富山駅
富山県富山市にある西日本旅客鉄道・あいの風とやま鉄道の駅
富山駅(とやまえき)は、富山県富山市明輪町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・あいの風とやま鉄道の駅である。
富山駅 | |
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南口 | |
とやま Toyama | |
富山駅の位置関係。 上からあいの風とやま鉄道・JR西日本(高山本線)富山駅、富山駅停車場、JR西日本(北陸新幹線)富山駅、電鉄富山駅、電鉄富山駅・エスタ前停留場 | |
所在地 | 富山県富山市明輪町 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) あいの風とやま鉄道 富山地方鉄道 |
なお、本稿では当駅に隣接する富山地方鉄道の以下の駅および停留場についても詳述する。
- 電鉄富山駅(でんてつとやまえき)
- 電鉄富山駅・エスタ前停留場(でんてつとやまえき・えすたまえていりゅうじょう)
- 富山駅停留場(とやまえきていりゅうじょう)
概要 編集
当駅は富山県の県庁所在地である富山市の代表駅である。
JR西日本・あいの風とやま鉄道の富山駅は、JR西日本の北陸新幹線および在来線の高山本線、あいの風とやま鉄道のあいの風とやま鉄道線が乗り入れている。あいの風とやま鉄道線は元々は当駅の所属線であった北陸本線の一部であったが[1]、2015年︵平成27年︶3月14日の北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴い、あいの風とやま鉄道へ移管された。これに伴い、在来線構内はJR西日本の在来線である高山本線も含め、あいの風とやま鉄道の管轄となった。
富山地方鉄道の電鉄富山駅は本線の単独駅であるが、隣の稲荷町駅で分岐する不二越線[注1]の列車も乗り入れており、事実上2方向の列車が利用できる。
JR西日本・あいの風とやま鉄道の高架下には富山地方鉄道の富山駅停留場が設けられており、富山軌道線・富山港線が乗り入れる。富山軌道線・富山港線には6つの運転系統が存在するが、富山駅停留場にはその全てが発着する。
富山軌道線にはこのほか、駅南側の道路上に電鉄富山駅・エスタ前停留場が設けられている。この停留場は2015年︵平成27年︶3月14日に富山駅停留場が開業するまでは富山駅前停留場を名乗っており、富山駅の最寄り停留場であった。
富山港線は2006年︵平成18年︶2月28日まではJR西日本の運営で、同社の富山駅に乗り入れていた。その後富山ライトレールに移管されるとともに富山駅付近の線路が道路上に移設され、2006年︵平成18年︶4月29日から2020年︵令和2年︶3月20日までは駅北口に設けられた富山駅北停留場に発着していた。富山地方鉄道に経営統合された後、2020年︵令和2年︶3月21日に線路を高架下に延長、富山駅北停留場は富山駅停留場に統合され廃止となった。
歴史 編集
富山駅 編集
電鉄富山駅 編集
電鉄富山駅・エスタ前停留場 編集
富山駅停留場 編集
●2015年︵平成27年︶3月14日‥富山地方鉄道富山軌道線の富山駅 - 電鉄富山・エスタ前間開通に伴い、富山駅停留場が開業する[174][175]。 ●2020年︵令和2年︶3月21日‥富山地方鉄道富山港線と接続し、相互直通運転を開始[176][177]。富山駅北停留場︵廃止︶ 編集
高架化と周辺整備事業 編集
富山駅周辺連続立体交差事業の概要 編集
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新幹線開業前の正面口駅舎
(南口広場拡張のため解体) -
新幹線建設時に西隣りに建てられた仮駅舎と仮設広場
(新幹線開業前日まで使用) -
富山駅仮駅舎コンコース
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富山駅橋上より
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旧1番のりば
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右より旧2番・4番のりば
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解体工事中の7・8番のりばホーム(2006年4月)
軌道線の富山駅高架下乗り入れ 編集
前述のように富山駅の周辺連続立体交差事業においては、かねてより軌道線の高架下への乗り入れが計画されていた[189]。この事業のために整備される富山駅南北接続線︵富山駅停留場 - 富山地方鉄道富山軌道線支線接続点間︶については富山市が軌道を保有し、富山地方鉄道が車輌の運行を行う上下分離方式によることが2013年︵平成25年︶2月4日に発表され[197]、同年4月26日にその旨国土交通省より特許が与えられた[198]。そして2014年︵平成26年︶6月2日に富山地方鉄道は富山駅の高架下に新設する新停留場の名称を、﹁富山駅停留場﹂とすることを正式決定し発表した[174]。この富山駅南北接続線は2015年︵平成27年︶3月14日より運輸営業を開始し、富山駅停留場は同日に開業した[199][200][198]。同時に既存の富山駅前停留場と、新設の富山駅停留場とを乗客が混同する恐れが生ずる可能性に鑑み、富山地方鉄道と富山市は富山駅前停留場の改称を発表し、同年3月14日よりこれを﹁電鉄富山駅・エスタ前停留場﹂に改称した[175]。
2020年︵令和2年︶3月21日に富山駅南北接続線が富山地方鉄道富山港線と接続された[183]。
高架化工事に伴う北口の変遷 編集
富山駅においては1958年︵昭和33年︶10月16日にかつて牛島のどぶが広がっていた場所に初めて北口改札が開設され[38]、その後1999年︵平成11年︶12月4日に北口駅舎の改築が竣工したが[104]、それまでの駅舎と地上ホームを撤去して駅を高架化することを目指す富山駅の連続立体交差事業のため、2007年︵平成19年︶3月18日より北口においては仮駅舎を使用することとなった[116]。この仮駅舎は、従来の駅舎の東隣に設けられ、一階にはミニコンビニや富山ライトレールの乗車券販売所が入居し、2階及び3階を社員事務所として用いていた[116]。 2015年︵平成27年︶3月14日よりあいの風とやま鉄道が開業し、在来線の富山駅が同社に移管されると、北口もまた同社の管轄下となり、出改札はJR時代に引き続きJR西日本金沢メンテックに業務委託されたものの、1997年︵平成9年︶10月1日以来開設されていたみどりの窓口やJR線に係る券売機は撤去された[55][129][201]。この措置に伴って利用者から不満の声が上がった結果、西日本旅客鉄道は富山県からの要望に応じて、2016年︵平成28年︶2月19日にみどりの券売機を再設置した[136]。また、2015年︵平成27年︶4月20日からは北陸新幹線利用者のために専用の通行券を発行し、富山駅に下車し北口へ向かう旅客または富山駅北口より北陸新幹線に乗車する旅客へあいの風とやま鉄道富山駅の構内を通過することを可能とする措置をとっていた[202]。 しかし、前述の北陸新幹線開業に伴う富山駅の連続立体交差事業の進捗によって2019年︵平成31年︶3月4日に北口駅舎は閉鎖され、南北の改札は統合された[203]。これにより新幹線利用者のために行われていた、あいの風とやま鉄道富山駅構内の通り抜け措置も終了した[204]。新たな富山駅北口の整備事業は2019年︵平成31年︶末に着工され、2022年︵令和4年︶3月31日に完成し、同年4月1日から共用を開始した[205][206]。-
