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[[File:Inca Quipu.jpg|thumb|300px|右|南米のキープ]]

[[File:Inca Quipu.jpg|thumb|300px|右|南米のキープ]]

'''結縄'''(けつじょう)とは、[[紐]]や[[縄]]などの[[結び目]]を用いて情報の記録・伝達や計数・演算を行う原始的な[[メディア (媒体)|情報媒体]]である。[[南米]]の[[インカ帝国]]下に行われた[[キープ (インカ)|キープ]]が最もよく知られているが、同様の方法が世界各地に伝わっている。このような記録方法は今日でも、カトリックの[[ロザリオ]]や仏教の[[数珠]]、[[ハンカチ]]の結び等にも見ることができる{{sfn|壇辻|2001|p=394}}。

'''結縄'''(けつじょう)とは、[[紐]]や[[縄]]などの[[結び目]]を用いて情報の記録・伝達や計数・演算を行う原始的な[[メディア (媒体)|情報媒体]]である。[[南米]]の[[インカ帝国]]下に行われた[[キープ (インカ)|キープ]]が最もよく知られているが、同様の方法が世界各地に伝わっている。このような記録方法は今日でも、[[カトリック]]の[[ロザリオ]]や[[仏教]]の[[数珠]]、[[ハンカチ]]の結び等にも見ることができる{{sfn|壇辻|2001|p=394}}。



結縄は[[刻木]]などとともに事物文字(object-writing)の一種として分類され、[[文字]]使用に至る先行段階と見なされる。言語の形式の単位、すなわち[[音素]]の単位や[[意味]]の単位との対応関係は一定ではなく、恣意的であったため、本来の意味での文字のレベルには達しなかったものと考えられている{{sfn|壇辻|2001|pp=394-396}}。しかし、なかには言語との対応関係が見られるものもある。

結縄は[[刻木]]などとともに事物文字(object-writing)の一種として分類され、[[文字]]使用に至る先行段階と見なされる。言語の形式の単位、すなわち[[音素]]の単位や[[意味]]の単位との対応関係は一定ではなく、恣意的であったため、本来の意味での文字のレベルには達しなかったものと考えられている{{sfn|壇辻|2001|pp=394-396}}。しかし、なかには言語との対応関係が見られるものもある。

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[[古代エジプト]]の[[ヒエログリフ]]には、結び目の付いた紐を模したものがある。エジプトの[[測量術]]において、結び目のついたロープを使って直角三角形を作っていたことは知られているが、こうした測量技師は同時に結び目を作り計数管理をする技術者であった可能性もある{{sfn|Gandz|1930|pp=213-214}}。

[[古代エジプト]]の[[ヒエログリフ]]には、結び目の付いた紐を模したものがある。エジプトの[[測量術]]において、結び目のついたロープを使って直角三角形を作っていたことは知られているが、こうした測量技師は同時に結び目を作り計数管理をする技術者であった可能性もある{{sfn|Gandz|1930|pp=213-214}}。



=== 宗教儀礼と結縄 ===

[[File:Tzitzith.jpg|thumb|アシュケナジム系とセファルディム系のツィーツィート]]

[[File:Tzitzith.jpg|thumb|200px|アシュケナジム系とセファルディム系のツィーツィート]]

記憶手段としての結び目の利用は[[ユダヤ教]]の衣装[[タッリート]]にも痕跡を見ることができる。律法に従えば、すべてのイスラエル人男子は朝の祈祷の際に肩に房飾り([[ツィーツィート]])を下げることになっているが、この房飾りに下がっている糸のうち、その四隅の紐は常に一定の数になるように結ばれている。[[セファルディム]]の伝承では26、[[アシュケナジム]]の伝承では39で、これはユダヤ教において神聖な数と見なされている{{sfn|宮田|2018|pp=74-75}}。

記憶手段としての結び目の利用は[[ユダヤ教]]の衣装[[タッリート]]にも痕跡を見ることができる。律法に従えば、すべてのイスラエル人男子は朝の祈祷の際に肩に房飾り([[ツィーツィート]])を下げることになっているが、この房飾りに下がっている糸のうち、その四隅の紐は常に一定の数になるように結ばれている。[[セファルディム]]の伝承では26、[[アシュケナジム]]の伝承では39で、これはユダヤ教において神聖な数と見なされている{{sfn|宮田|2018|pp=74-75}}。




