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「緊急警報放送」の版間の差分

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{{混同|緊急告知FMラジオ|緊急地震速報}}

{{混同|緊急地震速報|緊急警報システム}}

[[ファイル:Emergency Warning System Type 1.ogg|thumb|開始信号(第1種開始信号)]]


''''''[[]]:Emergency Warning System:EWS[[]]21842''''''使[[]][[]][[]][[]][[]]

テレビ・ラジオを自動的に起動させるためには緊急警報放送に対応した受信機が必要である。

[[ファイル:Wakeup sound of the Emergency Warning System in Japan.oga|thumb|開始信号(第2種開始信号)]]

[[ファイル:Wakeup sound of the Emergency Warning System in Japan.oga|thumb|開始信号(第2種開始信号)]]

[[ファイル:Completion sound of the Emergency Warning System in Japan.oga|thumb|終了信号(試験信号)]]

[[ファイル:Completion sound of the Emergency Warning System in Japan.oga|thumb|終了信号(試験信号)]]


''''''[[]]21842''''''使[[]][[]][[]][[]][[]] Emergency Warning SystemEmergency Warning Broadcast System EWSEWBS

テレビ・ラジオを自動的に起動させるためには緊急警報放送に'''対応した受信機'''が必要になる。



[[FM]]使{{efn2|[[|FM]]}}


[[|]][[]][[]][[]][[]][[|]]{{efn2|[[]][[Strada]]CN-HW800DCN-HDS965TD[[]][[SUBARU]][[]][[]]}}


NHKでの緊急警報放送は、B-CASカードやテレビのカードスロットの故障への考慮から、テレビにB-CASカードが挿入されていない状態でも受信が可能なように運用している<ref>2022年1月のフンガ・トンガ噴火と3月の地震で発表された際にシャープのテレビLC-32E9で確認済み</ref>{{信頼性要検証|date=2023-01-05}}。


[[FM]]使<ref>[[|FM]]</ref>


== 概要 ==

== 概要 ==


[[]]''''''Emergency Warning Signal, EWS<ref>[[#kokubun2006|2006]]140</ref>[[1985]][[91]][[]] (NHK) 13<ref>{{Cite journal||editor=|title=(609)|journal=|volume=15|issue=12|publisher=|date=1985-12-01|pages=50|id={{NDLJP|3471000/26}}}}</ref><ref>{{Cite book||editor=|title=NHK|publisher=|date=1986-11-20|pages=223|id={{NDLJP|9673200/123}}}}</ref>NHK<ref>{{NHK|A198509011159001300100|}}</ref>

[[]]''''''[[]]<ref>[[#kokubun2006|2006]]140Emergency Warning Signal EWS </ref>19859[[]][[]]


以下の条件のいずれかに該当する場合に行われる([[放送法施行規則]]第82条{{efn2|平成23年総務省令第62号による改正前は第17条の27。}}および[[無線局運用規則]]138条の2に規定している<ref name="bqa76"/><ref name="itej61-6-761"/>。

*[[東海地震]]の[[警戒宣言]]が発令された場合

*津波警報が発表された場合

* 津波警報・大津波警報が発表された場合

*[[災害対策基本法]]第57条に基づく[[都道府県知事]]や[[市町村長]]からの要請があった場合

* [[災害対策基本法]]第57条に基づく[[都道府県知事]]や[[市町村長|市町村長(東京特別区の区長を含む)]]からの要請があった場合

※かつては東海地震の警戒宣言が発令された場合においても行われる可能性があった。




''''''

<ref name="bqa76"/>



[[NTSC|]][[FSK]][[ISDB|]][[]]NHK

[[NTSC|]][[調]] (FSK){{efn2|name="FSKdes"|Frequency shift keying01}}[[|]]1024640[[|Hz]][[]][[ISDB|]]<ref name="itej61-6-761"/>NHK


放送の内容は通常の災害報道であり、安否情報や火の元の安全を呼びかける放送、[[津波]]の到達が予想される場合は警報・注意報の発表状況、津波の到達予想時刻などが繰り返し放送される。

放送の内容は通常の災害報道であり、安否情報や火の元の安全を呼びかける放送、[[津波]]の到達が予想される場合は警報・注意報の発表状況、津波の到達予想時刻などが繰り返し放送される。



== 信号 ==

=== 緊急警報信号の種類 ===

=== 緊急警報信号の種類 ===

緊急警報放送の開始・終了の際に使用される緊急警報信号には第1種開始信号、第2種開始信号、終了信号の3種ある。

緊急警報放送の開始・終了の際に使用される緊急警報信号には第1種開始信号、第2種開始信号、終了信号の3種ある<ref name="bqa76">[[#bqa76|日本技術士会 防災Q&A 7.6]]</ref>


*第1種信号は東海地震の警戒宣言が発表、または各自治体([[都道府県]]、並びに[[市区町村]])の首長から避難指示(命令)が発動された場合などに送信される(第1種、第2種ともに約10秒間鳴らされる)。


* 1 [[]][[]]1216{{|date=20246}}

*第2種信号は津波警報が発表された時のみ送信される。第1種信号は強制的に動作するが、第2種信号は受信側で動作させない設定が可能である(特に海岸や川の河口からはるかに離れている地域や内陸の地域)。