かつての富山駅北口駅舎
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北口の出札口
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北口のみどりの券売機
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北口の売店
駅構造 編集
JR西日本北陸新幹線 富山駅 編集
JR 富山駅(新幹線) | |
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中央改札(2017年6月) | |
とやま Toyama | |
◄黒部宇奈月温泉 (33.8 km) (18.9 km) 新高岡► | |
所在地 |
富山県富山市明輪町1-225 北緯36度42分4.4秒 東経137度12分47.4秒 / 北緯36.701222度 東経137.213167度座標: 北緯36度42分4.4秒 東経137度12分47.4秒 / 北緯36.701222度 東経137.213167度 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■北陸新幹線 |
キロ程 |
286.9 km(高崎起点) 東京から391.9 km |
電報略号 | トヤ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
7,923[注 5]人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)3月20日 |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 みどりの券売機プラス設置駅[207] |
3階に島式2面4線のホームを持つ高架駅である[194]。通過線はなく、可動式安全柵が設置されている[208]。改札口は1階南北自由通路からの﹁中央改札口﹂と、駅中商業施設の﹁とやマルシェ﹂内から通じる﹁2階︵中2階︶改札口﹂の2ヶ所で、2015年︵平成27年︶4月20日に、あいの風とやま鉄道並びにJR高山線の上り線ホーム︵1-3番︶を高架に切り替えたのを機に、新幹線2階︵中2階︶改札口に隣接して在来線の改札口が設置された[209]。
●事務管コードは▲541465を使用している[210]
●発車メロディは、水の調べとガラスをイメージしたオリジナル曲︵作曲‥須藤晃︶を採用した[211]。
●駅構内においてはWi-Fiが利用可能となっている[212][リンク切れ]。
●新幹線改札口及び新幹線ホームには駅弁を販売する店舗が存在しているが、待合室にはキヨスク等のスタンド︵売店︶が存在しておらず、問題となっている[213][リンク切れ]。
のりば 編集
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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11・12 | 北陸新幹線 | 上り | 長野・東京方面[214] | |
13・14 | 下り | 金沢・敦賀方面[214] | 一部当駅始発は11番のりばから発車 |
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みどりの窓口
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駅ビル「とやマルシェ」と共用の新幹線のりかえ改札口
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11・12番線ホーム
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13・14番線ホーム
あいの風とやま鉄道線・JR西日本高山本線 富山駅 編集
あいの風とやま鉄道・JR(在来線) 富山駅 | |
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コンコース(2019年8月) | |
とやま Toyama | |
所在地 | 富山県富山市明輪町1-227 |
所属事業者 |
あいの風とやま鉄道 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 | トヤ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面5線 |
乗車人員 -統計年度- |
11,854[注 6]人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 2015年(平成27年)3月14日* |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 |
■あいの風とやま鉄道線 (あいの風とやま鉄道) |
キロ程 |
41.6 km(倶利伽羅起点) 金沢から59.4 km 米原から236.0 km |
◄呉羽 (4.8 km) (4.0 km) 新富山口**► | |
所属路線 | ■高山本線(JR西日本) |
キロ程 |
225.8 km(岐阜起点) 猪谷から36.6 km |
◄西富山 (3.6 km) | |
備考 |
共同使用駅(あいの風とやま鉄道の管轄駅) 直営駅 |
* 北陸新幹線開業による並行在来線の経営分離により。 |
あいの風とやま鉄道が管轄する在来線の富山駅は、切欠きホーム1線を加えた島式ホーム2面5線を有する高架駅である[189]。2015年︵平成27年︶4月20日の一部ホームの高架化以前には、島式ホーム2面4線、片面ホーム1面1線及び切欠きホーム1線の計3面6線を有していた[194]。また2006年︵平成18年︶3月1日以前には、4面9線1切欠を有し[215][216]、富山港線の列車が7番・8番乗り場に発着していた[64][217]。
あいの風とやま鉄道による直営駅である[129]。高山本線に関してはあいの風とやま鉄道の窓口・券売機では猪谷までの普通乗車券しか購入できないので、その先まで乗車する場合や特急﹁ひだ﹂の特急券や定期券を購入する場合は、みどりの券売機で購入するか、新幹線の窓口で購入するか、下車駅で乗り越し精算を行う必要がある[129]。
2015年3月14日の北陸新幹線開業による経営移管までは、西日本旅客鉄道︵JR西日本︶北陸本線が乗り入れており、同社の管轄であった。
