コンテンツにスキップ

アコーディオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2024年5月23日 (木) 07:41; 野良人 (会話 | 投稿記録) による版 (全カタカナ記事名に全平仮名表記を併記するのは過剰だと思うので削除します。一般的に平仮名で表記する物でもないですし。)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
アコーディオン
別称:手風琴(てふうきん)
各言語での名称
Accordion
Akkordeon
Accordéon
Fisarmonica
手风琴(手風琴)
アコーディオン
アコーディオン
分類

鍵盤楽器蛇腹楽器気鳴楽器

音域
F3〜A6程度※機種によって異なる。
関連項目

コンサーティーナバンドネオン


: accordion

[]





[]

[]

((()

()()

()()()





85018120215

3()
左右非相称 左右相称
押引異音 ダイアトニック・ボタン・アコーディオン アングロ・コンサーティーナ
ジャーマン・コンサーティーナ
ケムニッツァ・コンサーティーナ
バンドネオン
押引同音 クロマティック・ボタン・アコーディオン

ピアノ・アコーディオン
イングリッシュ・コンサーティーナ
デュエット・コンサーティーナ
クロマティック・バンドネオン

音が鳴るしくみ[編集]

右手側の筐体のフロント・グリル(網板)をはずすと、音色が鋭くなる。筐体内部の「下駄」状の機構がむき出しで見える。秦コータロー氏、2018楽器フェアにて。

12


音色切り替えスイッチについて[編集]


()H()M()L()

11 ()

H()M()L()HM()HL()MM(2)MMM(3)HML(3)


音色切り替えスイッチの表示の例
アイコン 俗称 鳴るリードの組み合わせ 音色(トーン)の風格
ピッコロ H 細くて高い
クラリネット M おとなしめ
バスーン L 太くて低い
オーボエ H + M 明るい
ヴァイオリン M + M ゆらめく感じ
ミュゼット (ミュゼット風) H + M + M ミュゼット風だが、本当のミュゼットではない
ミュゼット (本物) M + M + M ミュゼット仕様の、専用のアコーディオンの音色
オルガン H + L パイプオルガン風
ハーモニウム H + M + L リードオルガン風
バンドネオン M + L バンドネオン風
アコーディオン M + M + L 一般的なイメージのアコーディオンの音色
マスター H + M + M + L 全部のリードを同時に鳴らす

同じMのリードを表す●は、その位置によりチューニングの微妙なピッチの違いを表す場合がある。

表示 意味
正確な音高(ピッチ)にチューニングしたMのリード
本来の音高より高めにチューニングしたMのリード
本来の音高より低めにチューニングしたMのリード
正確な音高のMのリードと、ほんのわずか高めにチューニングしたMのリードをならべ、わざとうなりが生じるようにした組み合わせ
正確な音高のリードと、それよりちょっとだけ高め、ちょっとだけ低めの3枚のMのリードの組み合わせ

リードのチューニングについて[編集]


4

 - MM()

 - MMMMM()使

(Swing) - 

 - HM()ML()

[]



()()(MeguRee)2018

()

18503(B)

1880[1]

()[ 1] ()

左手側のベース・システムについて[編集]



ダイアトニック・アコーディオンのベースシステム[編集]


1()5()

1(one-row )242(two-row )83(three-row )12

[]


(The Stradella Bass System)()(96120)

6(=1)2(the Fundamental Bass )51(the Counter Bass )233456

C()3C1121

CF



12FDBbG8

24A

32EbE

48EbE6

72DbF#6

80CbG#

96806

120Abb(i.e. low G)A# - 20 - 6
3/3[]

3/3(96120)
[ 2]

33(24)

6使3/361

[]


11
CB
()[]


()[]

(=quint=)
[]

()

[]


使()[2]

[]

[]

18308
19

18



 - 1822 (Friedrich Buschmann1805617 - 1864101) (Hand-Aeoline) 

 - 1829523(Cyrillus Damian) accord 7

 - 

1979150

[]


19[3]

便[ 3]

変遷[編集]

20世紀前半のアール・デコ調のアコーディオン (Tombo No.100 Lirico)



[4]便

20調20

使

(Léo Ferré)(Le piano du pauvre)[5]



使

[]

[]


2(1849)(18411)[6]()西西[ 4]
32=1899

退30西10201960(3544)[7]

3030姿[8]

2021JAPC()JAA()AAA(西)CAC()

[]

15(1940)(12)

(10




[]


33(1958)2

[]


20211957[9]

ギャラリー[編集]

アコーディオンの種類[編集]

