ArcaOS
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開発者 | Arca Noae |
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OSの系統 | OS/2 |
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | クローズドソース |
初版 | 5.0.0 / 2017年5月 |
最新安定版 | 5.1.0 / 2023年8月23日 |
パッケージ管理 | ANPM (RPMとYUMベース) |
プラットフォーム | IA-32、AMD64(x32 ABIのみ) |
ライセンス | プロプライエタリ (一部オープンソース) |
先行品 | IBM OS/2 Warp 4.52 |
ウェブサイト | www.arcanoae.com |
ArcaOSは、IBMのOS/2最終バージョンから派生した、Arca Noaeが開発販売するx86システム用の32ビットのオペレーティングシステム[1]。
概要[編集]
ArcaOSは、OS/2最終バージョンである IBM OS/2 Warp 4.52 をベースとする[2][3]。開発は、UEFIやGPTサポートなどを含む、より現代的なコンピューティングプラットフォームに対しての幅広い互換性の追加を目標とする。 ArcaOS 5.0.3はACPI 6.2A に対応する[4]。 ArcaOS 5.1.0はGPTとUEFIでの起動に対応する[5]。歴史[編集]
ArcaOSは2015年10月、OS/2およびeComStationのユーザーグループのイベントであるWarpstock 2015にて、Arca Noaeの幹部Lewis Rosenthalによって、コードネーム "Blue Lion" ︵青いライオン︶として正式発表された[3][6]。 発表時点でアナウンスされた予定機能には以下が含まれた[3]。 ●新しいSMPカーネル ●新しいブート前メニュー ●USBメモリスティックやネットワーク経由のインストールをサポートする、新しいOSインストーラー ●Arca Noaeにより開発されたの新しいデバイスドライバー[7] ●最新のワークプレース・シェルの拡張 ●更新されたCUPSサブシステム ●更新されたPostScriptプリンタードライブパック ●英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語などのサポート[8] 2017年5月、最初のバージョンである ArcaOS 5.0 がリリースされた[9]。 2023年8月末現在のバージョンは、5.1.0[5]。脚注[編集]
(一)^ ArcaOS 5.0 from Arca Noae is the new release of OS/2 for the 21st century (arcanoae.com)
(二)^ ArcaOS Website
(三)^ abcBlue Lion Announcement at Warpstock 2015
(四)^ ACPICA: ACPI Component Architecture
(五)^ ab“ArcaOS 5.1.0 Now Available”. Arca Noae. 2023年11月21日閲覧。
(六)^ “OS/2: Blue Lion to be the next distro of the 28-year-old OS”. TechRepublic (2015年11月2日). 2022年9月2日閲覧。
(七)^ “Is the world ready for a bare-metal OS/2 rebirth?”. The Register (2015年11月3日). 2022年9月2日閲覧。
(八)^ “OS/2 comes back from the dead”. fudzilla (2016年5月30日). 2022年9月2日閲覧。
(九)^ “ArcaOS 5.0 release announcement”. Arca Noae (2017年5月15日). 2022年9月2日閲覧。
外部リンク[編集]
- About ArcaOS - ARCA NOAE(公式サイト)
- OS/2.JP(日本のOS/2ユーザーコミュニティ - ArcaOSのニュースも掲示)
- Arca Noae、IBM OS/2の正統後継「Blue Lion」を2016年第3四半期にリリースへ ~ 個人向けにも安価なサブスクリプションモデルで提供予定(2015/11)
- 「OS/2」を2017年によみがえらせた「ArcaOS 5.0 Blue Lion」(2017/6) - ZDNet