*終了信号は第1種開始信号第2種開始信号が送信された場合すみやかに送信される。(概ね10分以内。信号音2秒間4回鳴らされる


* 2 ()12NHK

*

* 終了信号第1種開始信号や第2種開始信号が送信された場合みやかに送信され(おおむね10分以内であり、信号2秒間4回鳴らされる)。

* 試験信号は、終了信号と同一であるが開始信号を送信することなく終了信号のみが送信された場合を意味しており、受信機が正常に動作するかを確認するための信号である(事実上、緊急警報放送の定期放送ともされている)。


=== アナログ放送 ===

アナログ放送では、音声搬送波に[[デジタル信号|デジタル]]の警報信号を多重して送信される。開始信号が96[[ビット]]・終了信号が192ビットの長さ、通信速度64bps(よって、開始信号は1.5秒間、終了信号は3秒間)で、開始/終了、地域区分、日付や時間を示す情報が織り込まれている。この信号の情報は、FSK変調{{efn2|name="FSKdes"}}により、「1」を1024[[ヘルツ|Hz]]の音声信号、「0」を640Hzの音声信号とするデジタル信号に変換されて音声搬送波に多重され、送信される<ref name="itej61-6-761"/>。対応する受信器(テレビ)はこれを復調して信号を検出する回路を持っており、信号に応じてスイッチを入れるなどの動作をする<ref>日本電子機械工業会「EIAJ CPR-2202 緊急警報受信機試験方法」、1992年2月([https://www.jeita.or.jp/cgi-bin/standard/list.cgi?cateid=1&subcateid=1 電子情報技術産業協会HP]参照、2018年2月9日閲覧)</ref>。なお、開始信号では受信確率が高まるよう4 - 10回、終了信号は2 - 4回繰り返される<ref name="itej61-6-761"/>。


=== デジタル放送 ===


TMCC (Transmission and Multiplexing Configuration and Control) [[MPEG-2|MPEG-TS]]PMT (Program Map Table) 2204[[]]TMCC261010"start_end_flag"11/2168121"start_end_flag"1"start_end_flag"00[[]]<ref name="itej61-6-761">[[#itej61-6-761|2007]]</ref><ref name="itej62-5-666">[[#itej62-5-666|2008]]</ref><ref name="nhkbr090904">[[#nhkbr090904|2009]]</ref>


[[]]{{efn2|ch}}EWS[[]]


=== 地域符号 ===

=== 地域符号 ===

緊急警報信号には、特定の県にだけ警報を発する「県域符号」、より範囲の広い「広域符号」、全域に発する「地域共通符号」がある。

緊急警報信号には、特定の県にだけ警報を発する「県域符号」、より範囲の広い「広域符号」、全域に発する「地域共通符号」がある<ref name="itej61-6-761"/>



=== 放送の制限 ===

=== 放送の制限 ===


8223621727138使[[2010]][[37]][[TBS]][[]][[2010]][[228]][[227]]VTR80

82138使[[2010]][[37]][[]] ([[TBS|TBS]]) 2010[[228]][[ (2010)|]]VTR<ref>{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/03/07/kiji/K20100307Z00000950.html|title=?TBS |newspaper=|publisher=|date=2010-03-07|accessdate=2022-01-16}}</ref>


2023年12月2日(日本時間)23時37分頃にフィリピン付近で発生した地震で、23時56分に日本の太平洋沿岸に'''津波注意報'''が発表されたが、3日<!---午前--->0時のNHKニュースで、誤って緊急警報放送の開始信号を送出、直ちに終了信号を発するトラブルがあった<!---該当日・時間の放送から。3日19時の「NHKニュース7」で、関連ニュースの冒頭でも謝罪があった。--->。

=== 緊急警報放送試験信号放送 ===

日本放送協会(NHK)とほとんどの[[民間放送|民放]]各放送局では、緊急警報放送の受信機の動作などを確認するため、試験放送を月1回程度放送している。



== 試験信号放送 ==


NHK11411:59 - 12:00[[NHK|]][[NHK1|1]][[NHK-FM|FM]][[NHK|]][[]]FM[[NHK ]]<ref>1FM</ref>

{{出典の明記|section=1|date=2012年12月}}

[[日本放送協会]](NHK)とほとんどの[[民間放送|民放]]各放送局では、緊急警報放送の受信機の動作などを確認するため、[[試験放送]]を月1回程度放送している。




NHK114︿5115912[[NHK|]][[NHK1|1]][[NHK-FM|FM]]{{efn2|[[NHK|]]}}[[]]<ref name="bqa76"/>{{efn2|2017121[[]]1211201941[[]]48201951[[]]582021818920219196}}FM[[NHK ]][[radiko]][[]]{{efn2|1FM}}[[NHK]]

*NHKでの緊急警報放送試験信号の流れ(アナウンス音源は[[川野一宇]]元アナウンサーの声)

:*'''「今から、緊急警報放送の試験信号をNHK○○'''(各地の放送局名。[[NHK放送センター]]の場合は「東京」)'''から放送します。緊急警報受信機をお持ちの方は、信号を正しく受信するかどうか確かめてください」'''

:*'''信号音'''(終了信号と同じく2秒間で4回鳴らされる)

:*'''「緊急警報放送の試験信号をお伝えしました。この緊急警報放送は、大規模地震や津波などの際、自動的にテレビ・ラジオのスイッチを入れ、情報を伝えるものです」'''

*北海道地方など地域によっては、'''「今から、緊急警報放送の試験信号をNHKから放送します」'''と単に各地の放送局名を含めない「NHK」のみのアナウンスで入るところが多い。

