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=== 地震計 === |
=== 地震計 === |
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東南海・南海地震の想定震源域では、超低周波地震が発生している事を[[防災科学技術研究所]]の[[高感度地震観測網]]が捉えていたが、震源から離れた陸上の観測点で |
東南海・南海地震の想定震源域では、超低周波地震が発生している事を[[防災科学技術研究所]]の[[高感度地震観測網]]が捉えていたが、震源から離れた陸上の観測点であるため滑り箇所(断層)の特定までは行えていなかった。この超低周波地震で発生する周期50秒から1秒の長周期帯域の地震波の観測を、想定震源近くの複数観測で行い高品位のデータを採集することが必要とされたが、従来から海底地震計として使用されてきた自己浮上型海底地震計(OBS)は、長周期帯域の地震波の観測能力が無いほか、海底広帯域地震計は海底の水流の影響で揺り動かされるため、観測データはノイズに埋もれ高品位のデータは得ることが出来なかった。この問題を解決するため、地震計は海底下を約1m掘削し埋設される。特に、水深1500mよりも浅い海域では、[[底引き網]]からケーブルと観測機器を守る必要性も生じる。 |
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* 強震計 - Metrozet TSA-100S<ref>{{PDFlink|[http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/study-panel/eew-hyoka/t04/20121001_siryou2.pdf 緊急地震速報評価・改善検討会 技術部会(第4回)資料2 説明資料]}}</ref> |
* 強震計 - Metrozet TSA-100S<ref>{{PDFlink|[http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/study-panel/eew-hyoka/t04/20121001_siryou2.pdf 緊急地震速報評価・改善検討会 技術部会(第4回)資料2 説明資料]}}</ref> |
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* [[2011年]]8月26日 本格運用開始。 |
* [[2011年]]8月26日 本格運用開始。 |
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* [[2013年]] [[ちきゅう]]が設置した長期孔内観測装置と接続、リアルタイム監視を開始<ref>[http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20130205/index.html 地球深部探査船「ちきゅう」により設置した長期孔内観測装置を使ったリアルタイム観測を開始] 2013年2月5日 (独)海洋研究開発機構</ref>。 |
* [[2013年]] [[ちきゅう]]が設置した長期孔内観測装置と接続、リアルタイム監視を開始<ref>[http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20130205/index.html 地球深部探査船「ちきゅう」により設置した長期孔内観測装置を使ったリアルタイム観測を開始] 2013年2月5日 (独)海洋研究開発機構</ref>。 |
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* [[2014年]] 20観測点のうち4地点からの観測データが入手できない状態で |
* [[2014年]] 20観測点のうち4地点からの観測データが入手できない状態であることが発表された<ref>[https://www.jamstec.go.jp/donet/j/topics/20140605/ DONET観測データの一部欠測について] 海洋研究開発機構 2014年6月5日</ref> |
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== 類似の観測網 == |
== 類似の観測網 == |
2014年11月20日 (木) 09:23時点における版
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d8/RuptureAreasNankaiMegathrust.png/220px-RuptureAreasNankaiMegathrust.png)