西武2000系電車
2000系[編集]
西武2000系電車 | |
---|---|
基本情報 | |
運用者 | 西武鉄道 |
製造所 | 西武所沢車両工場 |
製造年 | 1977年 - 1988年 |
製造数 | 130両 |
運用開始 | 1977年 |
主要諸元 | |
編成 | 2・6・8両編成 |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
電気方式 |
直流1,500V (架空電車線方式) |
最高運転速度 | 105 km/h |
設計最高速度 | 110 km/h |
起動加速度 | 2.6 km/h/s(MT比6M2T) |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
減速度(非常) | 4.0 km/h/s |
車両定員 |
136人(座席48人)[先頭車] *車椅子スペース非設置車 144人(座席54人)[中間車] |
自重 | 40.0 t(クモハ2401) |
全長 | 20,000 mm |
全幅 | 2,849.5 mm |
全高 | 4,246 mm |
車体 | 普通鋼 |
台車 |
軸箱守(ペデスタル)方式 + 軸ばね方式空気ばね台車 (住友金属工業FS372A, FS072) |
主電動機 | 直流複巻電動機 |
主電動機出力 | 130 kW |
駆動方式 | 中空軸平行カルダン |
歯車比 | 85:16 (5.31) |
制御方式 | (抵抗制御・直並列組合せ制御及び)界磁チョッパ制御 |
制御装置 |
日立製作所 MMC-HTR-20D系 (5次車はMMC-HTR-20G系) |
制動装置 | 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ |
保安装置 | 西武形ATS |
概要[編集]
車両の特徴[編集]
前面形状は、従来製造されていた湘南スタイルや切妻スタイルではなく、パノラミックウィンドウに非常用貫通扉を組み合わせたものとなった[注 3]。また、西武では初めて界磁チョッパ制御、回生ブレーキ併用全電気指令式ブレーキ︵HRD-1R︶を採用した。いずれの設備も登場当時は西武の標準から外れた異端的な存在であった。 客室側窓は下段上昇・上段下降の2段式で、上段はフリーストップ式、下段はツマミによる操作となる[注 4]。車側灯もこれまで個別に設置されていたものが一体化され、縦1列の配置となった。この構造は新101系にも採用されている。 電動車は2両ユニット構成となっており、奇数車に集電装置や主制御器をはじめとする主回路機器を、偶数車に補助電源装置や空気圧縮機等を搭載する。なお8両編成に存在する2300番台の偶数車はこれらの機器を搭載しておらず、奇数側もBF︵母線ヒューズ︶が省略されている。 2両編成は偶数側がクハとなっているが、機器構成はモハ2101形のユニットと同様である。主制御器も同一仕様であるものの、電動車が1両のみであるため並列制御ができず︵直列制御のみ可能︶、特性が異なる。また当初は2両ともクモハとする構想があり、クハも電動台車︵駆動装置なし︶を装着しているほか、床面の主電動機点検蓋も備えられている。 主制御器は日立製作所製のMMC-HTR-20D[注 5]で、弱め界磁起動1段、直列13段、並列11段、弱め界磁は他励界磁チョッパ制御による連続制御である。勾配抑速ブレーキは備えていない。5次車ではMMC-HTR-20G[注 6]に変更された。 台車は101系・5000系に引き続き住友金属工業製の空気ばね台車を採用、電動台車は改良を加えたFS372A[注 7]、付随台車は従来通りのFS072となっている。主電動機は出力130kWとなっている。歯車比は1:5.31で、主制御器とともに東京急行電鉄8000系・8500系と共通する。 補助電源装置は西武標準の三菱製電動発電機︵MG︶で、6両編成では120kVAのMG-114系[注 8]を編成に2台搭載、8両編成では150kVAのMG-117系[注 9]に変更されている。2両編成では日立製作所製のブラシレスタイプ (BL-MG) が採用され、70kVAのHG77443系を1台搭載する。さらに5次車では6両編成においてもブラシレスタイプが採用され、2031編成が東洋電機製造製TDK3350-A、2033編成が日立製作所製HG77445系をそれぞれ搭載する。どちらも容量は140kVA。 空気圧縮機 (CP)は、6両編成においては大容量である日本エヤーブレーキ製のHB-2000を初採用。編成に2台搭載し、8両編成でもそのまま用いられている。2両編成は従来通りのAK3を装備した。-
先頭車の側面
(クハ2006 2005年1月9日 拝島駅) -
クモハ2411の運転台
(2014年2月17日 拝島駅)
沿革[編集]
製造時期による差異[編集]
1次車︵2001 - 2013編成 / 1976 - 1977年度製造︶ ●当初は屋根の空調脇のランボードが鋼板組立品であった。後にFRP製のもの︵4次車以降同等品︶に交換。また2005編成までの3編成は貫通扉のワイパーが勝手違いとなっている。 2次車︵2015 - 2029編成 / 1978 - 1979年度製造︶ ●空調脇のランボードがFRP製に変更された[6]。 3次車︵2031・2033編成︵ともに初代︶ / 1979年度製造︶ ●側面・妻面の扉の窓ガラスがHゴム支持から金属抑えに変更された[6]。 ●3次車はいずれも後に編成を解かれ、先頭車は2両編成用、中間車は既存編成の8両化用にそれぞれ転用されている。改造工事[編集]
編成組替え︵1983年︶[編集]
1983年、新宿線の各駅停車8両化のため、2031・2033編成の編成を解除、これらを新造車や他の6両編成と組み合わせて2両編成・8両編成を組成した。 同2編成の中間車8両︵モハ2131 - 2134・2231 - 2234︶は2001 - 2007編成の4本に2両ずつ、編成中央に2300番台︵モハ2301 - 2308︶として組み込んだ。3000系や新2000系の8両編成とは車両番号の百位の配列が異なるが、編成中の機器配置は同一となっており、組み込みに際して2300番台となるユニットはMGやCP、BF等が撤去されている。 先頭車4両︵クハ2031 - 2034︶はクハ2401形に改造、全て本川越向きに揃えた上で2400番台︵クハ2410・2412・2414・2416︶とし、新製のクモハ4両と組み合わせて2両編成を組成した。クハ2401形への改造にあたってはMGやCPの取付を行ったほか、側灯が4次車と同等のものへ交換されている。また台車は当初FS072のままだったが、1985年にFS372Aに揃えられた︵詳細は#台車の転用を参照︶。クハ2001 (Tc1) |
モハ2101 (M1) |
モハ2102 (M2) |
モハ2131 (M1) |
モハ2132 (M2) |
モハ2201 (M3) |
モハ2202 (M4) |
クハ2002 (Tc2) |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
クハ2001 (Tc1) |
モハ2101 (M1) |
モハ2102 (M2) |
モハ2301 (M3) |
モハ2302 (M4) |
モハ2201 (M5) |
モハ2202 (M6) |
クハ2002 (Tc2) |
先頭車4両(クハ2031 - 2034)はクハ2401形に改造、全て本川越向きに揃えた上で2400番台(クハ2410・2412・2414・2416)とし、新製のクモハ4両と組み合わせて2両編成を組成した。クハ2401形への改造にあたってはMGやCPの取付を行ったほか、側灯が4次車と同等のものへ交換されている。また台車は当初FS072のままだったが、1985年にFS372Aに揃えられた(詳細は#台車の転用を参照)。
改番時期 | 1983年6月 | 1983年10月 | 1983年11月 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
旧車号 | クハ2031 | クハ2032 | モハ2131 | モハ2132 | モハ2231 | モハ2232 |
