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|label1=口癖 |
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|data1=パート1では効果音「ヒヒーーン」「ブルル」ぐらしか言わない。パート2で人間のときは自分のことを「ボク」と呼ぶ。 |
|data1=パート1では効果音「ヒヒーーン」「ブルル」ぐらしか言わない。パート2で人間のときは自分のことを「ボク」と呼び相手の名前をを呼ぶ時は「~ちゃん(悟空ならば、「悟空ちゃん」)」付で呼んでいる。 |
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|label2=得意技 |
|label2=得意技 |
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|data2=龍の姿で天に登り雨を降らせること |
|data2=龍の姿で天に登り雨を降らせること |
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|label3=能力 |
|label3=能力 |
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|data3= 誰よりも早く危険を察知したり、全員が捕らわれた場合には自らの意思で悟空を探し出して救助を促すなど、パート1でもただの馬ではないところをしばしば見せる。パート2では、尻を蹴られたり、驚いたりすると、本人の意志とは無関係に人間に変身する。ただし馬から人間には自分の意志では変身できないが、人間から龍には自由に変身できる。 |
|data3= 誰よりも早く危険を察知したり、全員が捕らわれた場合には自らの意思で悟空を探し出して救助を促すなど、パート1でもただの馬ではないところをしばしば見せる。パート2では、尻を蹴られたり、驚いたりすると、本人の意志とは無関係に人間に変身する。ただし馬から人間には自分の意志では変身できないが、人間から龍に、人間から馬に戻る時には自由に変身できる。
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<!-- 設定と前歴 --> |
<!-- 設定と前歴 --> |
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: [[四海竜王|西海竜王]]の子供<ref>ドラマでは特に言及ないが、三太子つまり三男である。彼の父親である西海竜王・{{読み仮名|敖閨|ごうじゅん}} は悟空が防具を奪った相手</ref>。白竜ともいう。ただの小竜でパート1では名前はなく、話すのも第2話でだけ。原作でも単に白馬。パート2からは人間にも変化できるようになり、'''玉竜'''<ref>このドラマでは台本にも﹁玉竜﹂とある</ref>という役名が付いたが、本人は初め﹁お馬チャン﹂と言うのみで、第6話にして初めて名前を名乗る。龍のときは、白龍で目の色は赤。馬の時は白馬で、紫の馬具をつけている。三蔵の二番弟子だが、馬のときは弟子扱いされず、人間に変身しても末弟のような扱いを受けていた。
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: [[四海竜王|西海竜王]]の子供<ref>ドラマでは特に言及ないが、三太子つまり三男である。彼の父親である西海竜王・{{読み仮名|敖閨|ごうじゅん}} は悟空が防具を奪った相手</ref>。白竜ともいう。ただの小竜でパート1では名前はなく、話すのも第2話でだけ。原作でも単に白馬。パート2からは人間にも変化できるようになり、'''玉竜'''<ref>このドラマでは台本にも﹁玉竜﹂とある</ref>という役名が付いたが、本人は初め﹁かわいいお馬チャン﹂と言うのみで、第6話にして初めて名前を名乗る。龍のときは、白龍で目の色は赤。馬の時は白馬で、紫の馬具をつけている。三蔵の二番弟子だが、馬のときは弟子扱いされず、人間に変身しても末弟のような扱いを受けていた。
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:もともとは御殿で失火して宝物の玉を焼いてしまったことから︵父の訴えを受けた天帝から︶罰を受けたもので、その刑は死罪であり、︵鞭打ち三百回の後︶処刑の前に宙づりに鎖でつながれて大泣きしているところを[[観音菩薩|観世音菩薩]]に救われた。菩薩は念仏で鎖をほどき、深い谷川<ref>{{読み仮名|蛇盤山|じゃばんざん}} {{読み仮名|鷹愁澗|ようしゅうかん}} </ref>に身を潜めて取経の旅をする使いの者が通るまでそこで待ち、その乗り物となるように命じた。菩薩は功徳を積むように言い残したが、三蔵が通りかかると、突然その馬を喰らい、悟空にも刃向かうなどあまり改心した様子はない。しかし食べてしまった馬の代わりに自らが白馬に{{読み仮名|変化|へんげ}}<ref>原作では菩薩の力で変身させられた</ref>して三蔵の旅の足となった。