2015年︵平成27年︶3月13日以前のJR北陸本線時代には、特急﹁サンダーバード﹂﹁しらさぎ﹂﹁おはようエクスプレス﹂﹁はくたか﹂﹁北越﹂﹁トワイライトエクスプレス﹂[218][219][220][194]、2012年︵平成24年︶3月16日以前には特急﹁日本海﹂、急行﹁きたぐに﹂[221][222]、2010年︵平成22年︶3月12日以前には特急﹁北陸﹂及び急行﹁能登﹂[223]、2001年︵平成13年︶3月2日以前には特急﹁白鳥﹂[224]、1997年︵平成9年︶9月30日以前には特急﹁白山﹂の停車駅でもあった[225]。
のりば 編集
2019年︵平成31年︶3月時点のホーム構成は下表の通り。在来線では金沢方面が﹁上り﹂なのに対し、北陸新幹線では東京方面が﹁上り﹂となる[注7]。番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■あいの風とやま鉄道線 | 上り | 高岡・金沢方面[226] |
2 | ■JR高山本線 | - | 高山方面[226] |
3 | - | ||
■あいの風とやま鉄道線 | 上り | 高岡・金沢方面[226] | |
4・5 | 下り | 魚津・泊・糸魚川方面[226] |
2015年︵平成27年︶4月20日の上り線高架切り替え後は、1番線が﹁あいの風とやま鉄道線︵上り︶﹂、2番線が﹁高山本線専用﹂、3番線が﹁高山本線・あいの風とやま鉄道線︵上り︶共用﹂とされている[129]が、実際には2019年の下り線高架切り替えまでは1番のりばにも高山本線の列車が発着していた[注8]。一方、4・5番線ホームは下り専用となった。2021年︵令和3年︶11月現在、高山本線は全線電化されていないため、2番のりばの線路には架線が張られていない。
また現在、駅中商業施設の﹁とやマルシェ﹂内から通じる﹁2階︵中2階︶改札口﹂は、これまでの新幹線改札口に加え、2015年︵平成27年︶4月20日より、あいの風とやま鉄道の改札口も設けられ、新幹線、在来線両鉄道を利用できるほか、両鉄道の連絡口としても機能する[129][227]。
到着・発車メロディ 編集
2017年︵平成29年︶3月13日から、あいの風とやま鉄道新旅客案内システム︵駅自動放送︶導入に伴い独自の到着メロディ・発車メロディが導入された。なお、当駅の曲はいずれも株式会社スイッチの福島直哉が編曲を担当した[138][228][229][230]。 ●到着メロディ ●﹃ふるさとの空 verA﹄︵久石譲作曲︶ - ﹁富山県ふるさとの歌﹂として制作された曲のイントロ部で、他の富山市内の駅と共通で使用される[228]。 ●発車メロディ ●﹃四季﹄︵ヴィヴァルディ作曲︶ - 立山連峰を舞台にした映画﹃劒岳 点の記﹄のバックグラウンドで使用された[228][注9]。 ●﹁春﹂︵3 - 5月︶ ●﹁秋﹂︵9 - 11月︶ ●﹁冬﹂︵12 - 2月︶ ●﹁アルプスの牧場﹂︵6 - 8月︶ なお、新旅客案内システム導入以前は、北陸本線主要駅標準の詳細自動放送の文面、到着・発車メロディであった[106]。-
あいの風とやま鉄道線・JR高山線改札口
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1・3番線ホーム
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2番線ホーム
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4・5番線ホーム
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かつてのあいの風とやま鉄道線・JR高山線出改札口
本線 電鉄富山駅 編集
電鉄富山駅 | |
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旧改札口(2022年4月) | |
でんてつとやま Dentetsu Toyama | |
(1.6 km) 稲荷町 T02► | |
所在地 | 富山県富山市桜町一丁目1-1 |
駅番号 | T01 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
所属路線 | ■本線 |
キロ程 | 0.0 km(電鉄富山起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
4,582人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- |
8,221人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)10月3日[注 10] |
備考 | 直営駅 |
富山地方鉄道本線の電鉄富山駅は、あいの風とやま鉄道・JRの富山駅の正面口前広場に面している。のりかえ標準時分は15分である[231]。
駅名は富山電気鉄道時代の駅名をそのまま引き継いでいるため﹁電鉄﹂を冠する[232]。駅番号はT01。頭端式ホーム2面2線を有する地上駅で、改札口は長らくあいの風とやま鉄道・JR側の1つだけであったが、高架化工事の進展により、2024年1月7日に移設し、あいの風とやま鉄道・JR向けの西側のほか、地鉄ビル駐車場向けの東側に設けられている[233]。出入口も同様の箇所にある[234]。終日駅員が配置されているが[235]、駅員による乗車券発売時間は7時から20時までに限られる[236]。元々は頭端式ホーム3面4線を有していたが[232]、高架化工事の進展により2022年12月4日より現行の仮ホームとなっている。
かつては、JR富山駅1番のりばから富山地方鉄道本線へ交直デッドセクション付きの連絡線が存在し、国鉄時代の1970年代から1980年代にかけては475系電車を使った急行﹁立山﹂やキハ58系気動車を使った急行﹁うなづき﹂﹁むろどう﹂︵いずれも線内は特急扱い︶、名鉄車両のディーゼル特急﹁北アルプス﹂が[29]、1990年代には﹁スーパー雷鳥立山﹂﹁サンダーバード宇奈月﹂などの列車名で、いずれも臨時列車扱いでJRからの特急の付属編成が直通した[156]。
電鉄富山駅においてこれら乗り入れ列車に乗降する際は、同駅の改札内から富山駅1番のりばに通じる連絡通路を通り、富山駅1番のりばを利用することができた[237]。1999年︵平成11年︶11月を最後に旅客列車の乗り入れ列車は終了し、その後は検測車がJRより不定期で入線する程度となり、連絡通路も閉鎖された[232]。現在では新幹線工事の影響によって連絡線も廃止されている[195]。
ICカード用自動改札機設置 編集
2012年︵平成24年︶3月17日より市内電車︵路面電車︶・路線バスに導入されていたICカードが富山地方鉄道の鉄道線でも導入された[162]。それに伴い、改札にICカード用自動改札機が設置された[162]。ただし使用できるICカードは﹁ecomyca︵えこまいか︶﹂と﹁passca︵パスカ︶﹂のみである︵SuicaやICOCAなど交通系ICカード全国相互利用サービス対象カードは現在のところ利用できない︶[162]。ICカードを使用し、鉄道線を利用すると、運賃が10%割引になる[162]。のりば 編集
