要石(読み)カナメイシ

デジタル大辞泉 「要石」の意味・読み・例文・類語

かなめ‐いし【要石】

 
1鹿()()
2 
3 ()()
4 
[]2()()()()()  

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精選版 日本国語大辞典 「要石」の意味・読み・例文・類語

かなめ‐いし【要石】

 

(一)[1]   
(一) 鹿
(一)[](1663)
[  ]︿" />
[  ]︿
(三)[]鹿()(1714)
(二) 
(一)[]()(1770)
(三) 
(四) ()1906
(二)[2] 鹿使()
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「要石」の意味・わかりやすい解説

要石
かなめいし


鹿()鹿2515鹿鹿()()()()


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「要石」の意味・わかりやすい解説

要石
かなめいし
keystone

建築用語。アーチ,ボールトの頂部を飾る迫石 (せりいし) 。アーチの両側の力の持合う部分で,壁面から突き出していることが多く,また装飾的な彫刻が施されているのが普通である。アーチやボールトの安定性はこの石にかかっており,これを抜取るとくずれるのでこの名がある。

要石
かなめいし

茨城県の鹿島神宮境内にある石。祭神たるタケミカズチノカミが降臨したとき坐した石で,地震を防ぐと伝えられる。

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世界大百科事典(旧版)内の要石の言及

【地震】より

…東南アジアや東アジアには,世界魚または世界蛇が多い。茨城県鹿島地方の鹿島神宮には要石(かなめいし)があって,鹿島明神が世界魚である鯰(なまず)の頭と尾を押さえつけているという俗信がある。要石が鯰を押さえている釘(くぎ)で,これがゆるくなると鯰が動き地震が起こるというのである。…

【ナマズ(鯰)】より


鹿︿

【封】より

…あるものを空間的に閉じこめ,内外の空間の間の相互干渉を遮断するためのしるし。この空間は,文書の封のように物理的に設定されたものもあれば,たとえば地震鯰を封じこめるために鹿島神宮の要石によって作られたそれのように,呪術的に設定されたものもあった。文書の場合,現在の封筒のようにして作られた空間の封じ目に,〆や封などのしるしを印判や手書きで加えることによって封が完成するが,このしるし自体に空間を守る呪力がそなわっており,したがって封印で守られる空間も単なる物理的なそれではないと意識されていたところに,前近代の封の特質がある。…

※「要石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」