「新日本出版社」の版間の差分
m 曖昧さ回避ページ木曜時代劇へのリンクを解消、リンク先を特選!時代劇に変更(DisamAssist使用) |
有田の項目ではない タグ: 差し戻し済み ビジュアルエディター |
||
27行目: | 27行目: | ||
}} |
}} |
||
'''株式会社新日本出版社'''(しんにほんしゅっぱんしゃ)は、[[日本]]の総合[[出版社]]。[[社会]]・[[政治]]から[[絵本]]・[[児童文学|児童書]]まで、幅広い分野を扱っている。月刊『[[経済 (雑誌)|経済]]』の発行元。「[[平和の棚の会]]」に加盟。 |
'''株式会社新日本出版社'''(しんにほんしゅっぱんしゃ)は、[[日本]]の総合[[出版社]]。[[社会]]・[[政治]]から[[絵本]]・[[児童文学|児童書]]まで、幅広い分野を扱っている。月刊『[[経済 (雑誌)|経済]]』の発行元。「[[平和の棚の会]]」に加盟。 |
||
以前在籍していた[[有田芳生]]は「[[日本共産党]]系出版社である<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=日本共産党100年への手紙 {{!}} {{!}} 有田芳生 |url=https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220526/pol/00m/010/007000c |website=毎日新聞「政治プレミア」 |access-date=2022-06-07 |language=ja |quote=私は、共産党員の両親の下に生まれた。高校生の頃、上田耕一郎さん(後に副委員長)らの論文に感動して、70年に18歳で入党した。当時、機関紙「赤旗」は長大な論文がしばしば載り、政治経済から文学まで全世界を分析し尽くす知的興奮に満ちていた。私の入った立命館大など複数の大学は、(共産党系青年組織)日本民主青年同盟の同盟員が1000人以上。若々しい党だった。大卒後は、共産党系の新日本出版社の編集者となった。党本部に出入りして、上田副委員長の部屋へもしばしばお邪魔した。}}</ref>」と記述している。 |
|||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
[[志位和夫]]・[[不破哲三]]・[[宮本顕治]]など歴代[[日本共産党中央委員会幹部会委員長]]の執筆書や |
[[志位和夫]]・[[不破哲三]]・[[宮本顕治]]など歴代[[日本共産党中央委員会幹部会委員長]]の執筆書や[[日本共産党]]の機関誌である[[しんぶん赤旗]]が編集した書籍を多く発行 |
||
<ref>[http://www.shinnihon-net.co.jp/general/categories/c/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A/ トップページ>一般書>政治・社会・経済>政治・社会>日本共産党] - 新日本出版社公式サイト、2016年1月12日閲覧</ref>しており、また日本共産党の綱領の解説書なども発行している<ref>[http://www.shinnihon-net.co.jp/platform/]</ref>。 |
<ref>[http://www.shinnihon-net.co.jp/general/categories/c/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A/ トップページ>一般書>政治・社会・経済>政治・社会>日本共産党] - 新日本出版社公式サイト、2016年1月12日閲覧</ref>しており、また日本共産党の綱領の解説書なども発行している<ref>[http://www.shinnihon-net.co.jp/platform/]</ref>。 |
||
=== エピソード === |
|||
⚫ |
有田芳生 |
||
⚫ | |||
== 沿革 == |
== 沿革 == |
||
111行目: | 105行目: | ||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
||
⚫ | |||
*[[日本共産党]]- 党系列の出版社<ref name=":0" /> |
|||
⚫ | |||
*[[あかつき印刷 (渋谷区)|あかつき印刷]] |
*[[あかつき印刷 (渋谷区)|あかつき印刷]] |
||
*[[かもがわ出版]] |
*[[かもがわ出版]] |
||
*[[ジャパンプレスサービス]] |
*[[ジャパンプレスサービス]] |
||
*[[学習の友社]] |
*[[学習の友社]] |
||
⚫ |
*[[有田芳生]] - 社員であった<ref name=":1">両親が日本共産党員で自身も高校生時代に入党した[[有田芳生]]は[[1977年]]に入社し、1980年に上田日本共産党副委員長と[[小田実]]の対談掲載に関わった。しかし、掲載後に[[小田実]]が日本共産党を批判した余波で、有田は[[査問 (日本共産党)|査問]]と[[自己批判|自己批判書]]提出を強制され、1984年に新日本出版社を追放されている{{Cite web|和書 |title=日本共産党100年への手紙 {{!}} {{!}} 有田芳生 |url=https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220526/pol/00m/010/007000c |website=毎日新聞﹁政治プレミア﹂ |access-date=2022-06-07 |quote=2回の査問の末、除籍処分に