*試験信号の発信後に使用される映像は基本的に全国共通であるが、[[阪神・淡路大震災]]発生時の被災映像(倒壊した[[阪神高速3号神戸線]]の高架橋)が含まれていたため、近畿広域圏([[NHK大阪放送局]]発)に限り、2012年3月まで別の映像(開始初期から行っているイラストの静止画像のみ)に差し替えられていた。

*2012年4月以降の試験信号放送ではこれまでの阪神・淡路大震災発生時の被災映像に代わり、[[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])の映像が、「地震発生時にNHK放送センター屋上の情報カメラから撮影された、[[西新宿|新宿新都心]]を映しつつカメラが激しく揺れる光景」「[[渋谷駅]]上空から撮影した、駅前に溢れる[[帰宅困難者]]」「宮城県上空で撮影された、沖合から押し寄せる津波」の順に使用されている。近畿広域圏も東京と同様の映像が使用されている。



NHKでの緊急警報放送試験信号の流れ(アナウンス音源は[[内藤啓史]]アナウンサーの声)

=== 民放における実施局 ===


{{Squote|w=95%|bs=dotted|NHK<br/>

(信号音:終了信号と同じく2秒間で4回鳴らされる)<br/>

「緊急警報放送の試験信号をお伝えしました。この緊急警報放送は、津波などの際、自動的にテレビ・ラジオのスイッチを入れ、情報を伝えるものです」}}



[[]]NHK{{efn2|2}}20184''''''

試験信号の発信後に使用される映像は基本的に全国共通であるが、2004年4月から2012年3月まで使用されていた試験放送では[[阪神・淡路大震災]]発生時の被災映像(倒壊した[[阪神高速3号神戸線]]の高架橋)が含まれていたため、近畿広域圏([[NHK大阪放送局]]発)に限り別の映像(開始初期から行っているイラストの静止画像のみ。イラスト自体は2004年以前のものと異なる)に差し替えられていた。2004年3月以前は、[[北海道南西沖地震]]で被災した[[奥尻島]]の映像が使用されていた{{要出典|date=2013年6月}}<!-- 出典:緊急警報放送の試験信号放送集(YouTube) ただし奥尻島かどうかは判別できず https://youtu.be/Qihxdn3Vk2c -->。


2012年4月以降の試験信号放送ではこれまでの阪神・淡路大震災発生時の被災映像に代わり、[[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])の映像が、「地震発生時にNHK放送センター屋上の情報カメラから撮影された、[[西新宿|新宿新都心]]を映しつつカメラが激しく揺れる光景」「[[渋谷駅]]上空から撮影した、駅前に溢れる[[帰宅困難者]]」「宮城県上空で撮影された、沖合から押し寄せる津波」の順に使用されている。近畿広域圏でも東京と同様の映像が使用されている。


=== 民放 ===

民放各局でも、試験放送(夜中か早朝([[局名告知]]前後))を行っている。以下では、緊急警報放送の試験放送を実施している局を掲載。

民放各局でも、試験放送(夜中か早朝([[局名告知]]前後))を行っている。以下では、緊急警報放送の試験放送を実施している局を掲載。



==== 凡例 ====

; 凡例

*○:デジタルでも可聴音を出して試験放送を実施している局

:* ○:可聴音を出して試験放送を実施している局

*△:試験放送は行っているものの地上デジタル側に可聴音域の信号音が重畳しない局

:* △:試験放送は行っているものの可聴音域の信号音が重畳しない局

*×:デジタル放送では試験放送を実施していない局

:* ×:試験放送を実施していない局



==== テレビにおける実施局 ====

==== テレビ ====


*[[]]JNN1(12{{efn2|{{|201314EPG|date=20195}}}})

{{notice|アナログテレビ放送終了に伴って、試験放送を取りやめた放送局があった場合は、記事に反映させること。}}

*[[東北放送]](JNN) 不明(月1回)

*[[青森テレビ]]△(毎月1日([[1月4日|1月は4日]])、オープニング局名告知前)

*[[日本テレビ放送網|日本テレビ]](NNN)△(不定期、放送休止中 / 過去は毎月1回実施していた)


*:2010[[227]][[]][[228|28]][[ (2010)|]]NHK3253RAB 

*[[テレビ朝日]](ANN)×、デジタルは[[停波]](月1 - 2回程度、日曜の[[放送休止]]後)

*[[東北放送]] 不明(月1回平日11:19 - 11:20、「[[キユーピー3分クッキング]]」放送直前)

*[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]△(不定期、放送休止中 / 過去は毎月1回実施していた

*[[TBSテレビ]](JNN)△(月1回程度、放送休止中)

*[[テレビ朝日]]×、デジタルは[[停波]](月1 - 2回程度、日曜の[[放送休止]]後)

*[[テレビ東京]](TXN)×、デジタルは停波(月日曜日、放送休止後)


*[[|]]FNN<ref>1980</ref>

*[[TBSテレビ]]△(月1回程度、放送休止中)

*[[千葉テレビ放送|千葉テレビ]](JAITS)

*[[テレビ東京]]×、デジタルは停波(月末日曜日、送休止後)

*[[フジテレビジョン|フジテレビ]]△(定期、放送休止

*[[信越放送]](JNN) 明(毎月1日、放送休止

*[[千葉テレビ放送|千葉テレビ]]

