日産ディーゼル・スペースランナーA
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b1/PKG-AP35UK_IZUHAKONE-2406_front.jpg/240px-PKG-AP35UK_IZUHAKONE-2406_front.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/78/PKG-AP35UK_IZUHAKONE-2406_rear.jpg/240px-PKG-AP35UK_IZUHAKONE-2406_rear.jpg)
概要[編集]
日産ディーゼル工業のバス製造事業においては、他のメーカーとは違い、自社内もしくはグループ内にボディー製造部門が存在しなかった。このためボディーは、資本関係のない富士重工業︵FHI︶か西日本車体工業︵NSK︶で製造されており、2003年︵平成15年︶の富士重工業のバス車体製造撤退から2007年︵平成19年︶のスペースランナーAの発売までは全て西日本車体工業で製造されていた。スペースランナーAの発売以降もスペースランナーAのみが三菱ふそうバス製造︵MFBM︶製で、それ以外は従来通り西日本車体工業で製造されていた。このような経緯から、車種の外見が完全に変わっても、コーチビルダー側のモデルチェンジであって、車種そのもののフルモデルチェンジ︵新型式︶とは言い難い。 このため、これまでの型式の変更は、主に、新規排出ガス規制への対応、エンジンの変更、モデルチェンジにあわせた表記変更、エンジン設置方法の変更などによるものである。1990年︵P-︶までは、サスペンション形式が板バネ︵リーフサス︶の場合はU、エアサスの場合はUAとなっていたが、1990年︵U-︶からは、UAに統一され、型式末尾のアルファベットの2桁目が板バネ︵リーフサス︶の場合はS、エアサスの場合はAとなった。現在は、エンジンの設置方法が変更になったことにより、観光型と同じRAを名乗っており、さらに、社内のブランド仕様統一のため、2005年から﹁スペースランナーRA﹂の愛称が与えられている。その後、三菱ふそうからエアロスターが﹁スペースランナーA﹂として供給されはじめ、﹁スペースランナーRA﹂と併売されている。こちらは型式がAPとなっている。 生産終了時点では、ノンステップバス・ワンステップバス・自家用ツーステップバスの3種類が存在した。また、西日本車体工業解散時までは、国内のバスで唯一となるホイールベース5.8 m︵P尺︶のノンステップバスが製造されていた。 かつてのノンステップバスにおいては、車両の全高が低く、客室全域を超低床としたフルフラットタイプが製造されていたが、その後、全高と後車軸以降のシャシ構造を従来からのツーステップ車と同様としたワンステップバスをベースとした、前扉から中扉までをノンステップとして開発・製造コストを抑えた車両が製造され、最終的にはノンステップバスは全高を高くして室内天井高に余裕を持たせたタイプが製造されていた。U/UA︵U/UA系︶[編集]
リーフサスは単にU、エアサスはUの後にAが入り、U~、またはUA~となる。 なお、リーフサスもUAに統一されてからに関しては、#UA︵UA系︶を参照。U/UA20・30・35系[編集]
日産ディーゼル・U富士重工R13/3E![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/72/KitakyushuCity_U20L_F.jpg/200px-KitakyushuCity_U20L_F.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cb/KitakyushuCity_U20L_R.jpg/200px-KitakyushuCity_U20L_R.jpg)
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U20H改(富士R13/3E) 琉球バス
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U20L改(富士R13/3E) 琉球バス
外装をスケルトンボディ並みに更新した車両でバス愛好家からは「バケルトン」の愛称で親しまれた。 -
U20N(富士R13) 下津井電鉄
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U20L(西工42MC) サンデン交通
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U20H(北村)
新潟交通 -
U30H(富士R13/3E) 高知県交通
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UA30N(富士R13/3E) 道南バス
