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*創立当時は、[[横河民輔]]設計による[[ルネサンス建築]]様式の劇場であった。 |
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*現在の[[国際ビルヂング]]との一体型複合ビルの建物は、[[谷口吉郎]]設計で[[1966年]][[9月29日]]に落成した。ビルの一部は落成当時から、石油業界大手の[[出光興産]]が本社として使用しており、最上階は[[出光佐三]]による古美術コレクションを展示する[[出光美術館]]東京館となった。(出光興産は[[2021年]]に大手町に移転した。)[[廻り舞台]]は大小4つの[[迫り]]が内部に設置されており、直径16.4m・高さ22mあって、地上1階から地下6階までを貫く<ref name=wonderland></ref>。 |
*現在の[[国際ビルヂング]]との一体型複合ビルの建物は、[[谷口吉郎]]設計で[[1966年]][[9月29日]]に落成した。ビルの一部は落成当時から、石油業界大手の[[出光興産]]が本社として使用しており、最上階は[[出光佐三]]による古美術コレクションを展示する[[出光美術館]]東京館となった。(出光興産は[[2021年]]に大手町に移転した。)[[廻り舞台]]は大小4つの[[迫り]]が内部に設置されており、直径16.4m・高さ22mあって、地上1階から地下6階までを貫く<ref name=wonderland></ref>。 |
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*[[2022年]]9月27日、東宝はビルが竣工から約56年を経過したことなどを踏まえ、共同所有する[[出光美術館]]及び「[[国際ビルヂング|国際ビル]]」を所有する[[三菱地所]]と共同し一体的に建て替えを発表した<ref name="oricon20220927">{{Cite news |url=https://www.oricon.co.jp/news/2250839/full/ |title=「帝国劇場」ビル再開発のため2025年に一時休館へ 建て替え後に再開予定「大千穐楽まで、どうぞ変わらぬご支援を」 |newspaper=ORICON NEWS |publisher=oricon ME |date=2022-09-27 |accessdate=2022-09-27}}</ref><ref name="press20220927">{{Cite press release|title=帝劇ビル 再開発決定に関するお知らせ|publisher=東宝株式会社|date=2022-09-27|url=https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05040/1368ff27/a46a/4bb6/954e/447e2e0a9792/140120220926536195.pdf|和書|accessdate=2022-09-27}}</ref>。2025年に一時休館予定<ref name="oricon20220927" /><ref name="press20220927" />。 |
*[[2022年]]9月27日、東宝はビルが竣工から約56年を経過したことなどを踏まえ、共同所有する[[出光美術館]]及び「[[国際ビルヂング|国際ビル]]」を所有する[[三菱地所]]と共同し一体的に建て替えを発表した<ref name="oricon20220927">{{Cite news |url=https://www.oricon.co.jp/news/2250839/full/ |title=「帝国劇場」ビル再開発のため2025年に一時休館へ 建て替え後に再開予定「大千穐楽まで、どうぞ変わらぬご支援を」 |newspaper=ORICON NEWS |publisher=oricon ME |date=2022-09-27 |accessdate=2022-09-27}}</ref><ref name="press20220927">{{Cite press release|title=帝劇ビル 再開発決定に関するお知らせ|publisher=東宝株式会社|date=2022-09-27|url=https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05040/1368ff27/a46a/4bb6/954e/447e2e0a9792/140120220926536195.pdf|和書|accessdate=2022-09-27}}</ref>。