*[[山梨放送]](NNN)

*[[テレビ山梨]](JNN)○、デジタルはデジタル放送専用の試験を実施(毎月1回、フィラー前)

*[[信越放送]] 不明(毎月1日、放送休止後)

*[[新潟放送]](JNN)×、デジタルはフィラー(毎月第2日曜、クロージング後)

*[[山梨放送]]

*[[テレビ山]]○、デジタルはデジタル放送専用の試験を実施(毎月1フィラー前)

*[[富山テレビ放送|富テレビ]](FNN) 不明(毎月1プニング前)

*[[チューリップテレビ]](JNN)

*[[新潟放送]]×、デジタルはフィラー(毎月第2日曜、クロージング後)

*[[富山テレビ放送|富山テレビ]] 不明(毎月1日、オープニング前)

*[[北陸放送]](JNN) △(毎月1日放送休止前)

*[[石川テレビ放送|石川テレビ]](FNN) 不明(毎月1回、オープニング前)

*[[チューリップテレビ]]

*[[テレビ金沢]](NNN)

*[[北陸放送]] 不明(毎月第1日曜 放送休止前)

*[[石川テレビ放送|石川テレビ]] 不明(毎月1プニング

*[[北陸朝日放送]](ANN) 不明(毎月1月曜クロング

*[[テレビ金沢]]

*[[福井テレビジョン放送|福井テレビ]](FNN)

*[[北陸朝日放送]] 不明(毎月第1月曜クロング

*[[静岡放送]](JNN) 不明(不定期プニング

*[[福井テレビジョン放送|福井テレビ]]

*[[テレビ静岡]](FNN)

*[[静岡朝日テレビ]](ANN)

*[[静岡放送]] 不明(不定期、オープニング前)

*[[静岡第一テレビ]](NNN) 不明(「[[日テレNEWS24]]」終了後)

*[[テレビ静岡]]

*[[静岡朝日テレビ]]

*[[東海テレビ放送|東海テレビ]](FNN)

*[[静岡第一テレビ]] 不明(「[[日テレNEWS24]]」終了後

*[[名古屋テレビ放送|メ〜テレ]](ANN)△(毎月第1日曜 放送休止前

*[[東海テレビ放送|東海テレビ]]

*[[中京テレビ放送|中京テレビ]](NNN)

*[[名古屋テレビ放送|メ〜テレ]]△(毎月第1日曜 放送休止前)

*[[MBSテレビ|毎日放送]](JNN)△(毎月第1日曜、フィラー前)

*[[中京テレビ放送|中京テレビ]]

*[[朝日放送テレビ]](ANN)○(毎月月末日曜、通販番組前)

*[[関西テレビ放送|関西テレビ]](FNN)△(毎月第1月曜、午後に5分間前後<ref>[http://www.ktv.jp/tsushin/150517.html カンテレ通信 2015年5月17日](関西テレビ)</ref>)

*[[MBSテレビ|毎日放送]]△(毎月1日、フィラー前)

*[[ABCテレビ|朝日放送]]○(毎月月末日、[[フィラー]]前

*[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]](NNN)△、デジタルはナレーションなし(毎月1か2日、放送休止中

*[[関西テレビ放送|関西テレビ]]×(毎月第1週月曜か火曜(不定期クロージング後)

*[[岡山放送]](FNN) 不明(不定期、放送休止後)

*[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]△、デジタルはナレーションなし(毎月1日か2日、放送休止中)

*[[広島テレビ放送|広島テレビ]](NNN)

*[[四国放送]](NNN)

*[[岡山放送]] 不明(不定期、放送休止後)

*[[広島テレビ放送|広島テレビ]]

*[[四国放送]]



==== ラジオにおける実施局 ====

==== ラジオ ====

*[[青森放送]](2011年7月20日まではテレビでも実施<ref>出典:青森放送ホームページ番組表及びEPG</ref>)

*[[青森放送]](JRN・NRN)(2011年7月20日まではテレビでも実施<ref>青森放送ホームページ番組表及びEPG</ref>{{信頼性要検証|date=2023-01-05}}

*東北放送毎週第2月曜 14時59分00秒より14時59分50秒)

*[[東北放送]](JRN・NRN)(毎週第2月曜 14時59分00秒より14時59分50秒)

*[[TBSラジオ]](JRN)(毎月第2日曜放送終了後。{{いつ範囲|かつては|date=2019年5月}}毎月1日の基点時に放送)

*[[TBSラジオ&コミュニケーションズ|TBSラジオ]]

*[[文化放送]]毎月第1週の日曜深夜=月曜未明のクロージング後。ただし、第1週に終夜放送を行う場合は翌週の第2週に振り替えて実施)

*[[文化放送]](NRN)(毎月第1週の日曜深夜=月曜未明のクロージング後。ただし、第1週に終夜放送を行う場合は翌週の第2週に実施する場合もある。

*[[ニッポン放送]]毎週月曜のオープニング。かつては日曜深夜のクロージング前に実施していた)

*[[ニッポン放送]](NRN)(毎週月曜のオープニング、「君が代」演奏後{{いつ範囲|かつては|date=2019年5月}}日曜深夜のクロージング前に実施していた)

*[[エフエム東京|エフエム東京(TOKYO FM)]]

*[[エフエム東京]](JFN)

