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ドライバーズコントロールセンターデフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
DCCDから転送)

ドライバーズコントロールセンターデフ (DCCD) とはSUBARUの登録商標である。四輪駆動車に備わるセンターデフに差動制限力を任意に変更できる装置を加え、あたかも前後輪のトルク配分を変更しているかのような挙動を車両に与える電子装置の一つである。

概要

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ドライバーズコントロールセンターデフの操作部(ダイヤル)

スバル・インプレッサの一部のグレードに採用されている。電子制御であり、運転中にドライバーがダイヤルを操作することで任意に設定変更が可能である。3代目インプレッサWRX STIでは完全電子制御のインテリジェントモードも追加されている。

インプレッサにおけるDCCDの変遷

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GCGF1992 - 2000DCCD1994

3565LSD[1][1]

2GDGG ""2000 - 2002A B

45.554.520 kg·m40 kg·mDCCDRA16

2GDGG ""2002 - 2005CE

3565ABGGSTi

2GDGG ""2005FG

LSD+LSD41:59DCCD

3GR520076GV420107

2GDGG""2005FG41:59+LSD

脚注

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  1. ^ a b 四方寔 2000, pp. 16–17.

参考文献

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  • 四方寔「手動による電子制御式センタデフ」『自動車技術』第54巻第2号、自動車技術会、2000年、16-18頁。