{{Quotation|{{refnest|[[:s:()#15|15:37-39]]}}}}

{{Quotation|{{refnest|[[:s:()#15|15:37-39]]}}}}

カトリック教会のロザリオや仏教の数珠、[[イスラム教]]の{{仮リンク|ミスバハ|en|Misbaha}}など、多くの[[世界宗教]]に共通して見られる[[数珠状の祈りの用具]]は元来祈りの回数を数えるための道具であり、ロザリオであれば150、数珠であれば108というように各教派の儀礼に応じて珠の個数が定まっている。同様の道具は[[ヒンドゥー教]]、[[ジャイナ教]]、[[シク教]]でも用いられている。[[コンボスキニオン]]と呼ばれる[[東方正教会]]の道具には、珠ではなく結び目を利用しているものもあり、これは伝承によれば4世紀のエジプトの聖者{{仮リンク|パコミウス|en|Pachomius the Great}}に端を発するとされている{{sfn|溝田|2008}}。



== 南北アメリカ ==

== 南北アメリカ ==

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=== 雲南・チベット ===

=== 雲南・チベット ===


[[File:Wa knot system-Manuscripts in the Yunnan Nationalities Museum - DSC04049.jpg|thumb|200px|]]

中国[[雲南省|雲南]]地方や[[チベット]]の[[中国の少数民族|少数民族]]には結縄の風習があり、[[トーロン族]]・[[リス族]]・[[ヌー族]]・[[ワ族]]・[[ヤオ族]]・[[ナシ族]]・[[プミ族]]・[[ハニ族]]・[[ロッパ族]]などは、[[中華人民共和国]]成立以前には縄によって日付をつけていた。リス族は会計に結縄を用い、ハニ族は同じ長さの縄に同じ形の結び目を作って共有し、貸借の証明書とした。[[寧蒗]]のナシ族やプミ族は、羊毛を編んだ縄を結って情報を伝え、人々を招集した{{sfn|林|1986}}。

中国[[雲南省|雲南]]地方や[[チベット]]の[[中国の少数民族|少数民族]]には結縄の風習があり、[[トーロン族]]・[[リス族]]・[[ヌー族]]・[[ワ族]]・[[ヤオ族]]・[[ナシ族]]・[[プミ族]]・[[ハニ族]]・[[ロッパ族]]などは、[[中華人民共和国]]成立以前には縄によって日付をつけていた。リス族は会計に結縄を用い、ハニ族は同じ長さの縄に同じ形の結び目を作って共有し、貸借の証明書とした。[[寧蒗]]のナシ族やプミ族は、羊毛を編んだ縄を結って情報を伝え、人々を招集した{{sfn|林|1986}}。



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== アフリカ ==

== アフリカ ==


[[西]][[]][[]]{{||en|Ijebu people}}[[]]{{||fr|Tembo (peuple)}}[[]][[]]1192935151960{{sfn|Huylebrouk|2006|p=149}}

[[西]][[]][[]]{{||en|Ijebu people}}{{||en|Jean-Baptiste Labat}}1720{{||en|Gold Coast (region)}}{{sfn|Day|1957|p=24}}


[[]]{{||fr|Tembo (peuple)}}[[]][[]]1192935151960{{sfn|Huylebrouk|2006|p=149}}


== オセアニア ==

== オセアニア ==

[[ハワイ島|ハワイ]]の徴税人が結縄を用いていた事実は、1820年代のイギリス人宣教師らの日誌に記されている。彼らの記すところでは、「徴税人たちは、読み書きができないが、島中の住民から集められたあらゆる種類の品々についての非常に詳細な記録をつけている。これは主として1人の人間によって行われ、そして記録するものは、400~500尋<small>(約750~950 m)</small>の縄1本にすぎない」{{sfn|Jacobsen|1983|p=55}}。東洋学者の[[テリアン・ド・ラクペリ]]は1885年にハワイの結縄についてより詳細な記述を残しており、異なる形状・色・大きさの縄や結び目・房によって記録が行われると解説している{{sfn|Jacobsen|1983|p=56}}。

[[ハワイ島|ハワイ]]の徴税人が結縄を用いていた事実は、1820年代のイギリス人宣教師らの日誌に記されている。彼らの記すところでは、「徴税人たちは、読み書きができないが、島中の住民から集められたあらゆる種類の品々についての非常に詳細な記録をつけている。これは主として1人の人間によって行われ、そして記録するものは、400~500尋<small>(約750~950 m)</small>の縄1本にすぎない」{{sfn|Jacobsen|1983|p=55}}。東洋学者の[[テリアン・ド・ラクペリ]]は1885年にハワイの結縄についてより詳細な記述を残しており、異なる形状・色・大きさの縄や結び目・房によって記録が行われると解説している{{sfn|Jacobsen|1983|p=56}}。