新車号 | クハ2410 | クハ2412 | モハ2301 | モハ2302 | モハ2303 | モハ2304 |
改番時期 | 1983年7月 | 1983年11月 | 1983年12月 | |||
旧車号 | クハ2033 | クハ2034 | モハ2133 | モハ2134 | モハ2233 | モハ2234 |
新車号 | クハ2414 | クハ2416 | モハ2305 | モハ2306 | モハ2307 | モハ2308 |
車体更新工事[編集]
仕様変更[編集]
施工時期により、改造内容に多数の変更が存在する。それらを以下に示す。なお各編成の施工時期は形態表を参照のこと。 1999年度施工分より、電子警笛を設置、予備灯を変更[注 17]、また種別・行先表示器のLED化準備を実施[8]。 2000年度施工分より、表示器のLED化を実施。 2003年度施工分より、先頭車[注 18]に車椅子スペースを設置。座席との間には板状の袖仕切りが設置され、また隣接する窓は固定化された。非常通報器も増設。このほか座席をバケットシート化[注 19]し、スタンションポールを設置。さらにパンタグラフの電磁カギ外し化も実施、パンタグラフは2027編成のみPT44S-F-Mに、他の編成はPT4320S-B-Mにそれぞれ交換された。また6両編成ではCPもHS20Kに交換。 2004年度施工分より、パンタグラフのシングルアーム化を実施。PT7116-B1を採用。5次車への施工[編集]
2006年度以降の動き[編集]
2006年度以降、主に初期に車体更新工事を実施した車両に対して、再度の改良が実施されている。 座席のバケットシート化、つり革の増設︵ドア付近線路方向︶[注 21]、ドア一部締切機能の追加、非常通報装置の受報器取付が全編成に実施されたほか、スタンションポール設置、転落防止放送装置[注 22]の取付が一部編成で実施されている。その他の改造等[編集]
●つり革の交換 ●1983年から1992年頃までにかけて、オリジナルの三角形から3000系同様の丸いつり革への交換を実施している[注 23]。 ●電気連結器取付 ●6両編成は1983年から、8両編成は1988年に実施した[6]。 ●圧着ブレーキ取付 ●1986年に発生した田無事故を受け、1987年から1989年にかけて全車に実施された。 ●種別・行先表示器の取替等 ●全編成で実施したもの ●1988年頃、4次車までの車両は前面の表示器を5次車や新2000系と同一のものへ交換した。表示窓ガラスを支持するHゴムは、1985年から1991年までにかけて白色から黒色へ交換した。 ●1988年から1991年にかけて全車[注 24]に側面行先表示器を設置した[6]。 ●2008年4月には、同年6月14日のダイヤ改正にあわせて表示内容を変更するとともにデザインを大きく変更、英字が併記された。 ●編成単位のもの ●車体更新工事を1999年度に受けた車両は同工事の直後にLED化[8]、2000年度以降に受けた車両は同工事と同時にLED化を実施した。これらの車両は前面右端の窓の塞ぎ板が白色から黒色へ変更されている。 ●2008年10月、2001・2005編成がLED化された。このうち2005編成は2010年11月に前面右端の窓が黒色に変更されたが、2001編成は廃車まで白色のままであった。 ●2012年、2009編成・2403編成が9 - 10月の検査入場時に3色LEDから幕に戻された。改造のため同時期に長期入場中だった2531・2533編成と交換する形となっている。 ●2014年度、2031・2033編成と、2両編成のうち2403・2413編成を除いた7編成の計9編成が3色LEDからフルカラーLEDに交換された[注 25]。 ●2016年1月、2007編成が3色LEDから幕に戻された。同時期に2057・2061編成も同じく幕に戻されている。 ●2021年7月、2401・2407・2411編成がフルカラーLEDから幕に交換された。2455・2457・2459編成とそれぞれ交換する形となっている。 ●ドアのバタつき防止金具の取付 ●1990年代前半頃に実施。側引戸の外側中央株下部に四角い箱状のものが設置された。 ●CP取替 ●2両編成では全編成がAK3からHS10へ交換された。2401 - 2411編成は2000年前後、2413編成は2011年に実施、2417・2419編成は車体更新工事と同時に実施している。 ●6両編成への施工は限定的で、2003年度以降に車体更新工事を受けた4編成︵2009・2027・2031・2033編成︶と、2007年に実施された2019・2021編成の6編成のみである。HB2000からHS20Kへの交換が基本となるが、2031編成のみHS20-4への交換となっている。 ●電子警笛設置 ●警笛の2系統のうち1系統を電子ホーンに置き換えるもので、騒音対策として採用された。1段踏込みで電子笛のみが作動する[6]。1999年度以降に車体更新工事を受けた車両は同工事と同時に施工。全編成に実施され、いずれも20000系と同じ高音タイプを備える[9]。 ●転落防止幌︵外幌︶設置 ●2001年から2004年にかけて全車両の妻面に設置された。これに伴い空気配管の引き直しや手掛・足掛の移設・撤去[注 26]が行われている。 ●パンタグラフのシングルアーム化 ●2004年度から2008年度にかけて全編成に実施。なお2004年度以降に車体更新を受けた車両は同工事と同時に施工している。電磁カギ外し化が行われていない編成にはPT7116-C1が搭載される。 ●熱線反射フィルムの貼付け ●2014年より実施。2・8両編成の全てと、2031・2033編成に施工された。 ●通風器撤去︵5次車︶ ●2014年から2017年にかけて、5次車の角型通風器が全て撤去された。4次車以前のグローブ型は撤去されていない。 ●窓の固定化 ●2015年秋頃より側面・妻面の窓のうち下段のつまみが撤去され固定化されている。編成の状況[編集]
編成表[編集]
●製造・組替えが終了した後の状態を示す。 8両編成← 西武新宿 |
|||||||||
形式 | クハ2001 (Tc1) |
モハ2101 (M1) |
モハ2101 (M2) |
モハ2101 (M3) |
モハ2101 (M4’) |
モハ2101 (M5) |
モハ2101 (M6) |
クハ2001 (Tc2) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
機器配置 | CONT | MG, CP | CONT | CONT | MG, CP | ||||
車両番号 | 2001 (奇数) 2007 |
2101 (奇数) 2107 |
2102 (偶数) 2108 |
2301 (奇数) 2307 |
2302 (偶数) 2308 |
2201 (奇数) 2207 |
2202 (偶数) 2208 |
2002 (偶数) 2008 |
通常の6両編成として製造、1983年に8両化
M3・M4は初代2031・2033編成からの転用車 |
- 6両編成
形式 | クハ2001 (Tc1) |
モハ2101 (M1) |
モハ2101 (M2) |
モハ2101 (M3) |
モハ2101 (M4) |
クハ2001 (Tc2) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
機器配置 | CONT | MG, CP | CONT | MG, CP | |||
車両番号 | 2009 (奇数) 2033 |
2109 (奇数) 2133 |
2110 (偶数) 2134 |
2209 (奇数) 2233 |
2210 (偶数) 2234 |
2010 (偶数) 2034 |
2017編成分は欠番(事故廃車のため) 2023編成の5・6号車は元2017編成 2031編成・2033編成は2代目 |
- 2両編成
形式 | クモハ2401 (Mc) |
クハ2401 (Tc) |
備考 |
---|---|---|---|
機器配置 | CONT | MG, CP | |
車両番号 | 2401 (奇数) 2419 |
2402 (偶数) 2420 |
2415編成は田無事故により廃車
クハの台車はFS372A(主電動機なし) 2409 - 2415編成のクハは初代2031・2033編成から転用 |
- 凡例
