「勝鬨橋」の版間の差分
→勝鬨橋が登場する作品: 映画を公開順に並べ替えた。 |
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勝鬨橋の工事は[[1933年]]に着工し、[[1940年]][[6月14日]]に完成。1940年に﹁[[紀元二千六百年記念行事|皇紀2600年]]﹂を記念して月島地区で開催予定であった[[紀元2600年記念日本万国博覧会|日本万国博覧会]]へのアクセス路とする計画の一環でもあったため、格式ある形式、かつ日本の技術力を誇示できるような橋が求められた。そのため、[[イギリス]]や[[ドイツ]]等から技術者を導入せず、全て[[日本人]]の手で設計施工を行った。結果的に博覧会は[[日中戦争]]の激化などもあって軍部の反対により中止されたが、勝鬨橋は無事完成し﹁東洋一の可動橋﹂と呼ばれるほどの評判を得た。当初から[[路面電車]]用のレールが敷設されており、[[1947年]]から[[1968年]]まで橋上を[[東京都電車|都電]]が通行していた。
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勝鬨橋の工事は[[1933年]]に着工し、[[1940年]][[6月14日]]に完成。1940年に﹁[[紀元二千六百年記念行事|皇紀2600年]]﹂を記念して月島地区で開催予定であった[[紀元2600年記念日本万国博覧会|日本万国博覧会]]へのアクセス路とする計画の一環でもあったため、格式ある形式、かつ日本の技術力を誇示できるような橋が求められた。そのため、[[イギリス]]や[[ドイツ]]等から技術者を導入せず、全て[[日本人]]の手で設計施工を行った。結果的に博覧会は[[日中戦争]]の激化などもあって軍部の反対により中止されたが、勝鬨橋は無事完成し﹁東洋一の可動橋﹂と呼ばれるほどの評判を得た。当初から[[路面電車]]用のレールが敷設されており、[[1947年]]から[[1968年]]まで橋上を[[東京都電車|都電]]が通行していた。
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設置当初は1日に5回、1回につき20分程度跳開していた。この頻度はほぼ[[1953年]]頃まで続いたが、船舶通航量の減少と[[高度経済成長#日本の高度経済成長|高度経済成長]]の進展で道路交通量が増大したことで次第に跳開する回数は減少し、上流に[[佃大橋]]︵開閉機構を持たず桁高も両岸堤防ぎりぎり︶が建設された[[1964年]]以降、船舶通航の需要は乾倉庫︵現‥[[乾汽船]]︶にほぼ限定され、開閉回数は年間100回を下回るようになった。[[1967年]]には通航のための最後の跳開が行われた。その後は年に一度ほど試験のため跳開されていたが、航行する大型船舶がなくなったことや交通量の著しい増加などの理由で[[1970年]][[11月29日]]を最後に開閉が停止となり |
設置当初は1日に5回、1回につき20分程度跳開していた。この頻度はほぼ[[1953年]]頃まで続いたが、船舶通航量の減少と[[高度経済成長#日本の高度経済成長期|高度経済成長]]の進展で道路交通量が増大したことで次第に跳開する回数は減少し、上流に[[佃大橋]]︵開閉機構を持たず桁高も両岸堤防ぎりぎり︶が建設された[[1964年]]以降、船舶通航の需要は乾倉庫︵現‥[[乾汽船]]︶にほぼ限定され、開閉回数は年間100回を下回るようになった。[[1967年]]には通航のための最後の跳開が行われた。その後は年に一度ほど試験のため跳開されていたが、航行する大型船舶がなくなったことや交通量の著しい増加などの理由で[[1970年]][[11月29日]]を最後に開閉が停止となり、[[1980年]]には電力供給も停止された<ref>現存する制御機器において[[継電器]]など半数以上の機器が、最終跳開後ではあったが電力供給が行われていた時期である[[1973年]]製の機器に交換されている。</ref>。なお、開閉停止後の[[1975年]]には船舶の開閉部接触事故が発生し、午前中に一時的に開閉されたことがある{{要出典|date=2022年2月}}。
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かつて、勝鬨橋の架替プランが検討されたことがあったが、[[任意団体]]「勝鬨橋をあげる会」の活動や、その追い風を受けた都庁内の保存派の影響力で見送られた<ref name="dai39gou"/>。 |
かつて、勝鬨橋の架替プランが検討されたことがあったが、[[任意団体]]「勝鬨橋をあげる会」の活動や、その追い風を受けた都庁内の保存派の影響力で見送られた<ref name="dai39gou"/>。 |
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[[1998年]] |
[[1998年]]より夜間に[[ライトアップ]]が行われている。 |
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橋のたもとの築地側にはかつての変電所を改装し、[[財団法人]]東京都道路整備保全公社が運営する﹁かちどき橋の資料館﹂が[[2005年]][[4月]]に開館し、勝鬨橋に関する情報を得ることができる︵開館日‥火・木・金・土。入場無料︶。また、定期的に橋梁設備の見学会が行われている。
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橋のたもとの築地側にはかつての変電所を改装し、[[財団法人]]東京都道路整備保全公社が運営する﹁かちどき橋の資料館﹂が[[2005年]][[4月]]に開館し、勝鬨橋に関する情報を得ることができる︵開館日‥火・木・金・土。入場無料︶。また、定期的に橋梁設備の見学会が行われている。
