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「京都市交通局600形電車」の版間の差分

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{{No footnotes|date=2016年4月}}

{{鉄道車両

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|車両名= 京都市交通局600形電車

|車両名= 京都市交通局600形電車

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|軌間=1,435

|軌間=1,435

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|電気方式=直流 600 V

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|モーター出力=50HP×2(37.5kw×2)<ref group="注釈">元資料はHP表記。1HP=0.75kwで換算</ref>

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|駆動装置=[[吊り掛け駆動方式|吊り掛け]]式

|台車=KS-40L

|台車=KS-40L

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|電動機=SE-133B・HS-302A・TDK-521-A・TB-28A・SS-50

|制御装置=直接

|制御装置=直接

|ブレーキ方式=直通空気

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|保安装置=

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|備考=両数:95両<br />スペックデータは『80年の歩み さよなら京都市電』P.204に基づく

|備考=両数:95両<br />スペックデータは『80年の歩み さよなら京都市電』P.204に基づく

}}

}}

'''京都市交通局600形電車'''は、[[京都市電]]の[[路面電車]]である。[[1937年]]から[[1942年]]にかけて95両が製造された。

'''京都市交通局600形電車'''(きょうとしこうつうきょく600がたでんしゃ)は、[[京都市電]]の[[路面電車]]である。[[1937年]]から[[1942年]]にかけて95両が製造された。



本項目ではの改造による派生形式である'''京都市交通局1600形電車'''および'''京都市交通局2600形電車'''についても取り扱う。

本項目では600形の改造による派生形式である'''京都市交通局1600形電車'''および'''京都市交通局2600形電車'''についても取り扱う。



== 概要 ==

== 概要 ==

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退32[[]]500

退32[[]]500



2601 - 685686 - 695600

2601 - 685686 - 695600


内装は鋼製部も含めて木目調で統一され、運転台のパイプ類もケーシングされている。座席は全てロングシートである。また、601 - 675は車内を広く見せるために運転台後ろの櫛桁を省略している。

内装は鋼製部も含めて木目調で統一され、運転台のパイプ類もケーシングされている。座席は全てロングシートである。また、601 - 675は車内を広く見せるために運転台後ろの櫛桁を省略している。

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=== 主電動機 ===

=== 主電動機 ===

端子電圧600[[ボルト (単位)|V]]時1時間定格出力37.28[[ワット|kW]]、50馬力級電動機を各台車に1基ずつ吊り掛け式で装架するのを基本とする。

端子電圧600[[ボルト (単位)|V]]時1時間定格出力37.28[[ワット|kW]]の直流直巻整流子電動機を各台車に1基ずつ吊り掛け式で装架するのを基本とする。




601 - 685840[[rpm ()|rpm]][[|]]SE-133B[[]]HS-302A[[]]TDK-521-A[[]]TB-28A44.57(64:14)686 - 695SS-50820rpm4.21(59:14)

601 - 685840[[rpm ()|rpm]][[|]]SE-133B[[]]HS-302A[[]]TDK-521-A[[]]TB-28A44.57(64:14)686 - 695SS-50820rpm4.21(59:14)



使601 - 685SS-504.57

使601 - 685SS-504.21


=== 制御器 ===

=== 制御器 ===

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== 運用 ==

== 運用 ==


[[|]]<ref></ref>調''''''110m<ref>2600</ref>

[[|]]<ref group=""></ref>調''''''110m[[]]<ref group="">2600</ref>



1

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もっとも、軽量化を重視して設計された本形式において、設計時に想定されていなかった付随車の牽引は、戦中戦後の過積載状態での運転も相まってその車体、特に形鋼を組み合わせた台枠が大きく歪むなどの深刻な悪影響を及ぼした。そのため、製造後約20年を迎える[[1956年]]より「20年締替」(20年検査)と称する大規模な車体更新工事が601 - 685の85両に対して実施されることとなった。

もっとも、軽量化を重視して設計された本形式において、設計時に想定されていなかった付随車の牽引は、戦中戦後の過積載状態での運転も相まってその車体、特に形鋼を組み合わせた台枠が大きく歪むなどの深刻な悪影響を及ぼした。そのため、製造後約20年を迎える[[1956年]]より「20年締替」(20年検査)と称する大規模な車体更新工事が601 - 685の85両に対して実施されることとなった。

