ワンダーコーポレーション
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![]() 旧本社(カスミつくばセンター) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
![]() 〒305-8514 茨城県土浦市蓮河原新町4181 |
本店所在地 | 茨城県つくば市小野崎294番地1 |
設立 | 1988年3月1日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 1050001016270 |
事業内容 | ゲームソフト、映像(DVD)ソフト、音楽CD、書籍、携帯電話、化粧品等の小売販売及びフランチャイズチェーン(FC)事業、エコ・プロデュース事業(リサイクルショップ)、Eコマース事業(オンラインショップ) |
代表者 | 内藤 雅義(代表取締役社長) |
資本金 |
31億8,555万円 (2020年3月末日現在) |
発行済株式総数 |
7,559,184株 (2020年3月末日現在) |
売上高 |
単体:474億336万4千円 連結:612億791万2千円 (2020年3月期) |
純利益 |
単体:12億6,855万4千円 連結:9億7,857万0千円 (2020年3月期) |
純資産 |
単体:67億2,004万7千円 連結:70億7万0千円 (2020年3月末日現在) |
総資産 |
単体:231億452万4千円 連結:272億4,813万3千円 (2020年3月末日現在) |
従業員数 |
単体:564人 連結:750人 (2020年3月末日現在) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 |
RIZAPグループ株式会社 75.1% 北関東TSUTAYA 4.1% (2020年3月末日現在) |
主要子会社 |
株式会社ワンダーネット 100% 株式会社Vidaway 66.4% |
外部リンク | 公式サイト |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cc/WonderGOO_Kazo.jpg/250px-WonderGOO_Kazo.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6a/Tsukuba_DIGIX_WONDER_exterior.jpg/250px-Tsukuba_DIGIX_WONDER_exterior.jpg)
株式会社ワンダーコーポレーションは、関東地方を中心に日本で展開している、書籍やゲームソフト・CD・DVD等の販売及び買い取りを行う専門店の経営を主な業務とする企業である。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/30/Tsukuba_WonderREX_exterior.jpg/250px-Tsukuba_WonderREX_exterior.jpg)
WonderREX つくば店︵茨城県つくば市︶
中古品の販売・買取に特化した店舗︵エコリユース部門︶。取り扱う品目は、ブランドグッズから家電機器まで多岐に渡り、豊富な品揃えを売りにしている[9]。
ワンダーコーポレーションでは、従来からワンダーグーにて中古ゲームを取り扱いしていたが、2000年4月にハードオフコーポレーションのフランチャイズチェーンに加盟し、﹁ハードオフ﹂﹁オフハウス﹂の営業を開始することで中古品全般の取り扱いを開始したのがこの業態の始まりである。お膝元である茨城県南部から店舗を展開し始め、茨城県北部や千葉県にも拡大していった。
そして、2009年春に﹁運営方針に関して食い違いが生じた﹂として、ハードオフ社とのフランチャイズの解消を発表[10]。同年10月には、自社で手掛けていた﹁ハードオフ﹂と﹁オフハウス﹂を一斉に閉店。その後ほとんどの店舗を改装の上、﹁WonderREX﹂︵ワンダーレックス︶に転換することで自社ブランドでの中古品販売業を開始するに至った。
こういった経緯があるため、店舗の大半は茨城県や千葉県内にあり、その他は群馬県と三重県の各1店舗のみに限られる[11]。
ポイントカードはWonderGOOと共通。買取を申し出る際は身分証明を兼ねるため、ポイントカードを必ず呈示しなければならない。また、ポイントの還元率は一律1%である。WonderGOOと同様に、2018年9月よりTポイントを導入、2019年3月からはTポイントに統一された。
尚、WonderREXへの転換に対し、ハードオフコーポレーションからはFC契約終了後の競業禁止規定に抵触するとして訴訟を提起された[12]。一審ではハードオフコーポレーション側の主張を全面的に認め、WonderREXの運営禁止と7億5千万円の賠償を命ぜられ全面敗訴したが、二審にて和解勧告が行われ7億8千万円の和解金をハードオフコーポレーションに支払うことで和解が成立、WonderREXの営業は継続出来ることとなった[13]。
概要
