恋人のいる時間
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恋人のいる時間 | |
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Une femme mariée: Suite de fragments d'un film tourné en 1964 | |
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監督 | ジャン=リュック・ゴダール |
脚本 | ジャン=リュック・ゴダール |
製作 |
アヌーシュカ・フィルム オルセー・フィルム |
出演者 |
ベルナール・ノエル マーシャ・メリル フィリップ・ルロワ |
音楽 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン |
撮影 | ラウール・クタール |
編集 |
フランソワーズ・コラン アニエス・ギュモ |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 95分 |
製作国 |
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言語 | フランス語 |
製作費 | 12万米ドル |
﹃恋人のいる時間﹄︵こいびとのいるじかん、原題‥Une femme mariée: Suite de fragments d'un film tourné en 1964、﹁ある既婚女性、1964年に撮影された映画の諸断片のつながり﹂の意︶は、1964年︵昭和39年︶製作・公開、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランスの長篇劇映画である。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1e/Une-femme_-mariee-1.jpg/240px-Une-femme_-mariee-1.jpg)
マーシャ・メリル
﹃はなればなれに﹄︵1964年︶につづく、ゴダールの長篇劇映画第8作である[2]。
ヌーヴェルヴァーグに先行する先駆的インディペンデント映画作家であるロジェ・レーナルトが、マーシャ・メリルとフィリップ・ルロワが演じる主人公夫妻の友人として、本人役で実名で出演している。主人公を診断する医者を演じるのは、本作の撮影部フレーミング担当ジョルジュ・リロンである。
同年の第25回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞にノミネートされ、コンペティションで正式上映されたが、賞は逃した。
概要[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1e/Une-femme_-mariee-1.jpg/240px-Une-femme_-mariee-1.jpg)
ストーリー[編集]
シャルロット︵マーシャ・メリル︶には、飛行機のパイロットを務めるピエール夫︵フィリップ・ルロワ︶と子どもが1人いる。劇団の俳優である恋人ロベール︵ベルナール・ノエル︶もいる。シャルロットは﹃エル﹄や﹃マダム・エクスプレス﹄といった女性雑誌が好きな女性である。 逢引のアパルトマンでロベールは、シャルロットに対し、夫との離婚と自分との同棲をもちかける。返事は明日でいいと言う。いっしょにロベールのクルマでアパルトマンを出たシャルロットは、途中で下車し、タクシーに乗って飛行場に行く。どうも夫は、自分に私立探偵をつけているようなのだ。シャルロットは夫を迎えに行くのだった。 夜、友人のロジェ・レーナルト︵本人︶との会話で、ロジェはアウシュビッツの話をする。シャルロットは興味がもてない。3人で話し合ううちにシャルロットが知るのは、夫が自分を愛しているのだということだった。 その翌朝、ロベールがシャルロットに電話をしてくる。劇団で地方に出る前に逢いたいと言うのだ。シャルロットはその前に病院に行き、診断を受けると、妊娠3か月であることを知らされる。シャルロットはロベールに、どちらの子なのかわからないと告白する。ふたりは映画館に入り、冒頭だけで映画館を出て、ホテルに行く。 ロベールは、昨日の返事を求めた。シャルロットは子どものことを再度言うが、ロベールは彼女が思うほど、そのことを重く感じていない。シャルロットは怒る。いつしかふたりはジャン・ラシーヌの戯曲﹃ベレニス﹄の台詞を読みあう。スタッフ[編集]
●監督・脚本 : ジャン=リュック・ゴダール ●撮影監督 : ラウール・クタール ●フレーミング : ジョルジュ・リロン ●美術 : アンリ・ノガレ ●録音 : アントワーヌ・ボンファンティ、ルネ・ルヴェール、ジャック・モーモン ●編集 : フランソワーズ・コラン、アニエス・ギュモ ●スクリプター : シュザンヌ・シフマン ●音楽 : ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン ●助監督 : クロード・オトナン=ジラール、ジャン=ピエール・レオ、エレーヌ・カルーギン ●製作主任 : フィリップ・デュサール、モーリス・ユルバン ●製作 : アヌーシュカ・フィルム、オルセー・フィルムキャスト[編集]
●ベルナール・ノエル ︵愛人ロベール役︶ ●マーシャ・メリル ︵妻シャルロット役︶ ●フィリップ・ルロワ ︵夫ピエール役︶ ●クリストフ・ブルセイエ ︵ニコラ役︶ ●ロジェ・レーナルト ︵夫妻の友人ロジェ・レーナルト、本人役︶ ●マルガレ・ル・ヴァン ︵スイミング・プールの女役︶ ●ヴェロニク・デュヴァル ︵スイミング・プールの女役︶ ●リタ・メイデン ︵マダム・セリーヌ役︶ ●ジョルジュ・リロン ︵医者役︶ ●ジャン=リュック・ゴダール ︵ナレーター︶評価[編集]
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは20件のレビューで支持率は85%、平均点は7.90/10となった[3]。脚注[編集]
- ^ a b Une femme mariée - IMDb(英語)
- ^ キネマ旬報DBサイト内の「恋人のいる時間」の項の記述を参照。
- ^ “A Married Woman (1985)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年9月18日閲覧。