開始された。



=== 20年更新 ===

=== 20年更新 ===

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* 車体腰板中央部の垂下部分を切り取り

* 車体腰板中央部の垂下部分を切り取り

* 内装の木製部分を木目塗装の金属板に変更

* 内装の木製部分を木目塗装の金属板に変更

* 運転台後部への櫛桁取り付け(601 - 675)<ref>櫛桁の省略が車体の剛性確保に重大な悪影響を及ぼすと判断されたことによる。</ref>

* 運転台後部への櫛桁取り付け(601 - 675)<ref group="注釈">櫛桁の省略が車体の剛性確保に重大な悪影響を及ぼすと判断されたことによる。</ref>

* 室内灯及び方向幕表示灯を白熱灯から蛍光灯に変更。電源として電動発電機を床下に搭載

* 室内灯及び方向幕表示灯を白熱灯から蛍光灯に変更。電源として電動発電機を床下に搭載

* 一部車両の窓枠をアルミサッシに取替え

* 一部車両の窓枠をアルミサッシに取替え

* 遮断器を電気式に取替えのうえ運転台下に取り付け。併せて接地開閉器を装備

* 遮断器を電気式に取替えのうえ運転台下に取り付け。併せて接地開閉器を装備

* 台車枠の補強及び軸受のローラーベアリング化

* 台車枠の補強及び軸受のローラーベアリング化


* <ref>使</ref>1

* <ref group="">使</ref>1

* テールライトのカバーの変更

* テールライトのカバーの変更



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|画像=

|画像=

|画像説明=

|画像説明=

|unit=auto

|車両定員=86(着席42)人

|車両定員=86(着席42)人

|車体長=11,700

|長=11,700

|車体幅=2,400

|幅=2,400

|車体高=3,800

|車両重量=

|車両重量=

|軌間=1,435

|電気方式=直流 600 V

|モーター出力=50HP×2(37.5kw×2)<ref>元資料はHP表記。1HP=0.75kwで換算</ref>

|駆動装置=[[吊り掛け駆動方式|吊り掛け]]式

|台車=KS-40L

|電動機=SS-50またはHS-302A

|電動機=SS-50またはHS-302A

|制御装置=間接非自動

|制御装置=間接非自動

|ブレーキ方式=非常弁付直通空気

|ブレーキ方式=非常弁付直通

|保安装置=

|保安装置=

|メーカ=[[日本車輌製造]](2601-2606,2612,2618号)<br />[[汽車製造|汽車会社]](2607-2611,2613-2617号)

|メーカ=[[日本車輌製造]]本店(2601 - 26062612・2618)<br />[[汽車製造]](2607 - 26112613 - 2617)

|備考=両数:18両<br />スペックデータは『80年の歩み さよなら京都市電』P.205に基づく

|備考=両数:18両<br />スペックデータは『80年の歩み さよなら京都市電』P.205に基づく

}}

}}

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*ブレーキ装置も当然2000形と同一のM-18A弁を使用するSME[[直通ブレーキ#SME|非常弁付き直通ブレーキ]]へ変更

*ブレーキ装置も当然2000形と同一のM-18A弁を使用するSME[[直通ブレーキ#SME|非常弁付き直通ブレーキ]]へ変更

*装備機器増加への対応と、2000形と車体長を合わせ収容力を揃える必要から、車体を中央部で斜めに切断し、そこへドア部分を1[[メートル|m]]継ぎ足して車体長を10.7mから11.7mへ延長。継ぎ足し部分の補強として、中央ドア部の屋根裏に600形当時使用していたエアタンクを切って溶接

*装備機器増加への対応と、2000形と車体長を合わせ収容力を揃える必要から、車体を中央部で斜めに切断し、そこへドア部分を1[[メートル|m]]継ぎ足して車体長を10.7mから11.7mへ延長。継ぎ足し部分の補強として、中央ドア部の屋根裏に600形当時使用していたエアタンクを切って溶接


*20002200021

*20002200021

*D(1)3(1)D1 2 1 1D(1)221

*D(1)3(1)D1 2 1 1D(1)221

*塗色も2000形同様のクリーム/コバルトブルーの専用色が採用され、前面窓下にオレンジ色のワンマンカー識別帯が入れられた。また、連結器についても2000形同様の電気連結器つきのトムリンソン式[[連結器|密着連結器]]が取り付けられている