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:もともとは御殿で失火して宝物の玉を焼いてしまったことから︵父の訴えを受けた天帝から︶罰を受けたもので、その刑は死罪であり、︵鞭打ち三百回の後︶処刑の前に宙づりに鎖でつながれて大泣きしているところを[[観音菩薩|観世音菩薩]]に救われた。菩薩は念仏で鎖をほどき、深い谷川<ref>{{読み仮名|蛇盤山|じゃばんざん}} {{読み仮名|鷹愁澗|ようしゅうかん}} </ref>に身を潜めて取経の旅をする使いの者が通るまでそこで待ち、その乗り物となるように命じた。菩薩は功徳を積むように言い残したが、三蔵が通りかかると、突然その馬を喰らい、悟空にも刃向かうなどあまり改心した様子はない。しかし食べてしまった馬の代わりに自らが白馬に{{読み仮名|変化|へんげ}}<ref>原作では菩薩の力で変身させられた</ref>して三蔵の旅の足となった。
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<!-- パート2での再スタート --> |
<!-- パート2での再スタート --> |
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:パート2の第1話における落雷から人間に変身するようになる。初登場シーンは一人でけんけんぱをしていた。設定上、'''精神年齢は12歳'''とされている。 |
:パート2の第1話における落雷から人間に変身するようになる。初登場シーンは一人でけんけんぱをしていた。 |
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:設定上、'''精神年齢は12歳'''とされている。 |
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<!--特出すべき事項--> |
<!--特出すべき事項--> |
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:人間のときのあだ名は「'''サラブとんま'''」ないし「'''とんま'''」。虫歯があり、第9話では金に困った三蔵により五百元で馬屋に売り払われ、さらに三千元で肉屋に転売されそうになったことがある。パート1ではいきなり馬を飲み込んだが、それ以降は[[秣|まぐさ]]しか食べてないようで、パート2では人間のときもしばしばまぐさを口にした。第24話で[[#李麗花|麗花]]に食事を振る舞われた際には、人間はこんなに美味しいものを食べているのかと感動する。 |
:人間のときのあだ名は「'''サラブとんま'''」ないし「'''とんま'''」。虫歯があり、第9話では金に困った三蔵により五百元で馬屋に売り払われ、さらに三千元で肉屋に転売されそうになったことがある。パート1ではいきなり馬を飲み込んだが、それ以降は[[秣|まぐさ]]しか食べてないようで、パート2では人間のときもしばしばまぐさを口にした。第24話で[[#李麗花|麗花]]に食事を振る舞われた際には、人間はこんなに美味しいものを食べているのかと感動する。 |
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<!-- 性格 --> |
<!-- 性格 --> |
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: 穏やかでのんびりとした性格。人間のときは大人の外観だが、龍としてはまだ子供なので、幼児語をつかう。臆病で気弱だが優しく、無い勇気を振り絞って魔物に立ち向かうこともあり、弟子の中で優等生である。しかし三蔵を乗せ、荷を運ぶ以外にあまり役には立たない<ref>原作では「竜の尿」という事で、悟空が調合したインチキ丸薬に数滴混ぜただけで、立派な薬として効果を示した事がある。</ref>。龍のままでいれば長寿を約束されているのだが、人間になりたいという願望が強い。 |