のりば | 路線 | 行先 |
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1 - 4 | ■本線 | 宇奈月方面[238] |
■立山線 | 立山方面[238] | |
■不二越線・上滝線 | 岩峅寺方面[238] |
- 1・3番線ホームと2・4番線ホームは同一ホームかつ同一線路を使用しており、縦列停車する形となっている。手前側が1・2番線、奥側が3・4番線となっている。
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旧ホーム
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旧ホーム時代の車止め
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LCD式発車標
富山軌道線 電鉄富山駅・エスタ前停留場 編集
電鉄富山駅・エスタ前停留場* | |
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停留場ホーム(2009年2月) | |
でんてつとやまえき・えすたまえ Dentetsu-Toyamaeki・Esta-mae | |
所在地 | 富山県富山市桜町一丁目 |
駅番号 | C14 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
2,340[239]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)9月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 富山軌道線(本線) |
キロ程 | 3.6 km(南富山駅前起点) |
◄C13 地鉄ビル前 (0.3 km) | |
所属路線 | 富山軌道線(支線) |
キロ程 | 0.0 km(電鉄富山駅・エスタ前起点) |
(0.2 km) 富山駅 C15► | |
* 2015年に富山駅前停留場から改称。 |
相対式ホーム2面2線を有する地上駅︵停留場︶である[240]。電停No.はC14[241]。かつては富山駅前停留場と称していたが[240]、2015年︵平成27年︶3月14日に改称された[174][175]。
当停留場を境に地鉄ビル前方面︵上り︶が本線、新富町方面︵下り︶が支線となっている[242]。ホームは列車2輌分が停車できる長さがあり、停留場内に渡り線も設けられているので一部が接触しないように切り欠かれている[240]。
富山軌道線 富山駅停留場 編集
富山駅停留場 | |
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停留場全景(2022年4月) | |
とやまえき Toyama Sta. | |
所在地 | 富山県富山市明輪町 |
駅番号 | C15 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
15,362[243]人/日 -2021年- |
開業年月日 | 2015年(平成27年)3月14日 |
乗入路線 4 路線 | |
所属路線 | 富山軌道線(富山駅南北接続線) |
キロ程 | 0.2 km(支線接続点起点) |
◄C14 電鉄富山駅・エスタ前 (0.2 km) (0.3 km) 新富町 C16► | |
所属路線 | ■富山港線 |
キロ程 | 0.0 km(富山駅起点) |
(0.3 km) オークスカナルパークホテル富山前 C26► |
富山地方鉄道富山軌道線︵富山駅南北接続線︶の富山駅停留場は、2015年︵平成27年︶3月14日よりJR西日本とあいの風とやま鉄道の富山駅高架下に新規設置された停留場である[175]。電停No.はC15[241]。当停留場から支線接続点までの富山駅南北接続線は富山市が軌道施設を建設・保有し、富山地方鉄道が車両の保有および運行を行う上下分離方式となっている[242][244]。
ホームは南側に3面︵富山軌道線用︶、東西自由通路を挟み北側に同じように3面︵富山港線用︶のホームがあり[245]︵6面2線︶、8番ホームまで存在する。なお2、6、7番ホームは降車専用となる。
支線接続点がある交差点での列車通行時間を短縮するため、交差点進入方向の線路は手前で分岐している。これにより一度の信号現示で南富山駅前方面および富山大学前方面へ向かう各車両を同時発車させることが可能となっている[246]。
のりば 編集
のりば | 路線 | 行先 |
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1 | 富山軌道線 | ■ 南富山駅前方面 |
2 | 降車専用 | |
3 | ■ 環状線 | |
4 | ■ 富山大学前方面 | |
5 | ■ 富山港線 | ■ 岩瀬浜方面 |
6・7 | 降車専用 | |
8 | ■ 岩瀬浜方面 |
-
岩瀬浜方面発着の電車入線時にはLEDと音声で警告表示される
-
富山駅南口から見た富山駅停留場
配線図 編集
凡例 出典:[247][248] |
富山港線 富山駅北停留場(廃止) 編集
富山駅北停留場 | |
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停留場全景(2013年9月) | |
とやまえききた Toyamaekikita | |
(0.4 km) インテック本社前► | |
所在地 | 富山県富山市牛島町24-3 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
所属路線 | ■富山港線 |
キロ程 | 0.0 km(富山駅北起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
3,122[249]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 2006年(平成18年)4月29日 |
廃止年月日 | 2020年(令和2年)3月21日 |
移転前の富山ライトレールの富山駅北停留場は、富山駅北口の正面に位置していた[250]。頭端式ホームを有する地上駅で、東側にある単式ホームと中央にあるアイランド︵島式ホーム︶とで構成された2面2線であった[250]。
2005年度に牛島町交差点までの軌道が緑化された[251]が、当停留場構内は日当たりが悪くコケが繁茂するなどしたため[252]、2015年に小松精練︵現・小松マテーレ︶が開発した新素材により再施工された[253]。富山軌道線との接続工事により、当停留場跡地にはシーサスクロッシングが設けられたため、構内の緑化軌道は現存しない。
富山地方鉄道富山軌道線との接続工事のため、2019年︵令和元年︶8月3日に駅前交差点の北側の仮設停留場︵ホームは2面1線︶に移転した[254]。同停留場は接続工事が完了した、2020年︵令和2年︶3月21日に廃止された[184]。