[[|]][[]]{{sfn|Brown|1924|p=83}}[[]]19201921調使[[]]{{sfn|Jacobsen|1983|pp=54-55}}[[]][[]][[]]''''''tau-ponapona[[]]{{sfn|Brown|1924|p=83}}

[[|]][[]]{{||en|Karl von den Steinen}}20159{{sfn|Day|1957|p=14}}{{sfn|Brown|1924|p=83}}[[]]19201921調使[[]]{{sfn|Jacobsen|1983|pp=54-55}}[[]][[]][[]]''''''tau-ponapona[[]]{{sfn|Brown|1924|p=83}}

ポリネシア以外でも、[[メラネシア]]の[[ソロモン諸島]]や[[ナウル]]、さらに[[フィリピン]]でも日付を数えるための結縄の使用が報告されている{{sfn|Day|1957|p=11-12}}。18世紀に西洋を訪れた太平洋諸島人として知られる[[パラオ]]([[ミクロネシア]])の{{仮リンク|リー・ボー|en|Prince Lee Boo}}王子は、結縄を用いて航海日誌をつけるなかで文字の便利さに気づき、学習を始めたが、イングランドの学校に通ううちに天然痘で客死した{{sfn|Day|1957|p=12-13}}。



== その他の例 ==

== その他の例 ==

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* {{cite journal|和書|ref={{sfnref|布目|1996}}|author=布目順郎|title=結縄のこと|journal=月刊しにか|volume=7|issue=12|page=90-94|year=1996|publisher=大修館書店|naid=40004854876|issn=09157247}}

* {{cite journal|和書|ref={{sfnref|布目|1996}}|author=布目順郎|title=結縄のこと|journal=月刊しにか|volume=7|issue=12|page=90-94|year=1996|publisher=大修館書店|naid=40004854876|issn=09157247}}

* {{cite book|和書|ref=harv|title=歴史|author=ヘロドトス|translator=松平千秋|publisher=岩波書店|year=1972|volume=中|version=46|isbn=4003340523}}

* {{cite book|和書|ref=harv|title=歴史|author=ヘロドトス|translator=松平千秋|publisher=岩波書店|year=1972|volume=中|version=46|isbn=4003340523}}

* {{cite journal|和書|ref={{sfnref|溝田|2008}}|author=溝田悟士|title=ロザリオと数珠の起源に関する仮説|journal=愛知論叢|issue=84|pages=43-67|year=2008|naid=40015954919|issn=02896419}}

* {{cite journal|和書|ref={{sfnref|宮田|2018}}|author=宮田義美|title=沖縄の結縄(藁算)の数学史における位置|journal=津田塾大学数学・計算機科学研究所報|volume=39|pages=227-276|year=2018|naid=40021556996}}

* {{cite journal|和書|ref={{sfnref|宮田|2018}}|author=宮田義美|title=沖縄の結縄(藁算)の数学史における位置|journal=津田塾大学数学・計算機科学研究所報|volume=39|pages=227-276|year=2018|naid=40021556996}}

* {{cite book|和書|ref={{sfnref|最上|1808}}|title=渡島筆記|author=最上徳内|series=日本庶民文化集成4 探検・紀行・地誌|year=1969|origyear=1808|editors=高倉新一郎ほか|publisher=三一書房|isbn=4380685004}}

* {{cite book|和書|ref={{sfnref|最上|1808}}|title=渡島筆記|author=最上徳内|series=日本庶民文化集成4 探検・紀行・地誌|year=1969|origyear=1808|editors=高倉新一郎ほか|publisher=三一書房|isbn=4380685004}}

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* {{cite book|ref=harv|last=Brown|first=John Macmillan|year=1924|title=The Riddle of the Pacific|publisher=T. Fisher Unwin}}

* {{cite book|ref=harv|last=Brown|first=John Macmillan|year=1924|title=The Riddle of the Pacific|publisher=T. Fisher Unwin}}

* {{Cite journal|ref=harv|last=Cossins|first=Daniel|title=We thought the Incas couldn't write. These knots change everything|journal=New Scientist|issue=3197|date=2018-9-28|year=2018|url=https://www.newscientist.com/article/mg23931972-600-we-thought-the-incas-couldnt-write-these-knots-change-everything/}}

* {{Cite journal|ref=harv|last=Cossins|first=Daniel|title=We thought the Incas couldn't write. These knots change everything|journal=New Scientist|issue=3197|date=2018-9-28|year=2018|url=https://www.newscientist.com/article/mg23931972-600-we-thought-the-incas-couldnt-write-these-knots-change-everything/}}

