コンテンツにスキップ

ミラのニコラオス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミラの聖ニコラオ
(ミラ・リキヤの聖ニコライ)
『ミラの聖ニコライ、無実の三人を死刑から救う』
(画:イリヤ・レーピン
大主教奇蹟者
他言語表記 : Άγιος Νικόλαος
: Nicolaus Myrensis
: Николай Чудотворец
: Saint Nicholas
生誕 270年
ローマ帝国リュキア属州パタラ
死没 345年または352年12月6日
崇敬する教派 正教会東方諸教会カトリック教会聖公会ルーテル教会など、聖人の概念を持つ全ての教派
主要聖地 聖遺物不朽体)のあるイタリアバリのサン・ニコラ教会(en:Basilica di San Nicola
記念日 主要な記念日12月6日ユリウス暦を使用する正教会では12月19日に相当)
不朽体遷移(聖遺物の移動)の記憶5月9日(ユリウス暦を使用する正教会では5月22日に相当)
象徴 東方教会イコンにおいて、主教が用いるオモフォルを身につけ、福音書を持った姿で描かれる。
守護対象 海運、無実の罪に苦しむ人、酒屋、子供
テンプレートを表示

270 - 3453521261087[1]

[]



[]


 -  (Νικόλαος)

 -  (Nicolaus, Nikolaus)

 -  (Nicholas)

 -  (Nicola, Nicolas, Nikola)

 -  (Nicolò, Niccolò)

 -  (Nicolás)

 -  (Mikołaj)

 -  (Mikuláš)

 -  (Mikalojus)

 -  (Николай)

 -  (Миколай)

 -  (Nikolaos)

 -  (Nicolaas)

[]


西

21261219

西

[]





[]




()23


[]

姿

使退

2





1


[]






調


[]






1110875959

[]

Georgi 'Chapa' Chapkanov姿

11126

サンタクロースの起源としての説[編集]

船上のシンタクラース

ニコラオス伝には、前述のように教区の貧しい娘にひそかに持参金をめぐんだという伝承があることから、サンタクロースはこの伝承から発展したとする説がある。子供を誘拐し商品にする肉屋に赴き7年塩漬けにされた7人の子供を復活させ助けたという別の伝承[2]から子供の守護聖人ともされている。英国オックスフォード大学の研究者らが、聖ニコラオスのものとされる遺骨の年代測定を行ったところ、その死亡時期がサンタクロース伝説と一致したとし、「この骨片は、聖ニコラオス本人の遺骨を目にしている可能性を示唆している」という声明を出した[3]

脚注[編集]

  1. ^ "ニコラウス(ミュラの)", 『世界大百科事典』”. JapanKnowledge. 2022年1月29日閲覧。
  2. ^ カトリーヌ・ルパンヨール「聖ニコラウスの奇蹟」[要ページ番号] (葛野浩昭 『サンタクロースの大旅行』所収)
  3. ^ サンタは実在?! モデルの聖人遺骨、年代測定で伝説と一致 研究AFPBB News.2017年12月7日

参考文献[編集]

  • 葛野浩昭「カトリーヌ・ルパンヨール「聖ニコラウスの奇蹟」」『サンタクロースの大旅行』岩波書店岩波新書 新赤版 591〉、1998年11月。ISBN 978-4-00-430591-0 
  • 『諸聖略伝 十二月』日本ハリストス正教会教団(2004年)[要文献特定詳細情報][要ページ番号]

関連書籍[編集]

  • 山田仁史「聖ニコラウスと仮面異装の従者たち:オーストリア共和国バート・ミッテルンドルフ村の民衆劇」『東北宗教学』第1号(2005年)24-61頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]