) - 西武鉄道