* {{Cite journal|ref=harv|last=Day|first=Cyrus L.|date=1957|title=Knots and Knot Lore: Quipus and Other Mnemonic Knots|url=https://www.jstor.org/stable/1497058|journal=Western Folklore|volume=16|issue=1|pages=8–26|doi=10.2307/1497058|issn=0043-373X}}

* {{cite journal|ref=harv|last=Gandz|first=Solomon|year=1930|title=The Knot in Hebrew Literature, or from the Knot to the Alphabet|url=https://www.journals.uchicago.edu/doi/10.1086/346491|journal=Isis|volume=14|issue=1|pages=189–214|doi=10.1086/346491|issn=0021-1753}}

* {{cite journal|ref=harv|last=Gandz|first=Solomon|year=1930|title=The Knot in Hebrew Literature, or from the Knot to the Alphabet|url=https://www.journals.uchicago.edu/doi/10.1086/346491|journal=Isis|volume=14|issue=1|pages=189–214|doi=10.1086/346491|issn=0021-1753}}

* {{cite journal|ref=harv|last=Huylebrouk|first=Dirk|title=Mathematics in (central) Africa before colonization|journal=Anthropologica et Præhistorica|volume=117|year=2006|p=135-162|issn=1377-5723|url=http://biblio.naturalsciences.be/associated_publications/anthropologica-prehistorica/anthropologica-et-praehistorica/ap-117/ap117_135-162.pdf}}

* {{cite journal|ref=harv|last=Huylebrouk|first=Dirk|title=Mathematics in (central) Africa before colonization|journal=Anthropologica et Præhistorica|volume=117|year=2006|p=135-162|issn=1377-5723|url=http://biblio.naturalsciences.be/associated_publications/anthropologica-prehistorica/anthropologica-et-praehistorica/ap-117/ap117_135-162.pdf}}


2019年7月10日 (水) 21:16時点における版

南米のキープ

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object-writing使[2]


1

[3]


[4]80[5]

81[6]23[7]

560

[8]

使[9]


2639[10]

[11]

1501084[12]

南北アメリカ

インカ帝国


Quipu, Khipu調[13][14]

[15][16][17]


使16使1611使使19[18]

udukuru[18]

 1682

[19]

鹿[20]



北海道


17394180851[21][22][23]


[7][24]

132[25]駿2[23]

沖縄

藁算

使[26][27]


使33[28]

2[29]


[30]

108使20[19]

西


1872調4[31]調[32]

 qishshurim [33]

[34]


20: Mezglu Raksti; ︿[35]dziesmu kamols; ︿5003[36]19使[19]


西1720[37]

1192935151960[38]


18201400500750950 m1[39]1885[40]

20159[41][42]19201921調使[43]tau-ponapona[42]

使[44]18西便[45]


19[46]

出典

  1. ^ 壇辻 2001, p. 394.
  2. ^ 壇辻 2001, pp. 394–396.
  3. ^ 『易経』繫辞下伝
  4. ^ 『周易集解』巻15
  5. ^ 『老子』第80章
  6. ^ 布目 1996, pp. 90–93.
  7. ^ a b 布目 1996, p. 92.
  8. ^ ヘロドトス 1972, p. 68.
  9. ^ Gandz 1930, pp. 213–214.
  10. ^ 宮田 2018, pp. 74–75.
  11. ^ 『民数記』15:37-39
  12. ^ 溝田 2008.
  13. ^ 壇辻 2001, pp. 394–395.
  14. ^ 池田 1952, p. 98.
  15. ^ 池田 1952, p. 101.
  16. ^ Wilford 2003.
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  19. ^ a b c 宮田 2018, p. 74.
  20. ^ 壇辻 2001, p. 395.
  21. ^ 坂倉 1739, p. 410.
  22. ^ 最上 1808, p. 528.
  23. ^ a b 坪井 1891, p. 405.
  24. ^ 額田 1983, pp. 116–117.
  25. ^ 額田 1983, p. 13.
  26. ^ 高橋 2001, pp. 1122–1123.
  27. ^ 宮田 2018, pp. 19–21.
  28. ^ 中野 1981, pp. 2–5.
  29. ^ 長浜 1977, pp. 2–3.
  30. ^ 林 1986.
  31. ^ 長浜 1971, p. 2.
  32. ^ Gandz 1930, p. 204.
  33. ^ Gandz 1930, pp. 204–205.
  34. ^ 『エレミヤ書』2:32
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参考文献


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12195295-103ISSN 0369321XNAID 120002737032 

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8819811-8ISSN 03869555NAID 40001995931 

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712199690-94ISSN 09157247NAID 40004854876 

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関連項目

外部リンク