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浪岡氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
浪岡氏
家紋

笹竜胆

本姓 村上源氏中院庶流北畠氏庶流
家祖 北畠顕家?
北畠顕信?
藤原秀衡?
種別 武家
士族
主な根拠地 陸奥国
東京都
札幌市
三春町
津軽郡館野越
支流、分家 三春浪岡氏(秋田氏)
館野越北畠氏(山崎氏)
札幌北畠氏(水木氏)
凡例 / Category:日本の氏族




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1370 - 13711372 - 13741384 - 13921394 - 14271521 - 1527


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22退

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[5][6]

15[7]西

戦国時代[編集]


1616使3

51562退[ 2]

西


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殿西殿7西8西調[10]

殿[10] [10]

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6(1578)1[15]

山崎氏[編集]


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水木(溝城)氏[編集]


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調西[16] [17] [17] 使[18] [18]

[17]

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[19][]

系図2(伝承)[編集]

      藤原秀衡
       ┃
      (3代略)
       ┃
      浪岡秀種?
       ┃
      萩の局
(北畠顕家の妻で北畠顕成(子孫は浪岡氏)、女子(安藤貞季妻)の母と伝えられる)[3]

系図3[編集]

   親房
   ┣━━━━┳━━━━━┓
   顕家   顕信    顕能
   ┃    ┃     ┃
   顕成  (川原御所) 伊勢国司家
   ┃      ∥
   顕元    具信
   ┃
   顕邦
   ┃
   顕義
   ┃
   顕具
   ┃
  浪岡具永
   ┣━━━━━┓
   具統    具信 ← 川原御所を継ぐ
   ┣━━┓  ┃
   具運 顕範 顕重
   ┃  ┃  ┃
   顕村 顕忠 利顕 ━━(水木氏へ)
   ∥  ┣━━┓
   顕佐 慶好 顕則
  (婿養子)┗━━━━(北畠流秋田氏へ)
     ┃
(館野越北畠氏へ)

系図4[編集]

三春秋田家の『北畠浪岡系図』より。 『青森県史』資料編中世2にも所収

   顕家   
   ┃        
   顕成(顕忠)
   ┃     
   親成(顕具)
   ┃
   忠具(具言)
   ┃
   俊具(具慶)
   ┃
   具運
   ┃
   浪岡具統
   ┃
   具永    
   ┣━━┓ 
   好具 
   ┃  ┃  
   顕村 北畠顕好 

京徳寺における没年[編集]

浪岡具永の時に浪岡に開創し、後に弘前へ移転した京徳寺には京徳寺過去帳がある。そこでの浪岡氏の没年は以下の通り[20]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 史料的根拠の点で問題のあることが確認されている[2]。 顕家(または顕信)以前に浪岡姓を名乗る一族が存在し、顕家(または顕信)の子孫または入婿となったのが始まりとされることもある
  2. ^ 安永4年(1775年)に作成された京徳寺過去帳より具運がこの乱で殺害されたと比定されてきた。平成23年『補略』と総称される公家名簿の史料群が学会に相次いで紹介された。その補略には、浪岡具永が永禄6年(1563年)時点の生存を示している。ただし、この補略も記載の誤りがないわけではなく、同年の『補略』に見える浪岡国永は伊勢北畠家一門の小原国永であり、浪岡具永と誤認された可能性が高い。もっとも奥州北畠家の一員が、伊勢国小原(三重県松阪市嬉野)に所領を得て名字の地とした可能性もない訳ではない。その場合は小原家は波岡家の支流ということになる[8]

出典[編集]

  1. ^ 葛西善一『浪岡町史』津軽書房、1986年)
  2. ^ a b 赤坂恒明 2015, pp. 262.
  3. ^ a b c 葛西善一『浪岡町史』37P
  4. ^ 葛西善一『浪岡町史』津軽書房、1986年)
  5. ^ 元中3年1386年『南朝編年紀略(彰考館文庫)』
  6. ^ 浪岡町史編纂委員会 2000, p. 264.
  7. ^ 『左近顕忠覚書』
  8. ^ 赤坂恒明 2015, pp. 263、270-273.
  9. ^ 『浪岡町史』第二巻 中世Ⅱ 浪岡城と北畠氏特集(浪岡町、2004年)
  10. ^ a b c d 神田裕理編 2015, pp. 274.
  11. ^ 赤坂恒明 2015, pp. 274.
  12. ^ a b c d e 赤坂恒明 2015, pp. 278.
  13. ^ 北畠秋田(浪岡)氏三春町歴史民俗資料館、2018年3月14日
  14. ^ 浪岡北畠氏の足跡(4)~北畠顕家の戦死『広報なみおか』平成11年(1999)7月1日号
  15. ^ なみおか町史コラム(17)謎解きの愉しみ『広報なみおか』平成14年(2002)9月1日号
  16. ^ 赤坂恒明 2015, pp. 278–279.
  17. ^ a b c 赤坂恒明 2015, pp. 279.
  18. ^ a b 赤坂恒明 2015, pp. 280.
  19. ^ 児玉幸多 & 坪井清足 1980.
  20. ^ 赤坂恒明 2015, pp. 263.

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  12000315 NCID BA46143815 

2 1980715 NCID BN00451184 

 201512ISBN 978-4800308122 

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() - 2002220