*[[長岡移動電話システム|FMながおか]](毎月1日、[[長岡市]]向けは12時30分頃、[[小千谷市]]向けは12時35分頃<ref>[[小千谷市]]では緊急警報信号でなく自然音を利用したComfis方式のラジオを配布しているため({{PDFlink|[http://www.city.ojiya.niigata.jp/upload/1/13_20120525.pdf 「市報おぢや」平成24年5月25日号お知らせ版]|1678&nbsp;[[キビバイト|KiB]]}}2ページ)、小千谷市向けは緊急警報信号を使用していない可能性もある。</ref>

*[[長岡移動電話システム|FMながおか]](コミュニティFM)(毎月1日、[[長岡市]]向けは12時30分頃、[[小千谷市]]向けは12時35分頃{{efn2|[[小千谷市]]では緊急警報信号でなく自然音を利用したComfis方式のラジオを配布しているため({{PDFlink|[http://www.city.ojiya.niigata.jp/upload/1/13_20120525.pdf 「市報おぢや」平成24年5月25日号お知らせ版]|1678&nbsp;[[キビバイト|KiB]]}}2ページ)、小千谷市向けは緊急警報信号を使用していない可能性もある。}}

*[[エフエムとおかまち]](毎月第1月曜日 14時から)

*[[エフエムとおかまち]](コミュニティFM)(毎月第1月曜日 14時から)

*[[エフエム雪国|FMゆきぐに]](毎月1日(1月は年始明けの月曜日)11時53分から約2分間)

*[[エフエム雪国|FMゆきぐに]](コミュニティFM)(毎月1日(1月は年始明けの月曜日)11時53分から約2分間)

*信越放送

*信越放送(JRN・NRN)

*[[エフエムとうみ]](毎月1日 12時40分から13時の間)

*[[エフエムとうみ]](コミュニティFM)(毎月1日 12時40分から13時の間)

*山梨放送

*山梨放送(JRN・NRN)

*新潟放送

*新潟放送(JRN・NRN)

*北陸放送(JRN・NRN)(毎月第1日曜の放送終了直前)

*北陸放送

*静岡放送

*静岡放送(JRN・NRN)

*[[静岡エフエム放送|静岡エフエム放送(K-MIX)]]

*[[静岡エフエム放送]](JFN)(毎月第1金曜日 10時7分頃から)

*[[CBCラジオ|中部日本放送]]テレビでは実施していない)

*[[CBCラジオ]](JRN)(毎週月曜オープニングに内包。[[CBCテレビ]]では実施していない)

*[[東海ラジオ放送|東海ラジオ]]

*[[東海ラジオ放送|東海ラジオ]](NRN)

*[[京都放送]]テレビでは実施していない)

*[[京都放送]](NRN)(テレビでは実施していない)

*[[MBSラジオ|毎日放送]]

*[[MBSラジオ]](JRN・NRN)

*[[朝日放送ラジオ]](JRN・NRN)(毎月第1火曜日4時34分に放送)

*[[ABCラジオ|朝日放送]]

*[[大阪放送|ラジオ大阪]]

*[[大阪放送|ラジオ大阪]](NRN)

*四国放送

*四国放送(JRN・NRN)

*[[エフエム小国]]([[熊本県]][[阿蘇郡]][[小国町 (熊本県)|小国町]])

*[[エフエム小国]](コミュニティFM)([[熊本県]][[阿蘇郡]][[小国町 (熊本県)|小国町]])



==== 過去に実施していた民放局 ====

=== 過去に実施していた民放局 ===

*[[北日本放送]](テレビ・ラジオとも実施)

*[[北日本放送]](テレビ・ラジオとも実施)

*[[福井放送]](テレビ・ラジオとも実施。テレビでは毎月1回、日曜のクロージング後に実施していた)。

*[[福井放送]](テレビ・ラジオとも実施。テレビでは毎月1回、日曜のクロージング後に実施していた)。

:※上記2局ともテレビは2011年7月24日のアナログ放送終了をもって、ラジオは2011年12月31日をもってそれぞれ運用を終了した。<ref>北日本放送、福井放送各ホームページで確認済み。</ref>




220117241231<ref></ref>{{|date=2023-01-05}}

=== 補足 ===

*試験放送の画面は20年以上前の古い映像を使用している局も多い。<ref>青森放送テレビでは、2010年7月から1年間、画面サイズ変更に伴い、画面・テロップ類が一新された。</ref>

*緊急警報放送システムが運用されているテレビ局では、青森放送が唯一、週一ペースで試験放送を実施していたが、アナログ放送終了でテレビでの試験放送を終了した。



== 受信機 ==

=== 緊急警報放送の実際 ===


10[[]]RF-U99-K2004姿2001500.2%5001<ref>[http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200608190404.html  ] 20060820</ref>2007610FMFM/AM2RF-U3502010830FM[[]]EWR200[[]]

10[[]]RF-U99-K2004姿2007610FMFM/AM2RF-U3502010830FM[[]]EWR200[[]]FM[[]]FC-R119D


=== 低い普及率と課題 ===


[[]]<ref>NHK</ref>

2001500.2%5001<ref>[[#asahi060820|2006820]]</ref>[[#cbwkg4-4|2012]]40050[[]]


緊急警報放送により自動的に受信機が起動するということは連続して待機し続けることである。つまりこれは放送を復調する受信部と緊急警報信号の特殊なパターンと一致するか判断する解析部に常時通電しておく事になるのであるが、しかしアナログ式受信機の待機電力は一般的な電化製品や映像機器より低く、これは超低消費電力と宣伝している最新機器に匹敵するほどの低消費電力である。