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UA30L(富士R13/3E) 高知県交通
K-U/UA31・36系[編集]
1980年に昭和54年排出ガス規制に伴い、U20/30系をマイナーチェンジしてK-U(A)31系に移行した。直結冷房搭載を考慮してエンジンの出力アップが行われ、U30系に搭載していたPE6H型を230psに出力アップして搭載している。
予燃焼室式エンジンを搭載したU35系は、PP6H型エンジンのまま昭和54年規制適合されK-U(A)36系となった。U-35系と同じくエアサスは設定されていない。1982年以降は昭和57年排出ガス規制に適合しN-U36系となった。
ホイールベースはU(A)20/30系から若干の変更が行われ、K尺(4.76m)、L尺(5.1m)、N尺(5.5m)の3種類が用意された。
車体は当初、富士重工はR13系ボディを架装していたが、1982年にモノコックボディとスケルトンボディの中間的な構造のR15系ボディの15型E(5E)または15型B(5B)に移行する。西工もモノコックボディの53MCを架装した例が殆どだが、1983年以降、スケルトンボディの58MCを架装した例がごく僅かだが存在する。
シンガポール向け輸出仕様としてU31RCNも存在する。車体は富士重工15型E(5E)で日本には存在しない12m級である。また、テールランプは西工スペースランナーの縦型を使用しており、1993年まで製造された。
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K-U31L(富士R13/3E)
日立電鉄 -
K-U31N(富士R13/3E)
江ノ島電鉄 -
K-UA31L(富士R13/3B)
日本国有鉄道(撮影当時) -
K-U31L(富士R15/5E)
関東バス -
U31RCN(富士R15/5E)
シンガポールシャトルバス -
K-U31K(西工53MC)
荒尾市交通局 -
K-UA31K(西工53MC)
サンデン交通
P-U/UA32系[編集]
日産ディーゼル・U 富士重工R15/5E
P-U32L 茨城交通
1984年に昭和58年排出ガス規制に伴い、P-U(A)32系となった。予燃焼室式エンジンは廃止となり、K-U(A)31系に用いていた直噴式のエンジンPE6H型(230ps)を搭載している。なおホイールベースはK-U(A)31/36系と同じである。
1985年秋には騒音規制の適合に合わせ、各部のマイナーチェンジが行われた。外観では後部のエンジン開口部が廃止されている。またインパネのデザインも変更され、透過照明式メーターとシフトインジケーターを採用した。
車体は、富士重工が5E、5Bであるが、改良が行われ、リベットボディから、ゴムで板をつなげたパネルボディになった。西日本車体は、全て58MCになる。
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P-U32L(西工58MC)
西鉄バス北九州 -
P-U32N(富士R15/5E)
伊豆箱根鉄道 -
P-U32N(富士R15/5E)
道南バス -
P-UA32N(富士R15/5E)
札幌市交通局 -
P-UA32L(富士R15/5B)
JR東日本
P-U/UA33・50系[編集]
日産ディーゼル・U 富士重工R17/7E
P-U33K 広島バス
1988年にP-U(A)32系はP-U(A)33系となった。エンジンは新型のPF6H型(235ps)を搭載した。ホイールベースはK尺(4.72m)、L尺(5.24m)、N尺(5.55m)の3種類が用意され、このモデルより機械式ATのE-MATICが設定された。
また、高出力版のP-UA50系が設定された。エンジンはV8のRE8型(295ps)を搭載し、サスペンションはエアサスのみである。ホイールベースは短尺の設定がなく、L尺とT尺の2種類のみとなった。
富士重工製の車体はモデルチェンジに伴い、本格的なスケルトンボディのR17系ボディの17型E(7E)または17型B(7B)を架装している。西工製は、P-U(UA)32系と同じ58MCである。
なお、P-UA50系は実際に路線バスとして使われた例は極めて少なく、自家用や高速バスに使われるケースが多かった。車体は、富士7Bの架装例が大半で7Eは存在しない。またごくわずかに西工58MCを架装した例が存在する。
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P-U33L(富士R17/7E)
西武バス -
P-U33L(富士R17/7E)
宮城交通 -
P-U33L(富士R17/7E)
神奈川中央交通 -
P-U33K(富士R17/7E)
伊豆箱根鉄道 -
P-UA33N(西工)
西肥自動車(元長崎空港リムジンバス)
UA(UA系)[編集]
ノンステップ以外[編集]
