「コンピュータエンターテインメントレーティング機構」の版間の差分
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: [[カプコン]]が開発・販売を手がける[[モンスターハンターシリーズ]]<ref group="注">番外作の『[[モンハン日記 ぽかぽかアイルー村]]』と『[[モンスターハンター ストーリーズ]]』は比較的抑え目な表現のため「A」に区分されている。</ref>は「C」に区分されているが、小学生を主な読者とするコミック誌である『[[月刊コロコロコミック]]』などで毎号のように取り上げられている。また2019年からは同じく「C」に区分されている「[[フォートナイト_(ゲーム)|フォートナイト]]」の特集を組んでいる。編集部は「レーティングは知っているが、読者からの要望もあり独自の判断で取り上げている」としており、開発者は「小学生にもゲームを知ってほしいという気持ちはある」とした上で「レーティングはあくまで目安。法律の規制ではなく、問題はない」と述べている。それに対してある保護者は「小学生の購買意欲をあおっている」と批判した<ref name="shizuoka">{{Cite news|title=過激ゲーム 小学生に人気|newspaper=静岡新聞夕刊|publisher=静岡新聞社|date=2008-06-25|page=4}}</ref>。 |
: [[カプコン]]が開発・販売を手がける[[モンスターハンターシリーズ]]<ref group="注">番外作の『[[モンハン日記 ぽかぽかアイルー村]]』と『[[モンスターハンター ストーリーズ]]』は比較的抑え目な表現のため「A」に区分されている。</ref>は「C」に区分されているが、小学生を主な読者とするコミック誌である『[[月刊コロコロコミック]]』などで毎号のように取り上げられている。また2019年からは同じく「C」に区分されている「[[フォートナイト_(ゲーム)|フォートナイト]]」の特集を組んでいる。編集部は「レーティングは知っているが、読者からの要望もあり独自の判断で取り上げている」としており、開発者は「小学生にもゲームを知ってほしいという気持ちはある」とした上で「レーティングはあくまで目安。法律の規制ではなく、問題はない」と述べている。それに対してある保護者は「小学生の購買意欲をあおっている」と批判した<ref name="shizuoka">{{Cite news|title=過激ゲーム 小学生に人気|newspaper=静岡新聞夕刊|publisher=静岡新聞社|date=2008-06-25|page=4}}</ref>。 |
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: さらに2009年8月にはバンダイナムコゲームス(のちのバンダイナムコエンターテイメント)のDS用ソフト『[[THE IDOLM@STER Dearly Stars|アイドルマスター ディアリースターズ]]』が「C」区分であるが、小学生女児を主な読者とするコミック誌『[[なかよし]]』や未就学男児を主な読者とする『[[テレビマガジン]]』で取り上げられたり、バンダイナムコ自体が編集・発行するゲーム販売店向け[[フリーペーパー]]の『[[Side-BN]]』に本作を「女の子にもオススメの注目ゲーム」と宣伝したりするなど、低年齢女児向けの販促を公然と行っていた。 |
: さらに2009年8月にはバンダイナムコゲームス(のちのバンダイナムコエンターテインメント)のDS用ソフト『[[THE IDOLM@STER Dearly Stars|アイドルマスター ディアリースターズ]]』が「C」区分であるが、小学生女児を主な読者とするコミック誌『[[なかよし]]』や未就学男児を主な読者とする『[[テレビマガジン]]』で取り上げられたり、バンダイナムコ自体が編集・発行するゲーム販売店向け[[フリーペーパー]]の『[[Side-BN]]』に本作を「女の子にもオススメの注目ゲーム」と宣伝したりするなど、低年齢女児向けの販促を公然と行っていた。 |
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: [[任天堂]]も[[ファミ通]]クロスレビューのメーカーアンケートにおいて「B」・「C」区分のソフトに関しても「どなたでも楽しめる」旨を紹介している(『ファミ通』では「Z」区分のソフトも特集することはあるが、記事を掲載する際「『ファミ通』の掲載基準に従い、考慮している」旨の断り書きを欄外に記載している)。任天堂も初の「D」区分のゲームソフト『[[斬撃のREGINLEIV]]』を発売するなど、レイティングに配慮したゲーム制作とは一線を画する動きを示してきている。 |