2025年に一時休館予定<ref name="oricon20220927" /><ref name="press20220927" />。なお東宝は25年3月から[[明治座]]で複数年・複数月上演のおける貸館契約を締結している<ref name="press20240515">{{Cite press release|title=2025年以降 明治座公演の実施について|publisher=東宝株式会社|date=2024-05-15|url=https://www.toho.co.jp/information/20240513121024|和書|accessdate=2024-05-15}}</ref>。 |
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== オペラ == |
== オペラ == |
2024年5月15日 (水) 08:35時点における最新版
帝国劇場 Imperial Theatre | |
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情報 | |
正式名称 | 帝国劇場 |
開館 | 1911年3月1日 |
収容人員 | 1,826[1]人 |
客席数 | 1階1,138席、2階688席 |
用途 | ミュージカル、演劇 |
運営 | 東宝株式会社 |
所在地 |
〒100-0005 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号 |
位置 | 北緯35度40分35.5秒 東経139度45分38.7秒 / 北緯35.676528度 東経139.760750度座標: 北緯35度40分35.5秒 東経139度45分38.7秒 / 北緯35.676528度 東経139.760750度 |
最寄駅 | 東京メトロ有楽町駅(B3出口直結) |
最寄IC |
首都高速八重洲線丸の内出口 東京高速道路東銀座出口 |
外部リンク | 帝国劇場 |
歴史[編集]
戦後[編集]
1952年までは第二次大戦後の米軍による占領期である。第二次世界大戦後の最初の公演は、1945年10月、六世尾上菊五郎一座の﹃銀座復興﹄公演であった[10]。 1955年、舞台に巨大映画スクリーン・シネラマが設置され、再びシネラマ主体の洋画ロードショー用の映画館に転じたが、1964年︵昭和39年︶から翌年にかけての﹃アラビアのロレンス﹄を最後に上映を終了し、解体された。2代目[編集]
年間10作品程度を上演している。1969年から1984年までは﹃日本レコード大賞﹄の発表会会場として使われていた。また大晦日に行なわれる年末ジャンボ宝くじの抽せん会場としても知られた︵1977年・1997年 - 1999年・2001年 - 2005年。1978年・1979年は日本劇場で、1980年 - 1996年は東京宝塚劇場で、2000年は新宿コマ劇場で、2006年 - 2009年は東京厚生年金会館で、2010年はメルパルク東京で、2011年 - 2016年は赤坂ACTシアターで、2017年からは東京オペラシティコンサートホールで行われている︶。定紋[編集]
建物[編集]
●創立当時は、横河民輔設計によるルネサンス建築様式の劇場であった。 ●現在の国際ビルヂングとの一体型複合ビルの建物は、谷口吉郎設計で1966年9月29日に落成した。ビルの一部は落成当時から、石油業界大手の出光興産が本社として使用しており、最上階は出光佐三による古美術コレクションを展示する出光美術館東京館となった。︵出光興産は2021年に大手町に移転した。︶廻り舞台は大小4つの迫りが内部に設置されており、直径16.4m・高さ22mあって、地上1階から地下6階までを貫く[11]。 ●2022年9月27日、東宝はビルが竣工から約56年を経過したことなどを踏まえ、共同所有する出光美術館及び﹁国際ビル﹂を所有する三菱地所と共同し一体的に建て替えを発表した[12][13]。2025年に一時休館予定[12][13]。なお東宝は25年3月から明治座で複数年・複数月上演のおける貸館契約を締結している[14]。オペラ[編集]
