![曖昧さ回避](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5f/Disambig_gray.svg/25px-Disambig_gray.svg.png) |
この項目では、バラ科バラ属の植物のうち園芸種について説明しています。その他の用法については「バラ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
バラ︵薔薇︶は、バラ科バラ属の総称である。あるいは、そのうち特に園芸種︵園芸バラ・栽培バラ︶を総称する︵花が鑑賞用や食用とされる[1] ︶。本項では、後者の園芸バラ・栽培バラを扱うこととする。
バラ
|
ミセス・ハーバート・スティーブンス ハイブリッド・ティー 1910年
|
分類
|
|
﹁ばら﹂の名は和語で、﹁いばら﹂の転訛したものと言われる。漢語﹁薔薇﹂の字をあてるのが通常だが、この語はまた音読みで﹁そうび﹂﹁しょうび﹂とも読む。漢語には﹁玫瑰﹂︵まいかい︶や﹁月季﹂︵げっき︶の異称もある[注1]。
ヨーロッパではラテン語の rosa に由来する名で呼ぶ言語が多く、また同じ語が別義として﹁薔薇色﹂として﹁ピンク色﹂の意味をもつことが多い。
バラの分類方法は定まったものがなく、以下に示すのは一例である。
また、バラにはしばしば略式記号が用いられるため、それもともに記述する。
ロサ・カニナ
ロサ・グラウカ
主なもののみ。
- ヨーロッパの原種
- ロサ・アルバ(Rosa alba)
- ロサ・カニナ(Rosa canina)
- ロサ・ガリカ(Rosa gallica)
- ロサ・キナモメナ(Rosa cinnamomea)
- ロサ・グラウカ(Rosa glauca)
- ロサ・ケンティフォリア(Rosa centifolia)
- ロサ・スピノシッシマ(Rosa spinosissma)
- 中近東の原種
- ロサ・フェティダ(Rosa foetida)
- ロサ・フェティダ・ビコロール(Rosa foetida bicolor)
- ロサ・フェティダ・ペルシアナ(Rosa foetida persiana)
- ロサ・フェッチェンコアナ(Rosa fedtschenkoana)
- ロサ・ダマスケナ(Rosa damascena)
- 中国の原種
- コウシンバラ(Rosa chinensis)
- グリーンローズ var. Viridiflora - 花弁・雄蕊・雌蕊が葉に変化した品種、花期は長いが種子と花粉が出来ない。
- ナニワイバラ(Rosa laevigata)
- ロサ・ギガンティア(Rosa gigantea)
- ロサ・プリムラ(Rosa primula)
- ロサ・マリガニー(Rosa mulliganii)
- ロサ・セリカナ・プテラカンサ(Rosa sericana pteracantha)
- ロサ・ユゴニス(Rosa hugonis)
- ロサ・バンクシアエ・ルテア(Rosa banksiae lutea)(モッコウバラ)
- ロサ・キネンシス(Rosa chinensis)
- 日本の原種
- 北米の原種 ロサ・カリフォルニカ
- ロサ・キンナモメア(Rosa cinnamomea)
- ロサ・ニティダ(Rosa nitida)
- ロサ・カリフォルニカ(Rosa californica)
- ロサ・ヴィルギニアナ(Rosa virginiana)
- ロサ・パルストリス(Rosa palustris)
- ロサ・ムルティフローラ(ノイバラ)(Rosa mulitiflora)
- ロサ・ウィクライアナ (テリハノイバラ)(Rosa wichuraiana)
- コウシンバラ(Rosa chinensis)
- ロサ・ガリカ(Rosa gallica)
- ロサ・アルバ(Rosa alba)
- ロサ・ダマスケナ(Rosa damascena)
- ロサ・ケンティフォリア(Rosa centifola)
- ロサ・フェティダ(Rosa foetida)
- ロサ・モスカータ(Rosa moschata)
- ロサ・ギガンティア(Rosa gigantea)
スブニール・ドゥ・ラ・マルメゾン(O)
ガリカ
イングリット・バーグマン(HT)、剣弁高芯咲き。
グラハム・トーマス(ER)、オールドローズの花容に黄色の花色は画期的であった。