のりば 編集
- 2019年8月3日から2020年3月20日まで
ホーム | 路線 | 行先 |
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乗車ホーム | ■富山港線 | 岩瀬浜方面 |
降車ホーム | - |
- 2006年4月29日から2019年8月2日まで
ホーム | 路線 | 行先 |
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1 - 2 | ■富山港線 | 岩瀬浜方面 |
-
線路に芝生が生えるホーム
-
取り壊された旧富山駅北停留場
-
移転後の仮設停留場
貨物の取り扱い 編集
商業施設 編集
マリエとやま、とやマルシェならびにマルートは当該項目を参照のこと。富山駅高架下 編集
クラルテ 編集
クラルテ Clarte | |
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外観(2019年8月) | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒930-0001 富山県富山市明輪町1-230(富山駅停留場西側) 富山県富山市明輪町1-226(新幹線改札口横) |
開業日 | 2015年(平成27年)3月14日 |
施設管理者 | 株式会社ジェイアールサービスネット金沢 |
延床面積 |
1,720 m² ※1400(富山駅停留場西側)320(新幹線改札口横) |
店舗数 | 11 |
営業時間 | 店舗により異なる |
富山駅停留場西側及び新幹線改札口横に位置する[258]。施設名称の﹁クラルテ﹂は、フランス語において﹁光﹂や﹁かがやき﹂を意味する言葉である[258]。主として日常の生活用品を求める客をターゲットとしている[258]。
飲食店、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどが入居している[259]。
年表 編集
●2013年︵平成25年︶ ●5月9日 - JR西日本が、北陸新幹線開業後の当駅駅舎高架下に商業施設を整備する旨をアナウンスする[260]。 ●9月4日 - 富山ターミナルビルが、出店希望者に向け説明会を行い、同施設の建設概要についてリリースする[261]。 ●2014年︵平成26年︶ ●3月28日 - 北陸新幹線高架下の商業施設の名称を﹁きときと市場 とやマルシェ﹂﹁クラルテ﹂とする旨を決定する[262]。 ●12月11日 - 北陸新幹線高架下の商業店舗の入居店舗および開業日が決定する[263]。 ●2015年︵平成27年︶ ●3月14日 - 北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間開業に合せ、﹁きときと市場 とやマルシェ﹂﹁クラルテ﹂がオープンする[264]。 ●2016年︵平成28年︶4月15日 - 洋菓子を取扱う﹁あるぺん村﹂の店舗が入居する[265]。 ●2020年︵令和2年︶ ●3月19日 - あいの風とやま鉄道線高架下の商業施設の名称および入居店舗が決定する[266]。 ●5月9日 - ﹁とやマルシェ のれん横丁﹂﹁とやマルシェ EATS de Meets﹂が一部開業[267]。 ●6月1日 - ﹁とやマルシェ のれん横丁﹂﹁とやマルシェ EAST de Meets﹂がグランドオープン。当初は4月27日のグランドオープンを予定していたが、新型コロナウイルスの流行の影響で延期されていた[268]。電鉄富山駅ビル エスタ 編集
エスタ ESTA | |
---|---|
店舗概要 | |
所在地 |
〒930-0003 富山県富山市桜町1-1-1 |
開業日 | 1987年(昭和62年)12月5日 |
正式名称 | 電鉄富山駅ビル エスタ |
施設管理者 | 富山地方鉄道 |
延床面積 | 14,292 m² |
店舗数 | 17 |
営業時間 | 店舗により異なる |
駐車台数 | 315台 |
外部リンク | http://www.toyama-esta.com/ |
沿革 編集
●1982年︵昭和57年︶11月7日 - 商業ビル建設のため、当駅東側の国鉄宿舎を撤去する[269]。 ●1985年︵昭和60年︶ ●7月17日 - 富山ターミナルビル及び富山地方鉄道が、建設中の﹁富山ターミナルビル﹂及び﹁電鉄富山駅ビル﹂の計画概要を公表する[270]。 ●11月28日 - 富山駅前立体駐車場が完成し、電鉄富山駅の乗務区施設を移転する[76]。 ●1986年︵昭和61年︶4月14日 - 当駅駅ビル内に入居すべきビジネスホテル経営会社として富山地鉄ホテルを設立する[271]。 ●1987年︵昭和62年︶12月5日 - 電鉄富山駅ビル﹁エスタ﹂がオープンする[272]。当時のテナント構成は、地下1階が食品スーパー﹃スパー﹄など。ロッテリアは開業当初からテナントに入っていた[273]。 ●1990年︵平成2年︶4月19日 - エスタのリノベーションを行う[272]。 ●2015年︵平成27年︶3月12日 - エスタ内のアルビスエスタ店が改装され、Wi-Fiを導入する[274]。施設概要 編集
地上部にはロッテリア、ドトールコーヒーなどの飲食店や富山地鉄ホテルなどが、地下にはスーパーマーケット﹃アルビス﹄が入居している[275]。エスタの名称はパブリック・コメントによるネーミングで、スペイン語で駅を意味するエスタシオン︵estacion︶と、英語の "Enjoy Shopping Terminal Area" のアクロニム(頭字語)を掛けている[276][277]。昭和63年度富山県建築賞に入選した[278][279]。マリエとやまへの連絡通路がある[280]。
最新の入居テナントについては、脚注内のリンクを参照[281]。
閉業した商業施設 編集
かつて富山駅構内にあったとやま駅特選館は当該項目を参照のこと。駅弁 編集
主な駅弁は下記の通り[282]。名物であるますのすしの当駅における販売は、1912年︵明治45年・大正元年︶より開始された[12]。利用状況 編集
●JR西日本 - 2019年度の1日平均乗車人員は7,923人[注5]である[284]。 ●あいの風とやま鉄道 - 2019年度の1日平均乗車人員は11,854人である。同社の駅では利用者が最も多い。 ●富山地方鉄道︵電鉄富山駅︶ - 2019年度の1日平均乗降人員は8,221人である。同社の駅では利用者が最も多い。 ﹁富山県統計年鑑﹂と﹁富山市統計書﹂によると、近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り[285][286][287][288][289][290][291][292][293][294][295][296][297][298][299][300]。年度 | 国鉄 JR西日本[注 5] |
あいの風[注 6] | 富山地方鉄道 電鉄富山駅 | |
---|---|---|---|---|
