「ファンタジア2000」の版間の差分
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日本では[[2000年の映画|2000年]][[1月1日]]より、全国4館のIMAXシアターで独占公開され、IMAX映画としては驚異的な興行記録を樹立した。 |
日本では[[2000年の映画|2000年]][[1月1日]]より、全国4館のIMAXシアターで独占公開され、IMAX映画としては驚異的な興行記録を樹立した。 |
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== 構成 == |
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* 1.[[交響曲第5番 (ベートーヴェン)|交響曲第5番]]([[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]])(2:54) |
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** 『ファンタジア2000』の最初を飾る一曲。[[チョウ|蝶]]のような形をした、ペア[[三角形]]の物体が善と悪の戦いを繰り広げる。 |
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* 2. [[交響詩]]「[[ローマの松]]」([[オットリーノ・レスピーギ|レスピーギ]])(10:14) |
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** 「[[マツ|松]]」とは全く関係のない、海と空を舞う[[クジラ]]の群れを描いた極地の情景である。 |
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* 3.[[ラプソディ・イン・ブルー]]([[ジョージ・ガーシュウィン|ガーシュイン]])(12:34) |
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** [[ニューヨーク]]のとある一日を描いた物語である。あわただしい人々はそれぞれ憂鬱をかかえているが、最後にささやかな幸福を掴む。この中にロイ・ディズニーも隠れている。
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* 4. [[ピアノ協奏曲第2番 (ショスタコーヴィチ)|ピアノ協奏曲第2番]]~アレグロ([[ドミートリイ・ショスタコーヴィチ|ショスタコーヴィチ]])(7:26) |
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** [[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]の童話﹁[[しっかり者のスズの兵隊|すずの兵隊]]﹂のアニメーションである。原作と比べ、違っている場所がいくつかある。︵原作では兵隊が窓から落ちた理由は隙間風が吹いたからだが、こちらでは悪役のビックリ箱に積み木を投げつけられたからで、また原作との最大の違いは、ハッピーエンドで終わるところである。︶
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* 5. [[動物の謝肉祭]]より「終曲」([[カミーユ・サン=サーンス|サン=サーンス]])(1:57) |
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**「[[フラミンゴ]]に[[ヨーヨー]]を与えたらどうなるか?」という少し皮肉っぽいアニメーションである。 |
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* 6. [[魔法使いの弟子]]([[ポール・デュカス|デュカス]])(9:17) |
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**『[[ファンタジア (映画)|ファンタジア]]』の一篇を[[デジタルリマスター]]版で復活。 |
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* 7.[[威風堂々 (行進曲)|威風堂々]]第4番・第2番・第3番・第1番([[エルガー]])(6:22) |
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** [[旧約聖書]]の中の[[ノアの方舟]]をもとにした物語。[[ドナルドダック]]が主役。[[預言者]][[ノア (聖書)|ノア]]に動物達を[[箱船|方舟]]に導くよう命じられたドナルドだが、愛する[[デイジーダック]]が船に乗り遅れたと思い込み…
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* 8.[[火の鳥 (ストラヴィンスキー)|火の鳥]]([[イーゴリ・ストラヴィンスキー|ストラヴィンスキー]])(9:13) |
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** 自然の誕生、滅び、復活を描いた壮大な作品。火の鳥はここでは悪役として登場。 |