- CONT:主制御器
- MG:電動発電機
- CP:空気圧縮機
編成ごとの形態[編集]
編成 | 両数 | 年次分類 | 集電装置 | 行先 表示器 |
車内設備 更新 |
更新年月 [10] |
転落防止 放送装置 |
廃車年月 | その他・備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2001編成 | 8両 [* 1] |
1・3次車 [* 2] |
シングルアーム [* 3] |
3C-LED | △[* 4] [* 5] |
1997.12 | - | 2021.10 | 側引戸窓複層ガラス(4・5号車を除く) M3車パンタ撤去部不要機器残存 |
2003編成 | 3C-LED | △ | 2000.09 | - | 2021.04 | ||||
2005編成 | 3C-LED | ○[* 5] | 1996.11 | - | 2017.01 | M3車パンタ撤去部不要機器残存 | |||
2007編成 | 幕式 | △[* 4] | 2001.08 | - | 2022.04 | 側引戸窓アルミ枠支持(4・5号車を除く) 4号車貫通扉窓Hゴム支持[* 6] | |||
2009編成 | 6両 | 1次車 | シングルアーム [* 7] |
幕式 | ● | 2003.10 | ○ | 2015.10 | |
2011編成 | 幕式 | ○[* 5] | 1996.04 | - | 2016.11 | 側引戸窓アルミ枠支持 | |||
2013編成 | 幕式 | ○[* 5] | 1999.01 | - | 2015.11 | ||||
2015編成 | 2次車 | 幕式 | ○[* 5] | 1996.07 | - | 2017.03 | 側引戸窓アルミ枠支持 | ||
2019編成 | 3C-LED | △ | 1999.09 | - | 2017.03 | ||||
2021編成 | 3C-LED | △ | 1999.12 | - | 2019.03 | ||||
2023編成 | 3C-LED | ● | 2004.07 | ○ | 2015.10 | 田無事故により5・6号車を2017編成と振替 | |||
2025編成 | 幕式 | △[* 4] | 1998.10 | - | 2015.12 | 5・6号車は側引戸窓アルミ枠支持 | |||
2027編成 | 3C-LED | ● | 2003.07 | ○ | 2022.10 | ||||
2029編成 | 幕式 | △ | 1998.03 | - | 2015.12 | 側扉窓複層ガラス | |||
2031編成 | 5次車 | FC-LED[* 8] | ◎ | 2006.01 | ○ | 2023.10 | それぞれ同編成としては2代目 2031編成は東洋BLMG・交流CP装備 2033編成は日立製BLMG装備 | ||
2033編成 | FC-LED[* 8] | ◎ | 2007.01 | ○ | 2022.08 | ||||
2401編成 | 2両 [* 9] |
4次車 | シングルアーム [* 10] |
幕式[* 11] | ● | 2005.03 | ○ | 2022.02 | つり革増設試験編成(枕木方向) |
2403編成 | 幕式 | ● | 2004.08 | ○ | 2023.03 | つり革増設試験編成(線路方向) | |||
2405編成 | FC-LED | ● | 2004.06 | ○ | 2022.12 | ||||
2407編成 | 幕式[* 11] | ● | 2005.01 | ○ | 2021.10 | ||||
2409編成 | Mc:4次車 Tc:3次車 |
FC-LED | ● | 2004.10 | ○ | 2024.01 | |||
2411編成 | 幕式[* 11] | ● | 2004.03 | ○ | 2021.11 | ||||
2413編成 | 3C-LED | ● | 2003.12 | ○ | 2022.06 | ||||
2417編成 | 5次車 | FC-LED[* 8] | ◎ | 2006.11 | ○ | ||||
2419編成 | FC-LED[* 8] | ◎ | 2007.03 | ○ |
※組替えにより全車両が他編成へ編入された初代2031編成・初代2033編成、田無事故により廃車となった2017編成・2415編成は省略
凡例
車内設備更新
- △:スタンションポールなし/車椅子スペースなし
- ○:スタンションポール有/車椅子スペースなし
- ●:スタンションポール有/車椅子スペース有
- ◎:大規模更新車
注釈
- ^ 元6両編成。4・5号車として初代2031・2033編成の中間車を組み込み。
- ^ 4・5号車のみ3次車
- ^ 8両編成は、母線配管を引通すことでパンタグラフを1両あたり1基に削減している。2001・2005編成は初期施工(妻面高圧配管4本・M3車パンタ撤去部不要機器残存)
- ^ a b c 座席モケット区分模様なし
- ^ a b c d e カーテン未更新
- ^ 3次車は本来金属抑え
- ^ 2009・2023・2027編成は電磁カギ外し
- ^ a b c d 走行中の側面表示消灯機能あり
- ^ うち2409 - 2415編成はクモハのみ新造、クハは初代2031・2033編成より転用。
- ^ 電磁カギ外し
- ^ a b c 廃車直前にFC-LEDより交換
新2000系[編集]
西武新2000系電車 | |
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新2000系2057F | |
基本情報 | |
運用者 | 西武鉄道 |
製造所 | 西武所沢車両工場・東急車輛製造 |
製造年 | 1988年 - 1992年 |
製造数 | 314両 |
運用開始 | 1988年4月5日[11] |
主要諸元 | |
編成 | 2・4・6・8両編成 |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
電気方式 |
直流 1,500 V (架空電車線方式) |
最高運転速度 | 105 km/h |
設計最高速度 | 110 km/h |
起動加速度 | 2.6 km/h/s(MT比 6M2T) |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
減速度(非常) | 4.0 km/h/s |
車両定員 | 136人(座席48人)[クモハ2451] |
自重 | 40.0 t(クモハ2451) |
全長 | 20,000 mm |
全幅 | 2,849.5 mm |
全高 | 4,246 mm |
車体 | 普通鋼、一部高耐候性鋼板、ステンレス |
台車 | 住友金属工業 FS372A, FS072 |
主電動機 |
直流複巻電動機 かご形三相誘導電動機 |
主電動機出力 |
130 kW 155 kW(※) |
駆動方式 |
中空軸平行カルダン WN継手式中実軸平行カルダン |
歯車比 | 85:16 (5.31) |
制御方式 |
(抵抗制御・直並列組合せ制御及び) 界磁チョッパ制御 GTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御(2097fのM3・M4のみ) |
制御装置 |
日立製作所 MMC-HTR-20G系(界磁チョッパ) 三菱電機製 MAP-168-15V36(GTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ) |
制動装置 | 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ |
保安装置 | 西武形ATS |
車両の特徴[編集]
