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タコ部屋 (日本の官僚)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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[1][2]使[3]

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宿[4][5]

5640[6]30[4]

[4] [7] [8] 930調20231[* 1]3-49301-2[8]

D[11] D[12]D[12]

[5]

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[13]

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2003[6] 40調3011[4]

[14][15]

—— 福井照(政治家、元・建設官僚)、第156回国会 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第3号、2003年5月15日[14]

—— 高橋洋一(元・大蔵財務官僚)、『連載 「日本」の解き方』寄稿記事(ZAKZAK、2015年4月2日)[15]

省庁の枠組みを超えて集まる場合や、縦割り行政に関連する弊害が見られる場合もある。


—— 青崎稔(金融庁総務企画局総務課 課長補佐、2001年財務省入省)、『国・地域社会に貢献する財務省財務局』(2010年)[16]
カルタヘナ議定書に対応した国内措置に関しましては、環境省、それから文部科学省、農水省、経産省、この4省で一体となって取り組むということで、実際にこういう取り組みを円滑に進めるためにこの制度をつくる体制をつくろうということで、先ほど申し上げましたとおり本年7月16日付で私ども野生生物課の中にこの4省庁が一体となって新たな制度を検討する、私どもの業界用語ですとタコ部屋と申しますが、そういうタスクフォースを設置をして、現在、具体的な検討を進めているところでございます。各省庁から環境省に併任という形で、環境省においでいただいていろいろな制度の検討、業務に当たっていただいておりまして、先ほどご紹介しました小林室長は総合環境政策局の環境影響評価課長でおいでですが、この準備室の室長も兼務していただいて、全体を進めていこうと、こういう体制を整備しているところでございます。
—— 環境省 中央環境審議会野生生物部会 第7回遺伝子組換え生物小委員会 事務局、2002年9月9日[17]

—— 福井照(政治家、元・建設官僚)、第151回国会 農林水産委員会 第9号、2001年4月10日[18]

—— 緒方林太郎(政治家、元・外務官僚)、第174回国会 決算行政監視委員会第一分科会 第2号、2010年5月18日[19]

あるプロジェクトが発足してそのタコ部屋に人員がとられ人員不足で徹夜続きの部門が出たり[20]、注目されないプロジェクトで予定よりも少人数で(やりがいと興奮で熱くのめり込みつつも)作業を強いられるタコ部屋もある[21]


—— 浅野直人(法学者、環境省 中央環境審議会 委員)、第67回 中央環境審議会総合政策部会、2012年2月21日[20]
私が今の仕事に関わることになった原体験についていえば、通商産業省(現経済産業省)入省2年目に、ベンチャーファンドの根拠法になった「投資事業有限責任組合法」という法律の起草に携わったことでしょうね。通常、省庁で法律の策定作業をする際には、「タコ部屋」と呼ばれる部屋に、十数人の法律を作る人間が集まって共同作業をするんです。しかしその当時、私は外局の中小企業庁にいたのですが、あまりベンチャーファンドが注目されていなかったためか、当時の課長と課長補佐、そして係長である私の3人だけで作業しました。ベンチャーキャピタルや投資業界、起業家といったさまざまな業界の方や法律家、会計士の意見をとりまとめながら、他省庁や政治家とやりとりをしながら法律案を作っていくプロセスは、官僚的な意思決定というよりは、すごくやりがいがありましたし、興奮して熱くのめり込んでいました。
—— 郷治友孝(東京大学エッジキャピタル社長、元・通産官僚)、SanRen 対談 「ベンチャーを目指す学生たち」、2012年4月12日[21]

過重労働[編集]

法案作成・予算案作成・国会対応などにより深夜残業が常態化している霞が関は「不夜城」という異名を有し、深夜のビル街を照らす[* 2]

2004年から2012年まで経産官僚だった宇佐美典也は、最若年者としてタコ部屋要員に従事していた頃を回想して次のように語った。

あるとき、1週間徹夜が続いてまとまった睡眠時間が取れなかった状況で、関係省庁まで資料を届けに行った帰りに廊下で転ぶとそのまま立ち上がれず、力尽きて寝てしまったことがありました。眠ってしまってからどれくらいの時間が経ったのかはわかりませんでしたが、目が覚めるとなぜか部屋の中にいて、簡易ベッドに横たわった自分に毛布がかけられていました。このときばかりは、チーム員の優しさに涙しそうになりました。
—— 宇佐美典也、『30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと』、第3章 キャリア官僚制度には意義がある: 「タコ部屋」の思い出(ダイヤモンド社、2012年)[8]

300[8]

[23]調[23]
調
—— 経済官庁B 課長級(出向中)、『霞ヶ関官僚が読む本』寄稿記事、(J-CASTニュース、2013年1月17日)[23]

[* 3][24]

[25]

—— 林雄介(元・農水官僚)、『霞ヶ関の掟 官僚の舞台裏』(日本文芸社、2003年)[25]

2007年総理大臣官邸で行われた公務員制度に関する懇談会においては、労働基準法の拘束力がないことにより、法案作成チームに限らず、官僚の労働そのものがタコ部屋状態であると指摘されている[26]

: [* 4]
: 
: 
—— 第9回 公務員制度の総合的な改革に関する懇談会、2007年12月7日[26]

1947471948722GHQ[27][28][29][30][30]195732510[* 5]49719[* 6]

[31][32]

—— 齋藤雅一防衛省東北防衛局 局長、1987年 防衛庁入庁)、FMラジオ『自衛隊百科・自衛隊インビテーション』(2016年5月)[31]

—— 熊谷健一(法学者、元・通産官僚)、月刊『パテント』2004年2月号[32]

