きっづ光科学館ふぉとん
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きっづ光科学館ふぉとん The Kid's Science Museum of Photons | |
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施設情報 | |
専門分野 | 光 |
事業主体 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
開館 | 2001年(平成13年)7月11日 |
所在地 |
〒619-0215 京都府木津川市梅美台8丁目1番 |
位置 | 北緯34度42分49.6秒 東経135度50分8.8秒 / 北緯34.713778度 東経135.835778度座標: 北緯34度42分49.6秒 東経135度50分8.8秒 / 北緯34.713778度 東経135.835778度 |
外部リンク | きっづ光科学館ふぉとん |
プロジェクト:GLAM |
きっづ光科学館ふぉとん︵きっづひかりかがくかんふぉとん︶は、京都府木津川市︵関西文化学術研究都市木津地区︶にある科学館である。光に関する科学館としては、日本初となる。
概要[編集]
子どもたちの﹁科学する心﹂の育成を目的として、日本原子力研究所関西研究所︵現・国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所︶が建設し、2001年︵平成13年︶7月11日開館。館名は公募作品1112通の中から、大学生加野賢二の案﹁きっづ光科学館﹂と小学生北條菜津子の案﹁ふぉとん﹂を選んで組み合わせたもので、﹁きっづ﹂は﹁kids︵子供たち︶﹂と所在地である﹁木津﹂に、﹁ふぉとん﹂は光子を意味する﹁フォトン︵Photon︶﹂に由来する[1][2][3][4][5]。 身近なものでありながら、さまざまな不思議に満ちた﹁光﹂をテーマにしており、光の不思議を体験し、光の基本的な性質から最先端の光の利用技術まで、楽しみながら学ぶことができる。光の歴史や科学技術に関する展示のほか、全天周映像ホールではクイズなどを通じて来館者が体験参加できる。また、光に関する演示実験などを行う﹁レーザーラボ﹂や、工作教室なども実施されている。 春休みや夏休みなどには特別イベントが開催され、常設展示では扱うことのできない科学技術や光に関する実験・工作が体験できる。沿革[編集]
●2001年︵平成13年︶ ●3月13日 - 日本原子力研究所(原研)が名称が決まったことを発表する[3][4]。 ●7月11日 - 開館。 ●2005年 - 原研が日本原子力研究開発機構︵原子力機構︶に改組。 ●2010年︵平成22年︶5月20日 - 事業仕分け第2弾において原子力機構施設による運営業務委託先を決める入札の仕方について議論され、その結果、競争的に委託先を決定し、事業規模も縮減することが要求される[6]。 ●2012年︵平成24年︶ ●3月16日 - 原子力機構が運営委託契約が切れる4月以降は事前予約のみの受け入れることを決める[7]。 ●3月28日 - 木津川市3月定例市議会で科学館継続を求める意見書が可決される[8]。 ●4月12日 - 木津川市や木津川市議会の要請を受け、毎週木曜日から日曜日まで展示施設のみ予約なしでの一般公開を再開[9][10]。事前予約は水曜日のみ受け入れる[11]。 ●4月21日 - 原子力機構は科学館の直轄での運営を継続することを決め、4月27日に予定されていた新たな運営委託先を決める入札を中止する[12]。 ●6月15日 - 木津川市・精華町・宇治市・城陽市・生駒市の教育委員会と校長会が運営継続を求める要望書を平野博文文部科学大臣宛に提出する[13][14]。 ●6月26日 - 関西文化学術研究都市建設推進協議会が科学館存続を求める要望書を民主党府連に提出する[15]。 ●8月31日 - 原子力機構が科学館を別法人へ移管し、地元自治体と共同運営する方針を発表する[16][17][18]。 ●2016年︵平成28年︶4月1日 - 量子科学技術研究開発機構発足、関西光科学研究所︵当時、現在は﹁関西光量子科学研究所﹂︶とともに原子力機構から移管される。利用情報[編集]
●休館日 ●月曜日、火曜日︵祝日・振替休日の場合はその翌日︶ ●年末年始︵12月28日 - 1月4日︶ ●その他臨時休館する場合あり ●開館時間 - 10‥00 - 16:30 ●入館料‥現在は無料︵2019年4月1日現在、開館当時は大人300円、子供100円︶。 ●※現在︵2021年10月4日︶、きっづ光科学館ふぉとんでは、課外授業︵学習投影︶等の場としてプラネタリウムの上映を再開しています。︵月・火曜日を除く。︶アクセス[編集]
﹁梅美台西﹂より徒歩約1分脚注[編集]
(一)^ ﹁日本原子力研究所関西研究所科学館︵仮称︶の名称決定について﹂日本原子力研究所、2001年3月13日
(二)^ “﹁ふぉとん﹂の概要と利用案内”. きっづ光科学館ふぉとん. 2016年10月16日閲覧。
(三)^ ab﹁関西文化学術研究都市 月報NO.151 2001年4月号﹂関西文化学術研究都市推進機構 、2001年
(四)^ ab﹁新施設の名称は﹃きっづ光科学館ふぉとん﹄ 京の男性に最優秀賞 日本原研﹂﹃京都新聞﹄2001年3月14日付朝刊、第28面
(五)^ ﹁科学館の名称決まる 日本原子力研究所の施設﹂﹃朝日新聞﹄2001年3月14日付朝刊、京都1版、第31面
(六)^ ﹁仕分け後半初日 木津川・光科学館ふぉとん 入札競争性向上を﹂﹃京都新聞﹄2010年5月21日付朝刊、第2面
(七)^ ﹁来月以降利用 団体客のみ 木津川﹃ふぉとん﹄﹂﹃京都新聞﹄2012年3月17日付朝刊、第25面
(八)^ ﹁当初予算など45議案を可決 木津川市会閉会﹂﹃京都新聞﹄2012年3月29日付朝刊、第22面
(九)^ ﹁木~日曜限定で公開 木津川の﹃ふぉとん﹄﹂﹃朝日新聞﹄2012年4月13日付朝刊、京都市内・1地方、第29面
(十)^ ﹁きっづ光科学館ふぉとん 木-日曜、限定再開 当面、展示施設のみ﹂﹃毎日新聞﹄2012年4月14日付、京都版、第23面
(11)^ ﹁きっづ光科学館ふぉとん 週4日、一般公開GWには宇宙映像上映も﹂﹃京都新聞﹄2012年4月15日付朝刊、第22面
(12)^ ﹁木津川市の光科学館 研究所直営を継続 運営委託 入札取りやめ﹂﹃京都新聞﹄2012年4月25日付朝刊、第23面
(13)^ ﹁運営継続へ要望書 きっづ光科学館ふぉとん 木津川市教委、文科相に﹂﹃京都新聞﹄2012年6月16日付朝刊、第5面
(14)^ ﹁ニュース短信 科学館ふぉとん存続を文科相に要望﹂﹃朝日新聞﹄2012年6月16日付朝刊、南京都・1地方、第31面
(15)^ ﹁次世代エネ実験 支援継続を要望 学研建設協、民主に﹂﹃京都新聞﹄2012年6月27日付朝刊、第27面
(16)^ ﹁光科学館ふぉとん 存続へ 木津川 原研、見直し方針決定 ﹃地元と共同運営で﹄﹂﹃京都新聞﹄2012年9月1日付朝刊、第27面
(17)^ ﹁木津川市の﹃科学館ふぉとん﹄管理運営 原子力機構、分離へ﹂﹃朝日新聞﹄2012年9月1日付朝刊、京都市内・1地方、第27面
(18)^ ﹁光科学館 別法人に移管 来年から 地元自治体と共同運営﹂﹃読売新聞﹄2012年9月1日付大阪朝刊、京都市内版、第33面