伊予鉄南予バス
八幡浜市にある本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒796-0031 愛媛県八幡浜市江戸岡一丁目9番2号 |
設立 | 1989年(平成元年)8月8日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 1500001008255 |
事業内容 | 一般乗合・一般貸切旅客自動車運送事業 |
代表者 | 代表取締役社長 岡田 好功 |
資本金 | 8,000万円 |
売上高 | 599百万円(2018年度) |
従業員数 | 76名 |
主要株主 | (株)伊予鉄グループ 100% |
外部リンク | https://www.iyotetsu.co.jp/nanyo/ |
概要[編集]
伊予鉄道自動車部︵現・伊予鉄バス︶からの分社化により新設された会社である。営業エリアは、愛媛県南予地方のうち、伊予鉄バスが乗り入れる八幡浜市以北で、三崎港︵西宇和郡伊方町︶を含む。また、2005年10月1日に、同じ伊予鉄グループの伊予鉄久万バス︵本社:久万高原町︶を吸収合併し、伊予鉄久万バスが運行していたすべての路線を引き継いだため、久万︵上浮穴郡︶地域もカバーしている。
八幡浜市内では、同じく南予地域を主たる営業エリアとする宇和島自動車と、おおむねJR八幡浜駅を境として、同社が北部、宇和島自動車が南部とすみわけている︵市立病院への乗り入れ等一部例外あり︶。なお両社の競合区間では、同一地点にある停留場であっても、伊予鉄南予バスが﹁大黒町一丁目﹂としているのに対し宇和島自動車が﹁銀行前﹂であるなど、互いに名称が異なる例が存在する。
車両は路線車、高速車、貸切車いずれも伊予鉄バスの車両とほぼ同じ外見である。旧塗装時は車体に書かれた社名表記で見分けることができたが、新塗装時にIYOTETSUロゴの表記のみとなったため、見分けはつきにくい。なお、ICカード機器を搭載していないため ICい〜カードは利用できない。
特筆すべき車両として、全国的にも希少となったモノコック構造のボディを持つ車両︵日野・K-RL321、1980年式︶を1台︵1065号車︶保有しており、2024年現在も不定期運行ながら使用が続けられている[1]。
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貸切バス(日野・スケルトン 現存しない)
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ノンステップバス
(2009年12月、八幡浜駅前にて) -
モノコック車
(2006年12月、八幡浜駅前にて) -
大洲市内循環バス
「ぐるりんおおず」
(2019年12月)沿革[編集]
●1989年︵平成元年︶ 8月8日‥ 伊予鉄道自動車部︵現・伊予鉄バス︶より、南予地方の路線を引き継ぎ設立。同日、久万地区の路線を引き継ぎ、伊予鉄久万バス設立。 ●2004年︵平成16年︶2月17日‥ 同社初となるノンステップバスを1台導入︵後に増備︶。 ●2005年︵平成17年︶10月1日‥ 伊予鉄久万バスを吸収合併し、全路線を引き継いで久万地区における路線バスの運行を開始。 ●2007年︵平成19年︶ ●4月28日‥ 八幡浜~松山空港・松山観光港リムジンバス運行開始。 ●12月10日‥ 八幡浜 - 高松間の高速バス︵さぬきエクスプレス八幡浜︶運行開始。 ●2008年︵平成20年︶5月31日‥ 八幡浜~松山空港・松山観光港リムジンバス廃止。 ●2010年︵平成22年︶ ●3月31日‥ さぬきエクスプレス八幡浜廃止。 ●4月1日‥ 撤退した西鉄高速バスに代わり、道後エクスプレスふくおかの運行に参入。 ●2016年︵平成28年︶3月31日‥内子営業所を廃止︵大洲営業所に移管︶[2]。 ●2019年︵平成31年︶1月11日‥大洲市内循環バス﹁ぐるりんおおず﹂運行開始 ●2023年︵令和5年︶9月16日‥長浜営業所の窓口業務を終了し待合所を閉鎖。車両の配置を廃止。事業所[編集]
●八幡営業所(本社) ●愛媛県八幡浜市江戸岡1丁目9番2号 ●久万営業所︵旧 伊予鉄久万バス本社︶ ●愛媛県上浮穴郡久万高原町久万560番地1[3] ●大洲営業所 ●愛媛県大洲市西大洲577番地 ●長浜営業所 ●愛媛県大洲市長浜594番地 ●2023年9月16日より、窓口業務の終了と待合所を閉鎖 ●同時に所属車両・担当路線は大洲営業所と八幡浜営業所に移籍・移管された ●建屋は残っており、乗務員の休憩所として使われている廃止事業所[編集]
●内子営業所 ●愛媛県喜多郡内子町内子1529番地1 ●2016年3月31日で閉所 ●跡地はHOTEL AZ 愛媛内子店となっている。主な路線[編集]
通学・通院利用が中心のため、一般路線バスは伊方・三崎・面河方面、ぐるりん大洲、連絡バスを除いて土曜・休日は全便運休となる。 ●八幡浜駅前 - 新伊方 - (佐多岬メロディーライン経由) - 三崎港口 ●メロディーライン経由便は旧国道経由便と区別するために、急行を名乗っていた ●方向幕に急行表示がされ、○急とかかれた板を装着して運転されていた ●2014年10月改正で、亀ヶ池温泉経由便1.5往復と三崎発旧国道経由便0.5往復を統合して3往復となった ●旧国道経由便が加周までになったため、急行の表記が消されて、板の装着もなくなった ●2023年11月改正で、1往復の運行となった ●八幡浜駅前 - 鼓尾 - 伊方町役場 - 加周 ●2014年10月改正で、全便が川之石経由に変更となったため廃止 ●この改正まで平日朝に豊之浦始発便が1本存在した(かつては夕方に豊之浦行きも存在した) ●2020年4月の改正で、川之石経由の全便を鼓尾経由に変更される形で路線が復活した ●加周発着便は朝の加周発(土休日運休)と夕方の加周行きが設定されている ●夜間停泊は行われずに八幡浜営業所から回送される ●上記の1往復を除いて伊方町役場発着である ●市立大洲病院 - 大洲城前 - まちの駅あさもや - 大洲本町 - 大洲駅前 - 県土木事務所 - 喜多医師会病院 - オズメッセ21 - 大洲記念病院 - 大洲中央病院 - 総合福祉センター - 県土木事務所 - 大洲駅前 - 大洲本町 - まちの駅あさもや - 大洲城前 - 市立大洲病院︵大洲市内循環バスぐるりんおおず︶ ●前年に廃止された肱南観光バスが運行していた大洲市の市内循環バスを引き継ぐ形で、2019年1月11日運行開始 ●当初は伊予鉄バスから転属してきた小型HR車2台にラッピングを行って運行していた ●2020年に専用塗装のポンチョが2台導入された ●長浜駅前 - 五郎駅前 - 松ヶ花経由/五郎橋経由 - 大洲病院前 - 八幡浜港 ●五郎橋経由は朝の片道1本のみ ●2014年10月の改正以降は、土休日全便運休となった ●(長浜駒手町 - )長浜 - 櫛生 - 出海 - 磯崎 ●かつては櫛生発着も存在した ●長浜駒手町発着便は長浜駅前を経由しない ●なお、長浜駅前発着便は長浜駒手町を経由しない ●2014年10月の改正以降は、土休日全便運休となった ●久万営業所 - 御三戸経由/嵯峨山経由 - 渋草 - 面河 - 石鎚土小屋 ●かつては渋草方面を経由しない便や渋草学校前行きも存在した ●面河 - 石鎚土小屋は4月~11月の土休日運転 ●久万営業所 - 大宝寺口経由/中野村・河之内経由 - 上直瀬 ●久万営業所 (- 馬野地) - 富重 ●午後の久万行2便は馬野地を経由しない ●道後温泉駅前 ← JR松山駅前 - 松山市駅 - 松山インター口バス停 - 東予港︵オレンジフェリー連絡バス) ●東予港発は道後温泉駅前にも停車[4]運行受託路線[編集]
●三崎特急線︵伊予鉄バスから運行受託︶‥ 松山市駅 - 伊予市 - 中山 - 内子 - 大洲︵大洲駅前︶ - 八幡浜港 - ︵国道197号線・佐田岬メロディーライン経由︶ - 三崎港口 ●2023年11月改正で松山市駅発着3往復から、松山市駅発着1往復、八幡浜駅前発着1往復に減便・路線短縮された ●かつては高速道路経由便もあり5往復が運転されていた廃止路線[編集]
内子営業所 ●中山 - 長沢 - 上長沢 - 東峰 (中山町内線) ●中山 - 長沢 - 犬寄経由/集会所前経由 - 佐礼局前 - 佐礼谷 (佐礼谷線) ●中山 - 馬木橋 - 栗田 (栗田線) ●中山 - 重藤 - 上永木 - 永木 (永木線) ●2011年10月改正で、中山発着の路線は下記の内子方面を除いて廃止された ●加戸病院前 - 内子駅 - (内子小学校 -) 岡町 - 登立 - 中山 ●2015年7月改正で、中山 - 登立の区間が廃止された ●当改正までは、朝の中山発の内子方面へは1分差の2台運行がされており、そのうちの1本が内子小学校経由内子駅行きであった ●また冬季を除く学校日運行便1便が夕方に内子発登立行きで運行されていた ●当改正以降は全便が内子小学校経由・加戸病院発着となった ●2016年3月31日に内子営業所が閉所したため、以降は大洲営業所が路線を担当した ●2017年10月改正で、加戸病院前 - 登立が廃止され、内子営業所管内にあった路線は全て廃止された ●内子 - 岡町 - 論田 - 石畳の宿 (満穂線) ●2006年12月改正で廃止され、町営バスに移管 ●内子 - 五十崎 - 御祓 - 川上 - 池田 (御祓線) ●内子 - 五十崎 - 大久喜 - 防屋敷 - 鳥首 (鳥首線) ●内子 - 五十崎 - 栗太郎 - 道の尾経由/中居谷経由 - 赤石 - 鹿野川 (鹿野川線) ●五十崎以遠の区間は2000年頃までに全て廃止されている ●内子 - 五十崎口 - 五十崎駅前 八幡浜営業所 ●八幡浜営業所 - 大洲営業所 - 大洲︵まちの駅あさもや︶ - 内子営業所 - 郡中 - 松山空港 - アイテム愛媛 - 松山観光港(八幡浜~松山空港・松山観光港リムジンバス) ●2008年6月改正で廃止 ●八幡浜駅前 - 良久寺口 - 尾の花 - 出石寺 (瀬田線) ●八幡浜駅前 - 良久寺口 - 尾の花 - 野地 (川辻線) ●八幡浜駅前 - 良久寺口 (- 尾の花) - 森山 - 榎野 (榎野線) ●2006年10月改正で、瀬田線が廃止された ●2007年10月改正で、川辻線の尾の花 - 野地と榎野線が廃止 ●八幡浜駅前 - 尾の花間は2.5往復が残存 ●同改正でK-RL車の定期運用が終了した ●2009年10月改正で、川辻線の八幡浜駅前 - 尾の花が廃止され、日土方面へのバスが全廃された ●八幡浜駅前 - 川之石 - 雨井 - 伊方町役場 - 