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 | |
1965年(昭和40年) | 25,196 | 未 開 業 |
||
1970年(昭和45年) | 21,978 | |||
1975年(昭和50年) | 22,772 | 19,862 | ||
1980年(昭和55年) | 20,606 | 17,578 | ||
1985年(昭和60年) | 19,239 | 13,814 | ||
1988年(昭和63年) | 19,304 | 11,629 | ||
1989年(平成元年) | 19,188 | 11,244 | ||
1990年(平成 | 2年)19,861 | 11,419 | ||
1991年(平成 | 3年)21,834 | 11,280 | ||
1992年(平成 | 4年)21,906 | 10,990 | ||
1993年(平成 | 5年)21,703 | 10,474 | ||
1994年(平成 | 6年)21,754 | 9,840 | ||
1995年(平成 | 7年)21,278 | 9,523 | ||
1996年(平成 | 8年)21,492 | 9,351 | ||
1997年(平成 | 9年)20,614 | 8,702 | ||
1998年(平成10年) | 20,268 | 8,196 | ||
1999年(平成11年) | 19,823 | 7,659 | ||
2000年(平成12年) | 19,488 | 7,242 | ||
2001年(平成13年) | 18,688 | 6,873 | 3,509 | |
2002年(平成14年) | 17,990 | 6,879 | 3,518 | |
2003年(平成15年) | 17,952 | 6,452 | 3,273 | |
2004年(平成16年) | 17,419 | 6,328 | 3,192 | |
2005年(平成17年) | 17,106 | 6,426 | 3,260 | |
2006年(平成18年) | 16,611 | 6,475 | 3,304 | |
2007年(平成19年) | 16,729 | 6,500 | 3,294 | |
2008年(平成20年) | 16,699 | 6,386 | 3,272 | |
2009年(平成21年) | 16,207 | 6,324 | 3,229 | |
2010年(平成22年) | 15,867 | 6,524 | 3,312 | |
2011年(平成23年) | 15,746 | 6,610 | 3,392 | |
2012年(平成24年) | 15,767 | 6,709 | 3,453 | |
2013年(平成25年) | 15,967 | 6,894 | 3,473 | |
2014年(平成26年) | [注 11]14,375 | 6,912 | 3,702 | |
2015年(平成27年) | 7,901 | 11,373 | 7,422 | 4,078 |
2016年(平成28年) | 7,843 | 11,388 | 7,649 | 4,039 |
2017年(平成29年) | 8,121 | 11,543 | 7,752 | 4,155 |
2018年(平成30年) | 8,343 | 11,830 | 7,699 | 4,274 |
2019年(令和元年) | 7,923 | 11,854 | 8,221 | 4,582 |
2020年(令和 2
年) |
9,157[301] | |||
2021年(令和 3年) | 10,056[301] |
下記の各年度における当駅の乗車人員は次の通りである[302][303]。
年度 | 国鉄 |
---|---|
1950年(昭和25年) | 4,636,696 |
1960年(昭和35年) | 8,279,303 |
駅周辺 編集
南口 編集
「新富町 (富山市)」も参照
第二次世界大戦後、南口は富山市の表玄関として発展してきた。駅前は放射状に5本の道路が敷かれ、マルートやマリエとやまなど商業施設のほか、飲食店およびビジネスホテル等の宿泊施設が集積する。
富山県庁や富山市役所などの行政機関のほか、観光地の富山城、歓楽街の桜木町や繁華街の総曲輪といった中心市街地も駅南方に位置し、路面電車を介してアクセス可能である。
●マルート
●ホテルヴィスキオ富山 by GRANVIA
●マリエとやま
●パティオさくら
●富山大原簿記公務員医療専門学校
●東横INN富山駅新幹線口2
●ダイワロイネットホテル富山駅前
●アパヴィラホテル富山駅前
●ホテルリラックスイン富山
●CiC︵シック︶
●富山エクセルホテル東急
●北陸銀行富山駅前支店
●ホテルアルファーワン富山駅前
●ホテルJALシティ富山
●コンフォートホテル富山駅前
●ダブルツリーbyヒルトン富山 - 運営‥ヒルトン、所有・経営‥池田グループ
富山市ブールバール広場
富山駅北口の設置については、かねて富山市から国鉄当局に陳情していたが、建設費負担の問題で順調に進まなかった。その後、富山市と金沢鉄道管理局との間に工事費折半の話し合いが出来、1958年の富山国体に合わせて急速に工事が進められた[38]。
長い間﹁駅裏﹂と呼ばれていた[304]北口は、近年の再開発によって富山市の新たな玄関として整備された。
駅から北方向、富山市総合体育館にかけての道路は﹁富山市ブールバール広場﹂として整備され、イベントスペースとして活用されている[305]。周辺には富山市芸術文化ホールなどの文化・芸術施設があるほか、企業の本社などが集積するオフィス街となっている。
●富山合同庁舎
●法務省富山地方法務局
●農林水産省北陸農政局富山県拠点
●国土交通省北陸地方整備局伏木富山港湾事務所
●JR西日本北陸広域鉄道部
●ニッポンレンタカー富山駅北口営業所
●北陸電力本店
●北日本放送本社
●アーバンプレイス
●富山市芸術文化ホール︵オーバード・ホール︶
●オークスカナルパークホテル富山
●タワー111︵インテック本社ビル︶
富山駅前バスターミナル︵南口︶
富山地方鉄道︵地鉄バス︶が周辺各地への路線バスを運行させている[308][309]。北陸新幹線の開業に伴う新駅舎の使用開始に伴い、2015年︵平成27年︶3月14日より富山駅南口のバスのりばが再度移転となり、スペース等の問題で分散していた富山地方鉄道のバスのりばが集約された[309]。ただし、一部路線は北口を経由する[308]。
北口 編集
西口 編集
西口は富山駅西口交通広場として整備されており、一般車降車場・駐輪場がある。 ●牛島公園 - 富山城址公園より2021年10月に移設した、1914年製造の9600形蒸気機関車(9628)が設置されている。引退までおもに北陸本線や高山本線で活躍し、約2,400万Km走行した[306]。 ●富山駅北郵便局 ●あいの風とやま鉄道本社 ●県営富山武道館 また、駅周辺には富山市の自転車共同利用システム・アヴィレのステーションが複数設置されている[307]。バス路線 編集
南口 編集
南口1番のりば 編集
