クイーン+アダム・ランバート
クイーン+アダム・ランバート | |
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基本情報 | |
出身地 | イングランド |
ジャンル | ロック,オペラ |
活動期間 | 2011年 - |
共同作業者 | クイーン、アダム・ランバート |
メンバー |
ブライアン・メイ ロジャー・テイラー アダム・ランバート スパイク・エドニー ニール・フェアクロー タイラー・ウォーレン |
旧メンバー | ルーファス・タイガー・テイラー |
クイーン+アダム・ランバート︵Queen + Adam Lambert︶は、イングランドのロックバンドであるクイーンのブライアン・メイ、ロジャー・テイラーとアメリカの歌手のアダム・ランバートによるコラボレーション・バンドである。略称は﹁Q+AL﹂﹁QAL﹂。
2009年に終了したクイーン+ポール・ロジャースプロジェクト以来のコラボレーション・バンドとなる。クイーン+ポール・ロジャースと同様、1997年に引退したクイーンのベーシストのジョン・ディーコンは不参加となっている。
2019年現在、このコラボレーション・バンドでのリリース作品はライブアルバム・映像作品のみとなっているが、メイとテイラーは︵このバンドでの︶オリジナル楽曲をレコーディングする可能性を述べている[1]。
メンバー[編集]
名前 | 担当 | 在籍期間 |
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ブライアン・メイ | ギター ボーカル |
2011年 - 現在 |
ロジャー・テイラー | ドラムス パーカッション ボーカル |
2011年 - 現在 |
アダム・ランバート | ボーカル | 2011年 - 現在 |
スパイク・エドニー (Spike Edney) |
キーボード バッキング・ボーカル |
2011年 - 現在 |
ニール・フェアクロー (Neil Fairclough) |
ベース バッキング・ボーカル |
2011年 - 現在 |
タイラー・ウォーレン (Tyler Warren) |
パーカッション ドラムス バッキング・ボーカル |
2017年 - 現在 |
過去のメンバー | ||
ルーファス・タイガー・テイラー[注釈 1] (Rufus Tiger Taylor) |
パーカッション ドラムス |
2011年 - 2017年 |
経歴[編集]
結成まで[編集]
2009年、クイーンのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーはアメリカのオーディション番組﹃アメリカン・アイドル﹄にゲスト出演する。シーズン8の結果発表の前にふたりの演奏で最終候補者のクリス・アレンとアダム・ランバートが﹁伝説のチャンピオン﹂を熱唱する[2]。メイとテイラーはランバートのボーカルに惚れこみ、その場でクイーンへの参加を打診したとローリング・ストーン誌は伝えている[3]。その件に関してその気があるのかとAP通信がランバートに聞いたところ﹁それは難しい質問だね。だって、正直クイーンにならないかっていう申し出をどう断ったらいいんだ?そんなの信じられないよ!でも、今、自分でやりたいこともあって、それが僕の目標でもあるんだ。だから、できることなら両方やってみたいね﹂と述べている。
2011年11月、MTV Europe Video Awardsにてメイとテイラーはランバートと再共演し﹁ショウ・マスト・ゴー・オン﹂﹁ウィ・ウィル・ロック・ユー﹂﹁伝説のチャンピオン﹂の3曲をメドレーで披露した[4]。
アダム・ランバートはクイーンとの共演について﹁僕の見方としては僕はフレディの代わりを演じるつもりも、フレディの上を行くつもりも、フレディと競うつもりもまったくないし、そんなことはまるで考えてないんだ。フレディとバンドとで書いた音楽を歌って、それをステージに持っていっていいショーをやるように請われたってことはすごい光栄なことだと、そう思ってるんだ。でも、観てるみんなが比較することばかりに気を取られると、きっとライヴを楽しめなくなるとも思うよ﹂と語っている[5]。
2012年 - 現在[編集]
2012年6月から7月にかけてウクライナ、ロシア、ポーランド、イギリスの4都市で6公演を行った[6]。2013年の活動は﹁iHeartRadio Music Festival 2013﹂への出演だけだったが、2014年には6月から7月にかけて24公演の北米ツアーを行い、8月には﹁SUMMER SONIC 2014﹂のヘッドライナーとして日本公演を行った。2016年にも日本武道館で日本公演を開催。 2017年1月26日に北米ツアーを敢行することが発表された。このツアーは、2017年6月23日にアリゾナ州フェニックスから始まり、8月5日にテキサス州ヒューストンで千秋楽を迎えた[7]。4月にヨーロッパ公演を行なうことが発表され[8]、2か月後に2018年2月から3月にかけてニュージーランド公演とオーストラリア公演を行なうことが発表された[9]。 2019年2月25日に行なわれた第91回アカデミー賞のオープニング・アクトとして、﹁ウィ・ウィル・ロック・ユー﹂と﹁伝説のチャンピオン﹂を披露。演奏終盤には、背後のスクリーンに赤いマントを羽織ったフレディ・マーキュリーが大きく映し出される演出があった[10]。 2018年12月3日、2019年7月から8月にかけて行われる北米ツアー﹁The Rhapsody Tour﹂を発表した[11]。同年4月7日、2020年2月にオーストラリアでスタジアム6公演を行うことを発表し、2019年4月8日にはニュージーランドでさらに3公演行うことを発表した[12][13]。2019年4月17日、2020年1月の日本公演︵東京、大阪、名古屋の4公演︶が発表され[14]、さいたまスーパーアリーナ、京セラドーム大阪、ナゴヤドームの3会場で公演を行った[15]。 2020年3月31日、世界的なCOVID-19パンデミックのため、この年予定していたツアーの日程が2021年まで延期されたことを確認した[16]。 2023年8月1日、2024年2月の日本公演︵名古屋、大阪、札幌、東京の5公演︶が発表された。 2023年11月29日、第74回NHK紅白歌合戦の特別企画での出場が発表された[17]。ディスコグラフィ[編集]