U-UA440・510・520A系[編集]
日産ディーゼル・UA富士重工R17/7E![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Miyagi-Kotsu-397.jpg/200px-Miyagi-Kotsu-397.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4f/Miyagi-Kotsu-397r.jpg/200px-Miyagi-Kotsu-397r.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1b/NSK_U-UA440NAN_1.jpg/200px-NSK_U-UA440NAN_1.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/bc/NSK_U-UA440NAN_2.jpg/200px-NSK_U-UA440NAN_2.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ae/Akan-bus_UA440LAN_cockpit.jpg/250px-Akan-bus_UA440LAN_cockpit.jpg)
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U-UA440HSN
(富士R17/7E)
越後交通 -
U-UA440LAN
(富士R17/7B)
阿寒バス -
U-UA510TAN
(富士R17/7B)
関東鉄道 -
UA440HAN
都市型超低床バス
(富士R17/7E)
東京都交通局
KC-UA460・521A系[編集]
日産ディーゼル・UA 富士重工R17/7E
KC-UA460LAN JR東海バス
KC-UA460系ノンステップバス(Fタイプ)については後述。
1995年に平成6年排出ガス規制に伴いモデルチェンジされ、KC-UA460系となる。エンジンは新型のPG6型(235ps)を搭載した。ホイールベースはP-U(UA)33系およびU-UA440系と同じである。またこのKC-UA460系をベースにディーゼル・蓄圧式ハイブリッドバスERIPが登場している。 床構造は、ツーステップとワンステップが設けられたが、1999年には西工の手で、ワンステップ車をベースに前中ドア間がノンステップとなる車輌が製造されている。
V8エンジンを搭載した高出力車も同時にモデルチェンジが行われ、再びKC-UA521A系の1種類に統合された。U-UA510系と同じくエアサスのみの設定で、ホイルベースは従来のL尺(5.24m)とN尺(5.55m)以外に、特大サイズのR尺(6.0m)とT尺(6.5m)の4種類が設定されている。ただし特大サイズの7Eボディ架装例は無い。U-UA510系と同じく長距離用のトップドア車が多いが、市内線用路線バスとして前中ワイドドア車が鹿児島市交通局に存在する。
KC-UA460A系の車体は富士重工、西工製双方で架装されており、西工製の車体は1996年に58MCから96MCにモデルチェンジしている[注釈 1]。
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KC-UA460HAN
(富士R17/7E)
東京都交通局 -
KC-UA460HAN
(西工58MC/B-I)
京都市交通局 -
KC-UA460NAN(富士R17/7E)
JRバス関東 -
KC-UA521NAN
(富士R17/7B)
神奈川中央交通 -
KC-UA521NAN
(富士R17/7E)
鹿児島市交通局 -
UA460車内(神奈川中央交通)
低公害バス[編集]
日本初の市販CNGバス[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/95/Toei-Bus-S-A476.jpg/220px-Toei-Bus-S-A476.jpg)
試作CNG車
(富士R17/7E)
東京都交通局
試作CNG車︵U-UA440系︶[編集]
日本国内のバス業界に先駆け、1994年12月にU-UA440系で試作CNG車を実用化[3]。型式は改造扱いで、U-UA440HAN改/U-UA440HSN改[2]。同月には日本国内の8事業者に試作CNG車が納入された[2][注釈 2]。 試作CNG車︵U-UA440H*N改︶のエンジンは、PF6型173kW (235ps) を搭載した[3]。量産CNG車︵NE-UA4E0系︶[編集]
この試作CNG車︵U-UA440H*N改︶を元に、1996年2月にUA460系をCNG対応させ、日本初の本格的なCNGバスとして量産化を開始する[3]。型式はNE-UA4E0系[3]。 量産CNG車︵NE-UA4E0系︶のエンジンは、PU6型173kW (235PS) を搭載[3]。翌1997年度には176kW (240PS) の高出力仕様を追加設定した[3]。-
