マイケル・ボール (俳優)
マイケル・ボール Michael Ball | |||||||||
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2006年、カーディフにて | |||||||||
本名 | Michael Ashley Ball | ||||||||
生年月日 | 1962年6月27日(61歳) | ||||||||
出生地 | イギリス、ウスターシャー、ブロムスグローヴ | ||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||
職業 | 俳優、歌手 | ||||||||
公式サイト |
www | ||||||||
主な作品 | |||||||||
舞台 『レ・ミゼラブル』/『オペラ座の怪人』/『アスペクツ・オブ・ラブ』/『ヘアスプレー』/『スウィーニー・トッド』 | |||||||||
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マイケル・ボール︵Michael Ball、1962年6月27日 - ︶は、イギリス、イングランド生まれの俳優、歌手である。
ミュージカル﹃レ・ミゼラブル﹄のマリウス・ポンメルシー役︵オリジナル・ロンドン・キャスト︶、﹃オペラ座の怪人﹄のラウル役、﹃アスペクツ・オブ・ラブ﹄のアレックス・ディリンガム役︵オリジナル・ロンドン・キャスト、オリジナル・ブロードウェイ・キャスト︶などで知られ、ローレンス・オリヴィエ賞のミュージカル主演男優賞を2度受賞している。大英帝国勲章の受章者である。
経歴[編集]
1962年、イングランド、ウスターシャーのブロムスグローヴで生まれる。 ユース・シアターに参加した後、ギルフォード演劇学校で演技を学んだ。初舞台は1984年、ウェールズのアベリストウィスで上演されたミュージカル﹃Godspell﹄であった。その後、マンチェスター・オペラハウスで上演されたギルバート・アンド・サリヴァンのコミック・オペラ、﹃ペンザンスの海賊﹄に出演した。この時キャメロン・マッキントッシュから注目され、後にクロード=ミシェル・シェーンベルク作曲のミュージカル、﹃レ・ミゼラブル﹄のマリウス役のオリジナル・ロンドン・キャストに誘われた[1]。1985年、23歳の時に同役でウエスト・エンドデビューを果たした。 1987年には、アンドルー・ロイド・ウェバー作曲のミュージカル、﹃オペラ座の怪人﹄のラウル役を演じた。 1989年には、ロイド・ウェバー作曲のミュージカル、﹃アスペクツ・オブ・ラブ﹄の主役、アレックス役をオリジナル・ロンドン・キャストとして演じた。1990年には、同役のオリジナル・ブロードウェイ・キャストとして、ニューヨークのブロード・ウェイでのデビューを果たした。 1992年には、ユーロビジョン・ソング・コンテストにイギリス代表として出場し、2位となった。その年に発売したアルバム﹃Michael Ball﹄は、全英アルバムチャートで1位を獲得した。 1995年にロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールで行われた﹃レ・ミゼラブル10周年記念コンサート﹄では、マリウス役で出演した。 1996年には、スティーヴン・ソンドハイム作詞作曲のミュージカル、﹃パッション﹄において、ジョルジオ役をオリジナル・ロンドン・キャストとして演じた。また、ワンマンショー﹃Alone Together﹄を上演した。 1998年には、ロイド・ウェバー50歳を祝うコンサート﹃アンドルー・ロイド・ウェバー ロイヤル・アルバート・ホール セレブレーション﹄、バービカンセンターで行われた﹃ソンドハイム・トゥナイト﹄、キャメロン・マッキントッシュがプロデュースした作品のコンサート﹃Hey, Mr. Producer!﹄に出演した。 2002年には、シャーマン兄弟作詞作曲のミュージカル﹃チキ・チキ・バン・バン﹄において、カラクタカス・ポッツ役をオリジナル・ロンドン・キャストとして演じた。 2004年には、アイルランドで上演されたロイド・ウェバー作曲のミュージカル、﹃サンセット大通り﹄コンサート版において、ジョー・ギリス役でペトゥラ・クラークと共演した。 2005年2月には、ロイド・ウェバー作曲のミュージカル﹃ウーマン・イン・ホワイト﹄のフォスコ伯爵役を、マイケル・クロフォードから引き継いだ。9月には、ギルバート・アンド・サリヴァンのコミック・オペラ、﹃ペイシェンス﹄でニューヨーク・シティ・オペラデビューを果たした。11月には、ブロード・ウェイにトランスファーされた﹃ウーマン・イン・ホワイト﹄において、フォスコ伯爵役をオリジナル・ブロードウェイ・キャストとして演じた。 2006年には、ロイヤルコート劇場で上演されたリチャード・オブライエン作詞作曲のミュージカル、﹃ロッキー・ホラー・ショー﹄のチャリティーコンサートにおいて、アンソニー・スチュワート・ヘッドと共にフランクン・フルター博士役で出演した。 2007年6~7月には、イングリッシュ・ナショナル・オペラで上演されたミュージカル、﹃キスメット﹄で主演を務めた。