*塗色も2000形同様のクリーム/コバルトブルーの専用色が採用され、前面窓下にオレンジ色のワンマンカー識別帯が入れられた。また、連結器についても2000形同様の電気連結器つきのトムリンソン式[[連結器|密着連結器]]が取り付けられている




SS-50HS-302AKS-40J

SS-50HS-302AKS-40J


車体は600形時代と同様の半鋼製のままとなっているがデコラ板等で更新され全鋼製並の室内となっている。

これらの改造により2600形は面目を一新し、妻面幕板部周辺の形状と側面のウインドシル、ウインドヘッダー、それにガッターラインにかろうじて600形の面影が残るのみとなった。




2600600

21,500[[|mm]]600


21,500[[|mm]]600



2610 - 26123[[]][[]]1600[[1800|1800]][[1900|1900]]

2610 - 26123[[]][[]]1600[[1800|1800]][[1900|1900]]


こうして完成した2600形は、2000形ともども[[烏丸車庫]]に配属され、2000形と共通運用を組んで4系統に集中投入されて、ラッシュ時の連結運転<ref>最初の連結運転区間は、[[京都市電烏丸線|烏丸線]]の京都駅前 - 烏丸車庫前間であった。</ref>及び昼間時のワンマン運転に充当された。両形式の増強に伴い、連結運転区間を[[京都市電|西大路線]]・[[京都市電|北大路線]]の全線と[[京都市電|東山線]]の百万遍以北に拡大し、[[1966年]]には連結車の運用を10編成にまで増やしている。もっとも、2600形の改造は当初30両実施する計画であったが、[[1967年]]以降は京都市交通局が財政再建団体に転落してしまったため、18両が完成した段階で打ち切られた。


26002000[[]]20004<ref group="">[[|]] - </ref>[[|西]][[|]][[|]][[1966]]10260030[[1967]]18


=== 1600形への改造 ===

=== 1600形への改造 ===

165行目: 164行目:

|車両名= 京都市交通局1600形電車

|車両名= 京都市交通局1600形電車

|社色=#3a204b

|社色=#3a204b

|画像=Kyoto Municipal Tramway 1605.jpg

|画像=

|画像説明=梅小路公園の「市電ひろば」に保存された1605号車(2014年3月16日撮影)

|画像説明=

|unit=auto

|車両定員=84(着席34)人

|車両定員=84(着席34)人

|全長=10,700

|全長=10,700

|全幅=2,390

|全幅=2,390

|全高=3,800

|車両重量=

|軌間=1,435

|電気方式=直流 600 V

|モーター出力=50HP×2(37.5kw×2)<ref>元資料はHP表記。1HP=0.75kwで換算</ref>

|駆動装置=[[吊り掛け駆動方式|吊り掛け]]式

|台車=KS-40L形

|電動機=SS-50またはHS-302A

|電動機=SS-50またはHS-302A

|制御装置=直接

|制御装置=直接

|ブレーキ方式=直通空気

|ブレーキ方式=直通

|保安装置=

|保安装置=

|メーカ=[[日本車輌製造]](1605-1637,1658-1667)<br />[[汽車製造|汽車会社]](1638-1657)

|メーカ=[[日本車輌製造]](1605 - 1637・1658 - 1667)<br />[[汽車製造|汽車会社]](1638 - 1657)

|備考=両数:63両<br />スペックデータは『80年の歩み さよなら京都市電』P.205に基づく

|備考=両数:63両<br />スペックデータは『80年の歩み さよなら京都市電』P.205に基づく

}}

}}

187行目: 180行目:

本形式の2600形への改造が打ち切られた後、京都市交通局ではワンマン化推進のため、在来車の改造によるワンマンカーを導入することとなった。しかし、2600形のような高コストかつ贅沢な仕様での改造は、2600形導入開始時にもまして悪化した交通局の財政状況では困難であり、またこうした大規模な改造工事の実施は短期間でのワンマン化を推進する上で障害となるため、改造内容を大幅に簡略化する方針が採られた。