後述の﹁ラ・フランス﹂より前の品種をいう。野生の原種であるワイルドローズを含めるが、含めない場合もある。主な系列としてガリカ、ダマスク、アルバ、ケンティフォリア︵センティフォリア︶などがある。優雅な花形に豊かな香りが特徴である。また一季咲きのものが多い。
●アルバ︵Alba︶(A)
●ケンティフォリア︵Centifolia︶(C)
●ダマスク︵Damask︶(D) - 香水などに利用される、香りの良い系統。
●ガリカ︵Gallica︶(G) - 赤や桃色の品種。背丈が低く、香りのあるものが多い。
●ブルボン︵Bourbon︶(B)
●ノワゼット︵Noisette︶(N) - つる性の系統。
●ティ︵Tea︶(T)
●チャイナ︵China︶(Ch) - 背丈の低い系統。
●モス︵Moss︶(M) - ケンティフォリアとダマスクの派生種、茎や蕾に苔の様なものがつく。
●ポートランド︵Portland︶(P)
●ポリアンサ︵Polyantha︶(Pol) - 小型で連続開花性に優れ、房状に花をつける系統。フロリバンダの元となった品種。
●ランブラー︵Rambler︶(R) - テリハノイバラを元に品種改良され、長くしなやかな枝を持つ系統。
●エグラテリア・ローズ︵Eglanteria Roses︶
●ハイブリッド・パーペチュアル︵H.Perpetual)
●ハイブリッド・フェティダ ︵H.foetida) (HFt)
●ハイブリッド・マクランタ︵H.Macrantha)
●ハイブリッド・ムスク︵H.Musk︶(HMsk)
●ハイブリッド・モエシー︵H.Moyesii︶(HMoy)
●ハイブリッド・センパビエレン︵H.Semperviren︶
●ハイブリッド・ムルティフローラ︵H.Multiflora︶(HMult)
●ハイブリッド・ルゴサ︵H.Rugosa︶(HRg)
後述の﹁ラ・フランス﹂以降に作出されたものを指す。
●ハイブリッド・ティー︵Hybrid Tea︶(HT) - 木立性で四季咲きの品種。
●フロリバンダ︵Floribunda︶(FもしくはFL) - 木立性で四季咲き、房状に花をつける。
●ミニチュア︵Miniature︶(Min) - 小型の品種。
●つるハイブリッド・ティー︵Climbing Hybrid Tea︶(CLHT) - ハイブリッド・ティーの枝変わり。
●つるフロリバンダ︵Climbing Floribunda︶(CLFもしくはCLFL) - フロリバンダの枝変わり。
●つるミニチュア︵Climbing Miniature︶(CLMin) - ミニチュアの枝変わり。
●つる︵Climbing︶(CL)
●シュラブ︵Shrub︶(SもしくはSh)
●イングリッシュ・ローズ︵English Roses) (ER) - 1969年にデビッド・オースチンが発表した、世界初の四季咲き性品種シリーズ[2]。国際登録ではシュラブローズで登録。
●修景用︵Landscape Roses︶(LS)
●ハイブリッド・コルデシー︵H.Kordesii︶
など
-
セプタード・アイル(ER) カップ咲き。
-
アブラハム・ダービー(ER) ロゼット咲き。
|
- 平咲き
- カップ咲き
- ロゼット咲き
- クオーター咲き
- ポンポン咲き
- 剣弁高芯咲き
- 半剣弁高芯咲き
- 丸弁抱え咲き
- 木立性 (ブッシュ)
- 半つる性 (シュラブ)
- つる性 (クライミング)
その他、小型つる性 (ショートクライマー)、大型つる性 (ロングクライマー)、枝垂れ状 (ランブラー)、匍匐性 (グラウンドカバー)など細かく分類される場合がある。
ナポレオン・ボナパルトの皇后ジョゼフィーヌはバラを愛好し、夫が戦争をしている間も、敵国とバラに関する情報交換や原種の蒐集をしていた。ヨーロッパのみならず日本や中国など、世界中からバラを取り寄せマルメゾン城に植栽させる一方、ルドゥーテに﹁バラ図譜﹂を描かせた[5]。
このころにはアンドレ・デュポンによる人為交配︵人工授粉︶による育種の技術が確立された[5]。ナポレオン失脚後、またジョゼフィーヌ没後も彼女の造営したバラ園では原種の蒐集、品種改良が行われ、19世紀半ばにはバラの品種数は3千種を超え、これが観賞植物としての現在のバラの基礎となった。
1867年にフランスのギョーがハイブリッド・パーペチュアル系の﹁マダム・ビクトル・ベルディエ﹂を母にティー系の﹁マダム・ブラビー﹂を交配して﹁ラ・フランス﹂を作出し、これがモダンローズの第1号となり、品種改良が一層進むことになった。﹁ラ・フランス﹂が冬を除けば一年中花を咲かせる性質は﹁四季咲き性﹂といわれ、画期的なものであった。