: [[任天堂]]も[[ファミ通]]クロスレビューのメーカーアンケートにおいて「B」・「C」区分のソフトに関しても「どなたでも楽しめる」旨を紹介している(『ファミ通』では「Z」区分のソフトも特集することはあるが、記事を掲載する際「『ファミ通』の掲載基準に従い、考慮している」旨の断り書きを欄外に記載している)。任天堂も初の「D」区分のゲームソフト『[[斬撃のREGINLEIV]]』を発売するなど、レイティングに配慮したゲーム制作とは一線を画する動きを示してきている。 |
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; レイティング制度による影響 |
; レイティング制度による影響 |
2022年11月15日 (火) 05:21時点における版
団体種類 | 特定非営利活動法人 |
---|---|
設立 | 2002年6月 |
所在地 |
東京都千代田区鍛冶町二丁目3番1号 神田高野ビル4階 北緯35度41分27.99秒 東経139度46分19.84秒 / 北緯35.6911083度 東経139.7721778度座標: 北緯35度41分27.99秒 東経139度46分19.84秒 / 北緯35.6911083度 東経139.7721778度 |
法人番号 | 4010005007093 |
起源 | コンピュータエンターテインメント協会 |
主要人物 | 理事長 島田仁郎 |
活動地域 | 日本 |
主眼 | ゲームソフトの年齢別レーティングを実施することにより、一般市民やユーザーに対しゲームソフトの選択に必要な情報を提供し、青少年の健全な育成を計り且つ社会の倫理水準を適正に維持すること |
活動内容 |
ゲームソフトの審査事業及び審査員募集・研修・育成事業 ゲームソフト環境の調査・研究及び審査システム改善・拡充事業 ゲームソフトの年齢別レーティング制度普及啓発事業 社会の倫理水準を適正に維持することを目的とする国内・国外の団体との交流協力事業 |
ウェブサイト | https://www.cero.gr.jp/ |
設立経緯
2002年6月、社団法人コンピュータエンターテインメント協会︵CESA︶の関連団体として設立され[3]、同年10月から審査が開始された[4]。2003年12月には東京都より特定非営利活動法人として認証された[5]。 暴力的、性的、反社会的な表現や、言語及び思想に関して独自の倫理規定を策定し、それに基づいて審査されるゲームソフトの対象年齢を決定するのを主な業務としている。 CEROの設立以前は、ソニー・コンピュータエンタテインメント︵PlayStation・PlayStation 2︶、セガ︵ドリームキャスト︶、マイクロソフト︵Xbox︶、任天堂︵ニンテンドーゲームキューブ・ゲームボーイアドバンス︶を主とした、各ゲーム機のメーカー︵ライセンサー︶による独自の基準を元に審査を行っていたが、同内容のゲームでもSCE・セガ・マイクロソフト・任天堂の間で審査の基準に食い違いが生じ、場合によっては内容の修正を余儀なくされることもあった。 こうしたメーカー別の基準を統一し、業界団体レベルで執っていくことでゲームソフトに対する批判に応える目的の他、他国より遅れていたレイティングを補完する目的のために設立された[4]。 CEROは会員制度をとっており、CEROの目的に賛同して入会した個人および団体を正会員、目的に賛同し賛助するために入会した個人および団体を賛助会員と定義している。事実上国内市場で販売する際にはCEROの審査が強制化しており、当初審査体制に疑問を持つ会社もいたが、ほとんどのメーカーが審査を受けるために会員になっている[6]。レイティング制度
レイティングの策定にあたってはアメリカ・カナダの審査団体エンターテインメントソフトウェアレイティング委員会︵Entertainment Software Rating Board、略称‥ESRB︶を参考に決定された[4]。メーカー | プラットフォーム |
---|---|
セガ | ドリームキャスト メガドライブ ミニ・ゲームギアミクロ・アストロシティミニ・アストロシティミニ V・メガドライブ ミニ2 |
ソニー・インタラクティブエンタテインメント | PlayStation・PlayStation 2・PlayStation 3・PlayStation 4・PlayStation 5 PlayStation Portable(goを含む)・PlayStation Vita[注 1] プレイステーション クラシック |