NE-UA4E0HAN
量産CNG車
(富士R17/7E)
東京都交通局 -
NE-UA4E0HSN
量産CNG車
(富士R17/7E)
富士急山梨バス「エバーグリーンシャトル」 -
NE-UA4E0LAN
量産CNG車
(富士R17/7E)
仙台市交通局
蓄圧式ハイブリッド車“ERIP”[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/48/Tobus_F-C203_ERIP.jpg/200px-Tobus_F-C203_ERIP.jpg)
欠点もまた他社製の蓄圧式ハイブリッドバスに共通し、期待されたほど排出物低減効果も発揮できなかった上、ハイブリッド機構搭載による重量増で軽量化や燃費向上ができず、また当時の路線バスで求められていた低床化に対応できないなどの問題があった。
こうしたことから、KC-UA460系「ERIP」は1999年をもって生産終了となった。
KL-UA452A系[編集]
日産ディーゼル・KL-UA452系 富士重工新7E車体
KL-UA452PAN 富士急湘南バス
KL-UA272系ノンステップバス(Fタイプ・Nタイプ)及びKL-UA452A系(Gタイプ)については後述。
2000年6月28日に平成11年排出ガス規制に伴いモデルチェンジされ、KL-UA452A系となった。エンジンは過給器付きのPF6H系を搭載し、高出力車もエンジン設定で対応した。標準出力車がPF6HTA型(240ps)、高出力車がPF6HTB型(300ps)となる。
ホイールベースはUA460/4E0/521A系から変更され、K尺(4.8m)、M尺(5.3m)、P尺(5.8m)、T尺(6.5m)の4種類が用意されているが、T尺はエアサス高出力車のみの設定となる。この車から、前扉付近にあるモデルプレートに表記されている型式から、軸距を表す記号以降の表記が消える(KL-UA452KANなら"KL-UA452K"、JPなど他車種も同じ)。
車体は富士重工、西工双方が架装している。富士重工製の7E(7B)ボディは軽量化などの改良がされて新7E(新7B)ボディとなったが、同社のバス架装事業終了に伴い2003年までの生産となる。また西工は高出力車のシャーシに自家用向けE型ボディを架装した車両を製造し、西日本を中心に近距離高速バス向けに導入例がある。
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KL-UA452KAN(西工)
小湊鐵道 -
KL-UA452MAN(富士重)
宮城交通 -
KL-UA452MAN(西工)
京都バス -
KL-UA452PAN(西工)
2525タクシー(仙台うみの杜水族館のシャトルバス) -
KL-UA452TAN(西工)
西日本鉄道
CNG車[編集]
駆動系以外はほぼベース車であるディーゼル車と同様である。エンジンはPU6型184kW(250PS)を搭載。
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KL-UA452MAN改(西工)
仙台市交通局
CNGワンステップバス
ノンステップバス[編集]
ノンステップ - Fタイプ[編集]
KC-UA460A系[編集]
1997年にUA460KAM︵改︶[注釈 8]として試作扱いで登場したフルフラットノンステップバス。K尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3mとなる。ドイツZF社からトルコンATやドロップアクスルなどを輸入して製造した。ホイールがISO規格の10穴となっている。 構造的には、車体後部に通常のKC-UA460A系と同じPG6型エンジン (235ps) を垂直横置きしている。ボディは富士重工業製 (R17/7E) のみを架装する。 1997年に製造された初期車は、東京都交通局、名古屋市交通局、京都市交通局、熊本市交通局に納入された[注釈 9]。 翌1998年に正式承認を取り、KC-UA460KAM︵M尺はK尺の改造扱いで社内ではUA460MAMとして区別︶として発売された。K尺はホイールベース4.8m、M尺は5.3m。構造的に従来と大差はない︵屋根が若干薄くなった程度︶。中扉グライド仕様のサンプルカーはじょうてつに譲渡された[注釈 10]。 フルフラットノンステップで、整備や操作性に難のあるエンジン横置き搭載アングルドライブ駆動ということもあり、地方事業者への移籍車でもすでに廃車が発生している[注釈 11]。-
M尺(WB5.3m、改造扱い)ノンステップバス
KC-UA460KAM改(富士R17/7E)
九州産交バスの新製導入車 -
KC-UA460KAM(富士R17/7E)
岩手県交通 -
UA460KAM(富士R17/7E)後部
東京都交通局
KL-UA272A系[編集]