英国のベネットはこれに追随し、ティー系﹁デボニエンシス﹂とハイブリッド・パーペチュアル系﹁ビクトール・ベルディエ﹂を交配し、﹁レディ・マリー・フィッツウィリアム﹂を1882年に作り出し、これを新しいバラの系統として﹁ハイブリッド・ティー﹂系と命名した。ベネットの新品種は整った花容から、交配の親として広く利用されていった。
当時のハイブリッド・ティー系には純粋な黄色の花はなかった。そこで、黄色のハイブリッド・ティー系の品種を作り出すことが課題とされた。1900年にフランスのジョセフ・ペルネ=デュシェ (Joseph Pernet-Ducher) が「アントワーヌ・デュシェ」の実生に原種の「ロサ・フェティダ(オーストリアン・イエロー)」をかけあわせて「ソレイユ・ドール」を作出、黄バラ第1号となった。しかし「ソレイユ・ドール」は「四季咲き性」がないので、一層の改良が加えられ、1907年には四季咲き性の「リヨン・ローズ」、さらに1920年には完全な黄色のバラ「スブニール・ド・クロージュ」を完成させた。ドイツのコルデスは「スブニール・ド・クロージュ」の子の「ジュリアン・ポタン」から1933年に「ゲハイムラート・ドイスゲルヒ(ゴールデン・ラピチュア)」を作出した。これが今の黄色のバラの親である。
コルデスは黄色のみならず、赤バラの改良にも尽力した。1935年に﹁クリムゾン・グローリー﹂を作り出し、これが後世の赤バラの品種改良に広く利用されることになる。英国では1912年に﹁オフェリア﹂を発表、花容、芳香に優れるだけでなく実をつけ易いことから、多くの品種の親になる。このようなヨーロッパでの品種改良は、第二次世界大戦で中断する。品種改良の中心は、戦火に見舞われないアメリカ合衆国に移る。1940年にラマーツが﹁クリムゾン・グローリー﹂から﹁シャーロット・アームストロング﹂を作り出し、フランスのメイアンの﹁マダム・アントワーヌ・メイアン﹂がアメリカで﹁ピース﹂と名づけられ、1945年に売り出された。﹁ピース﹂は大きな花をつけることから﹁巨大輪﹂と呼ばれ、品種改良に利用されるとともに、戦後のバラの流行を作り出すことになる。
デンマークのポールセン兄弟が従来ある﹁ドワーフ・ポリアンサ系﹂の花を大きくし、北ヨーロッパの寒さに耐えられる品種を作出しようとしていた。1911年にポリアンサ系の﹁マダム・ノババード・レババースル﹂とランブラー系の﹁ドロシー・パーキンス﹂をかけ合わせ﹁エレン・ポールセン﹂を作り出し、続く1924年にはポリアンサ系の﹁オルレアンローズ﹂とハイブリッド・ティー系﹁レッドスター﹂の交配で﹁エルゼポールセン﹂﹁キルステンポールセン﹂などを出し、﹁ハイブリッド・ポリアンサ系﹂と命名された。
これを受けて、アメリカのブーナーなどが改良を続け、この系統は﹁フロリバンダ︵英語版︶系﹂と命名された。さらにドイツのコルデスが1940年に﹁ピノキオ﹂を発表した。ブーナーがこれに追随して﹁レッド・ピノキオ﹂﹁ラベンダー・ピノキオ﹂を発表し、これがフロリバンダ系の完成と言われる。
その後、フロリバンダ系の改良は色の多様性を求めることに重点がおかれ、1944年にはドイツのタンタウが﹁フロラドラ﹂、1949年ブーナーが﹁マスケラード﹂を、1951年にコルデスが﹁インデペンデンス﹂を作出した。﹁フロリバンダ系﹂は新しい系統であるが、切り花ではスプレーバラとして利用されるため、多くの品種が作り出されることとなった、またハイブリッド・ティーとの交配も試みられ、ますます多様性を強めている。
青い色素を持つ原種バラは発見されておらず、交配育種法では完全に青いバラの作出は不可能とされてきた。いくつかの品種は﹁青バラ﹂と呼ばれるが、それらは主に赤バラから赤い色素を抜くことで紫や藤色といった青系色にしたものである。
しかし、純粋な青さを湛えたバラを作り出すことは、青いチューリップと同様に世界中の育種家の夢であり、各国で品種改良競争が行われた。オールド・ローズでは﹁カーディナル・ド・リシュリュー﹂が青バラとして知られていた。1957年、アメリカのフィッシャーが﹁スターリング・シルバー﹂を出し青バラの決定版とされた。しかし、その後も品種改良がなされ、1957年にはタンタウが一層青い﹁ブルームーン﹂を、コルデスが1964年に﹁ケルナーカーニバル﹂、1974年にフランスのメイアンが﹁シャルル・ド・ゴール﹂を発表した。日本でも青いバラに対する挑戦は盛んで、今日までに数多くの品種が生み出され、世界でも注目を浴びている。2008年現在、一般的な交配による品種改良では、岐阜県の河本バラ園が2002年に発表した﹁ブルーヘブン﹂、アマチュア育成家である小林森治が1992年に発表した﹁青龍﹂や2006年に発表した﹁ターンブルー﹂等が、青に近い品種として知られている。
