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牛歩戦術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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牛歩戦術の主な実行例
会議名 議案の名称 実行会派 内容
1929年 衆議院 小選挙区法案 立憲民政党 小選挙区法案阻止が目的。結果的に成功。
1946年
8月21日
衆議院 社会党、共産党 樋貝詮三議長不信任決議案の討論打ち切り動議に対抗。時間稼ぎのみだが、結果的に樋貝が辞職したため本来の目的という意味では成功。
1947年 衆議院 臨時石炭鉱業管理法案 自由党 保守政党に有利な修正がなされたため、一部成功。
1948年 長野県議会 長野県の分県案可決阻止が目的。本会議は流会となり、結果的に成功。
1953年
5月18日
参議院 議長の選挙 第3回参議院議員通常選挙後に開かれた国会にて展開。事務総長が議長の任に就き、議長選挙の投票を呼び掛けたが、議長の人選、与党自由党への抵抗の思惑からか牛歩戦術が展開され、投票制限の野次が飛ぶも事務総長は制限を行わず、日付が変わり本会議は流会した。
1969年 衆参両院 大学運営臨時措置法案 社会党、公明党、共産党、
など
失敗。衆議院では4泊5日で抵抗し、投票は計23回に及んだ。定足数確認要求も。参議院では先決議案関連の投票が牛歩で遅滞する中、議長が議事日程変更と法案の起立採決を立て続けに行い成立[4]
1975年 参議院 公職選挙法改正案 社会党、公明党、共産党、
など
失敗。当時既に問題化していた参議院地方区の一票の格差、また全国区の問題を是正しないまま、政党や労組の選挙運動規制を強化する公選法改正案に反対する趣旨で、会期が残り14時間程に迫る中、行われた。会議録によると、投票が始まった後にも壇上に居座る議員があり、衛視による実力で排除が行われた。
1987年
4月21日-23日
衆議院 (売上税法案)
マル優制度廃止)
社会党、公明党、共産党、
民社党社民連など
直接的には予算案の扱い[5]をめぐる予算委員長解任決議案と大蔵大臣不信任決議案採決時の牛歩[6]。予算案は可決通過したが、直後の統一地方選挙での与党敗北を受けて売上税法案廃案で与野党合意。一方で障害者等以外に対するマル優廃止は実施された。
1988年 衆参両院 消費税法案 社会党、共産党、
第二院クラブ
議長による投票打ち切りで失敗。
1992年 衆参両院 PKO法案 社会党、共産党、
連合参議院、社民連など
5泊6日で抵抗するも失敗。共産以外は一部の牛歩に参加せず。連合参議院は民社系議員は参加せず(民社党は賛成)。なお当時、社民連に所属していた菅直人は、議院運営委員長解任決議案において牛歩に加えてフィリバスターを展開し、衛視の実力により降壇させられた。
1999年 参議院 通信傍受法案など
組織犯罪対策三法案
民主党、共産党、社民党 議長による投票打ち切りで失敗。民主は一部の牛歩に参加せず。
2004年 衆参両院 年金改正法案 民主党、共産党、社民党 議長が職権で投票を打ち切り、失敗。
2005年 衆議院 民主党、共産党、社民党 不完全ながら実行。会期延長の議決時、本会議場に酒気を帯びて出席している自民党議員への抗議が目的。その後、民主党議員にも飲酒者がいたと自民党が反論。懲罰動議の応酬となった。
2015年
9月18日
9月19日
参議院 安倍首相問責決議案
鴻池委員長問責決議案
安全保障関連法案
生活の党 民主、共産、社民も実行する示唆もあったが、山本太郎(生活の党共同代表)が牛歩を行った[7][8]。9月18日に開かれた安倍首相問責決議案ではこの牛歩によって数分遅らせる事が出来たが、議長による投票時間制限で失敗。翌日未明に開かれた本命法案の安全保障関連法案の採決でも失敗したが、この時は同じく廃案で共闘する民主、共産、社民の議員は投票箱に投票する際に立ち止まり、法案や政権へ抗議をした[9]。そのため、僅かだが一部議員も牛歩並みの進度で投票する状況も出た。
2016年
12月9日
参議院 TPP協定 自由党 民進、共産、社民も実行する示唆もあったが、一部議員が単独で実行。議長による投票時間制限で失敗。
2016年
12月14日
参議院 IR(統合型リゾート)推進法案 自由党 一部議員が単独で実行。議長による投票時間制限で失敗。
2017年
6月15日
参議院 組織犯罪処罰法改正案 自由党、社民党、沖縄の風 議長による投票時間制限で失敗。3名が投票時間に間に合わず棄権扱い。
2022年
2月22日
衆議院 2022年度予算案 れいわ新選組 同党所属議員が実行。登壇の際、一人一人が予算案反対のアピールを行った。議長による投票時間制限で失敗。
2023年
2月28日
衆議院 2023年度予算案 れいわ新選組 同党所属の櫛渕万里大石晃子が実行。議長による投票時間制限で失敗。大石が投票時間に間に合わず棄権扱い[10]
2023年
3月28日
参議院 2023年度予算案 れいわ新選組 同党所属の山本太郎、木村英子らが実行。議長による投票時間制限で失敗。山本、木村が投票時間に間に合わず棄権扱い[11]
2024年
3月1日
衆議院 小野寺衆院予算委員長解任決議案 れいわ新選組 同党所属の大石晃子が実行。議長による投票時間制限で失敗。大石が投票時間に間に合わず棄権扱い[12]
2024年
3月1日
衆議院 鈴木財相不信任決議案 れいわ新選組 同党所属の櫛渕万里大石晃子が実行。議長による投票時間制限で失敗。大石が投票時間に間に合わず棄権扱い[13]

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1990

使

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(一)^ 

(二)^ 1929310

(三)^  - 

(四)^ 61   4483 43 

(五)^ 41521  108  13 15

(六)^ 3  108  121314

(七)^  1. Yahoo!. (2015918). https://web.archive.org/web/20150918100720/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150918-00000562-san-pol 2015918 

(八)^ . . (2015919). https://www.sankei.com/article/20150919-VHUPPRD5U5N7JKWEJEBEKP7SQE/ 2015919 

(九)^  . NHK NEWS WEB. (2015919). http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150919/k10010241451000.html 2015919 

(十)^ 2  -  2023228

(11)^  -  2023328

(12)^ 1 - WEB 202431

(13)^ 12  - WEB 202431

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100ISBN 4562021594

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