鳥飼大橋
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概要[編集]
ゲルバートラス橋[編集]
2010年︵平成22年︶2月26日まで大阪府道2号大阪中央環状線の一部︵北行き一方通行2車線︶として使用されていたこの橋は、1954年︵昭和29年︶11月1日に全国初の有料橋として開通したものである。 当初、大阪中央環状線建設の一環として、1942年︵昭和17年︶に木造の仮橋の建設が着工された。戦時中のため、建設資材不足にも見舞われたが、1948年︵昭和23年︶3月に開通した。しかし、木造ゆえに水害などによる破損を繰り返し、また車両の通行による振動も激しく、荷重・速度制限が設定されることになった。 永久橋の設置が待ち望まれていたが、1952年︵昭和27年︶に道路整備特別措置法(旧法)が施行されたのを受け、同年9月に有料橋として起工され、建設期間2年2ヶ月、工費3億3000万円︵当時︶をかけ、全長540メートル、全幅7.5メートル、ゲルバートラス型、8基の橋脚と2基の橋台を擁する橋梁が竣工した。 管理は日本道路公団によってなされ︵同公団にとって初の有料橋であった︶、淀川左岸に料金所が設けられた。建設した大阪府は、国より借り受けた事業費3億3000万円および維持管理費の全額を1970年︵昭和45年︶までに償還する計画を立てたが、償還前に買い取り、1964年︵昭和39年︶3月16日に無料開放した。![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b9/%E9%B3%A5%E9%A3%BC%E5%A4%A7%E6%A9%8B_%E6%A9%8B%E6%AD%B4%E6%9D%BF.jpg/220px-%E9%B3%A5%E9%A3%BC%E5%A4%A7%E6%A9%8B_%E6%A9%8B%E6%AD%B4%E6%9D%BF.jpg)
普通自動車 | 100円 | |
---|---|---|
小型自動車 | 70円 | |
軽自動車 | 30円 | |
特殊自動車 | 250円 | |
乗合 | 定期 | 150円 |
その他 | 250円 | |
原動機付自転車 | 20円 |
開通当初は往復2車線の対面通行であったが、無料開放後の1965年(昭和40年)に上流側に新たな道路橋(南行き一方通行2車線)が完成したため、北行き一方通行となった。
その後の交通量の増大による著しい老朽化の影響から、架け替えの数年前からは荷重(20トン)・速度制限(40キロメートル毎時)が設定されていた。
位置情報[編集]
北緯34度45分30.00秒 東経135度34分22.75秒 / 北緯34.7583333度 東経135.5729861度座標: 北緯34度45分30.00秒 東経135度34分22.75秒 / 北緯34.7583333度 東経135.5729861度
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 大阪府枚方土木事務所
- あの道この道(昭和33年4月2日) - 日本映画新社・朝日ニュース昭和映像ブログ(開通当時の鳥飼大橋を取り上げている)