琉球古武術

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1743-4517[1][2]西[3]18[4]

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殿



使



殿
  • 釵術

釵は、棒術と並んで琉球古武術で重視されている。大筑(警察署長)や筑佐事(刑事)が犯人逮捕や群衆誘導に使用していたとされる。いくつかの型が伝承されている。

  • 棒術

サイ術と並んで琉球古武術では重視されている。沖縄では、一般に六尺棒を用いる。中国から伝えられた棍術と沖縄古来の棒術、日本の武術の影響を受けたものなどがあり、形状は両端がやや細くなっているタイプ、中央部と同じ太さのタイプの二種がある。棒術は各流派、会派で伝承されている。また、棒の中央部が太いのは担ぎ棒の応用からで生活に密着した道具の武器への応用からである。それが他の地域との大きな違いである。伝承されている型は有名な士族の名前を付けた型や中国から伝えられた型がある。また村に伝えられた村棒がある。

  • 杖術

は六尺棒より短い棒を言い、通常は4尺前後の長さの棒である。杖術は本部御殿手で伝承されている。 沖縄傳湖城流空手道に独自の杖術があり、形、組手が伝承されている。 湖城流の杖術は2代目湖城以正、三代目湖城嘉宝、によって編み出されたものである。

  • 短棒術

短棒術は、不意の襲撃などの際、薪など身近にある短棒を武器として使用する武術である。短棒術は本部御殿手で伝承されている。

  • 櫂(ウェーク)術

櫂は船をこぐ漁具(いわゆるオールのようなもの)で、沖縄ではサバニをこぐ際に用いる。櫂術は各種流派で伝承されている。紹介サイトによっては「エーク」や「エイク」と表記する場合もある。

  • トンファー術
トンファー













殿



殿



殿
  • ヌンチャク術
ヌンチャク

ヌンチャクの起源は、馬具「ムーゲー」説など複数ある。隠し武器の一種で、以前はマイナーな武器だったがブルース・リーの映画で世界的に著名になった。ヌンチャク術は各種流派で伝承されている。

  • 三節棍術

三節棍は、三つの棒をつなげた武器。金硬流で伝承されている。

  • スルジン術

スルジン(スルチンとも)は鎖の先に分銅や鋭利な形状のものがついた武器で、振り回して相手を攻撃する。平信賢の系統や金硬流で伝承されている。前里のスルチン術、池原のスルチン術。

  • 石打ち術

正式にはマーイサースルジナと呼ぶ。長さ一間(約182センチ)の縄の先端に丸い自然石をつけた武器で、石で相手の顔などを打つ武器である。本部御殿手で伝承されている。

  • 手裏剣術

手裏剣術は、金硬流で伝承されている。

  • ティンベー術

ティンベーと呼ばれる楯と、ローチンと呼ばれる手矛や手槍などを武器を用いて武術である。劉衛流では、手槍ではなく短棒や短剣を使用する。

  • 鉄甲術

金属製の輪状の武器で、手にはめて使用する。

  • ジーファー術

ジーファーは先のとがった武器で、手に隠し持って用いる護身術である。

  • 鉄柱術

鉄柱は隠し武器の一種で、鉄製の箸の形をしていて中心の穴に中指をはめて使用する。鉄柱の先がわずかに指先から少し出るくらいで相手には見えにくい武器である。樫の木で鉄柱に似せたものを作って護身用として使用することもある。小林流の「ジオン」の型を用いて平信賢が編み出した型が伝承されている。 その他に知花朝信の弟子、池原某の残した「池原の鉄柱の型」がある。

  • 鉄椎術

鉄椎は、鉄の細い短棒で、柄の部分に鍔が付いている武器。渡山流に伝承されている。

  • 双戈術

双戈は、先端が二股に分かれた金属製の手持ち武器。渡山流に伝承されている。

形一覧[編集]

棒術[編集]

平信賢系統

  • 周氏の棍(小・大・古式)
  • 佐久川の棍(小・中・大)
  • 添石の棍(小・大)
  • 末吉の棍

  • 浦添の棍
  • 瀬底の棍
  • 金剛の棍
  • 白樽の棍(小・大)

  • 北谷屋良の棍
  • 米川の棍
  • 趙雲の棍
  • 知念志喜屋仲の棍

  • 三尺棒
  • 九尺棒

・津堅棒

遠山寛賢系統(錬武会)

  • 天竜の棍
  • 佐久川の棍(初段・二段・三段)

  • 砂掛けの棍(二段)
  • 照屋の棍

  • 大城の棍
  • 知花の棍

喜屋武朝徳系統(しょうりん流)
  • 徳嶺の棍
島袋龍夫系統(一心流)
  • 浦添の棒(うらしのぼう)

エーク術[編集]

平信賢系統

  • 津堅砂掛けの棍

ヌンチャク術[編集]

平信賢系統

  • 練習型(小・大)
  • 三本ヌンチャク

トンファー術[編集]

平信賢系統

  • 浜比嘉のトンファー

  • 屋良小のトンファー

釵術[編集]

平信賢系統

  • 津堅志多伯の釵
  • 浜比嘉の釵

  • 多和田の釵
  • 北谷屋良の釵

  • 浜御殿屋可阿の釵
  • 端多小の釵

  • 慈元の釵(卍釵を用いる)
  • 湖城の釵

島袋龍夫系統(一心流)
  • クーサンクー釵
村上勝美系統
  • 松村の釵

鎌術[編集]

平信賢系統

  • 当山の鎌(二丁鎌)

  • 鐘川の鎌(小・大)

鉄甲術[編集]

平信賢系統
  • 前里の鉄甲

ティンベー術[編集]

平信賢系統
  • 鐘川のティンベー

スルジン術[編集]

平信賢系統

  • 短スルジン

  • 長スルジン

脚注[編集]



(一)^ 200119

(二)^  43

(三)^ 5870

(四)^ 18422009

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11 ISBN 4890951245

2007

1977

  1972  1974  1975

KEIBUNSHA

 1964

 1966

 1975

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