一方、サントリーの福井祐子らの研究により、バラ独自の青い色素が発見され[10]、﹁ロザシアニン﹂(Rosacyanin) と命名された。しかし、この色素を持つ﹁青龍﹂は花粉をほとんど出さないために、交配親としては不向きとされており、遺伝子操作に頼らない青バラへの道は依然険しく長いままではある。
日本はバラの自生地として世界的に知られており、品種改良に使用された原種のうち3種類︵ノイバラ[17]、テリハノイバラ、ハマナス︶は日本原産である。ノイバラの果実は利尿作用があるなど薬用として利用された[注3]。
古くバラは﹁うまら﹂﹁うばら﹂と呼ばれ[14]、﹃万葉集﹄にも﹁みちのへの茨︵うまら︶の末︵うれ︶に延︵ほ︶ほ豆のからまる君をはかれか行かむ﹂という歌がある[19]。﹃常陸国風土記﹄の茨城郡条には、﹁穴に住み人をおびやかす土賊の佐伯を滅ぼすために、イバラを穴に仕掛け、追い込んでイバラに身をかけさせた﹂とある。常陸国にはこの故事にちなむ茨城︵うばらき︶という地名があり、茨城県の県名の由来ともなっている[20]。
また、中国で栽培されていたバラもその多くは江戸時代までに日本に渡来している。江戸時代には身分・職業を問わず園芸が流行したが、中国原産のバラであるモッコウバラ、コウシンバラなどが園芸品種として栽培されていた。江戸時代に日本を訪れたドイツ人ケンペルも﹁日本でバラが栽培されている﹂ことを記録している。また与謝蕪村が﹁愁いつつ岡にのぼれば花いばら﹂の句を残している。
戦後すぐの1948年には東京・銀座でバラの展示会が開かれた。さらに1949年には神奈川県横浜市でバラの展示会が開かれ、そのときにはアメリカから花を空輸して展示用の花が揃えられた。鳩山一郎や吉田茂などのバラ愛好家は戦後日本でのバラの普及に貢献した。高度経済成長の波に乗って日本でもバラは普及し、農業試験場を中心に品種改良が行われるようになった。また戦後進められたインフラ整備の一環として、公立・私立の植物園や公園等が全国各地に設置され、その中にはバラ園で知られる施設もある。
戦後個人栽培家が増えると、ハイブリッドティーの花の出来栄えを競うコンテストが盛んに行われた。これは菊の品評会と同様に栽培技術を競うもので、栽培技術の向上につながった。バラは切り花としても普及し、日本においても花卉としてバラはキク、カーネーションと並ぶ生産高があり、ハウス栽培で年中市場に供給されている。近年は一般家庭でもガーデニングが流行し、オールドローズなどが植栽素材として再び注目を集め、多くの人に愛好されるようになった。
バラ園はバラを育てて展示鑑賞するための庭園。
日本のバラ園は以下を参照。
バラの施設一覧を表示するには右の [表示] をクリックしてください。
-
はぼろバラ園
-
いわみざわ公園バラ園
-
生田緑地ばら苑
-
ぎふワールド・ローズガーデン
-
荒牧バラ公園
-
大阪府立花の文化園
- 世界バラ会議
- 西武ドームイベント『国際バラとガーデニングショウ』
- ハウステンボスイベント『100万本のバラ祭』
- バラ制定都市会議(通称・ばらサミット)
- 花フェスタ記念公園 春のバラまつり 〜世界の薔薇をあなたへ〜 2017年5月13日(土)〜6月18日(日)
- ジェルブロワ(フランス)ばら祭り - 毎年6月の第3日曜日に開催される。
育種家と研究家収集家を表示するには右の [表示] をクリックしてください。
バラの品種名になった固有名詞の一覧を表示するには右の [表示] をクリックしてください。
●sub rosa︵英語版︶ - ﹁バラの下で﹂を意味するラテン語でスブ・ロサーと読む。ローマ神話などで沈黙の神ハルポクラテスへの贈り物にバラが用いられたという神話が由来で秘密をバラさないことを示すシンボルとなった。フランス語で、Découvrir le pot aux roses ︵バラの鉢を発見する︶という慣用句は、真実の発見を意味する。
●黄金のバラ - ローマのカトリック教会の教皇が伝統的に祝福を行う。敬意や愛情の証として教会や国家元首などに贈られる造花。
