スターキャット・ケーブルネットワーク
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スターキャット本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒454-0911 愛知県名古屋市中川区高畑4-133 北緯35度08分30.5秒 東経136度51分10.9秒 / 北緯35.141806度 東経136.853028度座標: 北緯35度08分30.5秒 東経136度51分10.9秒 / 北緯35.141806度 東経136.853028度 |
設立 |
1985年(昭和60年)2月13日 (名古屋ケーブルネットワーク株式会社) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 6180001038974 |
事業内容 |
有線テレビジョン放送事業 電気通信事業、他 |
代表者 | 松下寿昭(代表取締役社長) |
資本金 | 26億8500万円(2018年3月31日) |
発行済株式総数 | 6万7014株 |
売上高 |
114億7104万6000円 (2022年3月31日) |
営業利益 |
7億6767万1000円 (2022年3月31日) |
経常利益 |
81億66万5000円 (2022年3月31日) |
純利益 |
4億7283万8000円 (2022年3月31日) |
純資産 |
137億5911万7000円 (2022年3月31日) |
総資産 |
7億7557万6000円 (2022年3月31日) |
従業員数 |
285名 (2022年6月23日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
株式会社コミュニティ ネットワークセンター(100%) (2012年7月31日現在) |
関係する人物 | 加藤篤次(元社長) |
外部リンク | https://www.starcat.co.jp/ |
スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社︵英: STARCAT CABLE NETWORK Co.,LTD.︶は、愛知県名古屋市︵一部の区を除く︶及び名古屋市以北の愛知県内の各市町をサービスエリアとし、テレビ放送とインターネットを事業とするケーブルテレビ局である。コミュニティネットワークセンターの完全子会社。
概要[編集]
名古屋の大手映画配給・興行会社として知られたヘラルドグループの関連企業として設立された。ヘラルドグループから離れたが映画部門の一部を引き継いでおり、伏見ミリオン座とセンチュリーシネマを運営している。 東海地方のケーブルテレビ局が加盟する東海デジタルネットワークセンターには加盟していなかったが、複数の東海地方のケーブルテレビ局で共同運営されていた東海ケーブルチャンネルは当初から参加していた他、スターキャットチャンネルなどで放送されるスポーツ中継など一部番組を同チャンネルに配給していたなど、事実上、加盟局のような扱い︵﹁オブザーバー﹂準加盟の位置づけ︶とされていた。その後、2012年に東海ケーブルチャンネルが中心となり設立した持ち株会社コミュニティネットワークセンターの傘下に入ることで正式加盟した。 東海ラジオとはテレビとラジオという違いこそあるが関係は深く、東海ラジオの﹃土曜はごきげん天野良春ショー﹄に自社スタッフが出演し、インターネットを教えるというコーナーをラジオ・テレビ︵スターキャットのコミュニティチャンネル︶双方で放送したり[注釈 1]、東海ラジオへの出演経験がある人物がスターキャットコミュニティチャンネルの放送番組に出演したりしている。所在地[編集]
●本社 - 名古屋市中川区高畑4丁目133番地 ●伏見オフィス - 名古屋市中区錦二丁目15番地5号︵伏見ミリオン座内︶沿革[編集]
●1985年︵昭和60年︶2月 - ヘラルドグループが名古屋ケーブルネットワーク株式会社︵なごやケーブルネットワーク︶を設立。 ●1990年︵平成2年︶2月 - スターキャットのチャンネル名で開局。名古屋市中区で放送開始。 ●1994年︵平成6年︶4月 - 名古屋市千種区、昭和区、瑞穂区、名東区をサービスエリアとするセントラルケーブルテレビ株式会社から営業権を譲渡。 ●1999年︵平成11年︶5月 - インターネット接続サービスを開始。 ●2001年︵平成13年︶1月 - スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社へ商号変更。 ●2002年︵平成14年︶2月 - ジャスダック上場︵証券コード4339︶。 ●2003年︵平成15年︶ ●4月 - 本店所在地が中区錦三丁目11番23号に変更。 ●11月 - 筆頭株主がヘラルドグループから中部電力系のシーテックになり、ヘラルドグループは第2位株主に[1][2]。 ●2004年︵平成16年︶3月 - 11.5%の株式を所有し第2位株主だったヘラルドコーポレーションが民事再生法申請による株式処分を行い持株比率が1.55%になる[3] ●2006年︵平成18年︶12月 - 本店所在地変更、中区錦一丁目16番7号。 ●2008年︵平成20年︶12月 - 日本デジタル配信からのCSデジタル配信を開始[4]。 ●2009年︵平成21年︶3月5日 - 7日 - スターキャットのコミュニティチャンネルで、地上波などが中継できない3試合︹読売ジャイアンツ戦︵5日・6日︶、北海道日本ハムファイターズ戦︵7日︶のそれぞれオープン戦3試合︵いずれもナゴヤドームでデーゲーム︶︺のオープン戦を自社制作・生中継した。なお、3試合ともに東海ケーブルチャンネルにもネットされたほか、中日スポーツで生中継を行う旨の広告が掲載された。 ●2010年︵平成22年︶3月 - 10月1日に開局20周年を迎えるのを記念して、スターキャット市民映像祭を開催。オリジナル映像作品を公募。3月より受賞作の上映会とスターキャットチャンネルで放映[5]。 ●2011年︵平成23年︶ ●6月30日 - WOWOW、スターチャンネル、衛星劇場のアナログ放送を終了。 ●7月24日 - 地上デジタル放送のデジアナ変換サービスを開始[6]。 ●10月1日 - 連結子会社の株式会社スターキャット・エンタープライズを吸収合併。 ●2012年︵平成24年︶ ●2月20日 - コミュニティネットワークセンターがスターキャット株の株式公開買い付けをして完全子会社化し、業務提携することに合意[7][8]。 ●3月29日 - 公開買い付けの結果、コミュニティネットワークセンターが94.04%の株式を取得[9]。 ●5月31日 - CS放送のベーシックチャンネルのアナログ放送を終了[10]。 ●7月26日 - 上場廃止。 ●7月31日 - コミュニティネットワークセンターの完全子会社化[11]。 ●2019年︵令和元年︶10月 - 本店所在地が中川区高畑四丁目133番地に変更。サービスエリア[編集]
全て愛知県。
●名古屋市
●中区
●千種区
●東区
●北区
●西区
●中村区
●昭和区
●瑞穂区
●熱田区
●中川区
●港区
●南区
●名東区
●天白区
●北名古屋市
●岩倉市
●江南市
●西春日井郡豊山町
●清須市西枇杷島町、春日町
注
●愛知県名古屋市のうち守山区はグリーンシティケーブルテレビ、緑区は中部ケーブルネットワークのサービスエリアとなる。
●愛知県清須市のうち、西枇杷島町・春日町以外の清須市域はクローバーTV︵西尾張シーエーティーヴィ︶のサービスエリアである。
主な放送チャンネル[編集]
地上波系列別再送信局[編集]
NHK-G | NHK-E | NNN/NNS | ANN | JNN | TXN | FNN/FNS | JAITS |
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NHK名古屋 | 中京テレビ | メ〜テレ | CBCテレビ | テレビ愛知 | 東海テレビ | 三重テレビ |
テレビ局[編集]
ラジオ局[編集]
MHz | 放送局 |
---|---|
76.1 | MID-FM |
78.8 | ZIP-FM |
81.7 | FM AICHI |
83.5 | NHK-FM |
88.7 | CBCラジオ |
89.7 | 東海ラジオ |
キャッチコピー[編集]
現在[編集]
- 密着しているから、あったかい。 - 開局20周年を記念したものであることから、「Locommunication! 20thANNIVEARSARY - 」が先頭に付く。
コミュニティチャンネル[編集]
主な自主制作番組[編集]
△ - 東海ケーブルチャンネルにもネット︵スポンサーを含む︶。
レギュラー番組
●△ まちバル︵53分番組、毎週土曜日更新︶
●△ 映画屋TV︵28分番組、毎週金曜日更新︶
●燃えドラ!スタジアム︵53分番組、毎週木曜14時に生放送を実施、2007年2月 - ︶
●天ちんアワー どえりゃ〜7時︵53分番組、平日のみ放送、毎週月曜19時に生放送を実施︶
●名古屋市長定例記者会見︵5分番組、毎週月曜日更新︶
●なごや祭時記︵23分番組、毎月1日・16日更新︶
●ダイヤモンドドルフィンズTV︵5分番組、毎週金曜日更新︶
●おすぎのこの映画見なさい!︵3分番組、毎週土曜日更新︶
