ヘアピン
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ヘアピン︵hair pin︶は髪をとめる留め具の一つ。日本の簪とは若干異なり、実用的に用いられることが多い。髪を纏めたり留めておいたりする他、カールやウェーブを作る際の道具として用いられる。髪飾りの要素を伴った物や、また、帽子やヘアネット、髪飾りを固定する際に用いる事もある。単品で使用することもあれば、各ヘアピンを交差、または重ねるようにして利用することもある︵いわゆるクロスヘアピンもその一種︶。ヘアピンは主に女性が使用するが、髪の長い男性なども使用する[1]。
より髪を固定するのに特化したバレッタも存在する。
ヘアーピン (紀元前600年頃)
ボビーピン、ヘアーピンの一種
ヘアピンの呼称や分類は、メーカー等によって様々であるが、以下に大まかな分別を示す。
スモールクリップ
シングルピン
ロッドを使わずに施すパーマヘア︵フィンガーウェーブ、ピンカールなど︶を施す際に用いるピン。
ダブルピン
ダブルピンを使ったピンカール
ピンの刃先が二つに分かれているクリップ型のピン。
スリーピン
パッチン留めとも呼ばれる、三角形型をしたピン。アメピンと比較してまとまった毛量を留めるのに用いる。
アメピン︵Grip、Bobby pin︶
アメリカンピンもしくはアメリカピンの略。針金を直角に折り畳み、一つの先端を上に反らせた形をしている。最も普及している物。これのバリエーションが、下記のボビーピン。
ヤナギピン
アメピンに似るが、全体が柳の葉のように弧状になっている物をこう呼ぶ。
ボビーピン
滑り止めのため、アメピンの中頃に段々を施したピン。
スモールピン
ピンの先端の髪を取り込む部分が短くなっている物や、短いアメピンをこう呼ぶ。
オニピン、Uピン、毛ピン
髷を留めたり、髪飾りやヘアネットを留めたりするのに用いる、U字型をしたピン。本来はこの種類のみヘアピンと呼ぶ。
スティックピン
待ち針のような形状をしたピン。髪に巻いたロッドを留めておくのに用いる。また、端に飾りを付けて簪のように用いる。