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[[2006年]][[4月24日]]には、東京都が依託した[[土木学会]]の調査研究小委員会により、勝鬨橋の開閉に技術的な問題は無いとの報告が出た<ref>『勝鬨橋 再オープンOK 調査委「技術的問題ない」』 - 産経新聞 2006年4月25日< |
[[2006年]][[4月24日]]には、東京都が依託した[[土木学会]]の調査研究小委員会により、勝鬨橋の開閉に技術的な問題は無いとの報告が出た<ref>『勝鬨橋 再オープンOK 調査委「技術的問題ない」』 - 産経新聞 2006年4月25日</ref><ref>[http://www.tokyochuo.net/news/press/2006/05_15/press_03.html 勝どき橋に診断くだる 跳開に技術の問題なし] - 中央区民新聞 2006年5月15日発行</ref>。 |
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[[2007年]][[6月18日]]、[[都道府県]]の道路橋として初めて、[[清洲橋]]・[[永代橋]]と共に勝鬨橋が[[日本|国]]の[[重要文化財]]([[建造物]])に指定された。 |
[[2007年]][[6月18日]]、[[都道府県]]の道路橋として初めて、[[清洲橋]]・[[永代橋]]と共に勝鬨橋が[[日本|国]]の[[重要文化財]]([[建造物]])に指定された。 |
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== 構造・運用 == |
== 構造・運用 == |
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[[File:Kachidoki bashi powerunit.jpg|thumb|270px|かちどき橋の資料館内発電ユニット]] |
[[File:Kachidoki bashi powerunit.jpg|thumb|270px|かちどき橋の資料館内発電ユニット]] |
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橋の両端部は[[アーチ橋]]となっており、中央部が上方に開く構造となっている。開く角度は最大70度、約70秒で全開になる。片側だけ開く操作も可能である。開閉機構を駆動する[[電動機]]は速度制御の容易な[[直流]]式を採用したが、当時は大電力の[[整流器|整流]]手段が未発達であったため、電力網から供給される3300[[ボルト (単位)|V]]の[[交流]]で電動機を回転させて[[直流発電機]]を駆動し、任意の電圧の直流を得る[[分巻整流子電動機#速度制御・始動法|ワード・レオナード方式]]が用いられた。[[電動機|モーター]]は、出力が125馬力で2台あり、使用状況は通常は1台ずつ、[[強風]]や[[降雪]]など天候・環境の悪化した時は2台ずつで行った<ref name="asahi20101028">[http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000461010280001 らんどまあく@東京‥勝鬨橋] - asahi.com︵朝日新聞︶ 2010年10月28日</ref>。開閉機構の機械は中央部の橋梁内部に収められており、前述の[[交流電動機]]と直流発電機は専用の変電設備︵現‥かちどき橋の資料館︶に設置されていた。
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橋の両端部は[[アーチ橋]]となっており、中央部が上方に開く構造となっている。開く角度は最大70度、約70秒で全開になる。片側だけ開く操作も可能である。開閉機構を駆動する[[電動機]]は速度制御の容易な[[直流]]式を採用したが、当時は大電力の[[整流器|整流]]手段が未発達であったため、電力網から供給される3300[[ボルト (単位)|V]]の[[交流]]で電動機を回転させて[[直流発電機]]を駆動し、任意の電圧の直流を得る[[分巻整流子電動機#速度制御・始動法|ワード・レオナード方式]]が用いられた。[[電動機|モーター]]は、出力が125馬力で2台あり、使用状況は通常は1台ずつ、[[強風]]や[[降雪]]など天候・環境の悪化した時は2台ずつで行った<ref name="asahi20101028">[http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000461010280001 らんどまあく@東京‥勝鬨橋] - asahi.com︵朝日新聞︶ 2010年10月28日</ref>。開閉機構の機械は中央部の橋梁内部に収められており、前述の[[交流電動機]]と直流発電機は専用の変電設備︵現‥{{仮リンク|かちどき 橋の資料館|wikidata|Q109160363}}︶に設置されていた。
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本橋の開閉部は[[ヒンジ]]構造となっているため比較的揺れや振動が生じやすく<ref>{{PDFlink|[http://www.central-con.co.jp/pict_biss/4_2.pdf 勝鬨橋詳細点検業務]}} - セントラルコンサルタント</ref> 、その機構や特徴ゆえに勝鬨橋はこの規模の交通量の橋としては強度が弱く、特殊車両の通行許可は40tまでに限定されている。開閉部の合わせ目は、運用当時から電動式のロックピン機構が備わり、現在もこのロックピンによって固定されているので、合わせ目に立ったとしても振動によるズレが感じられることがない。 |
