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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
使

この記事では(りょう、: quantitas: quantity: Quantität)について解説する。

概説




[1]

[?][]

JIS Z8000: quantity: reference: magunitude[2]
JIS Z8103[3]

  Quantity(measurable) reference[4]

: quantity: quality[1][ 1] / [ 2]







[ 3] 使11

[5][ 4]



4[6]

物象の状態の量


89(quantity of the state of physical phenomena)8972使#

89

確立された計量単位の存在する72の物象の状態の量


721)2)3)4)5)6)7)8)9)10)11)12)13)14)15)16)17)18)19)20)21)22)23)24)25)26)27)28)29)30)31)32)33)34)35)36)37)38)39)40)41)42)43)44)45)46)47)48)49)50)51)52)53)54)55)56)57)58)59)60)61)62)63)64)65)66)67)68)69)70)71)72)72 211[7]

確立された計量単位のない17の物象の状態の量


73)74)75)76)77)78)79)80)81)82)83)湿84)85)86)87)88)89)17 172

量体系


: system of quantities[2][2]: quantity equation

ISQ

基本量と組立量


: base quantity[2]

: derived quantity[2]

使

量の値


: quantity value, value of a quantity: value[2]: numerical quantity value, numerical value of a quantity: numerical value[2]

: numerical value equation[2]

可能な演算による量の分類

順序尺度量

順序尺度量: ordinal quantity)とは、取決めによる測定手順によって、他の同種の量との間で大きさに基づく全順序関係を確立することができる量である[2]。順序尺度量の間には代数関係は存在せず、その差や比に物理的な意味はない。順序尺度量の値の目盛によって並べられる。順序尺度量は経験的関係だけを通して他の量と関係付けられるため、通常は量体系の一部とはみなされない。また、測定単位量の次元も持たない。

ポテンシャル量




273.15K

1沿沿

加法的な量


ABA+Bm(A+B)Am(A)Bm(B)m(A)+m(B) : extensive: intensive [8]

各領域とさまざまな量

量は以下に示すように、領域ごとに、様々の観点から分類することができる。

物理量


JIS-Z8103[3][ 5]

-[5][ 6]

[?][?][]

7       [] 使

使

2[9][9][9]

2[9] [9][9][9]3[9]

1[9][][9]3xyz33

. .[]

 [9] [9]
SI基本単位の内、物質量、体積、質量に関係する商である9つの量の要約[10]
Quantity in numerator
(分数の)分子の量
Amount of substance 物質量*
Symbol 記号:
SI単位:
Volume 体積*
Symbol 記号:
SI単位:
Mass 質量*
Symbol 記号:
SI単位:
Quantity in denominator
分母の量
Amount of substance 物質量*
Symbol 記号:
SI単位:
amount-of-substance fraction 物質量分率*

SI単位:
molar volume モル体積*

SI単位:
molar mass モル質量*

SI単位:
Volume 体積
Symbol 記号:
SI単位:
amount-of-substance concentration 物質量濃度*

SI単位:
volume fraction 体積分率*

SI単位:
mass density 質量密度*

SI単位:
Mass 質量
Symbol 記号:
SI単位:
molality 質量モル濃度*

SI単位:
specific volume 比体積*

SI単位:
mass fraction 質量分率*

SI単位:

 * 日本語訳は「IUPAC 物理化学で用いられる量・単位・記号] 第3版 日本化学会監修 産業技術総合研究所計量標準総合センター訳[11] から採用した。

工業量


: industrial quantityengineering quantityJIS使JIS-Z8103[3]×


感覚量


調

: psychophysical quantity11[3][ 7]

 

 

 

 


感性工学


使

19981010

[] 

医学・生理学、医療

たとえば、「毒性」「半数致死量」「発癌性」「皮膚刺激性」「線量」などがある。

物理化学的刺激に対して生物は様々な生理的反応を示し、その反応の量は与えられた刺激の量に相関する。この反応の量は感覚量と性質が近く、通常は物理量とは呼ばない。ただし人間以外の生物では生理的反応量も物理化学的測定手段でしか測定することはできず、心理物理量に対応するような量として表現するしか方法がない[要出典]

社会科学


: production[ 8]

政治学において、国家運営の指針に何を据えるかについては様々なものがありうる。 20世紀には、先進諸国を中心に経済的な発展が国家運営の指針において大きな位置を占めており、国民総生産が目安とされてきた。しかし、国民の幸福は経済活動だけでは量れないということが次第に理解されるようになってきた。ブータンでは国民総幸福量が重視されている。これが世界的に注目されるようになり、日本でも国会などの政治の場で、この国民総幸福量がテーマとして扱われるようになった。