車体は普通鋼を基本としながら腐食対策を強化し、外板︵屋根板、側板・妻板など︶には高耐候性鋼板を使用、側構体・妻構体と台枠の接合部は突き合わせ連続溶接構造とした[11]。腐食のおそれが高い雨樋、床板にはステンレス材を使用した[11]。乗客の体位向上に合わせ、側出入口高さを50 mm高くした1,850 mmに拡大、妻面貫通路も高さを1,830 mmに拡大した[11][12]。さらに後期車ではこれまで各車飯能・西武新宿寄りのみであった貫通扉が全ての妻面に設置されている[注 27]。 前面は下部に着雪対策を目的に排障器︵スカート︶が装着され[注 28]、窓および種別・行先表示器の周りが黒く縁取られた[11]。側面は従来車では省略されていた戸袋窓が復活し、客室側窓は天地寸法を拡大した一枚下降窓となり、落成時から側面に行先表示器が設けられた[11][12]。 車内は天井高さを10 mm高い2,245 mmに向上させ、化粧板は﹁ミラノクロス﹂模様のアイボリー色化粧板︵天井は淡いクリーム色︶、床敷物は淡い茶色、座席表地はカラーリングをローズマダー︵赤金色︶に一新した[12]。座席は座り心地と耐久性の向上を図ったものとした[11][12]。座席横の袖仕切パイプは形状を変更した[12]。また、ドアエンジンを低騒音のものへ変更している。 機器面では5次車と大きく変わらないが、パンタグラフが従来の工進精工所製KP62Aから東洋電機製造製PT4320S-A-Mに変更されたほか、空気圧縮機 (CP)がHB2000からHS20Kに変更されている。主回路機器も僅かに変更があり、断流器と界磁チョッパ装置が変更され、主制御器の形式もサフィックスが異なる[注 29]。増備途中での変更として、9次車から6・8両編成の補助電源装置が静止形インバータ (SIV)に変更、三菱電機製で容量150kVAのNC-FAT150BもしくはNC-FAT150Dが搭載されている。また空気圧縮機も9次車から交流駆動のHS20-4へと変更された。 2・4・6・8両と多彩なバリエーションで製造されており、番号は旧2000系と分けるように2両編成は2450番台、4両編成は2500番台、6・8両編成は2050番台、このうち57番以降が8両編成といった形で割り当てられていたが、6・8両編成については増備による番号枯渇を回避するため、45から54が6両編成、55以降が8両編成といった形に変化している。このときの時系列としては、6両編成は1988年度に2051 - 2055の3編成が製造されたのち、1990年度に2047・2049編成が製造された。そして1991年︵平成3年︶9月に2055編成が各車の番号を10減らす形で2045編成に変更されている。8両編成は初代2055編成に続く形で2057編成から登場、1992年度にかけて2097編成までが概ね番号順に製造され[注 30]、続けて年度内に2055編成︵2代目︶が落成。この為2055編成が2000系の最終編成となっている[10]。分類[編集]
編成数が多く、製造所や竣工時期による形態差が多岐にわたる。中でもわかりやすい側面ドア付近の形状から、前期形・中期形・後期形の3グループに大きく分けることができる。 製造区分を下表に示す。なお車両番号は竣工時のものとし、順序は各グループごとにまとめた[注 31]。竣工時期[13] | 2両編成 | 4両編成 | 6両編成 | 8両編成 | 製造所 | 区分[6] | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1988年3月 - 5月 |
2451 | 2501 - 2507 |
2051 | 東急 | 6次車 | 前期形 | |
1988年5月 - 6月 |
2509 - 2519 |
7次車 | |||||
1988年9月 - 1989年5月 |
2053 - 2055 |
2057 | 所沢 | ||||
1988年10月 - 11月 |
2453 | 2521 - 2529 |
東急 | ||||
1989年8月 - 1990年3月 |
2059 - 2061 |
所沢 | 8次車 | 中期形 | |||
1989年9月 - 1990年3月 |
2531 - 2545 |
2063 | 東急 | ||||
1990年7月 - 1991年3月 |
2065 - 2067 |
所沢 | 9次車 | ||||
1990年9月 - 1991年2月 |
2455 - 2465 |
2047 - 2049 |
2069 - 2071 |
東急 | 後期形 | ||
1991年6月 - 11月 |
2077 - 2085 |
10次車 | |||||
1991年7月 - 1992年3月 |
2073 - 2075 |
所沢 | |||||
1992年5月 - 7月 |
2087 - 2095 |
東急 | 11次車 | ||||
1992年6月 - 1993年3月 |
2097・ 2055 |
所沢 |
前期形[編集]
中期形[編集]
8次車と9次車の一部にあたり、4両編成と8両編成のみが存在。それぞれ2531 - 2545編成と2059 - 2067編成が該当。 側扉窓・戸袋窓ともに前期形より拡大されており、特に側扉窓が角ばっているのが特徴である[14]。 このグループでは先頭部の連結器がCSD90に変更、また後部標識灯のレンズが透明に変更されたほか、車内ではつり革がドア付近枕木方向に増強された[15]。さらに一部編成で試験的に電動ワイパーが採用されている[6]。 東急製の8次車より貫通扉のワイパーが1本アームに変更された。またこの東急製のグループでは補機類に701系等の廃車発生品が流用され、補助電源装置は三菱製の直流MG (150 kVA)、CPはHB2000といった旧2000系相当の装備となっている[14]。 9次車では、補助電源装置が静止形インバータ (SIV)に、CPが交流駆動にそれぞれ変更された︵SIV化は6・8両編成のみ︶[15]。また運転台中央部の10点表示灯が黒色を基調としたLED式に変更[6]、電動ワイパーも本格採用されている[6]。 1989年度から1990年度に落成[10]。後期形[編集]
9次車の一部と10・11次車にあたる。2両編成の2455 - 2465編成、6両編成の2047・2049編成、8両編成の2069 - 2097編成と2代目の2055編成が該当。4両編成は存在しない。 側扉窓は前期形、戸袋窓は中期形と同寸︵側扉窓の位置は前期形より若干高い︶となり、両者で天地寸法が異なることが特徴。また貫通扉が全ての妻面に設置された[16]。これらは6000系や9000系にも引き継がれており、標準的な設計といえる。細部では貫通扉窓の抑え金具が変更[6]、またドアエンジンが腰掛下から鴨居部への取付けに変更され、鴨居部の造作や開閉動作に違いが見られる[14]。さらに乗務員室にも変更があり、天井部に運転室と貫通路とを分ける形で仕切りが設けられた。このほか8両編成ではAM/FMのラジオ輻射装置が装備され、Tc2の屋根上にアンテナが設置されている[15]。また本グループはドア下のバタつき防止金具が中央だけでなく左右にも設置されている。 所沢製の11次車となる2097・2055編成では一部に6000系の仕様が取り入れられ、屋根上の通風器がステンレス製無塗装に、また運転台の日除けが大型化されるなどの違いがみられる[6]。さらに2097編成のモハ2197・モハ2198のユニットは、三菱電機製のGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御とされた[6]。 1990年度から1992年度に落成した[10]。運用[編集]
1988年から導入され、1990年の2065編成を皮切りに池袋線系統にも投入された。1992年度末までに合計314両が投入されており、西武線内のほぼ全ての線区で運用されるようになった。 配置数の多い新宿線系では、新旧の2000系が2・4・6・8両を組み合わせて4・6・8・10両編成で運行される。以前は萩山駅などでの分割・併合が存在したが、2013年3月16日のダイヤ改正をもって終了した。 なお4両編成は新2000系のみの存在であるため、西武園線の運用は基本的に新2000系が用いられる。なお、同じく4両編成で運転される多摩湖線については全区間がワンマン化されているため基本的に充当されないが、ワンマン車の不足時には車掌乗務の上で運用に就くことがある。 池袋線系での運用については、抑速ブレーキを装備しないことや回生ブレーキの特性による問題点から、飯能 - 西武秩父間での運転は避けられていたが、2007年12月2日に吾野変電所および正丸変電所に環境配慮型蓄電装置が導入されたことでその問題は解決され、2010年3月のダイヤ改正からは定期列車としての運用もこなしている。 なお池袋線系は現在8両編成のみが在籍している。以前は2両編成も存在し、2010年から2021年の間は支線区向けに4両編成も在籍していたが、新車の導入や運用の変更、101系の転用などによりいずれも新宿線へ転出した。導入後の変遷[編集]