本橋の開閉部は[[ヒンジ]]構造となっているため比較的揺れや振動が生じやすく<ref>{{PDFlink|[http://www.central-con.co.jp/pict_biss/4_2.pdf 勝鬨橋詳細点検業務]}} - セントラルコンサルタント</ref> 、その機構や特徴ゆえに勝鬨橋はこの規模の交通量の橋としては強度が弱く、特殊車両の通行許可は40tまでに限定されている。開閉部の合わせ目は、運用当時から電動式のロックピン機構が備わり、現在もこのロックピンによって固定されているので、合わせ目に立ったとしても振動によるズレが感じられることがない。 |
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== 事業担当企業・自治体 == |
== 事業担当企業・自治体 == |
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[[File:Kachidoki bridge.JPG|thumb|300px|川下から]] |
[[File:Kachidoki bridge.JPG|thumb|300px|川下から([[築地大橋]]架設前)]] |
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* 事業主体 - [[東京市]] |
* 事業主体 - [[東京市]] |
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* 橋桁製作 |
* 橋桁製作 |
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* 『[[ゴジラ (1954年の映画)|ゴジラ]]』 |
* 『[[ゴジラ (1954年の映画)|ゴジラ]]』 |
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** 東京を蹂躙し、海へ帰ろうとする[[ゴジラ (初代)|ゴジラ]]によってひっくり返された。 |
** 東京を蹂躙し、海へ帰ろうとする[[ゴジラ (初代)|ゴジラ]]によってひっくり返された。 |
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* 『[[ |
* 『[[麻雀放浪記]]』 |
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** ミニチュアで開いている様子を再現し、手前に人物を合成している。 |
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** 1973年の[[映画]]版に登場。第二関東大震災の本震でねじれて崩壊した。 |
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* 『[[ミカドロイド]]』 |
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** [[東京大空襲]]の場面に登場。 |
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* 『[[地震列島]]』 |
* 『[[地震列島]]』 |
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** マグニチュード7.9の大震災でねじれて崩壊する。映像は |
** マグニチュード7.9の大震災でねじれて崩壊する。映像は[[日本沈没]]からの流用であった。 |
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; テレビドラマ |
; テレビドラマ |
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* 『[[帰ってきたウルトラマン]]』 |
* 『[[帰ってきたウルトラマン]]』 |
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** 第1話に登場。[[タッコング]]と[[帰ってきたウルトラマンの登場怪獣#ヘドロ怪獣 ザザーン|ザザーン]]との戦いに巻き込まれ破壊されてしまった。 |
** 第1話に登場。[[タッコング]]と[[帰ってきたウルトラマンの登場怪獣#ヘドロ怪獣 ザザーン|ザザーン]]との戦いに巻き込まれ破壊されてしまった。 |
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* [[ |
* 『[[ソナギ~雨上がりの殺意]]』 |
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** 2002年に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]と[[文化放送 (韓国)|韓国文化放送]]が共同制作したドラマ。韓国警察の刑事が、食品会社のソウル支社に勤務していた征一郎の自宅を探すシーンで登場する。
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** 2002年に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]と[[文化放送 (韓国)|韓国文化放送]]が共同制作したドラマ。韓国警察の刑事が、食品会社のソウル支社に勤務していた征一郎の自宅を探すシーンで登場する。
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* 『[[瞳 (2008年のテレビドラマ)|瞳]]』 |
* 『[[瞳 (2008年のテレビドラマ)|瞳]]』 |
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** 一本木瞳がアルバイト先である築地の食堂へ自転車で向かう途中で渡っている。 |