本形式の2600形への改造が打ち切られた後、京都市交通局ではワンマン化推進のため、在来車の改造によるワンマンカーを導入することとなった。しかし、2600形のような高コストかつ贅沢な仕様での改造は、2600形導入開始時にもまして悪化した交通局の財政状況では困難であり、またこうした大規模な改造工事の実施は短期間でのワンマン化を推進する上で障害となるため、改造内容を大幅に簡略化する方針が採られた。




20612655662667459<ref>800[[900|900]][[700|700]]600[[]][[500|500]]</ref>[[1966]][[1968]][[]][[]][[]]16001605 - 1667

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1600形への改造に際しての基本方針は以下の通り。

1600形への改造に際しての基本方針は以下の通り。

210行目: 203行目:

*20年締替(更新修繕)未実施車4両については、同工事も併せて実施

*20年締替(更新修繕)未実施車4両については、同工事も併せて実施




2600[[|]]1601 - 1667676016036056064[[ ()|]]41601 - 16041605607[[|]][[|]]

2600[[|]]1601 - 1667676016036056064[[ ()|]]41601 - 16041605607[[|]][[|]]


=== ワンマン運転 ===

=== ワンマン運転 ===


1600196612164916552[[]]使使[[]][[1968]]4341605 - 16401641 - 1667

1600196612164916552[[]]使使[[]][[1968]]4341605 - 16401641 - 1667



1600196834212西 -  -  -  - [[]] -  -  - [[]][[|]]20217122西[[ ()|]]22西 -  - 16006177 -  - [[ ()|]] - [[]] - [[]] - 2078 - 西 -  -  - 20817 - 西 - 西 -  -  -  -  - 1600<ref>[[JTB|JTB]] (19)160019 -  -  -  - 16001600[http://kyoto.trolley.net/  ]</ref>1600278[[]][[]][[]]

1600196834212西 -  -  -  - [[]] -  -  - [[]][[|]]20217122西[[|]]22西 -  - 16006177 -  - [[ ()|]] - [[]] - [[]] - 2078 - 西 -  -  - 20817 - 西 - 西 -  -  -  -  - 1600{{refnest|group=""|(19)160019 -  -  -  - <ref> [[JTB|JTB]]p.173</ref>16001600<ref>[http://kyoto.trolley.net/  ]</ref>}}1600278[[]][[]][[]]



1600600便[[1800|1800]][[1900|1900]]16001968[[]][[]]700[[]]13

1600600便[[1800|1800]][[1900|1900]]16001968[[]][[]]700[[]]13
228行目: 221行目:

2600形に18両、1600形に63両と連結・ワンマン運転の実施に伴う改造で形式変更が実施された結果、601・603・605・606の4両と戦時型で未更新の686 - 695の合計14両が600形のまま残存していた。

2600形に18両、1600形に63両と連結・ワンマン運転の実施に伴う改造で形式変更が実施された結果、601・603・605・606の4両と戦時型で未更新の686 - 695の合計14両が600形のまま残存していた。



このうち戦時型10両は[[1971年]]6全車廃車となり、残りの4両も[[1973年]]廃車となり、600形は形式消滅となった。

このうち戦時型10両は[[1971年]][[71日]]付で全車廃車となり、残りの4両も[[1973年]][[2月1日]]付で廃車され、600形は形式消滅となった。



その後、老朽化に加えて前述した乗降時の問題もあることから1600形が廃車対象とされ、路線網の縮小に合わせて淘汰が進んだ。

その後、老朽化に加えて前述した乗降時の問題もあることから1600形が廃車対象とされ、路線網の縮小に合わせて淘汰が進んだ。




[[1972]]1184016351600[[1973]]2162316241657165916605[[1974]]3 - 162916512[[1975]]116331634164116524

[[1972]]1184016351600[[1973]]21162316241657165916605[[1974]]3 - 162916512[[1975]]116331634164116524


また、2600形についても、同じ1974年に2605が主制御器を敷石にぶつけ事故廃車となっている。

また、2600形についても、同じ1974年に2605が主制御器を敷石にぶつけ事故廃車となっている。

241行目: 234行目:


== 保存・譲渡 ==

== 保存・譲渡 ==


6001197470080090011<ref>1970500</ref>

6001197470080090011<ref group="">1970500</ref>


そのため、交通局は600形の代わりとして、ワンマン化された1600形1605を保存車に指定現在も保管している。


60016001605[[]]<ref>[http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2014/03/10_18.html ] - 2014310</ref>607