リニューアル工事[編集]
車齢が20年を迎えることから、東急車輛製造にて車内のリニューアルとバリアフリー化、車体劣化部の補修などの改造工事が行われた[17]。2007年度から2008年度にかけて後期形車両10編成︵6両1本、8両9本︶に実施されている。名目については各所で﹁バリアフリー化﹂と﹁リニューアル﹂とが混在しており、また施工した車両については単に﹁更新車﹂とも呼ばれる。 施工内容については旧2000系5次車の車体更新と共通するものが多い。各編成の入出場時期を下表に示す。
編成 | 両数 | 入場年月 | 出場年月 |
---|---|---|---|
2047編成 | 6両編成 | 2007.12 | 2008.03 |
2081編成 | 8両編成 | 2008.05 | 2008.09 |
2055編成 | 2008.09 | 2008.12 | |
2093編成 | 2008.12 | 2009.03 | |
2077編成 | 2009.07 | 2009.12 | |
2071編成 | 2010.05 | 2010.07 | |
2079編成 | 2010.08 | 2010.11 | |
2091編成 | 2010.11 | 2011.03 | |
2069編成 | 2011.04 | 2011.08 | |
2075編成 | 2011.08 | 2011.12 |
その他の改造[編集]
-
一部改良が施された初期型車両
(2014年2月17日) -
客用扉付近滑り止め付床材の色が黄色となった中期型車両
(2014年2月17日) -
後期型車両の車内
(2014年2月7日) -
2008年4月頃から現行の方向幕に交換した。
編成の状況[編集]
編成表[編集]
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
- 凡例
- CONT:主制御器
- MG:電動発電機
- SIV:静止形インバータ
- CP:空気圧縮機
編成ごとの形態[編集]
8両編成
編成 | 製造所 | タイプ | 所属線区 | 集電 装置 |
行先 表示器 |
車内設備 更新 |
更新年月 | 補助電源装置/ 空気圧縮機 |
ラジオ 輻射装置 |
廃車年月 (減車年月) |
その他・備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2057編成 | 所沢 | 前期形 (7次車) | (新宿線) | S[* 1] | 幕式 | ○ | 2013.07 | 東洋BLMG / レシプロ交流[* 2] |
- | 2023.01 | |
2059編成 | 中期形 (8次車) |
菱[* 1] | FC-LED | ● | 2008.12 | 2022.05 | |||||
2061編成 | S'[* 1] | 幕式 | ○ | 2013.11 | 日立BLMG / レシプロ直流 |
2023.02 | |||||
2063編成 | 東急 | (池袋線) | 菱 | 幕式 | - | - | 三菱MG / レシプロ直流[* 3] |
2021.11 | |||
2065編成 | 所沢 | 中期形 (9次車) |
新宿線 | S[* 4] | FC-LED | ● | 2010.06 | 三菱SIV / レシプロ交流 |
M3車パンタ撤去部不要機器残存 | ||
2067編成 | (新宿線) | S'[* 1] | FC-LED | ○ | 2011.04 | 2024.03 | |||||
2069編成 | 東急 | 後期形 (9次車) |
池袋線 | S'[* 1] | FC-LED[* 5] | B | 2011.08 | ○ | |||
2071編成 | S'[* 1] | FC-LED[* 5] | B | 2010.07 | |||||||
2073編成 | 所沢 | 後期形 (10次車) |
S[* 1] | FC-LED | ○ | 2017.01 | |||||
2075編成 | S'[* 4] | FC-LED[* 5] | B | 2011.12 | M3車パンタ撤去部不要機器残存 | ||||||
(2077編成) | 東急 | (池袋線) | S'[* 1] | FC-LED[* 5] | B | 2009.12 | (2023.08) | ||||
2079編成 | 新宿線 | S'[* 1] | FC-LED[* 5] | B' | 2010.11 | ||||||
(2081編成) | (新宿線) | S'[* 1] | FC-LED[* 5] | B | 2008.09 | (2023.12) | 転落防止放送装置有 | ||||
2083編成 | 新宿線 | S[* 4] | FC-LED | ○ | 2019.09 | ||||||
2085編成 | S'[* 1] | FC-LED | ○ | 2015.07 | |||||||
2087編成 | 後期形 (11次車) |
S[* 4] | FC-LED | ○ | 2015.10 | ||||||
2089編成 | 池袋線 | S[* 1] | FC-LED | ○ | 2016.09 | ||||||
2091編成 | S'[* 1] | FC-LED[* 5] | B | 2011.03 | |||||||
2093編成 | 新宿線 | S'[* 1] | FC-LED[* 5] | B | 2009.03 | ||||||
2095編成 | S[* 1] | FC-LED | ○ | 2014.12 | |||||||
2097編成 | 所沢 | (池袋線) | 菱 | 3C-LED | - | - | 2016.09 | ステンレス製通風器搭載 M1,M2ユニットVVVF制御 2098号車前頭部保存 | |||
2055編成 | 新宿線 | S'[* 1] | FC-LED[* 5] | B | 2008.12 | 当初はステンレス製通風器搭載[* 6] |
- カッコ内の編成は6両化済であることを示し、これらの編成については6両化直前の形態を記す。
6両編成
編成 | 製造所 | タイプ | 所属線区 | 集電 装置 |
行先 表示器 |
車内設備 更新 |
更新年月 | 補助電源装置/ 空気圧縮機 |
ラジオ 輻射装置 |
廃車年月 | その他・備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2051編成 | 東急 | 前期形 小窓 (6次車) |
新宿線 | S | 幕式 | △ | 2014.09 | 日立BLMG / レシプロ直流 |
- | ||
2053編成 | 所沢 | 前期形 (7次車) |
菱形 | ○ | 2011.07 | ||||||
2045編成 | (新宿線) | S | FC-LED | ○ | 2013.05 | 2024.02 | 2055編成(初代)より改番 | ||||
2047編成 | 東急 | 後期形 (9次車) |
新宿線 | S' | FC-LED[* 5] | B | 2008.03 | 三菱SIV / レシプロ交流 |
転落防止放送装置有 | ||
2049編成 | S | FC-LED | △ | 2014.07 | |||||||
2077編成 | 後期形 (10次車) | S'[* 7] | FC-LED[* 5] | B | 2009.12 | ○ | |||||
2081編成 | S'[* 7] | FC-LED[* 5] | B | 2008.09 | 転落防止放送装置有 |
- 下線の編成は元8両編成であることを示す。
4両編成
編成 | タイプ | 所属線区 | 集電 装置 |
行先 表示器 |
車内設備 更新 |
更新年月 | 補助電源 装置 |
空気 圧縮機 |
廃車年月 | その他・備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2501編成 | 前期形 小窓 (6次車) |
