サンカ語
サンカ語︵サンカご︶またはサンカ言葉︵サンカことば︶とは、サンカが用いていたとされている言語である。日本語の方言である。
概要[編集]
後藤興善は﹃又鬼と山窩﹄において、近畿、中国地方を中心とする百十余のサンカ語を紹介している[1][要ページ番号]。また三角寛は、﹃サンカの社会資料編﹄において、関東を中心にした東日本における千百余のサンカ語彙を収録している[2][要ページ番号]。田中勝也は両者のサンカ言語を比較して、両者がよくは一致していないことを指摘しながら、セブル︵寝る︶、フケル︵逃げる︶、ドメル︵埋める︶などの動詞が、全国的に用いられていることに着目して、サンカの漂泊範囲が広いことを指摘している[3][要ページ番号]。サンカ文字[編集]
三角寛は、サンカが豊国文字の特に古体象字に似た﹁サンカ文字﹂を暗号として用いたと主張している[要文献特定詳細情報]。脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ 後藤興善﹃又鬼と山窩﹄書物展望社、1940年12月。 NCID BN12318931。
(二)^ 三角寛﹃三角寛全集 別巻 (サンカの社会資料編)﹄母念寺出版、1971年。 NCID BN09585077。
(三)^ 田中勝也﹃サンカ研究 (郷土の研究; 11)﹄翠楊社、東京、1982年11月。ISBN 4-88066-111-2。 NCID BN00332640。OCLC 23308268。