26002603[[]][[]][[]]18001801[[50|50]]51 - 61

26002603[[]][[]][[]]18001801[[50|50]]51 - 61

<gallery>

ファイル:Kyoto 1605 1.jpg|旧烏丸車庫に保存されていた頃の1605(1982年6月1日撮影)

ファイル:Kyoto 1605 2.jpg|旧烏丸車庫で保存時代の1605。車内は廃車当時のまま。車内の番号表示は種車の607号のまま(1982年6月1日撮影)

ファイル:京都市電1605号車内.JPG|梅小路公園で保存中の1605の運転席上部。左下に来歴の説明文(2015年8月10日撮影)

ファイル:Kyoto 1801 and 2603.JPG|京都コンピュータ学院で1801と並んで保存されている2603(2012年8月23日撮影)

</gallery>



== エピソード ==

== エピソード ==

251行目: 251行目:

* 600形の戦時タイプが牛に引かれて[[壬生車庫]]に搬入される有名な写真があるが、これは[[二条駅]]から搬入されたものと推測される。

* 600形の戦時タイプが牛に引かれて[[壬生車庫]]に搬入される有名な写真があるが、これは[[二条駅]]から搬入されたものと推測される。


* 600OB[[]]7 -  -  -  - 207 - [[|]]

* 600OB[[]]7 -  -  -  - 207 - [[|]]

== 脚注 ==

=== 注釈 ===

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<references group="注釈" />

=== 出典 ===

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== 参考文献 ==

== 参考文献 ==

* 世界の鉄道'64、朝日新聞社、1963

*『関西の鉄道』 199532号『京都市交通特集』

* 『世界の鉄道'73』、朝日新聞社、1972

*『世界の鉄道'64』、朝日新聞社、1963

* 東京工業大学鉄道研究部 『路面電車ガイドブック』、誠文堂社、1976

*『世界の鉄道'73』、朝日社、1972

*『鉄道ピクトリアル No.356 1978年12月臨時増刊号 京都市電訣別特集』、電気車研究会、1978年

*『鉄道ファン』各号(1964年6月号『京都市交通局2000形・2600形登場』、1967年4月号『京都の市電(続)』、1978年11月号『京都市電の思い出』)

* 加藤幸弘「ナニワ工機で製造された1960年代の路面電車たち」『鉄道ピクトリアル 2003年12月臨時増刊号 車両研究 1960年代の鉄道車両』、電気車研究会、2003年

* 京都市交通局編『さよなら京都市電』毎日ニュースサービス社、1978年

* 京都市交通局編『さよなら京都市電』毎日ニュースサービス社、1978年

* 東京工業大学鉄道研究部 『路面電車ガイドブック』、誠文堂新光社、1976年

* 『鉄道ピクトリアル No.356 1978年12月臨時増刊号 京都市電訣別特集』、電気車研究会、1978年

* 日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会『日車の車両史 図面集-戦前私鉄編 下』』、鉄道史資料保存会、1996年

* 日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会『日車の車両史 図面集-戦前私鉄編 下』』、鉄道史資料保存会、1996年

* JTBキャンブックス『京都市電が走った街 今昔』2000年 JTB

* 福田静二『京都市電が走った街今昔』、JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2000年、ISBN 4-533-03421-7

* 加藤幸弘「ナニワ工機で製造された1960年代の路面電車たち」『鉄道ピクトリアル 2003年12月臨時増刊号 車両研究 1960年代の鉄道車両』、電気車研究会、2003年

*『鉄道ファン』各号(1964年6月号『京都市交通局2000形・2600形登場』、1967年4月号『京都の市電(続)』、1978年11月号『京都市電の思い出』)

*『関西の鉄道』 1995年32号『京都市交通特集』


== 脚注 ==

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<references/>



==外部リンク==

==外部リンク==

*[http://www.city.kyoto.jp/kotsu/history/siden/h_siden.htm#t600 市電保存館京都市交通局)]

*[http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006788.html 市電保存館on WWW] - 京都市交通局

*[http://www.city.kyoto.jp/kotsu/history/siden/h_siden.htm#t1600 市電保存館(京都市交通局)]

*[http://kyoto.trolley.net/ 京都市電のページ]

*[http://kyoto.trolley.net/ 京都市電のページ]