●バラ窓 - 聖女マリアの象徴として、教会のステンドグラスのモチーフであった。
シーリング・ローズ(英語版)。ローマ時代、バラの花を天井につるした宴会の内容は口外してはならないという習慣から
[33]。
サン・ドニ修道院南翼廊のバラ窓
以下、バラをシンボルとする国・地域・自治体名を明確にするため、太字で表記。
●under the rose - 秘密の意味。
●茨の道 - 辛く険しい道のりのこと。
●青いバラ︵the blue rose︶ - 神の祝福、または、不可能の意。
●きれいなバラには棘がある - 外見の美しさに気を取られると危険な目に会う事がある。
●There's no rose without a thorn. - ﹁棘のないバラは無い﹂または﹁世に完全な幸福はない﹂。フランスでは﹁誰にでも弱点がある﹂という意味。
●Run for the roses - ケンタッキーダービーの意。
-
薔薇の品種「ロイヤルプリンセス」
-
京成バラ園芸2020年発表品種「令の風(Reinokaze)」
-
日本・河合伸志 作出のバラ「ローズドゥクミコ」
-
フランス・デルバール社作出「ストロベリーアイス」
-
イギリス・McGredy作出「レッドライオン」
-
寺西菊雄 作出品種「スイートムーン」
-
京成バラ園芸作出のバラの品種「かぐや姫」
-
アメリカ・ジャクソン&パーキンス作出品種「シークレットパヒューム」
-
京成バラ園作出のバラの品種「希望(きぼう)」
-
京成バラ園作出のバラの品種「初恋(はつこい)」
-
京成バラ園作出のバラの品種「凛(りん)」
-
ヨハネパウロ2世(HT)
-
品評会でも使用される品種「ロイヤルハイネス」
-
京成バラ園作出の品種「ミスターローズ」
-
ウェディングベルズ(HT)
-
-
-
-
花音(HT)
-
千代(HT)
-
マヌウ・メイアン (HT)
-
メヌエット(FL)
-
レッドシャトー(HT)
-
カウンティー・オブ・チェシャー(S)
-
ローズミュージック(HT)
-
ラ・フランス(HT)
-
ソレイユ・ドール(HFt)
-
ピース(マダム・アントワーヌ・メイアン)(HT)
-
アンバークイーン(FL)
-
「シャルル・ド・ゴール」、HT、メイアン(1974)
-
サントリーフラワーズの青いバラ「アプローズ」(2004)
-
紫雲(鈴木省三 1984作、大輪・四季咲き HT)
-
日本で作出されたバラの一つ「朝雲(あさぐも)」
(一)^ なお、﹁玫瑰﹂は中国語においてはハマナスを指す。
(二)^ Jacquin, Nikolaus Joseph. Observationum botanicarum iconibus ab auctore delineatis illustratarum. pars I- [-IV et ultima]; Readex Microprint, 19--. Landmarks 2 ; monographs.NCID BB01405064 写本、名古屋大学所蔵。
(三)^ 今戸らによると﹁︵前略︶民間療法において、果皮は緩下、利尿を目的に、偽果︵種子を含む︶は利尿、通風、リウマチ、座骨神経痛などに用いられ︵後略︶[18]﹂という。
(四)^ ハマナスは皇后雅子のお印[25]。
(五)^ 2013年にリニューアルされるまでは243種、株数は国内第4位の2万2千株だった。
(六)^ バックの作出したバラは耐病性と耐寒性に優れていることで有名。
(一)^ ﹁食べるバラが好調 愛知の法人 加工品売り上げ5倍に﹂﹃日本農業新聞﹄﹄2020年3月19日、8面。2020年3月21日閲覧。
(二)^ “︻デビッド・オースチン・ロージズ史 Vol.2︼逆境から栄光への道とデビッド・オースチン・ファミリーの力”. GardenStory (2019年7月7日). 2023年10月16日閲覧。
(三)^ “TOTOSK KITCHEN Vol. 24 ローズウォーターにんじんのローズグラタン”. dacapo (ダカーポ) the web-magazine. 2016年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月18日閲覧。
(四)^ Bourrin, Jeanne (フランス語). La Rose et la mandragore. p. 162 ISBN 2-87686-072-4.