楽器店のアコーディオン売場の陳列棚。狭義の「アコーディオン」には含まれない蛇腹楽器も一緒に並んでいる(東京・谷口楽器で撮影)
ピアノ・アコーディオン…1,2,13
ダイアトニック・アコーディオン…3
クロマティック・アコーディオン…11,12,14
電子アコーディオン(ローランド社製 商品名『Vアコーディオン』)…11~14
バンドネオン…4
イングリッシュ・コンサーティーナ…5
アングロ・コンサーティーナ…6~10

1829使

3

()()



()()




[]


()19



使41120(41120)[ 5]

[]


2

[]




(diatonic)(調)()()23


[]



[10](melodion)melodeon

1()

2()

2

2(2CG調(F)2BC調()()


1列(ワン・ロー)のダイアトニック・アコーディオン。アイルランドではこのタイプのみを「メロディオン」(melodeon)と呼ぶ。
1列(ワン・ロー)のダイアトニック・アコーディオン。アイルランドではこのタイプのみを「メロディオン」(melodeon)と呼ぶ。
  • 2列(ツー・ロー)のダイアトニック・アコーディオン。イングランドその他の地域ではこれも「メロディオン」と呼ぶ。
    2列(ツー・ロー)のダイアトニック・アコーディオン。イングランドその他の地域ではこれも「メロディオン」と呼ぶ。
  • 鈴木楽器製作所の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」(melodion)。melodeon(メロディオン)とは全く別の楽器である。
    鈴木楽器製作所鍵盤ハーモニカ「メロディオン」(melodion)。melodeon(メロディオン)とは全く別の楽器である。
  • 左右両側の筐体にピアノ式鍵盤をしつらえた蛇腹楽器「ベルカンデオン」
    左右両側の筐体にピアノ式鍵盤をしつらえた蛇腹楽器「ベルカンデオン」
  • ケイジャン・アコーディオン[編集]


    []

    使
    []

    (Steirische Harmonika=使使351215
    画像[編集]

    クロマティック・アコーディオン[編集]

    イタリア式のボタン鍵盤。手前の機種は4列だが、奥の機種は5列である。東京・谷口楽器で撮影



    ()[11]

    ()1850


    • Cシステム(イタリア式)
    • Bシステム(ベルギー式)


    3()

    13()45()43)

    [11][12]







    調(調)[13]

    [14]







    [15]

    使


    []

    1907西AKKO[16]816.5kg31使
    []
    ()調(A)[17]()тульская()()
     

     (: гармонь () : Garmon) (Гармошка)[18]

     Гармоника (garmonika )[ 6]()()

    西1830(: тульская гармонь : Tula garmon)1870

    沿1936使

    電子アコーディオン[編集]

    クロマティック・ボタン式のVアコーディオンの右手部分。東京・谷口楽器で撮影。

    2004V


    []


    ()[ 7]

    []



    []



    []



    楽器以外に付けられたアコーディオン[編集]








    ()

    []


    Category:























    CJ












    []


    Category:

    世界のアコーディオンメーカー[編集]

    • Cavagnolo (キャバニョロ)
    • VICTORIA(ヴィクトリア)
    • Hohner (ホーナー)
    • Mengascini(メンガシーニ)
    • Ballone Burini (バロン・ブリーニ)
    • EXCELSIOR (エキセルシァー)
    • GUERRINI(ゲリーニ)
    • Dallape (ダラッペ)
    • BUGARI(ブガリ)
    • Castelfidardo(カステルフィダルド)
    • Weltmeister(ベルトマイスター)
    • Paolo Soprani (パオロ・ソプラーニ)

    日本のアコーディオンメーカー[編集]

    脚注[編集]

    注釈[編集]



    (一)^ (Ciaran Carson)pp.70-71

    (二)^ https://accordionlife.com/push-those-buttons/ (2018/10/27) 67th/Diminished Chord()

    (三)^ 182926p.75 ISBN 4-393-93422-9

    (四)^ NHK西(2018)

    (五)^ 120使 (Sandy Brechin) 

    (六)^ Губная гармоника()

    (七)^ / / (2017-2-24)

    出典[編集]



    (一)^ p.88

    (二)^ p.126

    (三)^ p.84 ISBN 4-393-93422-9

    (四)^ p.75 ISBN 4-393-93422-9

    (五)^ () p.65

    (六)^ 2018-9-27

    (七)^ ()p.17

    (八)^ p.113p.116

    (九)^  19923p.8

    (十)^  Melodeon Notebook(2018-9-30)WikiPediaDiatonic button accordion(2018-9-30)

    (11)^ ab 2018-10-16

    (12)^ 20151022()

    (13)^  RolandV2018-10-16

    (14)^   2018-10-16

    (15)^  RolandV 2018-10-16

    (16)^ 

    (17)^ 2019-7-20

    (18)^ interview vol.6  Natsumi Horiuchi[Garmoshka][Гармошка]2019742019826

    参考文献[編集]

    関連項目[編集]