飛鳥の石造物

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主な石造物[編集]

猿石(明日香村下田平)
猿石"山王権現"

170215西



190336調










がうずくまったように見える巨石。
亀形石造物
亀形石造物

199810[3][4]



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飛鳥寺の南西の飛鳥川の東岸にあり、地蔵菩薩を思わせる形状をしている。高さ約2メートル、幅約1メートル。条里制の標石とも言われるが確かな用途は不明である。この石を拝むと下半身の病気が治るという伝説があり、現在は石を被う祠が建てられ信仰の対象となっている。
須弥山石
須弥山石
1902年(明治35年)、明日香村石神の田から発掘された(石神遺跡)。浮き彫りがほどこされた石を3段に積み上げられた噴水装置だが、外側の模様や内部の水路がつながらないことなどから本来は4段ないし5段であったと推測されている。『日本書紀』には斉明天皇外国からの使者を迎えて須弥山石のもとで饗宴を開いたことが記されており、文献と一致する唯一の石造物。飛鳥資料館では実物の他に、4段に復元したものが展示されている。
酒船石(明日香村岡)
酒船石
上部に幾何学的なが掘られた石。後年、出水から出土したものと区別するため、岡の酒船石と呼ばれることもある。
出水酒船石

19165521[6]



19351010[7][8][9]







沿











1[10]10[11]



橿


明日香村野口・平田にある石造物。宮内庁により欽明天皇檜隈坂合陵の陪冢に治定されている。
益田岩船(橿原市白橿町)
益田岩船

橿橿

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(一)^ 西  -- 1991p.202

(二)^    ()  1987pp.19-24

(三)^ 2002pp.107-108

(四)^  2003, pp. 192197

(五)^ p.75 200511

(六)^  : 西39西199998-9CRID 1050288248186315776hdl:10112/00024108ISSN 09131906 <

(七)^ 6 - ()  1987pp.129-132

(八)^ 41982578

(九)^  2003, pp. 15-16175

(十)^  1933p.43

(11)^   1978 p.256-257

参考文献[編集]

  • 飛鳥資料館 図録35『あすかの石造物』(2000年)
  • 河上邦彦『飛鳥を掘る』講談社〈講談社選書メチエ〉、2003年。ISBN 4-06-258258-9 
  • 河上邦彦 『飛鳥発掘物語』(2004年、扶桑社)
  • 別冊太陽 『飛鳥 古代への旅』(2005年、平凡社)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]