(新宿線) | 菱 | 幕式 | ○ | 2010.11 | 日立BLMG | レシプロ直流 | 2022.07 | |
2503編成 | ○ | 2010.08 | 東洋BLMG | レシプロ交流 [* 8] |
2022.06 | |||||
2505編成 | ● | 2007.01 | 2022.12 | |||||||
2507編成 | 新宿線 | ● | 2007.06 | |||||||
2509編成 | 前期形 小窓 (7次車) |
(新宿線) | ● | 2007.08 | 日立BLMG | レシプロ直流 | 2023.06 | |||
2511編成 | ○ | 2007.09 | 2023.03 | |||||||
2513編成 | ● | 2007.11 | 2023.07 | |||||||
2515編成 | △ | 2015.03 | 2023.03 | Mc車パンタ撤去部不要機器撤去 | ||||||
2517編成 | ー | 2024.01 | ||||||||
2519編成 | - | - | 2022.02 | |||||||
2521編成 | 前期形 (7次車) |
- | - | 東洋BLMG | レシプロ交流 [* 8] |
2022.03 | ||||
2523編成 | 新宿線 | ● | 2008.01 | |||||||
2525編成 | FC-LED | ● | 2007.12 | Mc車パンタ撤去部高圧配管撤去 | ||||||
2527編成 | 幕式 | - | ||||||||
2529編成 | (新宿線) | ● | 2008.07 | 2023.11 | ||||||
2531編成 | 中期形 (8次車) |
新宿線 | FC-LED | ○ | 2012.11 | 三菱MG →東芝SIV[* 9] |
レシプロ交流 [* 10] |
Mc車パンタ撤去部不要機器撤去 | ||
2533編成 | FC-LED | ○ | 2012.10 | |||||||
2535編成 | FC-LED | ○ | 2013.01 | |||||||
2537編成 | FC-LED | - | ||||||||
2539編成 | FC-LED | ー | スクロール [* 10] |
|||||||
2541編成 | S | FC-LED | ○ | 2014.01 | Mc車パンタ撤去部不要機器撤去 | |||||
2543編成 | 菱 | 幕式 | - | |||||||
2545編成 | S | - | レシプロ交流[* 10] |
- 4両編成は全編成とも東急車輛製造にて製造、また転落防止放送装置取付済。
- 4両編成の中期形車両、一部の前期形車両は電動空気圧縮機をスクリュー式(RW20)またはスクロール式(MBU1600Y)に換装したが、スクリュー式の編成は全てレシプロ式(HS20-4)へ再交換されている。
2両編成
編成 | タイプ | 所属線区 | 集電 装置 |
行先 表示器 |
車内設備 更新 |
更新年月 | 補助電源 装置 |
空気 圧縮機 |
その他・備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2451編成 | 前期形 小窓 (6次車) |
新宿線 | 菱 | 幕式 | ○ | 2011.08 | 日立BLMG →三菱SIV[* 11] |
スクロール [* 2] |
|
2453編成 | 前期形 (7次車) | 2011.11 | |||||||
2455編成 | 後期形 (9次車) |
FC-LED | 2013.08 | レシプロ交流 | |||||
2457編成 | FC-LED | 2014.04 | |||||||
2459編成 | FC-LED | 2016.03 | |||||||
2461編成 | 幕式 | 2016.06 | |||||||
2463編成 | 2012.07 | ||||||||
2465編成 | 2012.09 |
- 2両編成は全編成とも東急車輛製造にて製造、また転落防止放送装置取付済。
- 2両編成の前期形車両は補助電源のSIV化と同時に電動空気圧縮機のスクロール化(MBU1100Y)を実施した。
ラッピング・塗装変更[編集]
西武鉄道では多数のラッピング列車を運行しており、本系列も使用される。近年では以下のようなものがある。KORO-TRAIN[編集]
「西武鉄道×台湾鉄路管理局 協定締結記念電車」(「西武鉄道×LAIMO」ラッピング電車)[編集]
2017年3月18日から、2007編成に日本と台湾の主要観光地のイラストをラッピングし、「西武鉄道×台湾鉄路管理局 協定締結記念電車」として新宿線系統で運行[22]。さらに2018年2月26日からデザインをリニューアルし、「西武鉄道×LAIMO」ラッピング電車第2弾としての運行を開始した[23]。当初は2019年12月末までの運行予定であったが短縮され[24]、2019年4月下旬に終了している。
なお、2018年3月24日から6000系6158編成にもラッピングが行われており、こちらは当初の予定より延長されて2021年2月下旬まで運行された。
西武鉄道創立110周年記念トレイン[編集]
2023年1月24日から、2069編成の塗色を変更して「西武鉄道創立110周年記念トレイン」として池袋線系統で運行している[25]。西武鉄道の創立110周年を記念したもので、同社の前身である武蔵野鉄道を代表する車両「デハ5560形」を模した塗色としている。運行開始前には武蔵丘車両検修場での塗装作業等の様子が西武鉄道イベント情報公式Twitterに掲載されていた。3月20日に池袋線の2両編成が全て新宿線に転出したため、現在は8両編成での運行のみとなっている。3月末には武蔵野鉄道時代の社紋・車号イミテーションマークが両先頭車の側面に貼付された[26]。
「2色塗り(黄色と茶色)」復刻ラッピング車両[編集]
機器の試用・転用[編集]
緩衝ゴム式台車[30][注 40] ●FS542・FS542A - 2531編成のクモハ2529・モハ2530で1989年10月頃から2001年4月まで試用。クモハ2529は新製したFS542[31]、モハ2530はFS372Aを改造したFS542A[注 41]となっている[31][6]。10000系(1 - 4次車)にてFS042・FS542Bが本格採用された。 緩衝ゴム式ボルスタレス台車[30] ●SS114 - 2057編成のモハ2158で1989年10月頃から2001年11月まで試用。6000系にてSS025・SS125等が本格採用された。 シングルアームパンタグラフ[32] ●PT7116 - 2089編成のモハ2189で1996年6月から1998年2月まで試用[6]。パンタグラフはその後、電磁カギ外しのPT7116Aへ改造の上9108編成へ転用[33]された。20000系よりPT7116-B等が本格採用、また従来車の更新においても採用されており、2016年にはモハ2189を含む2089編成もシングルアーム化が実施された[注 42]。 LED室内灯 ●2075編成のモハ2176・モハ2276・モハ2376で2012年4月から試用。各車で異なるメーカーの照明を使用し、モハ2176は2014年頃、モハ2276は2018年頃、モハ2376は2013年頃にそれぞれ蛍光灯へ戻された[34]。 LED前照灯 ●2047編成の両先頭車でコイト電工製の多灯式タイプ︵白色︶を2020年8月初めから2021年3月末まで試用。LED前照灯はその後、9103編成に転用された。台車の転用[編集]
2409 - 2415編成の製造によるもの[編集]
クハ2401形は本来FS372Aを装備するが、クハ2410・2412・2414はクハ2001形からの改造であるためFS072を装着していた。これを解消するため、1985年に3000系のクハ3001 - 3004からFS372A(主電動機なし・前期型)を転用している[31]。下記表1の左側下段 - 中段参照新2000系製造時の流用[編集]
