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﹃妊娠カレンダー﹄︵にんしんカレンダー︶は、小川洋子の小説および同作品を収めた作品集。第104回芥川龍之介賞の受賞作。表題作の他、﹁ドミトリイ﹂﹁夕暮れの給食室と雨のプール﹂の2篇が収録されている。
単行本・文庫所収作一覧[編集]
妊娠カレンダー[編集]
●初出 ﹃文學界﹄1990年9月号。
同年、第104回芥川賞を受賞。戦後初めての20代女性の受賞作品。姉が妊娠2か月半だと分かった12月29日(月)から、出産を迎えようとする8月11日(火)までの約7か月半を、﹁わたし﹂の書く日記形式の文で綴った小説。︵曜日から1986年末から1987年夏までではないかと推測される。︶
アメリカの雑誌﹃ザ・ニューヨーカー﹄2005年12月26日号に英訳版が掲載された。英題は﹁Pregnancy Diary﹂[1]。
ドミトリイ[編集]
●初出 ﹃海燕﹄1990年12月号。
芥川賞を受賞後に発表した第1の作品。
夕暮れの給食室と雨のプール[編集]
●初出 ﹃文學界﹄1991年3月号。
﹃ザ・ニューヨーカー﹄2004年9月6日号に英訳版が掲載された。英題は﹁The Cafeteria in the Evening and a Pool in the Rain﹂[2]。
書籍情報[編集]
- 単行本
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- 文庫
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- 電子書籍
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1930年代 - 1950年代(第1回 - 第42回) |
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1930年代 |
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1940年代 |
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1950年代 |
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1960年代 - 1970年代(第43回 - 第82回) |
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1960年代 |
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1970年代 |
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1980年代 - 1990年代(第83回 - 第122回) |
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1980年代 |
- 第83回 該当作品なし
- 第84回 尾辻克彦「父が消えた」
- 第85回 吉行理恵「小さな貴婦人」
- 第86回 該当作品なし
- 第87回 該当作品なし
- 第88回 加藤幸子 「夢の壁」/唐十郎「佐川君からの手紙」
- 第89回 該当作品なし
- 第90回 笠原淳「杢二の世界」、高樹のぶ子「光抱く友よ」
- 第91回 該当作品なし
- 第92回 木崎さと子「青桐」
- 第93回 該当作品なし
- 第94回 米谷ふみ子「過越しの祭」
- 第95回 該当作品なし
- 第96回 該当作品なし
- 第97回 村田喜代子「鍋の中」
- 第98回 池澤夏樹「スティル・ライフ」/三浦清宏「長男の出家」
- 第99回 新井満 「尋ね人の時間」
- 第100回 南木佳士「ダイヤモンドダスト」/李良枝「由煕」
- 第101回 該当作品なし
- 第102回 大岡玲「表層生活」/瀧澤美恵子「ネコババのいる町で」
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1990年代 |
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2000年代 - 2010年代(第123回 - 第162回) |
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2000年代 |
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2010年代 |
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2020年代 - 2030年代(第163回 - ) |
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2020年代 |
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カテゴリ |