2000年の文学
2000年 こちらもご覧下さい |
---|
社会 |
政治 経済 法 労働 教育 交通 |
文化と芸術 |
文学 芸術 音楽 映画 日本公開映画 出版 日本のテレビ ラジオ |
スポーツ |
スポーツ 野球 サッカー 相撲 バレー バスケ 自転車競技 日本競馬 |
科学と技術 |
科学 気象・地象・天象 台風 道路 鉄道 航空 |
地域 |
日本 日本の女性史 |
各年の文学 |
1990 1991 1992 1993 1994 |
1995 1996 1997 1998 1999 |
2000 2001 2002 2003 2004 |
2005 2006 2007 2008 2009 |
■ヘルプ |
2000年の文学︵2000ねんのぶんがく︶は、2000年︵平成12年︶の文学についてまとめた記事である。
できごと[編集]
●1月4日 - 三島由紀夫が決起の際に、残された楯の会会員・本多清︵旧姓・倉持︶に宛てた遺書が新聞各紙に公開される[1]。 ●1月14日 - 第122回芥川龍之介賞・直木三十五賞︵1999年下半期︶の選考委員会開催。 ●2月21日 - 大平光代の ﹃だから、あなたも生きぬいて﹄︵講談社︶が発売される[2]。同書はトーハン発表の﹁2000年年間ベストセラー﹂総合1位を記録した[3]。 ●7月27日 - 三島家に保存されていた三島由紀夫の少年期の詩のノート15冊が、平岡威一郎より新潮社編集部に託される︵詩ノートは9月4日に朝日新聞で紹介︶[4]。 ●11月1日 - ﹃決定版 三島由紀夫全集﹄︿全42巻+補巻1、別巻1﹀が新潮社より刊行開始される︵2006年4月まで︶[5]。賞[編集]
芥川賞・直木賞[編集]
第122回︵1999年下半期︶ ●芥川賞 - 玄月﹃蔭の棲みか﹄、藤野千夜﹃夏の約束﹄ ●直木賞 - なかにし礼﹃長崎ぶらぶら節﹄ 第123回︵2000年上半期︶ ●芥川賞 - 町田康﹃きれぎれ﹄、松浦寿輝﹃花腐し﹄ ●直木賞 - 船戸与一﹃虹の谷の五月﹄、金城一紀﹃GO﹄その他の賞[編集]
●谷崎潤一郎賞︵第36回︶ - 辻原登﹃遊動亭円木﹄、村上龍﹃共生虫﹄ ●泉鏡花文学賞︵第28回︶ - 多和田葉子﹃ヒナギクのお茶の場合﹄2000年の本[編集]
小説[編集]
●赤坂真理 ﹃ミューズ﹄︵文藝春秋︶ ●池澤夏樹 ﹃すばらしい新世界﹄︵中央公論新社︶ ●伊坂幸太郎 ﹃オーデュボンの祈り﹄︵新潮社︶ ●石牟礼道子 ﹃潮の呼ぶ声﹄︵毎日新聞社︶ ●宇江佐真理 ﹃雷桜﹄︵角川書店︶ ●金井美恵子 ﹃彼女︵たち︶について私の知っている二、三の事柄﹄︵朝日新聞社︶ ●田口ランディ ﹃コンセント﹄︵幻冬舎︶ ●多和田葉子 ﹃ヒナギクのお茶の場合﹄︵新潮社︶ ●津島佑子 ﹃笑いオオカミ﹄︵新潮社︶ ●猫田道子 ﹃うわさのベーコン﹄︵太田出版︶ ●野沢尚 ﹃深紅﹄︵講談社︶ ●林京子 ﹃長い時間をかけた人間の経験﹄︵講談社︶ ●藤野千夜 ﹃夏の約束﹄︵講談社︶ ●松浦理英子 ﹃裏ヴァージョン﹄︵筑摩書房︶ ●村上春樹 ﹃神の子どもたちはみな踊る﹄︵新潮社︶ ●山本文緒 ﹃プラナリア﹄︵文藝春秋︶ ●吉本ばなな ﹃不倫と南米﹄︵幻冬舎︶その他[編集]
●いしかわじゅん ﹃鉄槌!﹄︵角川書店︶ ●江川紹子 ﹃魂の虜囚 オウム事件はなぜ起きたか﹄︵中央公論新社︶ ●大平光代 ﹃だから、あなたも生きぬいて﹄︵講談社︶ ●川島幸希 ﹃英語教師 夏目漱石﹄︵新潮選書︶ ●岸本佐知子 ﹃気になる部分﹄︵白水社︶ ●富岡多恵子 ﹃釋迢空ノート﹄︵岩波書店︶ ●原武史 ﹃大正天皇﹄︵朝日新聞社︶ ●丸谷才一 ﹃闊歩する漱石﹄︵講談社︶ ●三島由紀夫 ﹃三島由紀夫詩集﹄︵山中湖文学の森 三島由紀夫文学館︶ ●村上春樹、柴田元幸 ﹃翻訳夜話﹄︵文春新書︶ ●村上春樹、ティム・オブライエンほか ﹃月曜日は最悪だとみんなは言うけれど﹄︵中央公論新社︶死去[編集]
●1月19日 - 牧羊子、大阪府出身の詩人・随筆家。開高健の妻。76歳没。 ●1月27日 - 大原富枝、高知県出身の小説家。87歳没。 ●1月29日 - 乾信一郎、米国シアトル出身の小説家、翻訳家。93歳没。 ●2月12日 - チャールズ・M・シュルツ、米国の漫画家。77歳没。 ●2月26日 - 田中小実昌、日本の小説家。74歳没。 ●3月10日 - ジョン・スラデック、米国の小説家。62歳没。 ●3月27日 - 河盛好蔵、大阪府出身のフランス文学者。97歳没。 ●4月22日 - 永川玲二、日本の英米文学者・翻訳家。72歳没。 ●4月28日 - ペネロピ・フィッツジェラルド、イギリスの小説家。1979年にブッカー賞を受賞した。83歳没。 ●5月21日 - バーバラ・カートランド、イギリスの小説家。98歳没。 ●9月2日 - カート・シオドマク、ドイツ出身のユダヤ系の小説家・脚本家。98歳没。 ●9月28日 - 曽根元吉、日本の翻訳家・編集者。87歳没。 ●12月19日 - 如月小春、東京都出身の劇作家。44歳没。 ●12月20日 - 江崎俊平、福岡県出身の小説家。74歳没。 ●12月28日 - 斎藤十一、日本の編集者、実業家。86歳没。脚注[編集]
- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年1月4日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 368)
- ^ 『だから、あなたも生きぬいて』(大平光代)|講談社BOOK倶楽部
- ^ トーハン調べ 2000年 年間ベストセラー
- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年7月27日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 369)
- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年11月1日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 369)
参考文献[編集]
- 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。