柊あおい
柊 あおい | |
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生誕 |
1962年11月22日(61歳) 日本・埼玉県 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1984年 - |
ジャンル | 少女漫画 |
代表作 |
『耳をすませば』 『星の瞳のシルエット』 |
柊 あおい︵ひいらぎ あおい、1962年11月22日 - ︶は、日本の漫画家。
人物[編集]
埼玉県上福岡市︵現・ふじみ野市︶生まれの栃木県下都賀郡壬生町出身。栃木県立栃木女子高等学校、青山学院女子短期大学卒業。現在は北海道函館市在住。3児の母。血液型はAB型[1]。
デビュー前
高校在学中よりTVアニメーションの同人誌作成に携わり、当時のアニメブームの勢いもあり、地方イベントの主催も行った。同人誌時代のペンネーム﹁白砂葵﹂は、彼女が特に好きだったという﹃超電磁ロボ コン・バトラーV﹄の主人公﹁葵豹馬﹂に由来する。
OLとして働きながら﹃りぼん﹄読者コーナー﹁みーやんのとんでもケチャップ﹂のカット描きを続け︵カット描きの後任はさくらももことなった︶、1984年﹃コバルト・ブルーのひとしずく﹄︵﹃りぼんオリジナル﹄1984年初夏の号︶でデビュー。
デビュー後
代表作は﹃星の瞳のシルエット﹄﹃銀色のハーモニー﹄など。デビュー後は暫く集英社の少女漫画月刊誌﹃りぼん﹄で活躍した。
初連載作﹃星の瞳のシルエット﹄が大ヒットするも、連載作二本目となる﹃耳をすませば﹄は設定が少女漫画の割に地味で発表当時は人気が出ず、当初長期連載を想定していたが連載4回目で終了した。しかし掲載された雑誌を見た宮崎駿が﹃耳をすませば﹄を気に入り、1995年に絵コンテ宮崎駿、監督近藤喜文で映画化された。当時柊はジブリ本社の近くに住んでいたため関係は家族ぐるみとなり、後に﹃猫の恩返し﹄の原作である﹃バロン 猫の男爵﹄の制作を依頼される。本作は2002年監督森田宏幸でスタジオジブリによってアニメ映画化された。
2004年には、壬生町立歴史民俗資料館にて原画展﹁柊あおい〜耳をすませば展﹂が催された。
スタジオジブリは原作のある作品を題材にする時と、監督自身が作品を原作する時とがあるが、映画化することを前提に原作作品を外注した事例は﹃猫の恩返し﹄以外には無い。柊は映画化を前提に原作を外注された唯一の作品原作者でもある。なお、映画﹃猫の恩返し﹄の劇中でムタがバロンにハルと何処で逢ったのか訊かれた時に﹁十字街さ﹂と答えるシーンがある。﹃猫の恩返し﹄は神奈川県横浜市が舞台となっているが、柊が住む北海道函館市には﹁十字街﹂と呼ばれる場所が在る。