日産ディーゼル・UA
ノンステップFタイプ 富士重工製7E車体
KL-UA272KAM 関東バス
2000年、平成11年排出ガス規制への対応に合わせマイナーチェンジされ、KL-UA272KAM(M尺はK尺の改造扱いで社内ではUA272MAMとして区別)として発売。K尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3mとなる。なお当初は型式認定を得ていなかったことから、試作車時代と同じくUA460KAMと名乗っており、K尺は西武バス、M尺は札幌市交通局が導入している。
エンジンがツーステップ・ワンステップと共通のPG6系から、中型トラックの増トン系などに採用されてきたMD92系のMD92TA型(過給モデル、260ps)に変更され、エンジンの小型化により客室空間が広がっている。
2003年の富士重工業のバスボディ製造撤退まで生産された。
CNGノンステップ - Fタイプ[編集]
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CNGノンステップバス
Fタイプ(富士R17/7E)
KL-UA272KAM改
京都市交通局
ノンステップ - Nタイプ[編集]
KL-UA272A系[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e2/Kyoto_Municipal_Transportation_Bureau_-_Kyoto_200_ka_523.jpg/200px-Kyoto_Municipal_Transportation_Bureau_-_Kyoto_200_ka_523.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2c/NSK_KL-UA272KAM_2.jpg/200px-NSK_KL-UA272KAM_2.jpg)
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M尺相当車 西工B-I/96MC
KL-UA272KAM改
名古屋市交通局
CNGノンステップ - Nタイプ[編集]
2003年から、スペースランナーRA(後述)の登場まで製造されていたフルフラットノンステップバス。富士重工業のバスボディ製造撤退により、従来富士重工業のみの製造だったフルフラットノンステップバスを西日本車体工業製車体へ移行して発売された。型式はKL-UA272KAM改。エンジンはPU6型177kW (240ps) を搭載。「N」は西日本車体工業の頭文字から。
ベース車と同様に、ZF製4速AT (ECOMAT) を搭載。M尺はK尺の改造扱いであった。
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CNGノンステップバス
Nタイプ(西工B-I/96MC)
KL-UA272KAM改
京都市交通局
ノンステップ - Gタイプ[編集]
KC-UA460A改系[編集]
西日本車体工業が、安価な大型ノンステップバスを独自に開発し、2000年から改造扱いで生産開始したノンステップバス。尼崎市交通局が導入の第1号で、以後主流となるタイプである。
従来の日産ディーゼルのノンステップバスはすべてトルコンATのみであったため、MTベースの安価なノンステップバスを求めるバス事業者の声に応じ、ワンステップバスの前輪から中ドアまでをノンステップ化(前中ノンステップバス)、後部のエンジン周りはワンステップバスと同じ構造を採用し、コスト削減とMT化を実現した。いすゞ・エルガ (type-A)と同様の構造で、フルフラットノンステップバスではない。
初期のKC-UA460*AN(改)系はH尺がホイールベース4.72m、L尺が5.24m、N尺が5.55mで、架装ボディは西日本車体工業のみであった。特にホイールベース4.72m(短尺車)のKC-UA460HAN改型は、尼崎市交通局、東急バス[注釈 12]、横浜市交通局にしか導入されなかった希少な存在である。
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Gタイプ(西工B-II/96MC)
KC-UA460HAN
尼崎市交通局
KL-UA452A改系[編集]
2000年からのKL-UA452*AN(改)系はK尺がホイールベース4.8m、M尺が5.3m、P尺が5.8mで富士重工も車体を架装している(富士重工は2003年まで)。なお、西鉄バス北九州も電車代替バスの2代目車両として導入している。
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Gタイプ(富士R17/7E)
KL-UA452KAN改
西東京バス -
Gタイプ(富士R17/7E)
KL-UA452KAN改
東京都交通局 -
Gタイプ(西工B-I/96MC)