また、10月にはウエスト・エンドに戻り、ミュージカル﹃ヘアスプレー﹄でエドナ役をオリジナル・ロンドン・キャストとして演じた。この役で、2008年のローレンス・オリヴィエ賞ではミュージカル主演男優賞を受賞した。 2010年10月2日にO2アリーナで行われた﹃レ・ミゼラブル25周年記念コンサート﹄のフィナーレでは、マリウス役のオリジナル・キャストとして登場し、出演者たちと﹃ワン・デイ・モア﹄を歌った。 2011年、チチェスター・フェスティバル劇場で上演されたソンドハイム作詞作曲のミュージカル、﹃スウィーニー・トッド﹄において、トッド役としてイメルダ・スタウントンと共演した。2012年にはウエスト・エンドでも上演され、2013年のローレンス・オリヴィエ賞では、2度目のミュージカル主演男優賞を受賞した。 2016年以降、アルフィー・ボーと共に3枚のアルバムを発売している。全英アルバムチャートで﹃Together with Alfie Boe﹄︵2016年︶、﹃Together Again with Alfie Boe﹄︵2017年︶は1位、﹃Back Together with Alfie Boe﹄︵2019年︶は2位を獲得した。 2018年2月には初来日し、東急シアターオーブでアルフィー・ボーと共にコンサートを行った。 2019年3月に発売されたソロアルバム﹃Coming Home to You﹄は、全英アルバムチャートで1位を獲得した。また、8~11月には、ウエスト・エンドのギールグッド劇場で上演された﹃レ・ミゼラブル・ザ・オールスター・ステージ・コンサート﹄において、ジャベール役を演じた。 2020年4月には、キャプテン・トム・ムーアとデュエットしたシングル、﹃ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン﹄が、全英シングルチャート1位を獲得した。この作品は、NHSのスタッフによる合唱団との共作で、収益はNHSのチャリティへ寄付されるものである。トム・ムーア大尉の99歳11ヵ月での1位獲得は、70年近い全英チャート史上、最高齢であった[2]。CD[編集]
キャストアルバム ●﹃Les Misérables﹄Original London Cast︵1985年︶ - ﹃レ・ミゼラブル﹄オリジナル・ロンドン・キャスト︵マリウス・ポンメルシー役︶ ●﹃Les Misérables﹄Complete Symphonic Recording ︵1988年︶ - ﹃レ・ミゼラブル﹄コンプリート・シンフォニック・レコーディング︵マリウス・ポンメルシー役︶ ●﹃Rage of the Heart﹄Concept Album ︵1989年︶ - コンセプトアルバム︵Peter Abelard役︶ ●﹃Aspects of Love﹄Original London Cast ︵1989年︶ - ﹃アスペクツ・オブ・ラブ﹄オリジナル・ロンドン・キャスト︵アレックス・ディリンガム役︶ ●﹃West Side Story﹄Studio Cast ︵1993年︶ - ﹃ウエスト・サイド物語﹄スタジオ・キャスト︵トニー役︶ ●Les Misérables – 10th Anniversary – The Dreamcast in Concert ︵1995年︶ - ﹃レ・ミゼラブル﹄10周年記念コンサート︵マリウス・ポンメルシー役︶ ●﹃Passion﹄Original London Cast in Concert ︵1997年︶ - ﹃パッション﹄オリジル・ロンドン・キャスト︵ジョルジオ役︶ ●Sondheim Tonight ︵1998年︶ – ﹃ソンドハイム・トゥナイト﹄コンサート・キャスト ●Hey, Mr. Producer! The Musical World of Cameron Mackintosh ︵1998年︶ – コンサート・キャスト︵﹃オペラ座の怪人﹄ラウル役、﹃レ・ミゼラブル﹄マリウス役︶ ●Chitty Chitty Bang Bang Original London Cast ︵2002年︶ - ﹃チキ・チキ・バン・バン﹄オリジナル・ロンドン・キャスト ︵カラクタカス・ポッツ役︶ ●﹃Sweeney Todd﹄The 2012 London Cast ︵2012年︶ - ﹃スウィーニー・トッド﹄2012年ロンドン・キャスト︵スウィーニー・トッド役︶ ソロアルバム ●Michael Ball ︵1992年︶ ●Always ︵1993年︶ ●One Careful Owner ︵1994年︶ ●First Love ︵1995年︶ ●The Musicals ︵1996年︶ ●The Movies ︵1998年︶ ●The Very Best of Michael Ball – In Concert at the Royal Albert Hall ︵1999年︶ ●Christmas ︵1999年︶ ●This Time... It's Personal ︵2000年︶ ●Centre Stage ︵2001年︶ ●A Love Story ︵2003年︶ ●Love Changes Everything – The Essential Michael Ball ︵2004年︶ ●Music ︵2005年︶ ●One Voice ︵2006年︶ ●Back to Bacharach ︵2007年︶ ●Past and Present: The Very Best of Michael Ball ︵2009年︶ ●Heroes ︵2011年︶ ●Both Sides Now ︵2013年︶ ●If Everyone Was Listening ︵2014年︶ ●Coming Home to You ︵2019年︶ コンピレーションアルバム- The Best of Michael Ball (1994年)