[31]調[* 7] [31]
[* 8] 宿OK
—— 齋藤雅一(防衛省東北防衛局 局長、1987年 防衛庁入庁)、FMラジオ『自衛隊百科・自衛隊インビテーション』(2016年5月)[31]

宇佐美典也は、著しく健康を損ねるほどの激務を伝えるその他方、法案作成という仕事の充実ぶりをこう語った。

自分の仕事が「法律の条文」という目に見える形に結実していくことを実感でき、またお互いが助け合うすばらしいチームだったので、苦しみながらも生き生きと仕事をしていました。
—— 宇佐美典也、『30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと』、第3章 キャリア官僚制度には意義がある: 「タコ部屋」の思い出(ダイヤモンド社、2012年)[8]

[33][34]
調調
—— 藤末健三(政治家、元・通商産業省官僚)、『技術経営戦略考』寄稿記事(日経テクノロジーオンライン、2008年6月11日)[33]
1994年だったと記憶しているが、「省エネ・リサイクル促進法」という法律案の作成に参加していた。半年間「タコ部屋」という名の法案作成作業部屋に閉じ込もり、半年間で2日しか休みがなく、連日深夜まで働くということをしていた(そのころ妻は筆者が過労死したら訴えようと、帰宅時間を記録していた。ほとんど午前様だった)。
—— 藤末健三(政治家、元・通商産業省官僚)、東洋経済オンライン寄稿記事(2009年10月8日)[34]

証言・用例[編集]



 稿201311[35]


  稿20081215[36]


 2003[4]

1996985502
  198922009[5]

71176312312
  1980562015 [37]

4調8889
  稿ZAKZAK2015120[38]

便姿
 稿201715[39]

e-20024IT調34IT13調
 1988 CNET Japan2004726[40]


 7 2010826[41]

50
   252015828[42]


 168620071221[43]


 183調3201348[44]


 18372013521[45]

簿
 185102013118[46]

58
  242007911[47]

1514
  20138[48]

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 303 : 2012[8]

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(一)^ 2[9][10]

(二)^ 20161[22]

(三)^ 2015911663:

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使使使使



     

(四)^   4 9

(五)^ : 32510: ""

(六)^ : 49719: ""

(七)^ 

(八)^ FM

出典注[編集]

  1. ^ 田丸 2000
  2. ^ 高橋 2014
  3. ^ 杉本 2012
  4. ^ a b c d e 林 2003, pp. 153–154
  5. ^ a b c 『財務省職員のキャリアパス2』
  6. ^ a b タコ部屋の室長を「タコ長」とも言う。
  7. ^ 林 2003, p. 245
  8. ^ a b c d e f 「タコ部屋」の思い出 (宇佐美典也『30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと』)
  9. ^ 西川 1999, p. 143
  10. ^ 林 2003, p. 219
  11. ^ 林 2003, p. 213
  12. ^ a b 林 2003, p. 155
  13. ^ 『法律の原案作成から法律の公布まで』
  14. ^ a b 第156回国会
  15. ^ a b 高橋 2015
  16. ^ 『国・地域社会に貢献する財務省財務局』, p. 22
  17. ^ 中央環境審議会野生生物部会 会議録
  18. ^ 第151回国会
  19. ^ 第174回国会
  20. ^ a b 中央環境審議会総合政策部会 議事録
  21. ^ a b SanRen 対談
  22. ^ NIKKEI STYLE
  23. ^ a b c J-CASTニュース
  24. ^ 渡辺 2009, p. 42
  25. ^ a b 林 2003, p. 29
  26. ^ a b 公務員制度の総合的な改革に関する懇談会 議事録, p. 29
  27. ^ 渡辺 2009, p. 44
  28. ^ 安原 2011, p. 167
  29. ^ 上林 2015, pp. 3–4
  30. ^ a b 石村 2009, p. 16
  31. ^ a b c d e 『自衛隊百科・自衛隊インビテーション』
  32. ^ a b 熊谷 2004, p. 19
  33. ^ a b 日経テクノロジーオンライン
  34. ^ a b 東洋経済オンライン
  35. ^ 浅野 2013
  36. ^ 谷合 2008
  37. ^ 大藤 2015, p. 3
  38. ^ 歳川 2015
  39. ^ 国定 2017
  40. ^ 澁川 2004, p. 4
  41. ^ 子ども・子育て新システム検討会議 議事録, p. 4
  42. ^ 下水道循環のみち研究会 第25回セミナー講演録, p. 3
  43. ^ 第168回国会
  44. ^ 第183回国会 原子力問題調査特別委員会
  45. ^ 第183回国会 総務委員会
  46. ^ 第185回国会
  47. ^ 『漁港漁場漁村のメールマガジン』
  48. ^ 『漁政の窓』, p. 6

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: : 2003ISBN 9784537251463 

302012ISBN 9784478021606 

PHP2012ISBN 9784569805290 



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NIKKEI STYLE (2016521  )2016521https://www.nikkei.com/article/DGXMZO02467610Y6A510C1TY5000/ 



1519134102001410https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigirokua.nsf/html/kaigirokua/000915120010410009.htm 

156調調3155152003515https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigirokua.nsf/html/kaigirokua/012815620030515003.htm 

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2010http://www.mof.go.jp/about_mof/recruit/zaimu/pdf/2010_1shu.pdf 

7200299https://www.env.go.jp/council/former2013/13wild/y131-07a.html 

672012221https://www.env.go.jp/council/02policy/y020-67a.html 

242007911 

 9851520138 

562015 

520165https://www.mod.go.jp/rdb/tohoku/kyouryoku_kakuho/fmradio/2805-rm.html 

[]


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