KL-UA452KAN改
関東バス
CNGノンステップ - Gタイプ[編集]
型式はKL-UA452KAN改/MAN改/PAN改。エンジンはPU6型184kW(250PS)を搭載。5速MTが標準設定されている。車体は富士重工業製(2003年まで)、西日本車体工業製ともに存在する。
2007年8月31日までは販売されていたことから、スペースランナーRAへの移行後も導入例がある。2006年以降はスペースランナーRAと同等のマイナーチェンジボディとなり、RAと同様の灯火規制にも適合した。2005年8月をもってディーゼル車は生産終了した。
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Gタイプ(富士重工R17/7E)・CNG
KL-UA452KAN改
横浜市交通局(フロント) -
Gタイプ(富士重工R17/7E)・CNG
KL-UA452KAN改
横浜市交通局(リア) -
Gタイプ(西工B-I/96MC)・CNG
KL-UA452KAN改
京王電鉄バス -
Gタイプ(西工B-I/96MC)・CNG
KL-UA452KAN改
高槻市交通部(リア) -
Gタイプ(西工B-I/96MC)・CNG
RA同様灯火規制適合
KL-UA452MAN改
呉市交通局(フロント) -
Gタイプ(西工B-I/96MC)・CNG
RA同様灯火規制適合
KL-UA452MAN改
呉市交通局(リア)
スペースランナーRA(RA系)[編集]
ADG-RA273A系[編集]
日産ディーゼル・RA西日本車体工業B-I︵05NS︶![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6f/NSK_ADG-RA273MAN_1.jpg/200px-NSK_ADG-RA273MAN_1.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/NSK_ADG-RA273MAN_2.jpg/200px-NSK_ADG-RA273MAN_2.jpg)
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ノンステップバス
ADG-RA273KAN
西武バス -
標準床(高速仕様)
ADG-RA273TAN
西日本鉄道 -
標準床(教習車仕様)
ADG-RA273MAN改
OD6速MT車 -
アドブルー補給口
東急バス
PKG-RA274A系/PDG-RA273A系[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0b/Kawasakicitybus-s4478-kw04-20070919.jpg/200px-Kawasakicitybus-s4478-kw04-20070919.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c0/Kawasakicitybus-s4480-rear-kw07-20070919.jpg/200px-Kawasakicitybus-s4480-rear-kw07-20070919.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/58/PKG-RA274KAN_PKG-AA274KAN_Kanachu_A30_A188.jpg/250px-PKG-RA274KAN_PKG-AA274KAN_Kanachu_A30_A188.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/04/Nishitetsu_bus_9641_engine_room.jpg/250px-Nishitetsu_bus_9641_engine_room.jpg)
WB4.8m | WB5.3m | WB5.8m | WB6.5m | |
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5速MT路線用 | PKG-RA274KAN | PKG-RA274MAN | PKG-RA274PAN | |
5速AT路線用 | PDG-RA273KAN | PDG-RA273MAN | ||
6速MT高速用 6MT自家用 |
PDG-RA273KAN | PDG-RA273MAN | PDG-RA273PAN | PKG-RA274TAN |
-
ノンステップバス
PKG-RA274KAN
川崎市交通局 -
ノンステップバス
PKG-RA274KAN
仙台市交通局 -
ワンステップバス
PKG-RA274KAN
相鉄バス -
ワンステップバス
PKG-RA274MAN
西日本鉄道 -
標準床車(高速仕様)
PKG-RA274TAN
西日本鉄道 -
汎用ランプ搭載車
PKG-RA274MAN
江ノ島電鉄(車体後部) -