‥高速バス︵長距離便︶ ●富山 - 池袋・新宿線︵富山地方鉄道、西武バス︶[310][311] ●富山 - 京都・大阪線︵富山地方鉄道、阪急バス︶[312][313] ●富山 - 名古屋線︵富山地方鉄道、名鉄バス︶[314][315] ●富山 - 新潟線︵富山地方鉄道、新潟交通︶[316][317] ●金沢・富山 - 仙台線﹁百万石ドリーム政宗号﹂︵西日本ジェイアールバス、ジェイアールバス東北︶[318] ●北陸道グラン昼特急大阪号・百万石ドリーム大阪号︵西日本ジェイアールバス︶[319] ●北陸ドリーム名古屋号︵西日本ジェイアールバス、ジェイアール東海バス︶[320] ●百万石ドリーム広島号 岡山・広島方面︵西日本ジェイアールバス・中国ジェイアールバス︶︵運休中︶ ●富山 - 高山線︵富山地方鉄道、濃飛バス︶[321][322]南口2番のりば 編集
‥高速バス︵中距離便︶、特急バス、定期観光バス ●富山 - 城端線︵富山地方鉄道︶[323] ●富山ぶりかにバス︵新湊・氷見方面︶[324] ●市内周遊ぐるっとBUS 北西回り・南回りルート︹各ルート毎日6便︺︵富山地方鉄道︶ ●富山市市街地の美術館・博物館・観光施設を巡る周遊バス[325]。 ●富山 - 有峰線︵夏山バス︶※夏季のみの運行[326]南口3番のりば 編集
‥10番台系統︵小杉、高岡、新湊、四方方面︶[327]南口4番のりば 編集
‥70番台系統︵新庄、針原、水橋、滑川方面︶、80番台系統の一部︵米田、済生会病院方面︶[327]南口5番のりば 編集
‥30番台系統の一部︵笹津、猪谷方面︶、40番台系統︵南富山、辰尾団地、福沢、国立高専方面︶[327]南口6番のりば 編集
‥20番台系統︵有沢、速星、八尾、山田方面︶、30番台系統の一部︵富山空港方面︶、50番台系統︵大泉、五百石、不二栄町方面︶[327]南口7番のりば 編集
‥80番台系統の一部︵興人団地方面︶、90番台系統︵新桜谷町、四方方面︶、富山駅北口・赤十字病院方面[327]北口 編集
一部の路線バスのほか、ツアーバスから転換された高速バスが発着する。北口1番のりば 編集
北口2番のりば 編集
北口3番のりば 編集
北口4番のりば 編集
- アピタ東店方面[308]
- バスタ新宿行「KBライナー」(三栄交通・千葉みらい観光バス)
かつて存在した路線 編集
隣の駅 編集
- 富山地方鉄道
- ■本線
- ■不二越・上滝線
- ■普通
- 電鉄富山駅 (T01) - 稲荷町駅 (T02)
- ■普通
- 富山軌道線(富山駅南北接続線・支線・本線)
- 富山駅停留場 (C15) - (支線接続点) - 電鉄富山駅・エスタ前停留場 (C14) - 地鉄ビル前停留場 (C13)
- 富山軌道線(富山駅南北接続線・支線)
- 富山駅停留場 (C15) - (支線接続点) - 新富町停留場 (C16)
- ■富山港線
- 富山駅停留場 (C15) - オークスカナルパークホテル富山前停留場 (C26)(岩瀬浜方面のみ停車) - インテック本社前停留場 (C27)
かつて存在した路線 編集
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 富山港線
- 富山駅 - 富山口駅
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 富山港線(貨物支線)
- 富山駅 - 奥田駅
脚注 編集
注釈 編集
(一)^ 南富山駅から先の上滝線と一体で﹁不二越・上滝線﹂と案内される。
(二)^ 停車場掲示電報とは、明治33年逓信省令第46号﹁電報規則﹂第148条の2︵ただしこの条文は明治45年逓信省令第20号により1912年︵明治45年︶5月1日より追加された︶の﹁発信人ハ別ニ告示スル鉄道停車場内ニ自己ノ差出シタル電報ノ掲示ヲ請求スルコトヲ得﹂で規定されている電報のことをいう
(三)^ 従前の富南鉄道富山駅は電鉄富山駅に統合されたものと考えられるが、その時期は不詳。昭和18年の路線名改称時、旧富南鉄道線を含む電鉄富山駅 - 粟巣野駅間が﹁立山線﹂に変更されたとされるが[151]、一方で昭和23年5月の﹃鉄道要覧﹄の富山地方鉄道の欄には、富南鉄道を合併した﹁富山、南富山﹂と、富山電気鉄道が開業した﹁電鐵富山、富山田地方﹂の両区間がこの表記で併記されている。この記述は、昭和33年度﹃私鉄要覧﹄︵昭和33年10月1日現在︶では前者が﹁電鉄富山、南富山﹂に改められており、この時点までには電鉄富山駅に統合されていたと考えられる。
(四)^ 立山線のうち、非電化である旧富南線区間については引き続き富南線として南富山駅以東と区別することがあった[152]。
(五)^ abcJR高山本線の乗車人員も含む
(六)^ abJR高山本線の乗車人員は含まない
(七)^ これは、転換前のJR北陸本線が東海道本線と接続する米原駅起点となっているためである。北陸自動車道は在来線と同じように、金沢方面が﹁上り﹂、新潟方面が﹁下り﹂となっている。
(八)^ JRおでかけネットの富山駅時刻表における発車番線の記載による。2015年5月時点では14:44発の越中八尾駅行きが該当。
(九)^ 当初予定では﹁春﹂を3 - 6月、 ﹁秋﹂を7月 - 10月、﹁冬﹂を11月 - 2月に使用とされていた。
(十)^ 本文#電鉄富山駅記載のとおり、後に富山鉄道、富南鉄道を経て当駅に統合されたと考えられる富山軽便鉄道の富山駅の開業は1914年︵大正3年︶12月6日だが、平成26年度﹃鉄道要覧﹄は電鉄富山駅 - 富山田地方駅間の開業日を富山電気鉄道線開業の昭和6年10月3日と記載しており、寺田裕一﹃改訂新版 データブック日本の私鉄﹄︵2013年、ネコ・パブリッシング︶でも同日を当駅の開業日としている。なお、昭和44年度﹃私鉄要覧﹄では、本線とは別に立山線︵現・不二越線︶電鉄富山駅 - 稲荷町駅間︵本線と異なり、中間に富山田地方駅が置かれなかった︶を別途記載しており、そちらでは同区間を含む電鉄富山駅 - 南富山駅間の開業日を大正3年12月6日としていた。
(11)^ 北陸新幹線︵18日間︶、北陸本線︵347日間︶、高山本線︵365日間︶の合算
出典 編集
(一)^ ﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編﹄JTB 1998年
(二)^ ab日本国有鉄道編、﹃日本国有鉄道百年史 第3巻﹄、1971年︵昭和46年︶8月、日本国有鉄道
(三)^ ab明治32年3月16日逓信省告示第90号︵﹃官報﹄4709号所収、1899年︵明治32年︶3月16日、内閣印刷局︶
(四)^ abcdefghi石野哲﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編Ⅱ﹄、1998年︵平成10年︶10月、JTB
(五)^ ﹃北陸政論﹄明治32年︵1899年︶2月17日号に曰く﹁北陸鉄道富山停車場については神通川河川改修工事落成の上ならでは停車場の位置確定せざる都合にて、今の停車場すなはち婦負郡田刈苅屋村仮停車場より富山市内に通ずる本路線はいづれ同停車場まで開通の上を待ち、しかる後工事に着手するはずなりといへり﹂︵草卓人編﹃鉄道の記憶﹄、平成18年2月、桂書房︶