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== キャスト == |
== キャスト == |
2020年11月8日 (日) 20:01時点における版
ファンタジア2000 | |
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Fantasia 2000 | |
製作 | ドナルド・W・アーンスト |
製作総指揮 | ロイ・エドワード・ディズニー |
撮影 | ティム・サーステッド |
製作会社 |
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 75分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $80,000,000[1] |
興行収入 | $90,874,570[1] |
概要
1940年に製作された﹃ファンタジア﹄の続編。ウォルト・ディズニーの甥ロイ・エドワード・ディズニー製作総指揮、ジェームズ・レヴァイン指揮、シカゴ交響楽団演奏による。また、前作にはなかったピアノが新たに加わった。 通常映画の10倍のサイズのフィルムを使用するIMAXシアター向けに製作されたアニメ作品であり、例えばベートーヴェンの交響曲第5番での画面を埋め尽くす黒三角の迫力など、IMAXの巨大スクリーンを存分に生かしたアニメーションが展開する。しかしそれがゆえDVDでその真価を知る事は難しい作品である。一部を除き、台詞は一切用いられていない。 アニメーションとしては冗長すぎるという前作への批判をうけてか、上映時間は75分と短くまとめられ、また各曲には明確なストーリーが加味されているので、子供にも理解しやすい間口の広い作品となっている︵それは同時に旧﹃ファンタジア﹄のファンを多少ならず失望させることにもなった︶。 日本では2000年1月1日より、全国4館のIMAXシアターで独占公開され、IMAX映画としては驚異的な興行記録を樹立した。キャスト
キャラクター | 原語版 | 日本語吹替 |
---|---|---|
スティーヴ・マーティン | 羽佐間道夫 | |
イツァーク・パールマン | 有本欽隆 | |
クインシー・ジョーンズ | 大平透 | |
ベット・ミドラー | 小宮和枝 | |
ジェームズ・アール・ジョーンズ | 大和田伸也 | |
ペン・ジレット | 福田信昭 | |
テラー | - | |
ジェームズ・レヴァイン | 小林修 | |
アンジェラ・ランズベリー | 福田公子 | |
レオポルド・ストコフスキー | 松岡文雄 | |
ミッキーマウス | ウェイン・オルウィン | 青柳隆志 |
ドナルドダック | トニー・アンセルモ | 山寺宏一 |
デイジーダック | ルシー・テイラー | 土井美加? |
ナレーション | - | 田中信夫 |
スタッフ
●製作総指揮‥ロイ・エドワード・ディズニー ●製作‥ドナルド・W・アーンスト ●監督‥ドン・ハーン ●アニメーション監督‥ヘンデル・ブトイ ●演奏‥シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団︵魔法使いの弟子のみ︶ ●指揮‥ジェームズ・レヴァイン、レオポルド・ストコフスキー︵魔法使いの弟子のみ︶編集箇所
旧作﹃ファンタジア﹄と同じく、楽曲に編集が加えられた箇所が多数ある。いくつかを挙げておく。交響曲第5番﹁運命﹂
●中間部を丸まるカット。よって長さも3分台になっている。交響詩﹁ローマの松﹂
●第2部﹁カタコンブ﹂のカット。 ●第1部でのシンバルの位置変更、追加。 ●第1部終了後の数小節の追加。 ●第3部と第4部のアタッカ部分の変更。ラプソディ・イン・ブルー
●数箇所のカット、短縮。 ●シンバルの追加。ピアノ協奏曲第2番~アレグロ
●シンバルの追加︵ネズミが飛び込むシーン︶ ●休符の延長︵魚に飲まれるシーン︶ ●8曲中、最も編集が少ない。組曲﹁動物の謝肉祭﹂より﹁フィナーレ﹂
●オーケストレーションの拡大。交響的スケルツォ﹁魔法使いの弟子﹂
●﹃ファンタジア﹄参照。行進曲﹁威風堂々﹂
●曲の並べ替え。 ●第4番中間部→第2番第2主題→第1番第1主題→第1番中間部→第3番第2主題→第3番中間部→第1番第2主題→第1番終結部 ●冒頭のホルンの追加。 ●第4番のチューブラー・ベルの追加。 ●第2番から第1番への移行部分の打楽器の追加。 ●第1番中間部の伴奏にシロフォン追加。 ●同じく、ピッコロとシロフォンによる鳥の声の模倣。 ●第3番でのピッコロ、フルートのトリルの追加。 ●第1番終結部での合唱追加。 ●その他、シンバル・バスドラムの追加変更。組曲﹁火の鳥﹂
●曲の抜粋 ●王女達のロンド→カスチェイの魔の踊り→子守唄→終曲 ●各曲の編集、短縮。脚注
- ^ a b “Fantasia 2000 (2000)” (英語). Box Office Mojo. 2010年5月1日閲覧。
外部リンク
- ファンタジア/2000|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式(日本語)
- ファンタジア2000 - Disney+(日本語)
- ファンタジア2000 - allcinema
- ファンタジア2000 - KINENOTE
- Fantasia 2000 - オールムービー(英語)
- Fantasia 2000 - IMDb(英語)