任天堂 | ニンテンドーゲームキューブ・Wii・Wii U・Nintendo Switch[注 2][注 3] ゲームボーイ・ゲームボーイアドバンス・ニンテンドーDS・ニンテンドー3DS・Newニンテンドー3DS ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ・ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン |
バンダイナムコエンターテインメント | ワンダースワン |
日本マイクロソフト | Xbox・Xbox 360[注 4]・Xbox One・Xbox Series X/S[注 5] |
SNK | ネオジオ ミニ |
コナミデジタルエンタテインメント | PCエンジン mini |
タイトー | イーグレットツー ミニ |
その他のメーカー | パソコンゲーム[注 6][注 7] |
携帯電話ゲーム・スマートフォンのアプリ[注 8] | |
クラウドゲーム・サービス |
設立当初の区分
レイティング区分 | 備考 | |
---|---|---|
全年齢対象 | 設立当初より設定されていたレイティング区分。 | |
12才以上対象 | ||
15才以上対象 | ||
18才以上対象 | ||
教育・データベース | 後から追加されたレイティング区分だが設立当初から設定が予定されていた。 対象年齢を定めず、教育またはデータベース系に該当し、ゲーム性を持たないソフトウェアが区分される。 | |
審査予定 | 2003年に追加されたレイティング区分で、販促物などに表示される「審査予定」は販促物などに、 「CERO規定適合」は体験版に表示される。これらについては後にCEROの審査を受ける予定または進行中という意味がある[8]。 | |
CERO規定適合 |
2006年3月以降の区分
レイティング区分 | 対象年齢 | 背表紙帯色 | 説明書 | |
---|---|---|---|---|
A | 全年齢対象 | 黒 (■) | ||
B | 12才以上対象 | 緑 (■) | ||
C | 15才以上対象 | 青 (■) | ||
D | 17才以上対象 | 橙 (■) | ||
Z | 18才以上のみ対象 | 赤 (■) |
表現の規制
CEROの倫理規定︵第7条および別表3︶には︵直接・間接的な︶性行為・性器の描写や、過度に暴力的、反社会的な言語、思想、差別表現に対しては﹁禁止表現﹂と定め、それに該当する表現が含まれる場合はレイティングを与えられない[12]。審査を受けていないゲームを販売店が取り扱うことはほとんどないため、CEROからレイティングを受けられないゲームはほぼ販売不可能になる。 日本国外で開発されたゲームソフトをローカライズする際、ある程度表現を修正してからCEROの区分を受けて発売されることがある。事例としてはRockstar Gamesが発売し、日本ではカプコンによって発売されたグランド・セフト・オートシリーズ︵﹃III﹄から﹃バイスシティ・ストーリーズ﹄まで︶は、CEROの倫理規定に基づきいくつかの機能の削除や仕様変更を行ってからローカライズされたが、それでもなお﹁18才以上のみ対象﹂に区分されている[13]。 また、ベセスダ・ソフトワークス/ゼニマックス・アジアによってローカライズされた﹃Fallout 3﹄にも同様の規制がなされており、この中で特に核についての表現に問題があることが新たに明らかになった[14]。 核兵器や放射線︵放射能︶の描写に関しては、全てがCEROの禁止表現になっているわけではなく、事例として﹃エースコンバット5﹄については、核弾頭の起爆場面が描写されているシーンが、さらに﹃ZERO﹄においては、実際のゲームプレー中にあらかじめ敵軍が仕掛けた核弾頭が起爆するイベントがあり、シーンカットにおいても前作と比べてより詳細な描写がなされている。しかし両タイトルともCEROのレーティングでは﹁A﹂に区分されているため、戦争や兵器に対しては︵日本国外と比して︶比較的寛容になっている︵ESRBでは核兵器に関する表現はチェック対象であるため﹁T︵13歳以上対象︶﹂に区分されている︶。 外国製のタイトルの中には一部の店舗では取り扱わない方針であることから販売面で不利になるため﹁Z﹂区分を回避するよう過激な表現を削り、﹁D﹂区分に引き下げてでも販売の裾野を広げる例もあり、エレクトロニック・アーツから発売された﹃JUST CAUSE ビバ・レボリューション﹄︵﹁Z﹂区分︶の続編で、スクウェア・エニックスによりローカライズ・発売された﹃JUST CAUSE 2﹄は、一部の表現を変更して﹁D﹂区分で発売しているが、その続編のJUST CAUSE 3では海外版と同様の表現を行い[15]﹁Z﹂区分となっている。 