加周 - 三机 - 三崎 ●雨井・伊方町役場・加周・三机の各区間便が設定されていた ●2014年10月改正で、雨井・三机発着便・三崎発便が廃止された︵三崎行きはこれ以前に廃止︶ ●同時に八幡浜市内で経路変更があり、大黒町経由からフジグラン経由に変更された ●この改正で、鼓尾経由便が全て川之石経由に統合された ●2020年4月改正で、川之石経由の全便が鼓尾経由に変更されて廃止 ●川之石・雨井方面は乗り合いタクシーに移管された ●八幡浜駅前 - 加周 - (旧197号線経由) - 亀ヶ池温泉 - 三崎 ●2014年10月改正で、メロディーライン経由に統合されて廃止された(1.5往復運転) ●同改正で加周を越えるバスが全廃された ●八幡浜駅前 - 三島神社前 - 喜木津口 - 喜木津 - 広早 - 磯崎 - 長浜 (磯津線) ●2006年10月改正時点で1.5往復の運行であった(うち磯崎発の1本は日祝運休便) 長浜営業所 ●長浜 - 端 - 郡中 ●2015年7月改正で廃止され、郡中 - 端は伊予市コミュニティバス﹁あいくる﹂に移管された(運行経路は異なっていた) ●2020年の﹁あいくる﹂本格運行開始時に三秋口 - 端の区間は廃止された ●廃止直前は唐川線の送り込みを兼ねた1往復の運転であった ●長浜 - 端 - 中学校前 - 大栄 - 粒野口(長浜大栄線) ●郡中 - 端 - 中学校前 - 大栄 - 粒野口(郡中大栄線) ●2011年10月の改正で廃止され、デマンドタクシーに移管された ●郡中 - 港南中経由/郡中栄町経由 - 両沢 (唐川線) ●2015年7月改正で廃止され、伊予市コミュニティバス﹁あいくる﹂に移管された ●中型路線バスから小型ワゴンになったことで、両沢を超えて鵜崎まで運行されている(但し月・金曜日の各2往復の運転) ●廃止直前は、郡中 - 港南中 - 両沢の運転で2往復であった ●長浜 - 出石駅前 - 朝日 - 奥 - 出石寺 ●奥 - 出石寺は1990年代前半に廃止された 大洲営業所 ●大洲病院前 - 大洲駅前 - 喜多山 - 田処(田処線) ●2007年10月改正で、廃止された ●かつては下記の木谷・出石寺方面への直通便が存在した(田処~出石寺等) ●大洲営業所 - 平野 - 木谷 - 出石寺 ●大洲営業所 - 大洲駅前 - 八多喜駅前 - 上須戎登山口 ●上記の2路線は1990年代前半に廃止された 久万営業所●松山市駅 - 久万営業所 ●末期は久万営業所管轄であった ●2010年4月の改正で廃止 ●久万 - 杣野前組 ●久万 - 仕七川 - 水押 ●面河 - 通仙橋 - 面河局前 - 妙経由/中山経由 - 市口 - 割石 ●市口 - 割石と中山経由は1990年代までに廃止 ●2014年10月改正で、杣野前組発着・水押発着・妙 - 市口の区間が廃止された ●2016年10月改正で、面河局前 - 妙の区間が廃止された高速バス[編集]
●福岡線︵道後エクスプレスふくおか︶‥伊予鉄バス、瀬戸内運輸と共同運行。 ●西鉄高速バスの撤退により、2010年4月1日より参入。 ●2018年3月1日より瀬戸内運輸が参入し、今治市内にも停車。運行受託路線[編集]
●大阪線‥伊予鉄バス担当便のうち八幡浜発着便 ●名古屋線‥伊予鉄バス担当便 ●東京線‥八幡浜~松山室町営業所の間廃止路線[編集]
●八幡浜 - 高松線︵さぬきエクスプレス八幡浜︶‥ 四国高速バスと共同運行 ●2010年3月31日の運行を最後に廃止された。さぬきエクスプレス八幡浜
脚注[編集]
外部リンク[編集]