** 一本木瞳がアルバイト先である築地の食堂へ自転車で向かう途中で渡っている。 |
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* 『[[おかえりモネ]]』 |
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** 主人公のモネが勤務する気象情報会社﹁ウェザーエキスパーツ﹂への通勤路として登場<ref>{{Cite web|和書|date=2021-08-31|url=https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=2461|title=モネがいた風景~﹃おかえりモネ﹄のあの場所はどこ?~|publisher=一般社団法人中央区観光協会|accessdate=2021-09-12}}</ref>。また、すれ違いが増えた恋人の菅波と久々に再会し抱き合う場面で背後に映り込んだ<ref>{{Cite web|和書|date=2021-09-0|url=https://realsound.jp/movie/2021/09/post-856675_2.html|title=﹃おかえりモネ﹄今度は百音から菅波をハグ 空いた距離を縮めた勝鬨橋でのひととき|publisher=Real Sound|accessdate=2021-09-12}}</ref>。
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; 漫画・アニメ |
; 漫画・アニメ |
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** 1993年8月公開。河口部から侵入した[[機動警察パトレイバーの登場メカ#ヘルハウンド|ヘルハウンド]]の攻撃で可動部を破壊される。 |
** 1993年8月公開。河口部から侵入した[[機動警察パトレイバーの登場メカ#ヘルハウンド|ヘルハウンド]]の攻撃で可動部を破壊される。 |
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* 『[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]』 |
* 『[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]』 |
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** 単行本71巻「勝鬨橋ひらけの巻」など。この話は[[両津勘吉]]が中学生の頃、開閉しなくなった勝鬨橋の開いた姿を転校する友人に見せるため、仲間と共に運転室に忍び込んで橋を開けるというエピソードである。 |
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** [[漫画]]・映画・[[アニメ]]などで度々勝鬨橋が登場している。単行本71巻及びこち亀・読者が選んだ傑作選、またはこち亀千両箱に収録され、後にはアニメ化までされた「勝鬨橋ひらけの巻」がある。この話は、[[両津勘吉]]と仲間が中学生の頃、開閉しなくなった勝鬨橋の開いた姿を転校する友人に見せるために、運転室に忍び込んで橋を開ける話である。アニメでは[[大原大次郎 (架空の人物)|大原大次郎]]は勝鬨橋の開いたところから落ちたことがあり、その時に橋を開けた犯人の一人が両津であった。両津自身も豪華客船を[[シージャック]]した上で隅田川下りを決行して勝鬨橋などの隅田川の橋を破壊したり、幼年期に橋の割れる部分を覗いていて転落したり、高校生時代に開橋中の橋を[[ホンダ・N360|ホンダ・N600E]]で飛び越えようとして失敗・墜落した(単行本96巻5話目「両さんの[[免許証]]の巻」)ことなどがある。『[[こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE]]』ではクライマックスにおいて、東京中を暴走する大型ミサイルを回避するために勝鬨橋を開き、ジャンプ台代わりに利用した。 |
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**その他にも作中において勝鬨橋が度々登場しており、映画『[[こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE]]』ではクライマックスにおいて、東京中を暴走する大型ミサイルを回避するために勝鬨橋を開き、ジャンプ台代わりに利用した。 |
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* 『[[逮捕しちゃうぞ (アニメ)|逮捕しちゃうぞthe MOVIE]]』 |
* 『[[逮捕しちゃうぞ (アニメ)|逮捕しちゃうぞthe MOVIE]]』 |
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** 1999年4月公開。隅田川を東京湾に向かい逃亡する[[テロリズム|テロリスト]]の船を阻止するため、開いた勝鬨橋を[[海上保安庁]][[第三管区海上保安本部]]の[[巡視船]]「やしま」(PLH22) が通過、直後船体で隅田川を封鎖するシーンが見られる。 |
** 1999年4月公開。隅田川を東京湾に向かい逃亡する[[テロリズム|テロリスト]]の船を阻止するため、開いた勝鬨橋を[[海上保安庁]][[第三管区海上保安本部]]の[[巡視船]]「やしま」(PLH22) が通過、直後船体で隅田川を封鎖するシーンが見られる。 |
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* 『[[ルパン三世 GREEN vs RED]]』 |