: 穏やかでのんびりとした性格。人間のときは大人の外観だが、龍としてはまだ子供なので、幼児語をつかう。臆病で気弱だが優しく、無い勇気を振り絞って一度のみ専用の武器で応戦するなど、魔物に立ち向かうこともあり、弟子の中で優等生である。しかし三蔵を乗せ、荷を運ぶ以外に戦わないため普段はあまり役には立たない<ref>原作では﹁竜の尿﹂という事で、悟空が調合したインチキ丸薬に数滴混ぜただけで、立派な薬として効果を示した事がある。</ref>。龍のままでいれば長寿を約束されているのだが、人間になりたいという願望が強い。
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2016年9月2日 (金) 09:37時点における版
主要登場人物
ドラマのオープニングにおける主要キャストを登場順で掲載。右のボックスはキャラの特徴をまとめたもの。孫悟空
孫悟空(孫行者) | |
---|---|
破門 | 5回[1] |
武器 |
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得意技 |
觔斗雲[2]、身外身の術[3]、分身の術、 |
口癖 | 「脳天かち割ってやる」「ぶっ殺してやる」など物騒なフレーズの啖呵が口癖。べらんめぇ調の江戸弁。 |
能力 | 天下無双でほぼ不老不死[5]。岩石頭[6]。緊箍は観音菩薩に与えられた唯一の急所[7]。しかしドラマでは女性も弱点で、恋をして神通力を失ったことがある。また文字が読めない。 |
仕草 | 觔斗雲を呼ぶときは、大きく息を吸って「ヒューー」と口笛をふきながら右手の差し指と中指と親指をたて、口の息を6〜9回ほど斬って最後に大きくふりかぶると雲が飛んでくる。また大技の仙術を使うときは、両手の人差し指と中指を二本たてて指を挟んで左手を前に交差させる独特のポーズをする。 |
三蔵法師
玄奘三蔵(陳江流) | |
---|---|
愛称 | 「おっしょさん」「お師匠様」 |
口癖 | 「おやめなさい」「悟空!」「お前を破門します」「修行が足りない証拠です」など。 |
武器 | 九環の錫杖[15] |
得意技 | 般若心経[16]、緊箍経[17] |
能力 | 泳げないし、雲にも乗れない[18]が、人間ながらに若干の神通力を持っており、悟空に方法を習って木に花を咲かせたり、実を付けさせたりしたことがある。知恵者で機転を利かせて、弟子たちの危機を救うこともある。強い法力があるので、三昧風で失明した悟空の両目に口づけして治癒できたりと、念仏・念力で意外な力を発揮することもあった。 |
仕草 | 緊箍経を使うときは片手[19]の二本指を顔の前に立てて念じる。 |
沙悟浄
沙悟浄(沙和尚) | |
---|---|
武器 | 降妖の宝杖[29]、赤い番傘 |
得意技 | 屁理屈、屁玉、念力で3mぐらい空中浮遊、鏡磨き |
口癖 | 「おおきに」「水くさい」「もぉあかん」「んなあほな」「アホー」などが口癖。関西弁。 |
能力 | 頭の皿は普段は帽子で隠しているが皿の水分がなくなると死んでしまう。首にかけている9つの髑髏のネックレスは、高僧を喰らって作ったもので法力が秘められている。カッパなので水中では強いが、空も飛べず[30]、パート1では悟空の助けがなければ変身もできないほどで、神通力は八戒よりも弱い[31]。弁が立つのが能力といえば能力。パート2ではやや神通力が増し自力で化けられるようになった。しかし口だけで何事にも腰が重く、図体はデカイがものぐさなのは変わらず。 |
失恋 | 4回[32] |
猪八戒
猪悟能(猪八戒) | |
---|---|
破門 | 1回[45] |
武器 |
|
得意技 |
裾まくり、 |
口癖 | 「この○○猿が」「この○○カッパが」などが口癖。パート1では東北弁だが、パート2では配役の変更によってほぼ東京弁である。 |
能力 |
雲で空を飛ぶことができ、20話以降、独自のスクーター型の雲[48]を使用する。泳ぎにも自信があり、色男に |
仕草 | 「アーアア〜」と叫んで雲を呼ぶ。 |
堕落 | 7回[50] |
白馬・玉竜
玉竜 | |
---|---|
口癖 | パート1では効果音「ヒヒーーン」「ブルル」ぐらしか言わない。パート2で人間のときは自分のことを「ボク」と呼び相手の名前をを呼ぶ時は「~ちゃん(悟空ならば、「悟空ちゃん」)」付で呼んでいる。 |
得意技 | 龍の姿で天に登り雨を降らせること |
能力 | 誰よりも早く危険を察知したり、全員が捕らわれた場合には自らの意思で悟空を探し出して救助を促すなど、パート1でもただの馬ではないところをしばしば見せる。パート2では、尻を蹴られたり、驚いたりすると、本人の意志とは無関係に人間に変身する。ただし馬から人間には自分の意志では変身できないが、人間から龍に、人間から馬に戻る時には自由に変身できる。 |
ナレーション