新2000系の新造に際しては、流用品の台車が多数使用された。 クハ2001形のFS072には大半の車両で流用品が使用されており、新製した台車︵後期型のFS072︶を装備するのは東急製の前期形車両とクハ2053、2073編成・2085編成のみとなっている[31]。 それ以外の車両は前期型のFS072となり、基本的には701系の廃車発生品を使用するが、クハ2054と2045編成は2000系2連製造による発生品︵表1左側中段 - 上段︶、2059編成は田無事故による廃車発生品︵表2左側︶となっている[31][注 43]。 また一部モハのFS372Aも流用品が使用されており、田無事故による廃車発生品がモハ2540と2254、2159・2160、2161・2162に使用された︵表2右側︶ほか、モハ2280に予備品、またモハ2379・2380に101系VVVF試験終了による発生品が使用され︵表5︶、これらの車両は前期型台車となっている[31]。またモハ2261・2262・2361は台車試験開始による発生品を流用している︵表3︶が、後期型である[31]ため外観上はわからない。以降の転用[編集]
さらに台車試験終了にあたり、試験に使用されたクモハ2529・モハ2530・2158にはクハ2462・2464・2466のFS372A(後期型)があてがわれ、これらのクハ3両は101系廃車発生品のFS072(前期型)に交換された。 その後3000系と本系列の老朽廃車により、ここからの転用も発生している。具体例として、クハ2462・2464・2466は2010年代前半にFS372A︵うち2462のみ前期型︶に再交換、またモハ2280・2379・2380のFS372Aも全て後期型となっている。転用の詳細[編集]
表1︵2000系2両編成関連︶ 1985年頃、FS072(後期型)を新製して3000系先頭車のFS372A(前期型)をこれに置き換え、外された台車をクハ2401形改造車︵及び101系VVVF試験車︶に転用[31]。その後、余剰となったFS072(前期型)を新造車へ流用している[31]。FS072譲受(新造車) | クハ3017 | クハ2054 | クハ2055 (I) | クハ2056 (I) | |||
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FS372A譲受・FS072供出 | クハ2410 | クハ2412 | クハ2414 | クハ2416 | FS372A譲受(VVVF化) | モハ145 | モハ146 |
FS072新製・FS372A供出 | クハ3001 | クハ3002 | クハ3003 | クハ3004 | FS072新造・FS372A供出 | クハ3005 | クハ3006 |
表2(田無事故関連)
事故廃車による発生品(全て前期型)を新造車へ流用[31]。なお、本来モハ2254に使用予定だったFS372A(後期型)はFS542Aに改造され、モハ2530での試験に使用された[31]。
FS072譲受(新造車) | クハ2059 | クハ2060 | FS372A譲受(新造車) | モハ2159 | モハ2160 | モハ2161 | モハ2162 | モハ2540 | モハ2254 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
廃車・FS072供出 | クハ2017 | クハ2024 | 廃車・FS372A供出 | モハ2217 | モハ2224 | モハ2117 | モハ2118 | クモハ2415 | クハ2416 |
表3(新型台車試用開始)
1989年、新型台車の試験をするにあたり、対象車両が当初装着していたFS372A(後期型)を取外して新造車に流用した[31]。
FS372A譲受(新造車) | モハ2261 | モハ2262 | モハ2361 |
---|---|---|---|
台車試験開始・FS372A供出 | クモハ2529 | モハ2530 | モハ2158 |
表4(新型台車試用終了)
2001年に台車の試用を終了し、対象車両はFS372Aに戻されている[31]。先にクハ2401形3両の台車を101系の廃車発生品であるFS072(前期型)に取替え、これらの車両が当初装着していたFS372A(後期型)を充てる形がとられた[31]。
FS372A譲受・台車試験終了 | クモハ2529 | モハ2530 | モハ2158 |
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FS072譲受・FS372A供出 | クハ2462 | クハ2464 | クハ2466 |
廃車・FS072供出 | 101系(1998年度廃車分) |
表5(101系VVVF試験終了ほか)
1990年に101系のVVVF試験が終了し、余剰となったFS372A(前期型)が新造車に流用された[31]。また同時に予備品も使用されている[31]。
FS372A譲受(新造車) | モハ2280 | モハ2379 | モハ2380 |
---|---|---|---|
廃車・FS372A供出 | (予備品) | モハ145 | モハ146 |
廃車[編集]
田無事故関連[編集]
老朽廃車[編集]
2015年度より老朽化に伴い、2023編成を皮切りに6両編成の廃車が開始された[35]。いずれも横瀬車両基地まで自力回送の上、トレーラーにて解体場まで陸送される形をとっている。以前は横瀬車両基地で車体を3分割してから搬出されていたが、2019年の2021編成以降は1両そのまま運ばれている。 2015年度 2023編成・2009編成・2013編成・2029編成・2025編成の30両が廃車となった[36]。 2016年度 2097編成・2011編成・2005編成・2015編成・2019編成の34両が廃車となった[37]。 9月の2097編成は新2000系初、また8両編成初の廃車である。VVVF試験車であり、制御装置の混在が仇となったことが指摘される。なおこのうちクハ2098の前頭部は、京急800形デハ812-6、東急7700系デハ7702と共に、藤久ビル東5号館1階︵設置当初は丸善池袋店︶に保存されている[38]。1月の2005編成は旧2000系8両編成初の廃車となった。また3月の2015編成は同車の特徴から注目を集めていた。本年度末の2019編成を最後に2000系の廃車は一時中断、2020年度にかけて10000系・9000系・101系の廃車が進行した。 この時点で旧2000系は8両編成3本・6両編成4本・2両編成10本の体制となっている。 2018年度 3月に2021編成の6両が廃車となったのみ[39]。 2021年度 2003編成[40]・2407編成+2001編成[41]・2411編成+2063編成[42]・2401編成+2519編成・2521編成の38両が廃車となった[43]。 10月の2407編成は2両編成初の老朽廃車となってる。2両編成は横瀬までの回送に際して単独での運転は避けられており、以降全編成が同時に廃車となる8両編成・4両編成と連結しての回送となっている。 11月の2063編成は2097編成に次いで新2000系2本目の廃車で、ここから新2000系の廃車が本格化した。 2022年度 2007編成・2059編成・2503編成+2413編成・2501編成・2033編成・2027編成・2405編成+2505編成・2057編成・2061編成・2515編成・2403編成+2511編成の70両が廃車となった[44]。このころ西武グループでは中期経営計画で保有車両数の削減・適正化を掲げており[45][46]、異例な数の廃車が発生している。 2007編成は旧2000系最後の8両編成で、3月29日から引退記念ヘッドマークおよび側面ステッカーを掲出、また2つのツアー運行が企画された[47]。2つ目のツアー運行はラストラン乗車ツアーの名のものとに横瀬までの回送を団体列車化したもので、4月26日に運転されている。 8月には2033編成はいわゆるリニューアル車初の廃車である。10月の2027編成の廃車により2000系から3色LED車が消滅。これにより3色LED車は西武鉄道全体でみても10000系10112編成を残すのみとなった。また3月の2403編成の廃車により、旧2000系から幕車が消滅した。 2023年度 編成組替えによる廃車が初めて発生。2077編成・2081編成がともに8両編成から6両編成に変更されており、これに伴いモハ2277・2278・2281・2282の計4両が廃車となった。このほか2509編成・2513編成・2031編成・2529編成・2409編成+2517編成・2045編成・2067編成が廃車となっており、計42両の廃車が出ている。 このうち2031編成は旧2000系最後の6両編成であることから3つのイベントが企画され、2007編成同様のラストラン乗車ツアーが10月5日に実施されている[1]。また2067編成は2000系のSIV編成で初の廃車である。 2409編成の廃車により、旧2000系は5次車の2両編成2本を残すのみとなった。関連項目[編集]
