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2022年のオリックス・バファローズのリーグ優勝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オリックス・バファローズ > 2022年のオリックス・バッファローズ > 2022年のオリックス・バファローズのリーグ優勝

2022年のオリックス・バファローズのリーグ優勝では、2022年シーズンにおけるパシフィック・リーグ(以下「パ・リーグ」)のリーグ戦最終日にオリックス・バファローズ(以下「オリックス」)が首位福岡ソフトバンクホークス(以下「ソフトバンク」)に勝敗引き分け数が並んだことによって、リーグ規定によりマジック未点灯のままリーグ優勝を達成することとなった優勝事例について取り上げる。

リーグ戦最終日までの経緯[編集]


20212022西西調51111.5618西[ 1]72092[1]

7813[ 2]西94380[2]西929

930(2121101西1.0
2022年10月1日(パ・リーグ最終日前日)終了時点での各球団の勝敗数
順位 球団 勝率 首位とのゲーム差
1 福岡ソフトバンクホークス 76 64 2 .543 M1
2 オリックス・バファローズ 75 65 2 .536 1.0
3 埼玉西武ライオンズ 72 67 3 .518 3.5
4 東北楽天ゴールデンイーグルス 69 70 3 .496 6.5
5 千葉ロッテマリーンズ 68 73 1 .482 8.5
6 北海道日本ハムファイターズ 58 81 3 .417 17.5

2(1)(2)(3)1011510102(1)[3]

[3]

6102

リーグ戦最終日(10月2日)[編集]

オリックス 対 楽天 最終戦[編集]

2022年 オリックス・バファローズ 対 東北楽天ゴールデンイーグルス 25回戦
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
オリックス・バファローズ 0 0 0 0 3 0 0 0 2 5 9 0
東北楽天ゴールデンイーグルス 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 7 0
開催日時 2022年10月2日 (21か月前) (2022-10-02)
開催球場 楽天生命パーク宮城
監督
観客数 25,339人[4]
試合時間 3時間24分[4]
テンプレートを表示

18014420-2ZOZO1-0591313-29925-295-2[5]
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
オリックス 0 0 0 0 3 0 0 0 2 5 9 0
楽天 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 7 0
  1. オ:田嶋(3回0/3)、比嘉(0回0/3)、宇田川(2回)、山﨑颯(2回)、ワゲスパック(1回)、阿部(1回)
  2. 楽:田中将(5回)、宮森(1回)、宋家豪(1回)、松井裕(1回)、安樂(1回)
  3. 勝利:宇田川(2勝1敗)  
  4. セーブ:阿部(3S)
    オリックス
    打順守備選手
    1[中]左福田周平
    2[三]宗佑磨
    3[右]一中川圭太
    4[左]吉田正尚
    佐野皓大
    5[二]西野真弘
    大城滉二
    6[一]頓宮裕真
    小田裕也
    7[遊]紅林弘太郎
    8[指]来田涼斗
    打指山足達也
    打指杉本裕太郎
    9[捕]伏見寅威
    楽天
    打順守備選手
    1[遊]小深田大翔
    2[二]渡邊佳明
    3[指]浅村栄斗
    4[左]島内宏明
    5[中]辰己涼介
    6[捕]炭谷銀仁朗
    7[一]ギッテンス
    8[三]茂木栄五郎
    9[右]田中和基
    銀次

  

  • 敗戦:田中将(9勝12敗)  
  • 試合終了時間は21時25分であり、首位ソフトバンクはロッテと対戦中であった為、オリックスはロッテが勝利した場合に優勝する状況となる。

    ソフトバンク 対 ロッテ 最終戦[編集]

    2022年 福岡ソフトバンクホークス 対 千葉ロッテマリーンズ 25回戦
      1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
    福岡ソフトバンクホークス 1 0 0 1 0 0 0 1 0 3 8 1
    千葉ロッテマリーンズ 0 0 0 0 0 3 2 0 X 5 8 1
    開催日時 2022年10月2日 (21か月前) (2022-10-02)
    開催球場 ZOZOマリンスタジアム
    監督
    観客数 29,312人[6]
    試合時間 3時間27分[6]
    テンプレートを表示