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2021年1月16日 (土) 00:27時点における最新版

京都市交通局600形電車
基本情報
製造所 日本車輌製造(601 - 645・676 - 685)
汽車会社(646 - 675)
田中車輌(686 - 695)
主要諸元
軌間 1,435 mm
電気方式 直流 600 V
車両定員 84(着席34)人
全長 10,700(601 - 685)
11,000(686 - 695) mm
全幅 2,390 mm
全高 3,800 mm
台車 KS-40L
主電動機 SE-133B・HS-302A・TDK-521-A・TB-28A・SS-50
主電動機出力 50HP×2(37.5kw×2)[注釈 1]
駆動方式 吊り掛け
制御装置 直接
制動装置 直通
備考 両数:95両
スペックデータは『80年の歩み さよなら京都市電』P.204に基づく
テンプレートを表示

6006001937194295

60016002600

[]


退500010001001,108115011601JKL50031000801901600

192110西192835001929200調1935使119351936514600

600

601 - 620
1937 

621 - 645
1938 

646 - 675
1938 

676 - 685
1941 

85

1942686 - 695

686 - 695
1947 

[]


600601 - 685686 - 6952

601 - 68510.7mD(1)6(1)DD(1)686 - 69511mD(1)7(1)D11



退32500

2601 - 685686 - 695600

調601 - 675

10

1000800900700

[]


500

[]


600V137.28kW1

601 - 685840rpmSE-133BHS-302ATDK-521-ATB-28A44.57(64:14)686 - 695SS-50820rpm4.21(59:14)

使601 - 685SS-504.21

[]


KR-8

[]


77EKS-40L

[]


SM-3DH-16

[]


[ 2]調110m[ 3]

1

1

10008009006001950600

2019562020601 - 68585

20[]


20







(601 - 675)[ 4]









[ 5]1



19621063

使1000800900700

1960100019632000

182000

2600形への改造[編集]

京都市交通局2600形電車
基本情報
製造所 日本車輌製造本店(2601 - 2606・2612・2618)
汽車製造(2607 - 2611・2613 - 2617)
主要諸元
車両定員 86(着席42)人
全長 11,700 mm
全幅 2,400 mm
主電動機 SS-50またはHS-302A
制御装置 間接非自動
制動装置 非常弁付直通
備考 両数:18両
スペックデータは『80年の歩み さよなら京都市電』P.205に基づく
テンプレートを表示

60026002000

2000NC-579NCH-452-RUD

2000M-18A使SME

20001m10.7m11.7m600使

20002200021

D(1)3(1)D1 2 1 1D(1)221

2000/2000

SS-50HS-302AKS-40J

600

2600600

21,500mm600

2610 - 26123160018001900

2600200020004[ 6]西196610260030196718

1600形への改造[編集]

京都市交通局1600形電車
梅小路公園の「市電ひろば」に保存された1605号車(2014年3月16日撮影)
基本情報
製造所 日本車輌製造(1605 - 1637・1658 - 1667)
汽車会社(1638 - 1657)
主要諸元
車両定員 84(着席34)人
全長 10,700 mm
全幅 2,390 mm
主電動機 SS-50またはHS-302A
制御装置 直接
制動装置 直通
備考 両数:63両
スペックデータは『80年の歩み さよなら京都市電』P.205に基づく
テンプレートを表示

260026002600

20612655662667459[ 7]1966196816001605 - 1667

1600









1965800866MGZ

1600

60W2

200026001

使





H退

20W×1620W×10

20002600//

204

26001601 - 166767601603605606441601 - 16041605607

[]


1600196612164916552使使19684341605 - 16401641 - 1667

1600196834212西 -  -  -  -  -  -  - 20217122西22西 -  - 16006177 -  -  -  -  - 2078 - 西 -  -  - 20817 - 西 - 西 -  -  -  -  - 1600[ 8]1600278

1600600便180019001600196870013

160020002600

19704511619714633126001600

16001632 - 16341636 - 1642102600261726182200019741642261726183197511633163416413165263

[]


2600181600636016036056064686 - 69514600

101971714197321600

1600

1972118401635160019732116231624165716591660519743 - 1629165121975116331634164116524

260019742605

1976416002601

26001620001977600

[]


6001197470080090011[ 9]

60016001605[3]607

26002603180018015051 - 61