1981年10月にカスミグループの家電部門として事業開始し、1988年3月に株式会社カスミ家電として分社化。 1990年代後半からは店舗の屋号を﹁カスミ家電﹂から﹁ワンダーステーション︵Wonder STATION︶﹂に変更する。さらにパソコン専門の﹁C-YOU﹂を﹁デジックスワンダー︵DIGIX WONDER︶﹂に改められた。この時にはソフトに特化した﹁ワンダーグー︵WonderGOO︶﹂が新たに設けられている。 2000年にはJASDAQ上場を見据えて、現社名の株式会社ワンダーコーポレーションに変更した。 しかし家電量販店との競合には勝てず、わずか2年後の2002年に同業他社のケーズホールディングスと資本提携を結び、﹁ワンダーステーション﹂と﹁デジックスワンダー﹂を譲渡することになる︵2015年8月に資本提携を解消[1]︶。また、カスミグループの書店部門だった株式会社ブックランドカスミを傘下におさめ、順次経営統合を進めた上2006年3月をもって吸収合併︵簡易合併︶、現在に至る。 ﹁TSUTAYA﹂を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ︵CCC︶とは業務提携関係にあり、提携後には合弁会社である株式会社TSUTAYAワンダーグーを設立。﹁ワンダーグー﹂の店内に﹁TSUTAYA﹂が併設されるケースも多くなった。2012年4月にはTSUTAYAの有力フランチャイジーの一社であるサンレジャー︵2014年6月にケイ・コーポレーションを吸収合併しVidawayに商号変更︶を子会社化したほか、同年5月には元TSUTAYA社長の日下孝明を社長に迎えるなど、CCCとの関係は濃くなりつつある。 2013年2月には、大手CD・DVD・レコード・書籍販売会社の新星堂を連結子会社とし、2016年2月23日付でインターネットによる音楽配信の普及によって経営の苦戦が強いられている同社を吸収合併した[2][3]。合併後も新星堂のブランド名は維持される。 2018年3月29日には株式公開買付け及び第三者割当増資により、RIZAPグループが議決権所有割合ベースで75.05%の株式を取得し、同社の子会社となった。これまで約43%の株式を保有していたカスミは保有全株式を売却している[4]。 2020年12月18日には、RIZAPグループの子会社であるHAPiNS、ジーンズメイトの2社と2021年4月1日付で経営統合を行うことを発表。ワンダーコーポレーションは2021年3月30日付でJASDAQ上場廃止となり、同年4月1日付で3社の株式移転により設立される予定のREXTの完全子会社となる予定[5]。 この他、かつてはハードオフコーポレーションともフランチャイズ契約を結んでいた︵詳しくは後述︶。店舗ブランド
WonderGOO︵ワンダーグー︶
CD・DVD・書籍などのソフト関連を中心に、各種ホビー商品︵コスパの商品も含む︶等までの幅広い商品の販売・買取を扱う﹁エンターテイメント専門店﹂。略称は﹁ワングー﹂。 前述した通り、屋号の変更後に新設されたブランドで、現在の主力業態となっている。1990年代後半からは、カスミグループだった﹁ブックランドカスミ﹂も順次このブランドへと称号を変更した[注 1]。 CCCとの業務提携により、多くの店舗にはTSUTAYAによるレンタルコーナーも併設されている︵提携前までは、WonderGOOが独自に展開していた︶。 商品の支払い時には、現金だけでなく電子マネーのEdyも使用できる[注 2]。ポイントカードについては、以前は独自のポイントカードを発行しており、商品の購入・売却に応じたポイントが付与され[6]、またかつての﹁ワンダーステーション﹂や﹁デジックスワンダー﹂で発行されたカードも、引き続き利用できた︵ワンダーレックスにおいても同様︶。2016年7月1日よりTポイントを導入し[7]、従来のポイントカードは2018年8月31日をもってポイントの付与を、2019年2月28日をもってポイントの還元をそれぞれ終了し[8]、Tポイントに一本化された。 インターネット上にもオンラインショップ﹁e WonderGOO﹂を開設しており、実店舗で販売しているものと同様の特典が付いた商品の一部販売や買取を行なっており、ポイントカードも使用できる。WonderREX︵ワンダーレックス︶
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/30/Tsukuba_WonderREX_exterior.jpg/250px-Tsukuba_WonderREX_exterior.jpg)
新星堂
詳細は「新星堂」を参照
その他
コスメティック商品に注力した﹁CoLeColle︵コレコレ︶﹂という専門店も展開している。姉妹ブランドで小規模型の﹁petit*Colle︵プチコレ︶﹂もあり、主に各地のWonderGOO内に併設されている。店舗数は後者の方が多い。
これ以外にもコンビニエンスストア大手ファミリーマートとの共同店舗﹁ファミリーマート+WonderGOO﹂も
茨城県下館市に展開している。
各種フランチャイズチェーンのフランチャイジーとしても店舗を展開している。2018年にはいきなり!ステーキの当社1号店をオープンした[14]。
過去の事業
﹁WonderCAFE︵ワンダーカフェ︶﹂という名称のインターネットカフェを、埼玉県三郷市と千葉県茂原市に1店舗ずつ展開︵前者はWonderGOOの店内に入居︶していたが、いずれも2013年2月に閉店。 他にも、携帯電話(現在のスマホ)専門店の﹁BeWonder︵ビーワンダー︶﹂や写真現像・プリント︵現在のデジカメ写真︶を行う﹁Sharara︵シャララ︶﹂も展開されていた。営業形態