●HTV 〜ハートランドTV〜︵23分番組、毎週月曜日更新︶
●鉄ぶら︵23分番組、毎月第1・3週の火曜日更新︶
●ほか
特別番組
以下に記述する中継番組を含め、全般的にスポーツ関連の特番が多い。
●△[注釈 7] 燃えドラ!スタジアム︵西暦年︶︵基本的に中日ドラゴンズ2軍戦のうち、ナゴヤ球場・ナゴヤドームで開催される試合を生中継する︶[注釈 8]
●Bリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ試合中継︵ホーム戦のみ、2008年 - ︶ [注釈 9]
●夏の高校野球・愛知大会︵熱田球場の数試合を生中継︶
●ほか
主な独立局との共同制作番組[編集]
2013年10月放送の﹃猫侍﹄を皮切りに、独立局︵主に関東地方の5いっしょ3ちゃんねる加盟局︶との共同制作番組を放送している。 ●猫侍︵2013年10月 - 12月、5いっしょ3ちゃんねる・三重テレビ放送等との共同制作︶ ●幼獣マメシバ 望郷篇︵2014年7月 - 9月、5いっしょ3ちゃんねる・三重テレビ放送等との共同制作︶ ●猫侍 SEASON2︵2015年4月 - 6月、5いっしょ3ちゃんねる・三重テレビ放送等との共同制作︶ ●肉食女子部︵2015年10月 - 、5いっしょ3ちゃんねる・岐阜放送等との共同制作︶ ●猫忍︵2017年1月 - 3月、5いっしょ3ちゃんねる・三重テレビ放送等との共同制作︶映画関連事業[編集]
スターキャットシネクラブ[編集]
直営映画館を中心に、割引や抽選の試写会招待といった様々な特典が受けられる有料制のサービス。会員証はポイントカードを兼任しており、6ポイント貯まるごとに次の会員証兼ポイントカードへ更新される。入会は申込書を記入して、3000円︵更新は2500円︶とともに直営映画館・窓口へ出すか、郵送︵現金書留︶、銀行振り込み︵申込書はFAXで送信︶で入会する方法がある。窓口受付は当日、郵送などは後日会員証が送られてくる。直営映画館[編集]
子会社であるスターキャット・エンタープライズを通じて直営映画館を運営している。いずれもミニシアター向きの作品を中心に上映しているほか、ロビーではカフェも運営している。- 伏見ミリオン座
- 名古屋市中区栄1丁目に所在する映画館。2005年開館。3スクリーンを持つ。スターキャット系の映画館の中では、比較的話題になりやすい作品を上映することが多い。
詳細は「伏見ミリオン座」を参照
詳細は「センチュリーシネマ」を参照
ゴールド劇場・シルバー劇場[編集]
ゴールド劇場・シルバー劇場 Gold Theater/Silver Theater | |
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情報 | |
正式名称 | ゴールド劇場・シルバー劇場 |
旧名称 | マキノ劇場 |
完成 | 1983年 |
開館 | 1983年8月8日 |
開館公演 |
細雪/楢山節考(ゴールド) 成人向映画(シルバー) |
閉館 | 2012年2月3日 |
最終公演 |
ニュー・シネマ・パラダイス(ゴールド) 白夜行 -白い闇の中を歩く-(シルバー) |
収容人員 | (2館合計)360人 |
設備 | ドルビーデジタル |
用途 | 映画上映 |
運営 | 株式会社スターキャット・エンタープライズ |
所在地 |
〒453-0801 愛知県名古屋市中村区太閤1丁目23-11 |
アクセス |
名古屋駅太閤通口から南へ徒歩5分 大洋薬品(現・武田テバファーマ)本社ビル隣接 |
ゴールド劇場・シルバー劇場(ゴールドげきじょう・シルバーげきじょう)は、名古屋市中村区太閤1丁目に所在していた2スクリーンの映画館。
詳細は「ゴールド劇場・シルバー劇場」を参照
1956年7月31日、古川為三郎により発足した名画座﹃マキノ劇場﹄︵まきのげきじょう・座席数‥292席︶がその前身。館名は映画館があった場所が中村区牧野町だったことに由来している[12]。その劇場跡地に建てられ、1983年8月8日にオープンしたのがゴールド劇場とシルバー劇場である。
当初ゴールドは名画座、シルバーは成人向映画の上映館としてスタートしたが、同年12月3日よりシルバーが名画座路線に転向[13]。その後アート系作品を多数上映するミニシアターに転身し多くの名作・佳作を輩出。名宝会館閉館後の一時期は東宝洋画系の作品︵﹃K-19﹄﹃ハルク﹄﹃サンダーバード﹄等︶も上映していた。また、同館のあったビルの1階にはパチンコ店︵末期はまんが喫茶︶がテナントとして入居していた。