NHK[[]]使[[]][[NHK2|2]][[]][[]][[]][[]][[]]47''''''[[]][[NHK]][[NHK|]]<ref>201147[[NHK#NHK|NHK]][[]]L</ref>2[[]]NHK



FM1.0WEWR200使193NHKFMAC0.3WRF-K158101kWh=22使295kWh/使{{efn2|[[ ()|]][[#]]NHK}}

2010220113[[]]15


== 第2種信号での運用 ==

2011年3月の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で大津波警報が発表された際には、[[岩手めんこいテレビ]]や[[ミヤギテレビ]]、[[テレビユー福島]]といった東北各局はもちろんのこと、NHK・テレビ朝日・テレビ東京などが緊急警報信号を発信した。


NHK2[[]][[NHK|G]][[NHK|E]][[NHK BS|BS]]BS103ch[[NHK BS|BSP]][[NHK BS4K|BSP4K]][[NHK BS8K|BS8K]][[NHK1|R1]][[NHK2|R2]][[NHK-FM|FM]]使[[]]R2[[]][[]][[]][[]][[]]4''''''''''''''''''[[]][[NHK]][[NHK|]]{{efn2|201147[[NHK#NHK|NHK]][[]]L}}



2GG{{efn2|G}}

=== アナログ放送での緊急警報放送 ===


使[[]]11024[[|Hz]]0640Hz[[調]]使64bps


なお民放各局は、試験放送を行う局であっても、津波警報などが発表されても第2種開始信号などの緊急警報信号を送出しなかった事例が多数あるため([[コミュニティ放送]]を除く)、手動で放送局を設定できる機種の場合はNHKが推奨される。

=== デジタル放送での緊急警報放送 ===


[[]]<ref>ch</ref>EWS[[]]2012NHK



2010220113[[]]21TBS{{efn2|TBS201131115232533132058}}

なおデジタル放送の緊急警報信号は、局によっては「ピロピロ」という信号音がない場合もある。また、[[青森放送]]テレビではアナログ放送でのみ緊急警報放送の試験信号発射を実施し、デジタル放送では実施していない。



== 緊急警報放送の実施例 ==

=== 受信機の消費電力の問題 ===

冒頭で述べたように、緊急警報放送は以下の条件のいずれかに該当する場合に行われる<ref name="bqa76"/><ref name="itej61-6-761"/>。

緊急警報放送により自動的に受信機が起動するということは連続して待機し続けることである。これは放送を復調する受信部と緊急警報信号の特殊なパターンと一致するか判断する解析部に常時通電しておくことになるが、アナログ式受信機の待機電力は一般的な電化製品や映像機器より低く、超低消費電力と宣伝している最新機器に匹敵する低消費電力である。



; 1.(大)津波警報が発表された場合


FM1.0WEWR200使193NHKFMAC0.3WRF-K158101kWh=22使295kWh/使

: [[津波警報・津波注意報が発表された事例の一覧]]を参照

; 2.[[災害対策基本法]]第57条に基づく[[都道府県知事]]や[[市町村長|市町村長(東京特別区の区長を含む)]]からの要請があった場合

:実績なし。



※前述の通り、以前は東海地震の警戒宣言が発令された場合に行われる可能性があったが、結局は実績のないままであった。

<!--デジタル式はアナログ式とは比較にならないほど消費電力が高く(アナログ式0.3ワット、デジタル式15ワットと仮定すると約50倍)、専用機や常時待機するデジタルチューナは発売されていない{{fact}}。

デジタルチューナには全機種に標準で緊急警報放送を識別する装置が内蔵されていると言われるが、取扱説明書に明記しないメーカーや機種が大半であり非常時に動作する保証は無い{{fact}}。

また、民放(日本テレビを除く)はアナログ放送で実施していた試験放送も行わないので、強制的にNHKへ切り替わると言われる緊急警報放送の実施に関して疑問が残る{{fact}}。

電源を切りにしたスタンバイ状態で常時待機して動作する製品は発売されていない{{fact}}。また、専用機も発売されていない{{fact}}。

携帯電話に超低消費電力の簡易解析装置を内蔵させて、常時受信待機させる計画と実験が行われている{{fact}}が、実用化されていない。-->

{{節stub}}



== 過去に適用された事例 ==

== 海外の類例 ==


[[Extensible Markup Language|XML]][[:en:Common Alerting Protocol|Common Alerting Protocol]] (CAP)[[]][[]]<ref name="nhkbr100403">[[#nhkbr100403|2010]]</ref>

{{要出典|date=2012年2月}}

{{百科事典的でない|section=1|type=IINFO|date=2011年6月}}

※特記無しの場合津波警報発表による。

#1987年3月18日 - [[宮崎県沖地震]]<!--宮城県沖は誤り--><ref>[http://www.engineer.or.jp/cmty/bousai/BousaiQandA_Ver1_02_20090909A/chap_7/7.6.pdf 防災Q&A地震・津波編] - 日本技術士会</ref>

#*最初の緊急警報放送実施。

#1989年11月2日 - [[岩手県沖地震]]

#1993年7月12日-13日 - [[北海道南西沖地震]]


#*<!--NHK-->2<ref></ref><!--稿-->

#1994年10月4日 - [[北海道東方沖地震]]