それ以外にも︵国産・海外産を問わず︶﹁過度な残酷表現﹂が多く含まれ、﹁18才以上のみ対象﹂の範囲でも修正が困難なため、国内での販売が不可能なゲームを多く出したこと[16]で、結果的に日本市場では発売されないソフトもある。﹁︵CEROの規制が厳しい︶日本市場だけに合わせて手直しするよりは、むしろ最初から投入しない﹂という方針をとる外国メーカーもある。国内メーカーでも、最初から外国市場を前提にし、国内市場投入をほぼ考えていないゲームを製作するメーカーも存在する[17][注 9]。コンテンツディスクリプターアイコン
上記とは別に、ゲームに含まれているいくつかの表現をアイコンにして明示させるのがコンテンツディスクリプターアイコン︵単にコンテンツアイコンとも︶であり、パッケージの裏面に記載されている。ニンテンドーeショップ、PlayStation Store、Xbox Games ストアでも同様に対象年齢と併記されている。 ゲームソフトの公式サイトでは、対象年齢のみ記載しておりコンテンツアイコンの併記をしていないものが殆どだが、一部のゲームソフトの公式サイトではコンテンツアイコンの併記をしているものもある。また、ゲームハードメーカーによるサードパーティーソフトを含めた一部のゲームソフトの商品情報ページ[注 10]や、一部ゲームメーカーのショッピングサイト[注 11]でもコンテンツアイコンの併記をしているケースもある。 2004年4月から設けられ[18]、CERO‥A︵全年齢対象︶およびCERO‥教育・データベースを除いた区分には必ず明示される[19]。 コンテンツアイコンには以下の9種類がある。コンテンツアイコン | 内容 | 備考 |
---|---|---|
恋愛 | 異性愛・同性愛などに対して設定される。 | |
セクシャル | 半裸・下着・水着など肌の露出が多い衣装や、 セクハラに相当する言動(身体を触るなど)に設定される。 |
桃太郎電鉄シリーズでは女湯のシーンが削除されていないにもかかわらず CEROが把握していない理由でCERO:A(全年齢対象)となっている。 |
暴力 | 喧嘩、拷問、武器類の使用による戦闘、 対戦格闘、戦争、兵器などに対して設定される。 |
ボクシングやプロレスなどの格闘技にも設定される。 『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』のみモンスターハンターシリーズでは 暴力的シーンが少ない理由でCERO:A(全年齢対象)となっている。 |
恐怖 | 出血や死体の描写など、 過度に恐怖感を煽る表現に対して設定される。 |
『ペーパーマリオ オリガミキング』はPEGIではゲームのシーンに恐怖が該当するため「PEGI:12」に区分されている。 |
飲酒・喫煙 | 未成年者の飲酒・喫煙、 及びそれらを肯定・奨励する表現に対して設定される。 |
成人のみでの飲酒・喫煙を含む場合は設定していないが、 日本国外(ESRBなど)では「(成人の)飲酒・喫煙が含まれる」旨の注意を促すこともある。 |
ギャンブル | 金品を賭ける違法なギャンブル(賭博罪に相当)に対して設定される。 日本国外ではギャンブル自体そのものに対してアイコンが付けられることがある。 |
『Wi-Fi対応 世界のだれでもアソビ大全』の場合、PEGIではポーカーや ブラックジャックがギャンブルにあたるとして「PEGI:12」に区分されている。 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』までの本編作品では ゲームコーナーの要素がギャンブルにあたるとして「PEGI:12」に区分されたため、 以降の作品からゲームコーナーが廃止された。 |
犯罪 | 殺人、強盗などの法令に反する行為や犯罪(者)を肯定する表現に対して設定される。 | |
麻薬等薬物 | 麻薬・覚醒剤・ドラッグその他違法な薬物を使用するか、 それらを肯定したり取引するなどの表現に対して設定される。 |
医療で使用する場合にも設定される (『研修医 天堂独太』など)。 |
言葉・その他 | 差別用語・放送禁止用語などの不快な言葉の使用や、 第三者(特に実在の国・人種・宗教など)に対する差別的な表現、 その他反社会的な行為や思想に対して設定される。 |
審査
