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松島 庄汰︵まつしま しょうた、1990年12月26日 - ︶は、日本の俳優。兵庫県尼崎市出身。アミューズ所属。
履正社学園豊中中学校出身。尼崎から自転車で通った。中高一貫コースではなく、他校の難関校を目指す3ヵ年独立コースで3年間勉学に勤しみ、難関で偏差値の高いことで有名な立命館守山高等学校を受験、合格している。
高校時代は、ハンドボール部を立ち上げてキャプテンを務めた。水泳歴は6年以上になる。バスケは、漫画﹃SLAM DUNK﹄がきっかけで始めた。周りから﹁バスケしかイメージがない﹂と言われるほど、熱中していた。
2007年9月17日、﹁アミューズ30周年記念オーディション﹂で応募者65368人の中から準グランプリに選ばれる︵特典はTOYOTAインターネット広報出演権︶。
2009年、大学進学と同時に上京し、俳優業を開始。同年12月26日、自身の19歳の誕生日にオフィシャルブログを開設した。
●趣味は音楽鑑賞。好きな言葉は﹁一生懸命﹂。愛称は庄汰、まっちま。
●特技はハンドボール、水泳、バスケットボール、どんな髪も縦に立てられること。髪を逆立てる特技は、アミューズ30周年記念オーディションの最終審査で披露。フランス人の友人が助っ人として訪れるも、髪の長さと外国人特有の髪の柔らかさを遺憾なく発揮され、一切重力に逆らえずに失敗した。しかし、訳の分からなさとインパクトで会場は大きな笑いに包まれ、総応募者65368人の中から、準グランプリTOYOTAインターネット広告出演賞を受賞[2]。
●役者を目指すきっかけはテレビドラマ﹃GOOD LUCK!!﹄の堤真一に憧れを抱いたことであった。
●英語・中国語・数学を得意とする[3]。特に数学が得意で、高校時代は模試で近畿1位の成績を残している。と同時に、世界史は5点だったことも明かしている[4]。
人物像[編集]
役者仲間の渡部秀は、インタビューで"とても気さくで、受け入れの間口が広い方だ"と語る[5]。同じく役者仲間の松田凌は、﹁昔から変わらない良さがあり、カッコいい。持ち前の天性で、お芝居でもナチュラルさがある﹂と絶賛している。また、同事務所の水田航生は﹁真面目で礼儀正しい﹂と語る。仕事終わりには、お礼のメールを欠かさないのだそうだ。
エピソード[編集]
﹃仮面ライダードライブ﹄関連
2014年に﹃仮面ライダードライブ﹄へレギュラー出演するが、それ以前にも仮面ライダーシリーズのオーディションに参加する常連であった[6]。チーフプロデューサーの大森敬仁は起用の理由として、芝居的・人間的に成長したことを挙げている[6]。
演じるブレンのキャラクターは当初はよりクールな人物像であったが、メイン脚本家の三条陸が、松島の端正な顔立ちと真面目で感情の機微を読み取る力を見込み、感情表現豊かなキャラクター像にしていったと述べている[7]。
松島もアドリブを含む現場の要求に応え、全ての芝居において悔いの残らないよう全力で演じ切ることを念頭においていたとしている。上記のように、ブレンの演技は途中からコミカルさをも要求されるようになったため、毎回アドリブを考えることは大変だったが、放送後の反響があったことで楽しいと手ごたえを感じるようになったという[3]。