(五)^ abcdefg“バラをたどる‥バラの歴史”. 蓬田バラの香り研究所. 2019年6月6日閲覧。
(六)^ abcde中尾 2006, p. 452.
(七)^ 瀧井康勝﹃366日 誕生花の本﹄日本ヴォーグ社、1990年11月30日、203頁。
(八)^ “バラのまちだより No.12”. さいたま市立中央図書館. 2024年7月18日閲覧。
(九)^ 瀧井康勝﹃366日 誕生花の本﹄日本ヴォーグ社、1990年11月30日、200頁。
(十)^ 福井祐子﹁バラ花弁の新規色素Rosacyanin類の構造 (口頭発表の部)﹂﹃天然有機化合物討論会講演要旨集﹄第42巻第(0)号、2000年、55-60頁、doi:10.24496/tennenyuki.42.0_55、NAID 110006681912。
(11)^ ﹃全唐詩﹄巻598所収。
(12)^ “高駢‥山亭夏日”. Web漢文大系. 2019年6月8日閲覧。
(13)^ 甲斐 2007, pp. 470–479
(14)^ ab木下 2017, pp. 469-
(15)^ 中尾 2006, p. 453.
(16)^ abcd田中敏夫. “花の女王バラを紐解く﹁チャイナローズ~中国生まれのバラ﹂”. GARDEN STORY. 株式会社タカショー. 2019年1月6日閲覧。
(17)^ 木下 2017, pp. 469、670、474、475、679
(18)^ 今戸 et al. 2010, pp. 409–409
(19)^ 井上 1932, pp. 59, ﹁みちのへの﹂
(20)^ ﹃都道府県展望﹄ 1971, pp. 52-52︵コマ番号0030.jp2︶
(21)^ 東洋一のバラ園と岡本勘治郎 京阪園芸
(22)^ 会社沿革 京阪園芸
(23)^ ローズガーデン ひらかたパーク
(24)^ 会社の歩み 京成バラ園芸
(25)^ “天皇皇后両陛下 結婚30年 皇后さまのお印、津波に耐えた﹁奇跡のハマナス﹂が陸前高田市の﹁全国植樹祭﹂で10年以上ぶりに里帰り”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2023年6月8日). 2023年7月8日閲覧。
(26)^ ﹁日本一長い“バラのトンネル” 川島平成の森公園、ライトアップも﹂﹃埼玉新聞﹄埼玉新聞社、2016年5月14日。2016年5月21日閲覧。オリジナルの2016年5月15日時点におけるアーカイブ。
(27)^ “県内最大の﹁バラ園﹂伊奈町制施行記念公園”. 埼玉商工会連合会. 2019年6月6日閲覧。
(28)^ “バラ園︵町制施行記念公園︶”. 伊奈町 (2019年5月31日). 2019年6月6日閲覧。
(29)^ “Bara Koen (The Rose Park)”. World Federation of Rose Societies. 2018年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月6日閲覧。
(30)^ “Index of /~paul”. Raindrop (22-Dec-2015). 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月8日閲覧。
(31)^ “かのやばら園植栽図鑑”. かのやばら園. 2014年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月18日閲覧。
(32)^ “靭公園バラ園”. 大阪市花と緑の情報サイト. 2015年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月7日閲覧。
(33)^ “余録‥英語で﹁バラの下で︵under the rose︶﹂が…”. 毎日新聞. 2022年7月6日閲覧。