* 『[[ルパン三世 GREEN vs RED]]』 |
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** 対決シーンで登場、何者かに半分破壊されてしまう。 |
** 対決シーンで登場、何者かに半分破壊されてしまう。 |
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* 『[[富豪刑事| |
* 『[[富豪刑事|富豪刑事 Balance:UNLIMITED]]』 |
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** 第1話に登場。主人公が爆弾の処理を兼ねて強盗2人を撃退するために開ける。 |
** 第1話に登場。主人公が爆弾の処理を兼ねて強盗2人を撃退するために開ける。 |
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* 『[[新サクラ大戦|新サクラ大戦 the Animation]]』 |
* 『[[新サクラ大戦|新サクラ大戦 the Animation]]』 |
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** 第3話に登場。降魔の侵攻を防ぐため帝国華撃団が勝鬨橋を開ける。 |
** 第3話に登場。降魔の侵攻を防ぐため帝国華撃団が勝鬨橋を開ける。 |
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* 『[[わんぱく探偵団]]』 |
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** 警察の車に追われている[[怪人二十面相]]の車が勝鬨橋が開きかかったところに乗じて追跡を撒く。 |
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; その他 |
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* 『[[魔法のじゅうたん]]』 |
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** 毎回必ず、魔法のじゅうたんに乗った[[黒柳徹子]]とゲストの小学生が勝鬨橋が開いた間を通り抜けて帰ってくる映像があった。 |
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* 『[[タモリ倶楽部]]』 |
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⚫ | ** 2007年9月放送「勝鬨橋潜入で驚きの都市伝説昭和15年幻の東京万博体験ツアー」で橋の運転室・橋脚内部・機械室を紹介。跳開時には[[カウンターウエイト]]が[[隅田川]]の水面下約2mまで下がることなどを見学。 |
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* 『[https://www.youtube.com/watch?v=7F_un08wc5A のびしろ]』 |
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** 2021年にリリースされた[[Creepy Nuts]]の楽曲。「隅田川にかかる 勝鬨橋を渡る」という歌詞がある。 |
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; |
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; テレビコマーシャル |
; テレビコマーシャル |
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* [[サントリー]] [[ボス (コーヒー)|BOSS]] CM プレミアムTOKYO編 |
* [[サントリー]] [[ボス (コーヒー)|BOSS]] CM プレミアムTOKYO編 |
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== その他 == |
== その他 == |
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*橋の東側の地名は﹁[[勝どき]]1丁目 - 6丁目﹂となっている。[[1965年]]の[[住居表示]]実施の際、﹁鬨﹂が[[当用漢字]]外のため[[平仮名|ひらがな]]になった。町域内には[[都営地下鉄大江戸線|都営大江戸線]]の[[勝どき駅]]がある。なお、勝鬨橋付近には都営バスが通っており、停留所として﹁勝どき橋南詰︵みなみづめ︶﹂がある。
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*橋の東側の地名は﹁[[勝どき]]1丁目 - 6丁目﹂となっている。[[1965年]]の[[住居表示]]実施の際、﹁鬨﹂が[[当用漢字]]外のため[[平仮名|ひらがな]]になった。町域内には[[都営地下鉄大江戸線|都営大江戸線]]の[[勝どき駅]]がある。なお、勝鬨橋付近には都営バスが通っており、停留所として﹁勝どき橋南詰︵みなみづめ︶﹂がある。
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⚫ | *2007年9月放送 |
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== ギャラリー == |
== ギャラリー == |
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ファイル: |