#*地震後ほどなくして津波警報発表。北海道南西沖地震の教訓が生き、北海道本土では死者・行方不明者が全く出なかった。

#1994年12月28日 - 平成6年[[三陸はるか沖地震]]

#1995年10月19日 - [[奄美大島]]近海の地震

#1996年2月17日 - [[ニューギニア島沖地震]]


#*20151m3cm沿沿西沿沿

#1996年10月19日 - [[日向灘地震]]

#1998年5月4日 - [[石垣島南方沖地震]]

#2002年3月26日 - [[石垣島]]近海の地震


#*19992m

#2002年3月31日 - [[台湾]]付近の地震


#*1m50cm

#2003年9月26日 - [[十勝沖地震#2003年十勝沖地震|平成15年十勝沖地震]]


#*西2m21[[2005]]2 

#2004年9月6日 - [[紀伊半島南東沖地震]]


#*95190723572960011

#2006年11月15日 - [[2006年千島列島沖地震]]

#*オホーツク海沿岸で津波予報史上初となる2mの津波予想がされた(実際に観測された最大高の津波は三宅島で観測された80cm。しかしこの津波は津波警報、注意報がすべて解除された後に到達した)。

#2007年1月13日 - [[2007年千島列島沖地震]]

#*津波警報発表により、緊急警報放送を実施。予想の1mを超える津波は観測されなかったが、広い範囲で津波が観測された。

#2010年2月27日 - [[沖縄本島近海地震|沖縄本島近海の地震]] 


#*63010cm7

#2010年2月28日 - [[チリ地震 (2010年)|チリ地震]]による津波


#*228830933沿沿沿1993西1742

#2010年12月22日 - [[父島]]近海の地震


#*2281m31130cm358[[]]60cm

#2011年3月11日 - [[東北地方太平洋沖地震]]


#*1446M9.01M7.949 - 沿7m30cm9m30cm12320沿

#2011年4月7日 - 宮城県沖の地震


#*2332M7.11M7.42334沿120055

#2011年4月11日 - 福島県浜通りの地震


#*1716M7.017181805

#2012年7月14日 - [[平成24年7月九州北部豪雨]]


#*800[[ ()|]]10941[[]][[]][[#|]][[]]1730


NHKが開発した緊急警報放送の技術は、自動起動が特徴である。1985年に世界で初めて自動起動の警報システムを実現したとして、2016年5月に電気・電子・情報分野の技術的貢献を顕彰する[[IEEEマイルストーン]]に認定されている<ref>「報道発表 [https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/kaichou/2016/04/002.pdf 世界の放送技術をリードした“ハイビジョン” と “緊急警報放送” が「IEEE マイルストーン」に認定]」、日本放送協会、2016年4月7日付、2023年1月16日閲覧</ref><ref name="ieee16">「[http://www.ieee-jp.org/japancouncil/jchc/adm/milestone/27ewcsbs.pdf IEEE MILESTONE (27)]」、[[IEEE]] Japan Council、2023年1月16日閲覧</ref>。

=== 備考 ===


NHK<ref>NHK1993712西222447115()TIDAL WAVE WARNINGNHK4 ()0122[[|]]2NHK''''''</ref>41994<!--1993西-->


=== ISDBの緊急警報放送:フィリピン、南米諸国など ===


NHKTBS{{|date=201110}}

NHK[[ISDB]](EWBS)EWBS{{efn2|}}CAP[[L]][[]][[]][[]]<ref name="ieee16"/><ref name="">[https://www.jtec.or.jp/activities/ARIB117ewbs.pdf EWBS ISDB-T][https://www.jtec.or.jp/activities/ewbs.html EWBS] 2022</ref>

[[フィリピン]]ではEWBSの実施体制が整い、2016年から販売するテレビへのEWBS機能の搭載が義務付けられている<ref>「世界情報通信事情 > [https://www.soumu.go.jp/g-ict/country/philippines/index.html フィリピン] > [https://www.soumu.go.jp/g-ict/country/philippines/pdf_contents.html 監督機関・法律・政策等]」、総務省、2023年1月16日閲覧</ref>。


[[ペルー]]ではEWBSの運用が始まり公共施設への受信機設置が進められているが、未だ放送設備のデジタル化が途上にある<ref name="阪口"/>。


[[エルサルバドル]]、[[コスタリカ]]、[[ニカラグア]]では共通仕様でEWBSによる[[地震警報システム|緊急地震速報]](EEW)が試験導入されている<ref name="阪口"/>。


=== アメリカ合衆国 ===

{{main|緊急警報システム}}


[[]][[]]195020123[[:en:Emergency Alert System|Emergency Alert System]] (EAS)[[|]](FEMA)<ref name="nhkbr100403"/>

1971年2月20日現地時間午前9時30分頃、コロラド州シャイアンマウンテンの空軍がテスト用と誤って全米のテレビやラジオの放送局へ本物のテープを流してしまい、後にAPワイヤ(現在の[[AT&T]])からの情報で誤報と解りすぐに訂正され通常放送に戻ったが一時騒然となった。この誤報に関わった空軍のスタッフは責任を問われて解雇されている<ref>https://www.nicovideo.jp/watch/sm12336592</ref>。