●1911年 ●﹃釈迦﹄︵ハインリヒ・ヴェルクマイスター作曲のドイツ語オペラ。出演‥三浦環、伊藤道郎︶ ●﹃胡蝶の舞﹄︵ハインリヒ・ヴェルクマイスター作曲、松居松葉脚本︶合唱と舞初演︵10月︶ ●カヴァレリア・ルスティカーナ︵コンサート形式 / 12月、出演‥三浦環、アドルフォ・サルコリ︶ ●1913年 日本初演 ●ヘンゼルとグレーテル ●天国と地獄 ●蝶々夫人 ●魔笛︵6月1日初演︶ ●1920年 ●タンホイザーの第3幕 第1場と第2場 ︵12月29日、日本初演︶ ●ドビュッシー﹃放蕩息子﹄指揮‥山田耕作 合唱指揮‥近衛秀麿 演技指導‥土方与志バレエ、舞踊、モダンダンス[編集]
●1915年 ローシー振付 ﹃夢幻的バレエ﹄ローシー夫人、高木 徳子共演 ︵2月1日︶ ●1916年6月 露国舞踊 ●1922年9月 パヴロワ婦人露国舞踊劇一座 ●1922年 石井漠渡欧記念舞踊公演﹁沈める寺﹂﹁若きケンタウルとニンフ﹂ ●1929年1月 スペイン舞踏家ラ・アルヘンティーナ 来日公演 ●1938年10月 ﹁江口・宮舞踊研究所﹂旗揚げ公演﹁麦と兵隊﹂ ●1946年 東京バレエ団の白鳥の湖︵8月9日〜30日、日本初演︶ ●1947年﹁江口・宮舞踊研究所﹂ 伊福部昭作曲﹃イゴザイダー﹄ ●1948年 貝谷八百子振付 ﹃サロメ﹄ 伊福部昭作曲 ●1948年 石井漠振付﹃さまよえる群像﹄ 伊福部昭作曲 ●1949年 貝谷八百子振付﹃パスカーナ︵憑かれたる城︶﹄ 伊福部昭作曲 ●1950年﹁江口・宮舞踊研究所﹂ 伊福部昭作曲﹃プロメテの火 ﹄ (12月11日、12日)オペレッタ、ミュージカル [編集]
●ボッカチオ (オペレッタ) ︵1915年4月日本初演) ●宝塚少女歌劇(1918年5月) ●帝劇藝術祭(1945年から) ●風と共に去りぬ︵1966年11月初演︶ ●屋根の上のヴァイオリン弾き︵1967年9月初演︶ ●王様と私︵1968年11月初演︶ ●ラ・マンチャの男︵1969年4月初演︶ ●マイ・フェア・レディ︵1970年7月初演︶ ●レ・ミゼラブル︵1987年6月初演︶ ●ミス・サイゴン︵1992年5月初演︶ ●エリザベート︵2000年6月初演︶ ●SHOCK︵2000年11月初演︶ ●モーツァルト!︵2002年初演︶ ●DREAM BOY︵2004年1月初演︶ ●ダンス・オブ・ヴァンパイア︵2006年7月初演︶ ●JOHNNYS' World︵2012年11月初演︶ ●千と千尋の神隠し︵2022年2月初演︶ ●キングダム︵2023年2月初演︶ ●SPY×FAMILY︵2023年3月初演︶ ●ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド︵2024年2月初演予定︶その他[編集]
1911年初代劇場開場演目[11] ●﹁式三番﹂ ●﹁頼朝﹂ ●﹁最愛の妻﹂ ●﹁フラワーダンス﹂ 但し、﹃帝劇の五十年﹄の記述には ●﹁頼朝﹂ ●﹁伊賀越道中双六(饅頭娘)﹂ ●﹁羽衣﹂ とある。関連書籍[編集]
- 帝劇史編纂委員会編『帝劇の五十年』東宝、1966年
- 嶺隆『帝国劇場開幕 今日は帝劇明日は三越』中公新書、1996年
- 東宝株式会社演劇部監修『帝劇ワンダーランド 帝国劇場開場100周年記念読本』東宝演劇部 2011年
- 『コレクション・モダン都市文化 第71巻 帝劇と三越』山岸郁子編 ゆまに書房 2011年
- 『帝国劇場100年のあゆみ 1911-2011』『帝国劇場100年のあゆみ』編纂委員会,東宝株式会社総務部編 東宝 2012年
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 演劇|東宝WEB SITE
- 帝国劇場
- 『帝劇の五十年』(1966.09)渋沢社史データベース
- 帝国劇場の活動−日本におけるオペラ開始クロード・ミッシェル=レーヌ、アルザス日欧知的交流事業日本研究セミナー「明治」報告書
- 帝国劇場附属技芸学校写真帖帝国劇場附属技芸学校刊、1910年
- 帝劇十年史 杉浦善三、玄文社、1920年