オープン以来2,050本の作品を上映してきたが、都市計画道路事業用地として道路拡張工事が行われる影響で2012年2月3日を以て閉館となり[14]、28年︵マキノ劇場時代から数えると56年︶の歴史に幕を閉じた。最終日はスターキャット・シネクラブ会員が選ぶ“最後の1本”として﹃ニュー・シネマ・パラダイス﹄がゴールド劇場で特別上映され、立ち見が出るほどの盛況ぶりとなった[15]。
当館の閉館により、旧ヘラルドグループが運営していた映画館はすべて姿を消した。
- 座席数
- ゴールド: 220席
- シルバー: 140席
脚注[編集]
- 注釈
(一)^ コーナーはスターキャットがスポンサーだったこともあり、CMが放送されていた。
(二)^ 全時間ショップチャンネルとQVCとのマルチ編成︵ただし視聴時間はどちらも限定︶のため、4:3での放送。
(三)^ ab2020年3月31日をもって終了。
(四)^ 2012年9月30日をもって終了。
(五)^ デジタルではTV123にて時間限定で放送︵全時間4:3で放送︶。
(六)^ デジタルではTV122にて時間限定で放送︵全時間4:3で放送︶。
(七)^ 初回生中継はスターキャットのほか、東海ケーブルチャンネルにもネットされるが、2軍戦の中継予定では、球団公式HPなど一部はスターキャットのみ放送と告知されている。スターキャットでは同日に再放送も実施されている。
(八)^ 現在の中継タイトルは2009年度より使用。一部はスカイ・Aと、J SPORTS︵スカイ・Aは阪神戦の一部︶でも放送。
(九)^ 2009年11月7日に愛知県体育館で行われたリンク栃木ブレックスとの試合で、開局以来初めてバスケットボールの生中継を行った。
- 出典
- ^ スターキャットの筆頭株主が中部電力系のシーテックに BB Watch 2003年11月27日
- ^ 主要株主の異動に関するお知らせ スターキャット公式サイト内 2004年3月23日
- ^ 主要株主の異動に関するお知らせ スターキャット公式サイト内 2004年3月25日
- ^ 日本デジタル配信がスターキャットへCSデジタル放送を配信,HDTV配信の大幅強化も表明 nikkei BP net 2008年10月24日
- ^ スターキャット映像祭
- ^ デジアナ変換サービスの実施を決定 アナログテレビ等の継続利用をサポート スターキャット公式サイト内 2010年7月29日
- ^ CNCIがスターキャット・ケーブル株式を公開買い付け、完全子会社化へ nikkei BP Net 2012年2月20日
- ^ 株式会社コミュニティネットワークセンターによる当社株券等に対する公開買付けに関する意見表明及び同社との資本業務提携契約書の締結に関するお知らせ - プレスリリース(2012年2月20日)
- ^ 親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ - プレスリリース(2012年3月23日)
- ^ サービス終了のお知らせ スターキャット公式サイト内
- ^ 定款の一部変更及び全部取得条項付普通株式の取得に関する承認決議並びに全部取得条項付普通株式の取得に係る基準日設定に関するお知らせ - プレスリリース(2012年6月26日)
- ^ コラム「木全公彦 日本映画の(ギョク)」|名古屋のマキノ(第三編) - 映画の國(2010年5月17日)
- ^ ゴールド・シルバー劇場最後の一日 - 映画屋ブログ(2012年2月3日)
- ^ ゴールド・シルバー劇場 閉館のお知らせ
- ^ 名駅前の映画館「ゴールド・シルバー劇場」閉館 - 28年で2050本上映 - 名駅経済新聞(2012年2月6日付)
関連項目[編集]
- ケーブルテレビ局の一覧
- アットネットホーム
- 電気通信事業者協会
- セットトップボックス
- ホームターミナル
- ケーブルテレビ
- 日本ケーブルラボ
- 社団法人日本ケーブルテレビ連盟
- デジタルCATV実験協議会
- 日本ケーブルキャスセンター
- 社団法人日本CATV技術協会
外部リンク[編集]
- スターキャット
- starcatonline - YouTubeチャンネル
- 【公式】スターキャット (@catv_starcat) - X(旧Twitter)
- スターキャットのキャットくん【公式】 (@starcat_PR) - X(旧Twitter)
- キャット チャンネル (cat.channel.sc) - Facebook
- 映画屋どっとcom(センチュリーシネマ、伏見ミリオン座)
- 映画屋ブログ(センチュリーシネマ、伏見ミリオン座) - ウェイバックマシン(2010年12月11日アーカイブ分)
- 「港町キネマ通り」サイト内の記事(2012年9月取材)