(六)^ abc富山市史編修委員会、﹃富山市史﹄第二巻、1960年︵昭和35年︶4月、富山市役所
(七)^ abcdef富山県編、﹃富山県史年表﹄、1987年︵昭和62年︶3月、富山県
(八)^ 明治34年逓信省告示第128号︵﹃官報﹄、1901年︵明治34年︶3月9日︶
(九)^ 明治39年逓信省告示第516号︵﹃官報﹄、1906年︵明治39年︶11月24日、内閣印刷局︶
(十)^ abcdefghij﹃週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地﹄43号、2013年︵平成25年︶6月、朝日新聞出版
(11)^ abc明治41年11月14日逓信省告示第1145号︵﹃官報﹄第7617号所収、1908年︵明治41年︶11月16日、内閣印刷局︶
(12)^ ab源について - 源
(13)^ 富山県編、﹃富山県政史﹄第一巻、1936年︵昭和11年︶5月、富山県
(14)^ 明治42年鉄道院告示第54号、﹃官報﹄第7891号所収、1909年︵明治42年︶10月12日、内閣印刷局
(15)^ 明治45年逓信省告示第438号︵﹃官報﹄、1912年︵明治45年︶4月30日︶。ただし同告示には後日誤字訂正あり︵﹃官報﹄︵8頁︶、1912年︵明治45年︶5月1日︶。
(16)^ 富山県﹃富山県政史土木交通史 第六巻︵乙︶﹄、1947年︵昭和22年︶12月、富山県
(17)^ 宮内庁編﹃昭和天皇実録 第四﹄、2015年︵平成27年︶9月、東京書籍
(18)^ 昭和2年8月25日鉄道省告示183号︵﹃官報﹄第198号所収、1927年︵昭和2年︶8月25日、内閣印刷局︶
(19)^ 久野治志﹁富山-呉羽、富山-西富山間単線自動閉塞装置と田苅屋信号場の遠隔制御装置に就て、﹃信号﹄第9巻4号所収、1936年︵昭和11年︶7月、信号会
(20)^ ab﹁富岩鉄道株式会社所属鉄道富山口、富山間︵今回延長区間︶及富山口、岩瀬港間︵既設区間︶五哩一分同日ヨリ貨物運輸営業ノ旨届出有リタリ﹂︵﹃官報﹄第298号、昭和2年12月24日、内閣印刷局︶
(21)^ abc富山駅編﹃富山駅要覧﹄、1933年︵昭和8年︶、富山駅
(22)^ abcdef今尾恵介 監修﹃日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線6号﹄、2008年︵平成20年︶10月、新潮社
(23)^ 鉄道省運輸局編﹃貨物積卸機械利用の栞﹄︵13頁︶、1930年︵昭和5年︶12月、鉄道時報局
(24)^ ﹁富岩鉄道株式会社所属鉄道富山、富山口間零哩四分本月十一日ヨリ旅客運輸営業開始ノ旨届出アリタリ﹂︵﹃官報﹄第466号、昭和3年7月17日、内閣印刷局︶
(25)^ 昭和8年鉄道省告示第103号︵﹃官報﹄、1933年︵昭和8年︶3月28日、内閣印刷局︶
(26)^ 昭和9年10月19日鉄道省告示第499号︵﹃官報﹄第2341号所収、1934年︵昭和9年︶10月19日、内閣印刷局
(27)^ 日本国有鉄道編﹃日本国有鉄道百年史 第8巻﹄、1971年︵昭和46年︶12月、日本国有鉄道
(28)^ 郵政省編﹃続逓信事業史 第三巻 郵便﹄︵401頁︶、1960年︵昭和35年︶12月、前島会
(29)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaab富山地方鉄道(編)﹃富山地方鉄道五十年史﹄富山地方鉄道、1983︵昭和58年︶3月。
(30)^ ab草卓人﹃富山廃線紀行﹄、平成20年︵2008年︶8月、桂書房
(31)^ ﹁富岩鉄道株式会社ニ於テ富山市ヨリ借受鉄道富山、日曹工場前間二粁一分本月二十四日ヨリ貨物運輸営業開始ノ旨届出アリタリ﹂︵﹃官報﹄第3496号、昭和13年8月27日︶
(32)^ abcde草卓人 編﹃鉄道の記憶﹄、平成18年2月、桂書房
(33)^ ﹃官報﹄第4784号、昭和17年12月21日、大蔵省印刷局
(34)^ 昭和18年鉄道省告示第24号︵﹃官報﹄、1943年︵昭和18年︶2月23日、内閣印刷局︶
(35)^ 昭和18年5月25日鉄道省告示第119号︵﹃官報﹄第4907号、昭和18年5月25日、大蔵省印刷局︶
(36)^ 昭和19年通信院告示189号及び191号︵﹃官報﹄、1944年︵昭和19年︶4月19日、大蔵省印刷局︶
(37)^ 昔の富山駅懐かしく 倉庫で写真発見、仮駅舎で4月展示 - ﹃北日本新聞﹄2010年︵平成22年︶3月26日︵2016年︵平成28年︶7月24日閲覧︶
(38)^ abcdefghijklmnopqrs富山市史編修委員会﹃富山市史﹄第三巻、1960年︵昭和35年︶4月、富山市役所
(39)^ ﹃富山市史﹄第三巻 p36
(40)^ ab瓜生俊教編﹃富山県警察史 下巻﹄、1965年︵昭和40年︶12月、富山県警察本部
(41)^ ﹃富山市史 第三巻﹄︵1960年4月15日、富山市役所発行︶75頁。
(42)^ 富山県編﹃富山県行幸記録﹄、昭和24年10月、富山県
(43)^ 日本国有鉄道法の施行は当初昭和24年4月1日とされていた︵﹃官報﹄第6531号、昭和23年12月20日︶が、後にこれを6月1日と改めた︵﹃官報﹄6662号、昭和24年3月31日︶
(44)^ 昭和25年郵政省告示第32号︵﹃官報﹄、1950年︵昭和25年︶2月11日、大蔵省印刷局︶
(45)^ 富山県ニュースNo.1︵とやまデジタル映像ライブラリー︶
(46)^ 富山市史編さん委員会編﹃富山市史 通史 下巻﹄、1987年︵昭和62年︶1月、富山市
(47)^ 昭和28年郵政省告示第275号︵﹃官報﹄、1953年︵昭和28年︶3月7日、大蔵省印刷局︶
(48)^ ﹃富山駅123年 -街の玄関口から中心へ-﹄︵2022年10月1日、富山市郷土博物館編集・発行︶32頁より。
(49)^ ab﹃富山市史 編年史<上巻>﹄︵2015年3月29日、富山市発行︶196頁。
(50)^ 昭和29年通商産業省告示第17号︵﹃官報﹄、1954年︵昭和29年︶1月28日、大蔵省印刷局︶
(51)^ 昭和29年通商産業省告示第201号︵﹃官報﹄、1954年︵昭和29年︶7月22日、大蔵省印刷局︶
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(327)^ abcde乗合自動車 停留所表 - 富山地方鉄道
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(334)^ バス – 高速バス – 金沢線 - 富山地方鉄道
(335)^ 金沢↔ 富山|高速バス情報 - 北陸鉄道
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 富山駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 富山駅 - あいの風とやま鉄道
- 電鉄富山駅 - 富山地方鉄道
- 富山駅 市内電車 時刻予定表 (PDF) - 富山地方鉄道
- 電鉄富山駅・エスタ前 市内電車 時刻予定表 (PDF) - 富山地方鉄道
- 富山駅周辺整備課からのご案内 - 富山市