|
||
*[[有田芳生]] - 同社編集者であったが、日本共産党によって退社させられた<ref name=":1" />。 |
|||
⚫ | |||
*[[文化評論]] - 1976年までは日本共産党が直接発行していた。 |
|||
*[[ |
*[[文化評論]] - 1976年までは日本共産党が直接発行していた |
||
*[[民主文学]] - 1993年までは発行元であった |
|||
== 脚注 == |
== 脚注 == |
2024年5月20日 (月) 10:19時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目25番6号 |
設立 | 1957年2月21日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 2011001011545 |
事業内容 | 出版と販売及び書籍取次業 |
代表者 | 田所稔(代表取締役社長) |
資本金 | 4000万円[1] |
従業員数 | 26名 |
外部リンク | https://www.shinnihon-net.co.jp/ |
概要
志位和夫・不破哲三・宮本顕治など歴代日本共産党中央委員会幹部会委員長の執筆書や日本共産党の機関誌であるしんぶん赤旗が編集した書籍を多く発行 [2]しており、また日本共産党の綱領の解説書なども発行している[3]。沿革
●1957年 - 設立、千代田区神田三崎町から同区飯田町へ移転 ●1962年 - 季刊雑誌﹃経済﹄創刊 ●1963年 - 千代田区富士見町へ移転 ●1965年 - 季刊﹃経済﹄を月刊化 ●1971年 - 日本書籍出版協会に加入 ●1972年 - 日本児童図書出版協会に加入 ●1975年 - 文京区大塚へ移転 ●1976年 - 総合雑誌として再出発した﹃文化評論﹄の発行元となる ●1979年 - 渋谷区千駄ヶ谷へ移転 ●1984年 - 渋谷区本町へ移転 ●1987年 - 現住所へ移転 ●1993年 - ﹃文化評論﹄を1993年3月号で休刊出版書籍
社会科学の出版が主力を占めつつも、自然科学・教育書なども出版している。文学書は、小林多喜二・宮本百合子の個人全集、﹃日本プロレタリア文学集﹄など、プロレタリア文学、民主主義文学の作品が多い。1960年代には世界革命文学選、中国革命文学選というシリーズも出していた。 児童書では、反戦の立場からの戦争や平和をテーマにしたものも多い︵原子爆弾を扱った﹃まっ黒なおべんとう﹄、八王子市空襲での機銃掃射を扱った﹃ランドセルをしょったじぞうさん﹄、アメリカ合衆国による水爆実験を扱った﹃トビウオのぼうやはびょうきです﹄など︶。児童書の中には、毎年の全国読書感想文コンクールの課題図書に選定されるものもある。また観光ガイドブック的なものとして﹃秩父事件﹄がある。 1970年代には新日本選書・新日本新書・新日本文庫などのシリーズものも出していたが、1980年代に選書は撤退、1990年代に文庫が撤退、2002年を最後に新書の新刊は刊行されていない。 2000年代からは﹃ちい散歩﹄︵テレビ朝日︶を皮切りに放送番組分野にも進出。民放・NHKの番組関連書籍を多数手がける。 また、﹃ドボン&ウズ・メメス﹄の人気をきっかけとしてしんぶん赤旗掲載漫画も取り扱うようになった。日本最長寿4コマ漫画﹃まんまる団地﹄の選集も2014年、かねてから単行本を出してきた一声社に代わり刊行している。 マルクス著・エンゲルス編﹃資本論﹄を新日本新書版︵全13冊、1982年~︶、上製版︵全5冊+索引、1997年︶を刊行してきたが、エンゲルスの編集には誤りがあるとして、マルクス著・不破哲三編集﹃新版・資本論﹄を2019年から刊行している。主な出版物
- 全集・選集・シリーズ
番組本
- テレビ朝日『散歩シリーズ』
- 『ちい散歩 地井さんの絵手紙』シリーズ(地井武男監修)
- 『ちい散歩メモリアルフォトブック 想創奏』(2013年)
- 『若大将のゆうゆう散歩 心に残る一枚の風景』(加山雄三著)
- NHK木曜時代劇「あさきゆめみし 〜八百屋お七異聞」
- ジェームス三木著の小説版を上下巻刊行。
- NHK『キッチンが走る!』
- 『キッチンが走る! 和食・チャイニーズ篇』
- 『キッチンが走る! フランス・イタリア料理篇』
- NHKスペシャル
- 『NHKスペシャル MEGAQUAKE III 巨大地震 地下に潜む次の脅威』
- 『アニメ版 釜石の“奇跡”』(児童書)
- 『深海の超巨大イカ』(写真絵本)
- 『伝説のイカ 宿命の闘い』(写真絵本)
- 『NHKスペシャル 謎の海底サメ王国』(写真絵本)
- 『クジラ対シャチ 大海原の決闘』(絵本)
- NHKラジオ深夜便
- 『NHK「ラジオ深夜便」被爆を語り継ぐ』
- 『NHK「ラジオ深夜便」笑顔の老いを支え合う』
漫画
- 『ドボン&ウズ・メメス』全3巻
- 『とっておきまんまる団地』
絵本
関連項目
- 大月書店 - 同じくマルクス主義の書籍を多く出版する出版社
- あかつき印刷
- かもがわ出版
- ジャパンプレスサービス
- 学習の友社
- 有田芳生 - 社員であった[4]
- 文化評論 - 1976年までは日本共産党が直接発行していた
- 民主文学 - 1993年までは発行元であった
脚注
外部リンク
- 新日本出版社
- 新日本出版社 (@shinnihoninfo) - X(旧Twitter)