ナレーター - 芥川隆行 番組冒頭のオープニング曲﹁モンキーマジック﹂の前に流れる﹁ザ・バース・オブ・ジ・オデッセイ﹂をBGMにお決まりのセリフがあり、エピソードのタイトルコール後、そしてエンディングにいつもナレーションが入る。 パート2の第3話で︵分数妖怪をもじって︶旅の十万八千里の道程の三分の二を過ぎたとナレーションしている。 地上波初回放送時のオリジナルには、当時の次のCM枠を告げるナレーションがたびたびあったが、再放送やDVD化されたときにカットされている。その他の登場人物
天上界︵道教に関わる人物︶
天帝 - 井上孝雄 天上界にいて仏界︵仏教の神、その使い︶
釈迦如来 - 高峰三枝子 西国は天竺、霊山大雷音寺におわす、仏教の開祖にして本尊。全知全能。このドラマでは、初登場で自ら﹁あたくしは、西方極楽世界の釈迦牟尼仏尊者。南無阿弥陀仏です﹂とやや不思議な自己紹介をするが、これは全く原作の通りの文言。仏に性別はないが、女優の高峰三枝子が男役を演じていると考えて良いだろう。 天上界を荒らし、天帝に刃向かう悟空を、頼みを受けて退治する。﹁サルの身でありながら、天帝になりたいなど﹂となぜ慮外な考えをもつのだと悟空を咎め、悟空が抗弁すると、では賭をしましょうと持ちかける。釈迦の手のひらから出られれば悟空の勝ちで、勝てば天帝にその地位を譲らせる[73]と言うが、觔斗雲で世界の果てに向かった悟空が見つけた五本の柱は、釈迦の指であった。賭に負けた悟空を手で捕まえ、地に落とし、大量の岩の下敷きにして山とし、御札で封印した。 地上で猿に変わって人間が悪逆非道を繰り返しているのを憂い、人の世の乱れを嘆いている。千山万水を踏み越え、艱難辛苦を堪え忍んで、三蔵真経を手にする人間が現れれば、人々は救われると信じ、観音菩薩に人選を委ねる。 鬼子母を退治する場面では、これを諭すために三蔵に剣を与えて鬼子母の末娘・愛奴を殺すように命じた。三蔵が拒否すると、悟空を操って殺させた。[74] 温嬌が病で亡くなると、幽鬼として三蔵のもとに送って、三蔵の弱き心を励ました。地上界︵人間と猿︶
[[太宗 (唐)|太宗皇帝]] - 中村敦夫 中国史上最高の名君といわれた誉れ高き大唐帝国の皇帝。史実通り、威厳があり、勇猛でたくましい人物。物語ではただの中国の皇帝ではなく、地上界︵もしくは人間界︶の支配者という位置づけであり、天上界や仏界のそれと並び称されている。玄奘と殷開山の訴えを聞いて、御林軍6万を江州に派遣して、玄奘の両親の敵である盗賊を討ち取らせ、劉洪ら首領を長安に連行し、玄奘の助命嘆願を拒否して、見せしめとして磔獄門の刑とした。しかし玄奘の慈悲の心にうたれ、その献身ぶりに感激して、望み通りに西方取経の旅に快く送り出した。﹁三蔵﹂の名は彼が与えたもの。 パート2では八戒の詐称に激怒して目玉をくり抜かせようとするが、殷開山の献言で別の玉のほうにした。 悟空の手下 - 西田良 水蓮洞の猿。悟空に東海竜王が珍しい武器を持っていると教える。悟空の手下には幹部の三匹の猿がいるが、それには含まれない。妖怪・魔物︵登場順︶
西遊記︵パート1︶
︻登場回‥第1話︼西遊記︵パート2︶
︻登場回‥第1話︼参考文献
- 平凡社版完訳四大奇書「西遊記(上巻・下巻)」 太田辰夫・鳥居久靖訳
- 平凡社 中国古典文学大系 第36巻 平妖伝 馮夢竜 作 太田辰夫 訳
- 日本テレビ/国際放送 製作 台本
- 「西遊記 —哀しき王妃・二人の玄奘—」 準備稿
- 「西遊記 —幻妖術師・青竜将軍—」 決定稿
- 「西遊記 —
快楽 (けらく )の館・悟浄白骨の恋—」 決定稿 - 「西遊記II —再出発・天竺への道—」 決定稿
- 「西遊記II —恐怖!猿のワクチン—」 決定稿
- 「西遊記II —落ちこぼれの恐怖・分数妖怪—」 決定稿
- 「西遊記II —妖異・太陽が二つの国—」 決定稿
- 「西遊記II —オカルト!悪霊の棲む館—」 決定稿
- 「西遊記II —夢の妖怪・幽鬼将軍—」 決定稿
- 「西遊記II —女だらけの化け猫騒動—」 決定稿
- 「西遊記II —地獄極楽宙ぶらりん—」 決定稿
- 「西遊記II —河童の国の悟浄の恋—」 決定稿
- 「西遊記II —術競べ・消えた悟空—」 決定稿
- 「西遊記II —赤ん坊が食べたい!—」 決定稿 (タイトルは「人食い妖怪・若返りの泉」に変更)
- 「西遊記II —悟空叛乱・一人ぼっちの妖怪—」 決定稿
- 「西遊記II —異説・鬼子母神由来記—」 決定稿
- 「西遊記II —妖鬼の山・お転婆姫の恋—」 決定稿
- 「西遊記II —青狼魔王・満月への遠吠え—」 決定稿
- 「西遊記II —母上は妖怪か?再び天竺へ—」 決定稿
- 西遊記 DVD-BOX I - バップ公式サイト
- 西遊記 DVD-BOX II - バップ公式サイト
関連項目
- Template:ルビ/doc - このページをルビで見る方法が記されています。