- Stages (1996年)
- The Collection (1997年)
- Songs of Love (1998年)
- Secrets of Love (2000)
- Michael Ball – The Collection (from M&S) (2000年)
- Stage and Screen (2001年)
- A Song For You (2003年)
- I Dreamed A Dream (2003年)
- Seasons of Love (2006年)
- Stage and Screen (from Readers Digest) (2006年)
- The Silver Collection (2007年)
- Encore (2010年)
- Songbook (from Readers Digest) (2011年)
- Love Changes Everything: The Collection (2012年)
- Together with Alfie Boe (2016年)
- Together Again with Alfie Boe (2017年)
- Back Together with Alfie Boe (2019年)
DVD/ブルーレイ[編集]
- Les Misérables – 10th Anniversary – The Dreamcast in Concert (1995年) - 『レ・ミゼラブル』10周年記念コンサート(マリウス・ポンメルシー役)
- Michael Ball – the Musicals & More (1996年)
- Andrew Lloyd Webber: The Royal Albert Hall Celebration (1998年) - 『アンドルー・ロイド・ウェバー ロイヤル・アルバート・ホール セレブレーション』コンサート・キャスト
- Hey, Mr. Producer! The Musical World of Cameron Mackintosh (1998年) – コンサート・キャスト(『オペラ座の怪人』ラウル役、『レ・ミゼラブル』マリウス役)
- Michael Ball – Live at the Royal Albert Hall (1999年)
- Michael Ball – This Time... It's Personal – Live (2000年)
- Alone Together: Michael Ball – Live At The Donmar (2001年)
- Michael Ball – Live In London (2004年)
- The Best of Michael Ball – Live (2006年)
- Michael Ball – One Voice, One Special Night – Live (2007年)
- Rocky Horror Tribute Show (2008年) – 『ロッキー・ホラー・ショー』コンサート(2006年収録、フランクン・フルター博士役)
- Michael Ball – Past and Present – 25th Anniversary Tour (2009年)
- Michael Ball – A Life on Stage (2010年)
- Les Misérables 25th Anniversary concert (2010年) - 『レ・ミゼラブル』25周年記念コンサート(フィナーレ・ゲスト)
- Michael Ball – Heroes Live (2011年)
- Michael Ball: Both Sides Now – Live Tour 2013 (2013年)
脚注[編集]
- ^ “”Spotligt on Michael Ball”A Younger Theatre”. 2020年5月3日閲覧。
- ^ “”全英シングル・チャート、医療従事者を支援し歩き続けた退役大尉が最高齢の99歳で1位”BARKS”. 2020年5月3日閲覧。
外部リンク[編集]
- MICHAEL BALL – 公式サイト
- マイケル・ボール&アルフィー・ボー – ユニバーサルミュージックジャパンによる公式サイト
- The Michael Ball Show (BBC Radio 2)
- Michael Ball OBE(@MichaelBallOfficial) – Facebook
- Michael Ball OBE(@mrmichaelball) – Twitter
- mrmichaelball – Instagram