ファイル:Kachidokibashi -01.jpg|勝鬨橋の車道 |
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ファイル:Kachidoki |
ファイル:Kachidoki bashi01.jpg|歩道にある灯火信号器 |
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ファイル:Sumida River at Night, Tokyo.jpg|ライトアップされた勝鬨橋と周辺 |
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ファイル:Kachidokibashi_061118.jpg|勝鬨橋とかちどき橋の資料館(左端) |
ファイル:Kachidokibashi_061118.jpg|勝鬨橋とかちどき橋の資料館(左端) |
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ファイル:Kachidoki-bashi_to_sono_syuhen.JPG|夜景:勝鬨橋のとその周辺を聖路加より撮影 |
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ファイル:Kachidoki-bashi_sekiban.JPG|勝鬨橋の石版 |
ファイル:Kachidoki-bashi_sekiban.JPG|勝鬨橋の石版 |
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{{Commonscat}} |
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* [https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/road/kanri/gaiyo/kachidoki/index.html かちどき橋の資料館] |
* [https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/road/kanri/gaiyo/kachidoki/index.html かちどき橋の資料館] |
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* [ |
* [https://dailyportalz.jp/b/2007/11/06/a/index.htm 勝鬨橋の橋脚内部に入る] - [[デイリーポータルZ]] |
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{{隅田川の橋}} |
{{隅田川の橋}} |
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[[Category:重要文化財 (建造物)]] |
[[Category:重要文化財 (建造物)]] |
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[[Category:東京都区部の重要文化財]] |
[[Category:東京都区部の重要文化財]] |
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[[Category: |
[[Category:近代化産業遺産]] |
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[[Category:皇紀2600年]] |
[[Category:皇紀2600年]] |
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[[Category:1940年竣工の日本の建築物]] |
2024年5月15日 (水) 16:27時点における最新版
勝鬨橋 | |
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![]() | |
基本情報 | |
国 |
![]() |
所在地 | 東京都中央区 |
交差物件 | 隅田川 |
建設 |
着工 1933年(昭和8年)6月 竣工 1940年(昭和15年)6月14日 |
座標 | 北緯35度39分43秒 東経139度46分30秒 / 北緯35.66194度 東経139.77500度 |
構造諸元 | |
形式 |
可動部 - シカゴ型双葉跳開橋 固定部 - 鋼ソリッドリブタイドアーチ橋 |
材料 | 鋼材 |
全長 | 246m |
幅 | 22m |
最大支間長 |
可動部 51.6m 固定部 86.0m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要[編集]
日本で現存する数少ない可動橋︵跳開橋︶であるが[1]、1980年に機械部への送電を取り止めており、可動部もロックされ、跳開することはない。 近年、再び跳開させようとの市民運動や都・一部都議の動きはあるものの、機械部等の復旧に莫大な費用︵東京都の試算では約10億円︶がかかることや多数の道路交通量があることから、実現の目途は立っていない[2]。歴史[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/83/Kachidoki_shiryokan.jpg/255px-Kachidoki_shiryokan.jpg)
構造・運用[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/90/Kachidoki_bashi_powerunit.jpg/270px-Kachidoki_bashi_powerunit.jpg)