NHK紅白歌合戦出場歴[編集]
年度 | 放送回 | 回 | 曲目 | 備考 |
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2023年 | 第74回 | 初 | Don't Stop Me Now | 特別企画出場歌手として追加発表[17] |
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ ロジャー・テイラーの次男
出典[編集]
(一)^ “Queen Hint at Recording New Material with Adam Lambert”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media, Inc. (2014年3月13日). 2019年5月3日閲覧。
(二)^ “Kris Allen, Adam Lambert Tear Up Queen’s ‘We Are The Champions’”. MTV News (MTV). (2009年5月20日) 2019年5月20日閲覧。
(三)^ Brian Hiatt (2009年5月22日). “Exclusive: Queen's Brian May Addresses Adam Lambert Rumors”. Rolling Stone 2019年5月3日閲覧。
(四)^ “クイーン+アダム・ランバート、会場中を大熱狂の渦に”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2012年7月13日) 2019年5月3日閲覧。
(五)^ “アダム・ランバート﹁クィーンでフレディ・マーキュリーの代わりを演じるつもりはない﹂”. rockinon.com (ロッキング・オン). (2012年2月27日) 2019年5月3日閲覧。
(六)^ Lyndsey Parker (2012年7月12日). “Queen + Adam Lambert Rock London With "Queenbert" Concert”. Yahoo! Music. 2019年5月3日閲覧。
(七)^ “Press Release: Queen + Adam Lambert Announce 25 Date North American Tour”. QueenOnline.com (2017年1月26日). 2017年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月3日閲覧。
(八)^ “Press Release: Queen + Adam Lambert Announce UK and European Tour!”. QueenOnline.com (2017年4月18日). 2017年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月3日閲覧。
(九)^ “Queen and Adam Lambert will rock you down under early next year”. news.com.au (2017年6月13日). 2019年5月3日閲覧。
(十)^ “アカデミー賞2019、クイーンとアダム・ランバートによるヒット曲で幕開け”. Rolling Stone Japan (CCCミュージックラボ株式会社). (2019年2月25日) 2019年5月3日閲覧。
(11)^ Lifton, Dave. “Queen + Adam Lambert Announce 2019 North American Tour”. Ultimate Classic Rock. 2020年10月20日閲覧。
(12)^ “Press Release: Australian Dates Announced!”. QueenOnline.com. 2019年4月8日閲覧。
(13)^ “Press Release: New Zealand Shows Added!”. QueenOnline.com. 2019年4月8日閲覧。
(14)^ “QueenOnline.com - News”. www.queenonline.com. 2019年4月17日閲覧。
(15)^ “ついに﹁本物﹂がやってくる! 待望の来日公演が決定したクイーン+アダム・ランバート、その注目ポイントをおさらい”. rockinon.com (ロッキング・オン). (2019年4月27日) 2019年5月3日閲覧。
(16)^ Simpson, George (2020年3月31日). “Queen and Adam Lambert UK tour Postponed to 2021: Brian May and Roger Taylor 'Devastated'”. express.co.uk. 2020年4月10日閲覧。
(17)^ ab“クイーン+アダム・ランバートの出場決定”. nhk.or.jp (2023年11月29日). 2023年11月30日閲覧。