神戸市交通局
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![]() 交通局本局のある市役所3号館 | |
種類 | 地方公営企業 |
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本社所在地 |
![]() 〒650-8570 兵庫県神戸市兵庫区御崎町一丁目2番1号(御崎Uビル3階) |
設立 | 1917年(大正6年)8月1日(※1) |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 鉄道事業、自動車運送事業 |
代表者 | 交通事業管理者 城南雅一[1] |
特記事項:※1:1917年(大正6年)8月1日に神戸市電気局として発足、1942年(昭和17年)5月19日に神戸市交通局として改組。 |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2c/Kobe_Subway_6631_at_Seishin-minami_Station.jpg/250px-Kobe_Subway_6631_at_Seishin-minami_Station.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9a/Kobecitybus_858.jpg/250px-Kobecitybus_858.jpg)
神戸市交通局︵こうべしこうつうきょく︶は、兵庫県神戸市内で公営交通事業を行う神戸市の地方公営企業の一つである。地下鉄︵市営地下鉄︶、路線バス︵市バス︶を運営している。かつては市電︵神戸市電︶やロープウェイ、観光バスなども運営していた。
スルッとKANSAIでカードに印字される符号は入場記録用は神交で、降車記録用がSCである[注釈 1]。
事業
●神戸市営地下鉄︵西神・山手線、北神線および海岸線 計38.1km︶ ●神戸市バス歴史
神戸市内で軌道事業︵路面電車︶と発電・配電事業を行っていた神戸電気を買収し、神戸市電気局として発足し、4路線12.3kmで開業した市営電車事業を始める[2]。その後、市電の補完などを目的として、1930年9月に須磨駅前 - 灘桜口間15.1kmで市営バスの営業を開始する[3]。1939年に、配電事業の統制の一環として電気局の発電事業を日本発送電に、配電事業を関西配電に譲渡し、交通事業のみとなったため1942年5月に神戸市交通局に改称する[4]。 1952年10月に地方公営企業法が施行されたため、公営企業として発足する[5]。その後、バス路線の統廃合や市電の廃止が行われ、1977年から1987年にかけて地下鉄西神・山手線の開業[6]、阪神・淡路大震災での被災[7]、2001年の海岸線の開業[8]を経て現在に至る。年表
●1917年︵大正6年︶8月1日 - 神戸市内で軌道事業︵路面電車︶と発電・配電事業を行っていた神戸電気を買収し、神戸市電気局として発足。 ●1930年︵昭和5年︶9月16日 - 市バス営業開始。 ●1942年︵昭和17年︶ ●4月1日 - 配電事業を関西配電︵現在の関西電力︶に譲渡。 ●5月19日 - 神戸市交通局に改組[4]。 ●1955年︵昭和30年︶7月12日 - 奥摩耶ロープウェイ開業。 ●1957年︵昭和32年︶5月10日 - 市立須磨水族館︵後の市立須磨海浜水族園︶開業。1968年︵昭和43年︶まで交通局の所管であった。 ●1971年︵昭和46年︶3月14日 - 市電全廃︵前日限り︶。 ●1977年︵昭和52年︶ ●3月13日 - 地下鉄西神線開業。 ●7月1日 - 奥摩耶ロープウェイを神戸市都市整備公社︵現在の神戸住環境整備公社︶へ譲渡。 ●1983年︵昭和58年︶6月17日 - 地下鉄山手線開業。 ●1987年︵昭和62年︶3月18日 - 地下鉄西神延伸線開業。 ●1988年︵昭和63年︶ ●3月10日 - プリペイドカードUラインカードの利用開始。 ●4月2日 - 地下鉄山手線が北神急行線と相互直通運転開始。 ●1993年︵平成5年︶4月15日 - 地下鉄でNEW Uラインカードによるストアードフェアシステム導入。 ●1995年︵平成7年︶1月17日 - 兵庫県南部地震︵阪神・淡路大震災︶で地下鉄全線不通に。2月16日復旧。 ●1997年︵平成9年︶4月1日 - NewUラインカードが市バスでも利用可能に。 ●1999年︵平成11年︶10月1日 - 共通乗車カードシステム﹁スルッとKANSAI﹂に加入。 ●2000年︵平成12年︶4月1日 - 神戸市内の定期観光バス事業を神姫バスへ譲渡[9]。 ●2001年︵平成13年︶7月7日 - 地下鉄海岸線開業。 ●2003年︵平成15年︶4月1日 - シティー・ループの運行を神戸交通振興に譲渡。 ●2006年︵平成18年︶10月1日 - 地下鉄全線でPiTaPa導入。ICOCAも利用可能になる。 ●2008年︵平成20年︶9月1日 - 市バス全線でPiTaPa導入。 ●2013年︵平成25年︶3月23日 - 地下鉄全線でKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが交通系ICカード全国相互利用サービス開始に伴い利用可能になる[10]。 ●2017年︵平成29年︶4月15日 ●地下鉄・市バスにてICOCA、およびICOCA定期券の発売開始[11]。 ●地下鉄⇔阪急、地下鉄⇔阪神、地下鉄⇔神戸電鉄、地下鉄⇔北神急行電鉄︵ICOCAのみ︶、地下鉄⇔北神急行電鉄⇔神戸電鉄︵ICOCAのみ︶、地下鉄⇔山陽電鉄、地下鉄⇔ポートライナー︵ICOCAのみ︶の連絡IC定期券の発売開始[11]。 ●市バスでも交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが利用可能となる[11]。 ●2019年︵平成31年︶4月21日 - 三宮で市バスの暴走事故が発生。歩行者2人が死亡し、7人が負傷した[12]。 ●2020年︵令和2年︶ ●3月9日 - 前年4月の事故のほか点呼義務違反などの法令違反をしたとして、近畿運輸局は路線バスのべ4台を30日使用停止の命令を手渡した[13]。 ●6月1日 - 北神線を北神急行電鉄、神戸高速鉄道から公有化︵公営化︶の形態で譲受し、神戸市営地下鉄北神線として営業開始[14][15][16]。注釈
(一)^ KCは京都市交通局が使用しているため、﹁神戸﹂の﹁神﹂を﹁しん﹂と読み替えてSCとしている。また、大阪市交通局と同様に、降車時には時刻も印字されるため縦書きで印字される。出典
(一)^ 交通事業管理者︵経歴︶ 神戸市
(二)^ 神戸市交通局, p. 24.
(三)^ 神戸市交通局, p. 25.
(四)^ ab神戸市交通局, pp. 26–27.
(五)^ 神戸市交通局, p. 28.
(六)^ 神戸市交通局, pp. 31–32.
(七)^ 神戸市交通局, p. 36.
(八)^ 神戸市交通局, p. 38.
(九)^ 神戸市交通局, pp. 36–37.
(十)^ “全国交通系ICカード相互利用が始まる できること・できないこと (1/2)”. ITmediaニュース (2013年3月22日). 2015年12月30日閲覧。
(11)^ abc“ICOCAおよびICOCA定期券の発売開始ならびに新たなICカードサービスの開始について”. 神戸市交通局 (2017年2月3日). 2017年2月3日閲覧。
(12)^ 市バス事故に関するお詫び - 神戸市交通局
(13)^ “神戸市営バスに停止命令 事故相次ぎ、近畿運輸局”. 中日新聞. (2020年3月9日) 2020年3月22日閲覧。
(14)^ “北神急行線の市営化が6月1日より始まります”. 神戸市交通局 (2020年5月27日). 2020年6月1日閲覧。
(15)^ “北神急行線の市営化について”. 神戸市交通局 (2020年5月27日). 2020年6月1日閲覧。
(16)^ 地下鉄北神線始まる 北神急行が神戸市営化 /兵庫. 毎日新聞. 2020年6月2日配信, 2020年6月2日閲覧.
参考文献
- 『神戸市交通局』星雲社、2011年。ISBN 978-4-434-15320-4。
外部リンク
- 神戸市交通局
- 神戸市交通局 沿線NAVI (Kobe.Ensen.navi) - Facebook
- 神戸市交通局【公式】 (@ktbsp) - Instagram