全店舗の一覧については、ワンダーコーポレーション公式サイト内の「店舗一覧」参照
本社が茨城県にあることから、同県を初めとする関東地方に多くの店舗がある。また、西日本では未進出の県も多く、近畿地方では2013年1月6日の伊丹店︵兵庫県伊丹市︶の閉店を最後に撤退したほか、岡山県、香川県、福岡県以外には出店していない。山形県、甲信越地方、北陸地方にも未出店。
関東地方では、瑞江店・鶴川駅前店・下瀬谷店・三ツ境店を除き、全店舗が直営店である。その他の地方では、大半がフランチャイズ形式により運営されている。以下にその事例を挙げた。
●北海道・青森県・岩手県 - 株式会社ティーアンドティー[15]がフランチャイズ展開している。
●静岡県 - 地場系の河村電気がフランチャイズ展開し、同店舗内に併設されている。
●愛知県 - 名古屋大須店はジーストアを展開するタブリエ・マーケティング[16]が、碧南店は佐藤ホーエー家電[17]が運営している。
●鹿児島県 - 同業他社のエディオンのエリアフランチャイズも担当しているカコイエレクトロにより展開されており、主に同店舗内に併設されていたが、2016年5月限りで県内の全店舗を閉鎖。
●近畿地方には現在店舗が存在しないが、かつては関西ケーズデンキによるフランチャイズ展開で兵庫県・大阪府・京都府に数店舗出店していた︵ただし最後の店舗であった伊丹店は直営店︶。さらに兵庫県内にあった1店舗︵伊川谷店︶はナカヌキヤ︵かつての中川ムセン︶が運営していた。
脚注
注釈
出典
(一)^ "資本・業務提携解消に伴う株式の売出し及び主要株主の異動に関するお知らせ" (PDF) (Press release). 株式会社ワンダーコーポレーション. 6 August 2015. 2016年11月9日閲覧。
(二)^ “ワンダーコーポ、子会社の新星堂を吸収合併 コスト削減狙う”. 日本経済新聞. (2015年12月3日) 2015年12月7日閲覧。
(三)^ "株式会社ワンダーコーポレーションと株式会社新星堂の合併契約締結に関するお知らせ" (PDF) (Press release). 株式会社ワンダーコーポレーション 株式会社新星堂. 3 December 2015. 2015年12月7日閲覧。
(四)^ "RIZAP グループ株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果、第三者割当による新株式発行、親会社、主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ" (PDF) (Press release). 株式会社ワンダーコーポレーション. 23 March 2018. 2018年3月29日閲覧。
(五)^ "株式会社ワンダーコーポレーション、株式会社HAPiNS及び株式会社ジーンズメイトの共同持株会社設立︵共同株式移転︶による経営統合に関するお知らせ" (PDF) (Press release). 株式会社ワンダーコーポレーション 株式会社HAPiNS 株式会社ジーンズメイト. 18 December 2020. 2020年12月23日閲覧。
(六)^ “ポイントカードのご案内”. WonderGOO. 2013年2月22日閲覧。
(七)^ “7月1日より、WonderGOO と新星堂でTポイントサービス開始” (PDF). ワンダーコーポレーション (2016年6月30日). 2020年2月5日閲覧。
(八)^ “WonderGOOポイント付与終了のお知らせ”. WonderGOO. 2020年2月5日閲覧。
(九)^ “取扱商品”. WonderREX. 2013年2月23日閲覧。
(十)^ 流通ニュース︵2009年4月14日付︶より。また、ワンダーコーポレーションHP内・ニューリリースでも発表されている︵バックナンバーで閲覧可︶。
(11)^ “店舗案内”. WonderREX. 2013年2月23日閲覧。
(12)^ 訴訟の提起に関するお知らせ 株式会社ワンダーコーポレーション
(13)^ 和解による訴訟の解決及び特別損失の発生に関するお知らせ 株式会社ワンダーコーポレーション
(14)^ いきなり!ステーキ ひたち野うしく店6月1日(金) グランドオープンのお知らせワンダーコーポレーションニュースリリース5月30日
(15)^ 出店開始時は家電量販店のデンコードーが運営し、﹃WonderGoo﹄単独店舗の他に、同社が運営する﹃SUPER Denkodo﹄や﹃MAX Denkodo﹄店舗内のCD・ゲームコーナーとして展開していたが、これらの店舗がケーズデンキへ転換される際に閉鎖し、WonderGoo店舗のみの展開となった。2010年に﹁株式会社デンコードーエンタテインメント﹂としてデンコードーの子会社として分社。2014年にデンコードーから独立し、2017年に現社名に変更。
(16)^ “WonderGOO名古屋大須店 店舗情報”. 2016年6月14日閲覧。
(17)^ “地域貢献活動報告書”. 株式会社佐藤ホーエー家電・碧南市 (2010年2月1日). 2016年6月14日閲覧。
関連項目
- コスパ
- 音泉 - インターネットラジオポータルサイト。WonderGOOにおいて、各番組のラジオCDを販売している。