    1800ZOZO1111-044122-061,263312-3734232-58413-52923-5[5]
      1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
    ソフトバンク 1 0 0 1 0 0 0 1 0 3 8 1
    ロッテ 0 0 0 0 0 3 2 0 X 5 8 1
    1. ソ:板東(5回)、(1回)、甲斐野(0回2/3)、嘉弥真(0回0/3)、津森(0回1/3)、大関(1回)
    2. ロ:小島(5回)、岩下(1回)、東條(1回)、小野(1回)、オスナ(1回)
    3. 勝利:岩下(1勝0敗)  
    4. セーブ:オスナ(10S)  
    5. 敗戦:泉(0勝2敗)  
    6. 本塁打
      ソ:三森9号(1回表1点・小島)、柳田24号(4回表1点・小島)
      ロ:山口16号(6回裏3点・泉)
      ソフトバンク
      打順守備選手
      1[二]三森大貴
      2[遊]今宮健太
      3[中]牧原大成
      4[右]柳田悠岐
      5[指]デスパイネ
      走指野村勇
      6[一]中村晃
      7[左]グラシアル
      8[三]周東佑京
      9[捕]甲斐拓也
      柳町達
      ロッテ
      打順守備選手
      1[中]髙部瑛斗
      2[左]藤原恭大
      柿沼友哉
      3[指]中村奨吾
      4[三]安田尚憲
      5[一]井上晴哉
      6[右]山口航輝
      小川龍成
      7[二]池田来翔
      打右山本大斗
      8[遊]茶谷健太
      9[捕]松川虎生
      走左和田康士朗

    試合終了時間は21時27分。オリックス対楽天の試合終了からわずか2分後であった。

    2試合の時間経過[編集]

    [5]

    オリックスvs楽天 時刻 ソフトバンクvsロッテ
    試合内容 スコア スコア 試合内容
    18:00 1-0ロ 試合開始。ソ三森が先頭打者本塁打
    試合開始 オ0-0楽 18:01 ソ1-0ロ
    オ0-0楽 18:57 2-0ロ 柳田がソロ本塁打
    ギッテンスが適時打 オ0-2 19:13 ソ2-0ロ
    伏見が適時打 1-2楽 19:39 ソ2-0ロ
    福田が逆転適時打 3-2楽 19:41 ソ2-0ロ
    オ3-2楽 20:05 ソ2-3 山口が逆転3ラン本塁打
    オ3-2楽 20:37 ソ2-5 中村奨・ロ安田が連続適時打
    オ3-2楽 20:57 3-5ロ 柳田が適時打
    伏見が適時打 5-2楽 21:13 ソ3-5ロ
    試合終了。オリックスの勝利 オ5-2楽 21:25 ソ3-5ロ
    オ5-2楽 21:27 ソ3-5ロ 試合終了。ロッテの勝利

    オリックスの優勝決定[編集]


    117665212120212232036[7][8]
    2022年パシフィック・リーグ最終成績
    順位 球団 勝率
    1位 オリックス・バファローズ 76 65 2 .539 優勝
    2位 福岡ソフトバンクホークス 76 65 2 .539 0.0
    3位 埼玉西武ライオンズ 72 68 3 .514 3.5
    4位 東北楽天ゴールデンイーグルス 69 71 3 .493 6.5
    5位 千葉ロッテマリーンズ 69 73 1 .486 7.5
    6位 北海道日本ハムファイターズ 59 81 3 .421 16.5
    • 1位と2位の順位決定は直接対決の成績による


    その他[編集]

    優勝決定後のオリックス[編集]

    クライマックスシリーズ[編集]

    優勝したオリックスはクライマックスシリーズに進出し、日本一決定戦である日本シリーズ進出を賭けて、クライマックスシリーズのファーストステージ[注 3]を勝ち進んだソフトバンクとファイナルステージ[注 4]で戦うことになる。優勝球団に1勝のアドバンテージが与えられているため2勝1分以上でオリックスが日本一となる状況下、3勝1敗でソフトバンクを下し、日本シリーズへの進出権を手にした。

