須賀駅 (東京都)
須賀駅 | |
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すか Suka | |
◄王子 (2.5 km) | |
所在地 |
東京都北区豊島五丁目 北緯35度45分51.9秒 東経139度45分1.3秒 / 北緯35.764417度 東経139.750361度座標: 北緯35度45分51.9秒 東経139度45分1.3秒 / 北緯35.764417度 東経139.750361度 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 東北本線貨物支線(須賀線) |
キロ程 | 2.5 km(王子起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)12月20日 |
廃止年月日 | 1971年(昭和46年)3月1日 |
備考 | 貨物専用駅 |
須賀駅︵すかえき︶は、かつて東京都北区豊島五丁目にあった日本国有鉄道︵国鉄︶東北本線貨物支線︵通称‥須賀線︶の貨物駅︵廃駅︶である[1]。須賀線の終着駅であった。
歴史[編集]
須賀線は大日本人造肥料︵現・日産化学工業︶の専用鉄道として1926年︵大正15年︶に開通していたが、当駅は設置されていなかった。専用鉄道沿線に陸軍造兵廠豊島貯弾場が設置されたことにより、専用鉄道が1927年︵昭和2年︶に買収・国有化され、鉄道省︵後・日本国有鉄道︶東北本線貨物支線︵須賀線︶の貨物駅として正式に開業する。太平洋戦争後も工場の進出により貨物輸送量は増加するが、1969年︵昭和44年︶以降、公害問題により周辺の各工場が移転・撤退することになり、貨物輸送がなくなった須賀線は廃止になり、当駅も廃止となった。年表[編集]
●1926年︵大正15年︶9月22日 大日本人造肥料専用鉄道が開通。 ●1927年︵昭和2年︶12月20日 専用鉄道国有化、王子駅 - 当駅間開業に伴い開業[2][3]。 ●1971年︵昭和46年︶ ●1月19日 王子駅 - 当駅間最終列車運転。 ●3月1日 王子駅 - 当駅間廃止に伴い廃止[3][4]。駅構造[編集]
地上駅であり、各工場内へ伸びる引き込み線があった。駅周辺[編集]
当駅は日産化学工業の工場敷地内にあったが、日産化学工業の工場が千葉県へ移転した後、跡地は豊島五丁目団地となっている。 ●東京都道307号王子金町江戸川線 ●豊島五丁目公園 ●豊島橋 ●隅田川 ●北区立としま若葉小学校廃止後の現状[編集]
当駅および路盤があった一帯は豊島五丁目団地となっており、痕跡を見つけることはできない。その他[編集]
1954年︵昭和29年︶頃、北区役所が須賀線への国電乗り入れ構想を練っていたとしている[5]。当駅以外に中間駅を2駅設置する予定もあったが、実現には至らなかった。隣の駅[編集]
- 日本国有鉄道
- 東北本線貨物支線(須賀線)
- 王子駅 - (貨)須賀駅
脚注[編集]
(一)^ 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
(二)^ ﹁鉄道省告示第294号﹂﹃官報﹄1927年12月17日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
(三)^ ab今尾恵介︵監修︶﹃日本鉄道旅行地図帳﹄ 3関東1、新潮社、2008年、26頁。ISBN 978-4-10-790021-0。
(四)^ 1971年︵昭和46年︶2月13日日本国有鉄道公示第50号﹁貨物運輸営業の廃止の件﹂
(五)^ “北区の部屋だより 第52号” (PDF). 北区役所 (2013年11月). 2014年3月27日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 1948年3月29日米軍撮影の空中写真 - 地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)
- 日産化学工業の工場敷地の南側に須賀線が見える。