試験

試験点数ゲームの得点などがある。[注 9]

誘導方法等による分類

統計量

実測量と推定量

相対量と絶対量

 測定により直接得られる測定値pと、これと同じ種類の量である基準値p0との差または比として示される量を、相対量と呼ぶ。このとき、pやp0を含む元の測定量のことを絶対量と呼ぶ。例えば、相対湿度と絶対湿度がある。「相対~」「絶対~」という用語が特に使われていない場合でも、何らかの基準値との差または比を取った値を相対値と呼び、相対値を測定したり使用したりすることは多い。

外延量と内包量


使[12][13][14]使 (extensive variable)  (intensive variable) 使wikipediaextensive quantityintensive quantity使wikipedia





[12]2A,Bf(A),f(B)f(AB)=f(A)+f(B)

[12][13]

量の演算と次元

量の次元とは


[15]使

 q[ q]

(一)[] = []2

(二)[] = []3

(三)[] = [][]1

(四)[] = [][]2

(五)[] = [][][]2

(六)[] = [][]2[]2

VauV,uL

V/uV = (const)(a/uL)3

constL

1 L = 1,000 cm3 = 0.001 m3 = 61.02 inch3



V/L = (1/1,000)(a/cm)3 = 1,000(a/m)3 = (1/61.02)(a/inch)3

3V

V/m3 = abc/m3

V/m3 = (1/6)ah1h2/m3

使





n (q1, q2, ..., qn) 



[] = [][] = [][][]1 = []

[][]

基本量と組立量




nk(n  k)62

物理量以外での次元

自然界で測定可能な量、いわゆる広義の物理量では、量の間の関係式は自然法則と量の定義により決まるものなので、次元を使う考察は汎用性が高く有用である。しかし次元は物理量だけにしか使えない概念ではなく、定義がきちんと定まった量でありさえすれば社会的な量などにも通用する。例えば、

人件費 = 時給工数

という関係式の各量の次元は次のように考えられ、両辺の次元は等しいことがわかる。

[金額] = ([金額][人数]−1[時間]−1)×([人数][時間])

社会学や経済学では既知の量の組み合わせ(乗除などの演算)により様々な量が定義されているが、次元を考えればこれらの量の組み合わせ方が露わになり理解がしやすくなるのである。

量ではない例

名義的性質

名義的性質: nominal property)とは、定量的に示すことができない、現象、物体または物質の特性である[2]。大きさを持たないため、ISO/IEC80000やJIS Z8000規格群に定められる量ではない。名義的性質は、英数字コード又は他の手段を用いた語句で表現することができる値をもつ。

脚注





(一)^ 

(二)^ [?][]

(三)^ 

(四)^ 

(五)^ [?]""[]""[][] ""JIS-Z8103

(六)^ []

(七)^ [?][] []

(八)^ [?] [?][] 

(九)^ [?][]





(一)^ ab

(二)^ abcdefghijJIS Z8000-1 1

(三)^ abcdJIS Z8103 

(四)^ - 3 6.p.70Quantity(measurable)   20087ISBN 978-87-988154-5-7

(五)^ ab 20023

(六)^  Stevens, S. S. (1946). On the Theory of Scales of Measurement. Science 103 (2684): 677680. Bibcode: 1946Sci...103..677S. doi:10.1126/science.103.2684.677. PMID 17750512. http://www.sciencemag.org/cgi/rapidpdf/103/2684/677. 

(七)^ SISI pp.8-11 SI19993

(八)^ -519982

(九)^ abcdefghijkl

(十)^ NIST Guide to the SI 8 

(11)^ IUPAC  3  

(12)^ abc(Toyama, Hiraku)(6)19817,p16,69

(13)^ ab1986

(14)^ 1712005 ISBN 4-06-257484-5

(15)^ 202142-43ISBN 9784339033830 

参考文献

  • 『JIS Z8000-1 量及び単位-第1部:一般』日本規格協会発行、2014年。 
  • 『JIS Z8103 計測用語』日本規格協会発行、2000年。 
  • 小泉袈裟勝・山本弘 著『単位のおはなし 改訂版』日本規格協会、2002年、ISBN 4-542-90251-X

関連項目

外部リンク