ノンステップバス
PKG-RA274KAN
川崎市交通局(車体後部)
スペースランナーA(AP系)[編集]
こちらはUA系と同じくリアアンダーフロアエンジンの「縦置き横倒し」が採用されている。
三菱ふそう・エアロスター(2代目)のOEM供給車である。車体は三菱ふそうバス製造 (MFBM) 製であり、窓ガラスには旭硝子のロゴ上に三菱グループの「スリーダイヤ」が彫られている。また自家用ツーステップにはホイールベース4.8m車(K尺)は設定されていない。
PKG-AP35U系[編集]
日産ディーゼル・スペースランナーA
PKG-AP35UM 神奈川中央交通
(補助ブレーキランプ搭載車)
2007年10月30日に発売された。三菱ふそう・エアロスター(2代目)のPKG-MP系が日産ディーゼル(UDトラックス)にOEM供給されるものだが、エンジンはFLENDSを用いた日デ製のMD92エンジンが用いられている。エンジンそのものは日デ製であるが、ハンドルのエンブレムを除き、運転席などはUDからのOEMでない三菱ふそう車と同じである。
5速MTのみの販売であるが、RA系には設定がなかったOD付き5速仕様が、UA系以来久々に設定された。なお直結5速仕様も選択できるがUA系同様オプションである。
エアロスター(PKG-MP系)にはノンステップ車が2009年4月16日に追加設定されたが、スペースランナーA(PKG-AP系)はワンステップ車および自家用ツーステップ車のみの販売であった。
WB4.8m | WB5.3m | WB6.0m | |
---|---|---|---|
ワンステップ | PKG-AP35UK | PKG-AP35UM | PKG-AP35UP |
自家用ツーステップ | PKG-AP35UM | PKG-AP35UP |
-
ワンステップバス
PKG-AP35UM
西武バス -
ワンステップバス
(補助ブレーキランプ搭載車)
PKG-AP35UK
西武バス(車体後部)
LKG-AP35F系/LKG-AP37F系[編集]
日産ディーゼル・スペースランナーA ノンステップ![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/95/SeibuBus_A0-536.jpg/200px-SeibuBus_A0-536.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2a/SeibuBus_A0-536_rear.jpg/200px-SeibuBus_A0-536_rear.jpg)
WB4.8m | WB5.3m | WB6.0m | |
---|---|---|---|
ノンステップ | LKG-AP37FK | LKG-AP37FM | |
ワンステップ | LKG-AP35FK | LKG-AP35FM | LKG-AP35FP |
自家用ツーステップ | LKG-AP35FM | LKG-AP35FP |
車体[編集]
三菱ふそうとの相互OEM供給[編集]
前述のとおり、新長期規制に合わせて2007年から日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラック・バスは、バス事業における相互提携を行なっていた。そのため、2007年以降に販売された大型路線バスに関しては以下のとおりだった。販売終了、バス事業からの撤退[編集]
2010年10月29日付で、三菱ふそうとの合弁会社設立に向けた協議およびOEM供給の打ち切りが発表された[10][11]。これにより、スペースランナーAの発注受付が終了した。
UDトラックスは2011年4月に最終納入分を納入し販売終了。その後輸入バス販売を模索するも断念し、この2011年をもってバス事業からそのまま撤退した[9]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
参考文献[編集]
●﹃バスラマエクスプレス No.03 日産ディーゼル 高福祉バス・低公害バス﹄ぽると出版、1997年9月15日。ISBN 4-938677-63-6。 ●﹃年鑑バスラマ 2009→2010﹄ぽると出版、2009年12月。ISBN 978-4-89980-016-3。 ●﹁短期連載 低公害バスの系譜をたどる 第5回 CNGバス (1)﹂﹃バスラマ・インターナショナル﹄第195号、ぽると出版、2022年12月25日、ISBN 978-4-89980-195-5。関連項目[編集]
- UDトラックス
- 日産ディーゼル・スペースアロー - 観光高速車
- 日産ディーゼル・スペースランナーRM - 中型車
- 日産ディーゼル・スペースランナーJP - 中型長尺車
- 日産ディーゼル・P系エンジン
- UD・SLF
- 三菱ふそう・エアロスター
- 車体架装メーカー
- 天然ガス自動車 - 日本初の量産型CNGバスであった