    日本シリーズ[編集]


    1212302145[ 5]6332175849944421199626[ 6][ 7]

    []

    2[]


    24[3]
    年月日 球団 スコア 対戦相手 優勝球団
    1968年10月11日 阪急[注 8](1位) 3-2 東京[注 9] 阪急
    南海[注 10](1位) 4-6 近鉄[注 11]
    1973年10月22日 巨人(2位) 9-0 阪神(1位) 巨人
    1994年10月8日 巨人(1位) 6-3 中日(1位) 巨人
    2022年10月2日 ソフトバンク(1位) 3-5 ロッテ オリックス
    オリックス(2位) 5-2 楽天

    197310229V9

    1994108[ 12]10.8

    []


    6[3]
    年月日 球団 スコア 対戦相手 備考
    1946年11月5日 グレート[注 13](1位) 4-7 中部日本[注 14]
    1952年10月9日 南海(1位) 6-1 大映[注 15]
    1963年10月20日 西鉄[注 16](1位) 2-0 近鉄
    1964年9月30日 阪神(1位) 12-3 中日 ダブルヘッダー1戦目で優勝決定
    1982年10月18日 中日(1位) 8-0 大洋[注 17](1位)
    2022年10月2日 オリックス(2位) 5-2 楽天

    リーグ戦最終日に優勝決定した事例は1982年(中日)以来40年ぶりであり、パ・リーグでは1963年(西鉄)以来59年ぶりである。なお、前日まで2位だった球団がリーグ戦最終日に逆転優勝したのは2022年のオリックスが初である。

    オリックスの過去の連覇記録[編集]

    オリックスは、かつて球団名が「オリックス・ブルーウェーブ」だった1995年と1996年に2連覇をしている。そのため、2022年シーズンの連覇は、26年ぶりの連覇となった。

    前身球団も含めたオリックスの連覇記録を以下に示す。ただし2004年に吸収合併した大阪近鉄バファローズとその前身球団はオリックスにとって傍系の前身球団であるとされるため、分けて記載する。

    球団名 優勝年 連覇 日本シリーズの結果
    阪急ブレーブス 1967 V3 日本シリーズ敗北
    1968
    1969
    1971 V2
    1972
    1975 V4 日本一
    1976
    1977
    1978 日本シリーズ敗北
    オリックス・ブルーウェーブ 1995 V2 日本シリーズ敗北
    1996 日本一
    オリックス・バファローズ 2021 V3(継続中) 日本シリーズ敗北
    2022 日本一
    2023 日本シリーズ敗北
    球団名 優勝年 連覇 日本シリーズの結果
    近鉄バファローズ 1979 V2 日本シリーズ敗北
    1980

    []


    11.511.5201611.56451963西西14.5[5]

    12193619372西1986198833[5]

    2020202122197519761977202020212022[ 18]3[5]

    325910102320082019西11[5]

    1966[ 19]5621966NPB

    []


    2022

    10.8

    []

    注釈[編集]



    (一)^ 2022420225DeNA4

    (二)^ 西6

    (三)^ PayPay

    (四)^ 

    (五)^ 9

    (六)^ 

    (七)^ 2019841985DeNA19983

    (八)^ 

    (九)^ 

    (十)^ 

    (11)^ 2004

    (12)^ 12969600

    (13)^ 

    (14)^ 

    (15)^ 1958

    (16)^ 西西

    (17)^ DeNA

    (18)^ 2022925

    (19)^ 1966512西6196679513.608

    出典[編集]



    (一)^ 2022103125

    (二)^ 1230 10038. . 202336

    (三)^ abcd2022103121

    (四)^ ab2022102   vs.  . 2022104

    (五)^ abcdefg2022105

    (六)^ ab2022102   vs.  . 2022104

    (七)^ 3 -  : . nikkansports.com. 2023916

    (八)^ File.12036 V | . ONLINE. 2023916