- 終末トレインどこへいく? - 終末を思わせる世界の池袋線沿線を舞台に、女子高生が新2000系電車を運転して吾野駅から池袋駅を目指すストーリーのアニメ作品[48][49]。2両編成である2463編成が描かれている[50]。
脚注[編集]
注釈[編集]
(一)^ ただし、見出しでは﹁2000系﹂の表記は不要なため省略し、﹁旧2000系﹂を﹁2000系﹂の表記とする。 (二)^ 本系列の付番法則上、必然的に西武新宿・飯能方の先頭車となる。 (三)^ 貫通扉の設置は、将来の地下鉄直通や新宿地下駅延伸を考慮したものとされる。 (四)^ 表示器の直下は上段もこの方式。 (五)^ 厳密には、2両編成はMMC-HTR-20D1 (六)^ 2両編成はMMC-HTR-20G1 (七)^ 複巻電動機を搭載するため、主電動機の取付部が異なるほか、車軸が太くなったことで軸箱支持装置などが変更されている。 (八)^ MG-114A-S、MG-114C1-S等 (九)^ MG-117A-S、MG-117A1-S、MG-117B-S等 (十)^ 武蔵丘車両検修場への入出場、プロ野球などイベント開催時の狭山線直通臨時列車が所沢 - 西所沢間を走行する事例は除く。 (11)^ 空調脇のものは脚配置を変更、パンタ脇のものはこれまで新宿側が左右で異なる長さとなっていたものが統一された。 (12)^ コマ番号を検知する方法が穴による接触式からバーコードによる非接触式へ変更されている。 (13)^ 乗務員室直後は設置せず。 (14)^ MF︵主回路ヒューズ︶は日立製のまま新型に変更、BF︵母線ヒューズ︶は三菱製から日立製に変更。 (15)^ 補助電源装置については、2連は変更なし︵新2000系も同一仕様︶。 (16)^ 窓ガラスがアルミ枠支持︵Hゴム支持からの改造︶と金属抑えとで2種類が存在。1996年度 - 1997年度更新車は701系、1997年度 - 2006年度更新車は101系からの流用。 (17)^ 室内灯のうち3個を予備灯兼用のインバータ蛍光灯に変更。従来の予備灯は廃止したがケースは据置。 (18)^ 6両編成は両先頭車、2両編成は西武新宿寄り先頭車のみ。新宿に向かって左側、運転台から数えて5 - 7席目にあたる位置に設置。座席との間には板状の袖仕切りが設置され、また隣接する窓は固定化された。非常通報器も増設。 (19)^ 2027編成は出場直後に実施 (20)^ 2003・2004年度施工分は車椅子スペース部に非常通報器を増設しており、その車両のみ1両に3か所となっていた。 (21)^ 2403編成に対しても、乗務員室直後への追設が行われている。 (22)^ 本川越寄り先頭車のスカートにスピーカーが設置され、中間連結部となった場合、開扉中に作動する。 (23)^ ただし、1987・88年増備の4編成のみ、3000系・新2000系登場後の製造のため最初から丸いつり革で落成している。 (24)^ 設置済で落成した5次車の一部を除く。 (25)^ 2417・2419編成は2月頃に実施、その他の編成は9月に実施。なおこのうち2407編成は交換後すぐに3色LEDに戻され、再度フルカラー化されたのは2015年2月である。また2417編成は2015年3月に前面のみ3色LEDに戻され、2016年3月まで混在状態が続いた。 (26)^ 外幌と干渉するため、パンタグラフ隣接箇所のみ残し︵干渉箇所は移設︶、他は屋根部を除き撤去。 (27)^ 開く向きは揃えられており、いずれも新宿に向かって右側に開く。 (28)^ 一部編成はスカートなし︵取り付け準備工事︶で落成し、営業運転直後に取り付けられている。 (29)^ 1C8MがMMC-HTR-20G2、1C4MがMMC-HTR-20G3。 (30)^ 製造所の違いにより、編成番号と製造順序には若干のずれがある。 (31)^ グループ単位で並べているため、編成︵車両︶単位での順序とはずれが生じる。例えば所沢製9次車のうち2067編成は東急製9次車の全車両より後に竣工している。 (32)^ いずれも2417編成よりは後。 (33)^ 5次車と異なり車体中心より少し右に設置されている。 (34)^ 一部の8両編成は施工時点で電磁カギ外し化済。 (35)^ 乗務員室仕切部 (36)^ 新宿に向かって左側 (37)^ 先頭車は従来より乗務員室内にも設置されている。 (38)^ 前期車は対象外。 (39)^ 除籍時は﹁クモハ355﹂であったが、後に新製当初の﹁モハ505﹂の外観に復元され、そのように扱われている。 (40)^ 軸箱支持方式が緩衝ゴム式 (41)^ モハ2254に使用する予定となっていた新品を改造した。 (42)^ パンタグラフの削減と同時に実施 (43)^ 101系も同時期に廃車が発生しているが、その時期に廃車された分は全て4000系へ流用されている。出典[編集]
参考文献[編集]
- 交友社『鉄道ファン』1977年5月号(通巻193号)新車ガイド 西武鉄道2000系が登場!(尾崎昇司)
- 日本鉄道車輌工業会『車両技術』138号(1977年10月)新製通勤車2000系の概要について(尾崎曻司)
- 交友社『鉄道ファン』1983年5月号(通巻265号)新車ガイド2 西武新宿線のエース 2000系に2両固定が登場(後藤文男)
- 交友社『鉄道ファン』1988年6月号(通巻326号)西武鉄道新2000系
- 日本鉄道車輌工業会『車両技術』184号(1988年10月)「西武鉄道2000N系通勤形電車」(小岩 邦彦 東急車輌製造(株)本社車両工場設計部)
- 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1989年5月臨時増刊号(通巻512号)新車年鑑1989年版「西武鉄道2000系増備車」(西武鉄道(株)車両部技術課)
- 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』2008年10月臨時増刊号(通巻810号)鉄道車両年鑑2008年版「西武鉄道 新2000系バリアフリー化工事」(西武鉄道(株)鉄道本部車両部検修課 斉藤 好弘)
- 交友社『鉄道ファン』1999年12月号(通巻464号)大手私鉄の多数派系列ガイド[6] 西武2000系(林 一寿)
- 交友社『鉄道ファン』2000年7月号(通巻471号)大手私鉄の多数派系列ガイド 補遺 東武10000系・8000系,西武2000系(林 一寿)
- 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1992年5月臨時増刊号(通巻560号)特集:西武鉄道
- 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』2002年4月臨時増刊号(通巻716号)特集:西武鉄道
- 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』2013年12月臨時増刊号(通巻884号)特集:西武鉄道
- 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』鉄道車両年鑑各号
- エリエイ『とれいん』2011年9月号(通巻441号),2011年11月号(通巻443号),2012年2月号(通巻446号)西武2000系電車とは?(山下 満)
- エリエイ『とれいん』2021年7月号(通巻559号)MODELERS FILE 西武鉄道2000系2輛編成(竹内 虎輔ほか)
- エリエイ『とれいん』2022年2月号(通巻566号)MODELERS FILE 西武鉄道2000N系 2063・2097編成(竹内 虎輔ほか)
- 西武鉄道 2007年度鉄道事業設備投資計画 (PDF) (インターネットアーカイブ)