審査員には公平かつ偏向を防ぐことから、20歳以上で、かつゲーム関連企業に携わらない者であれば応募できるようになっている[24]。 審査の手順は (一)審査の対象となるゲームの映像と、希望する年齢区分を明記した問診票、世界観などを記述した資料、審査依頼票をCEROに送付する。 (二)それらの情報を、審査基準を元に作成されたマニュアルに基づき、3人の審査員が対象年齢を決定する。 ゲームソフトによっては、複数のタイトルを1本のパッケージとして収録する形式︵オムニバスゲーム︶もあるが、この場合も収録の全タイトルを審査する。 複数のタイトルを収録する場合、︵﹁A・B﹂区分が混在するように︶対象年齢の区分が混在する場合もあるが、この場合は対象年齢が最も高い方を採用する。以下にメーカーによる明記があるものを上げる。 レベルファイブより発売の﹃GUILD01﹄では、各自ゲームの単独販売において﹃CRIMSONSHROUD﹄が﹁B﹂区分となっており、﹃解放少女﹄﹃レンタル武器屋deオマッセ﹄﹃AERO PORTER﹄の3タイトルが﹁A﹂区分となっている[25]。 ナムコ︵現:バンダイナムコエンターテインメント︶より発売のナムコミュージアム Vol.2では、収録タイトル中﹃ローリングサンダー﹄のみが﹁12才以上対象﹂区分となっている[26]。 コナミ︵現:コナミデジタルエンタテインメント︶より発売された﹃パワポケダッシュ﹄はゲームボーイアドバンス版発売当時︵2006年︶が﹁全年齢﹂と指定されていたが、2021年に発売された﹃パワプロクンポケットR﹄の特典としてNintendo Switchに移植された[注 14]際の再審査を行うことにより、レーティングが﹁B﹂に引き上げられた。 (三)審査結果をメーカーに返送する。ここでメーカーが同意すれば審査を終了し、不同意の場合は再度審査する。 (四)ゲームソフトの完成後、保存用にソフト1本をCEROへ納品する。 のようになっており[4][5][24][27]、早ければ発売予定日の2〜3ヶ月前に審査を終了、遅くても1ヶ月程前までに審査を終了し、対象年齢が発表される。 ゲームソフトの審査を依頼する側は審査料金を支払う必要がある[5]。非会員の場合でも審査は可能であるが、会員の3倍となる[28]。懲戒処分・再審査事例
メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜 ﹃メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜﹄のCEROレーティングは当初﹁A﹂︵全年齢対象︶と指定されていたが、2011年7月27日に﹁A﹂では不適切な箇所があったこと、制作販売したガストが審査の際その箇所について提示していなかったことが指摘され、ガストに対して懲戒処分およびレーティングの再審査を行うこととなり、ガストは再審査の期間中における出荷を停止した[29]。翌々日の29日にはレイティングが﹁B﹂に引き上げられ﹁セクシャル﹂のコンテンツディスクリプターアイコンが追加されたことが発表された[30]。 具体的にどのような内容が問題となったのか公表されていないが、同作のキャラクター画像を担当した岸田メルは自身のTwitter上で、作中における男性キャラクターの入浴シーンに、男性の臀部を晒す表現があったことに問題があったという見解を示している[31]。 なお、次回作の﹃アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜﹄以後のアトリエシリーズのナンバー作品はすべて﹁B﹂レイティングかつ﹁セクシャル﹂アイコンつきで発売されている。アサシンクリード ヴァルハラの表現規制および未審査版の販売
レイティングに対する意見と批判
脚注
注釈
出典
関連項目
- ソフト一覧
- 関連団体
- コンピュータソフトウェア倫理機構 - 日本のアダルトゲームの審査団体
- 日本コンテンツ審査センター- 日本のアダルトゲーム及びアダルトビデオの審査団体
- エンターテインメントソフトウェアレイティング委員会 - アメリカのゲーム審査団体
- 汎欧州ゲーム情報 - ヨーロッパのゲーム審査団体
- フィルム・文献分類管理局 - オーストラリア及びニュージーランド政府の審査団体
- ソフトウェア事前審査機構 - ドイツのゲーム審査団体
- 全英映像等級審査機構 - イギリスのゲーム審査団体
- ゲーム物等級委員会 - 韓国のゲーム審査団体
- 国家通訊伝播委員会 - 台湾のゲームソフトレーティング管理法により、ゲーム審査団体として独立行政機構
- 国際年齢評価連合 - デジタル配信されるゲームやモバイルアプリの審査団体。ESRBやPEGIなど6団体が加盟。
- その他