*第1世代 : [[:en:CONELRAD|CONELRAD]] (<u>Con</u>trol of <u>El</u>ectromagnetic <u>Rad</u>iation) - [[ソビエト連邦|ソ連]]による核攻撃への対策の1つとして、[[ハリー・S・トルーマン|トルーマン]]大統領の指示で1951年に構築された。国家レベルの有事を想定したもので、空軍から専用電話でラジオ基幹局に伝えられた後、各支局に伝達し、そこから警報を放送する方式をとっていた<ref name="nhkbr100403"/>。

*第2世代 : [[:en:Emergency Broadcast System|Emergency Broadcast System]] (EBS) - テレビ局も参加。政府機関から専用回線で連絡を受けた基幹局が規格化された可聴域の警報信号を放送、各地方局がそれを復調してそれぞれ放送している番組を中断、警報を放送し、準備ができ次第大統領のメッセージを伝えるしくみであった。当初は国家レベルの有事を対象としていたが、後期には各地方の非常事態や気象の警報などにも活用されていた<ref name="nhkbr100403"/>。

*第3世代 : Emergency Alert System (EAS) - 警報信号がデジタル符号化され、番組の中断や警報文の放送が自動化された。国家有事のほか、各州や郡単位の非常事態や気象警報、児童誘拐情報([[アンバーアラート]])などを対象としている<ref name="nhkbr100403"/>。

*(第4世代) : EAS、[[携帯電話]]や[[無線呼び出し|ポケットベル]]などを対象とした[[:en:Commercial Mobile Alert System|Commercial Mobile Alert System]](CMAS)、[[アメリカ海洋大気庁|NOAA]]の[[:en:NOAA Weather Radio|気象ラジオ放送]]などを統合した[[:en:Integrated Public Alert and Warning System|Integrated Public Alert and Warning System]] (IPAWS)に移行する計画がある。各機関から放送局への電文を[[Extensible Markup Language|XML]]形式の[[:en:Common Alerting Protocol|Common Alerting Protocol]] (CAP)に統一し、"Aggregator"と呼ばれる中間機関が情報を一本化して伝達精度を高める仕組み。一部で試行が行われている<ref name="nhkbr100403"/>。


=== イギリス ===

[[イギリス]]には緊急警報放送に近い「Protect and Survive(プロテクト・アンド・サバイヴ:防護と生存)<ref>[https://www.slideshare.net/kumicit/protect-and-survive 防護と生存(日本語訳版)]</ref>」という非常事態用マニュアルが存在し、東西[[冷戦]]時の[[1970年代]]から[[1980年代|80年代]]まで冊子がイギリス国民に配布されたほか、[[英国放送協会|BBC]]によりテレビ放映されていた{{efn2|映像構成や内容が不気味であるため、イギリスには「Protect and Survive」に恐怖心を覚えている世代が存在するという。}}。[[核攻撃]]時の[[避難]]方法から犠牲者の[[死体]]処理まで幅広くマニュアル化されている。



== 脚注 ==

== 脚注 ==

{{脚注ヘルプ}}

<references />

=== 注釈 ===

{{notelist2}}

=== 出典 ===

{{reflist}}



== 参考文献 ==

== 参考文献 ==

* {{Anchor|kokubun2006|}}国分秀樹、伊藤泰宏、2006年「小特集 地上デジタル放送のワンセグサービス “6. 期待されるサービス」『映像情報メディア学会誌』60巻2号138 - 142ページ、{{doi|10.3169/itej.60.138}}

* {{Anchors|kokubun2006}}国分秀樹、伊藤泰宏「[https://doi.org/10.3169/itej.60.138 小特集 地上デジタル放送のワンセグサービス 6. 期待されるサービス][[映像情報メディア学会]]『映像情報メディア学会誌』 2006年 60巻 2号 p.138-142, {{doi|10.3169/itej.60.138}}

* {{Anchors|itej61-6-761}}伊藤泰宏「[https://doi.org/10.3169/itej.61.761 知っておきたいキーワード 第18回 緊急警報放送]」 映像情報メディア学会 『映像情報メディア学会誌』 2007年 61巻 6号 p.761-763, {{doi|10.3169/itej.61.761}}, {{NAID|110006854628}}。

* {{Anchors|itej62-5-666}}田口誠「[https://doi.org/10.3169/itej.62.666 緊急警報放送によるワンセグ端末の自動起動]」 『映像情報メディア学会誌』2008年 62巻 5号 p.666-669, {{doi|10.3169/itej.62.666}}, {{NAID|110006855201}}。

* {{Anchors|nhkbr090904}}福長秀彦「{{PDFLink|[https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2009_09/090904.pdf 警報伝達と携帯ネットワーク(下)~公衆警報システムへの新展開~]}}」[[NHK放送文化研究所]]『放送研究と調査』2009年9月号、38-50ページ、2009年, {{naid|110009838566}}。

* {{Anchors|nhkbr100403}}福長秀彦「{{PDFLink|[https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2010_04/100403.pdf 公衆警報の様式統一と放送~米国のCAP 導入と気象庁XML ~]}}」NHK放送文化研究所『放送研究と調査』2010年4月号、36-51ページ、2010年

* {{Anchors|bqa76}}「{{PDFLink|[http://www.engineer.or.jp/cmty/bousai/BousaiQandA_Ver1_02_20090909A/chap_7/7.6.pdf 緊急警報放送とは?]}}」日本技術士会『防災Q&A』第7章第6項、2012年12月22日閲覧。


* {{Anchors|cbwkg4-4}}{{PDFLink|[https://www.bousai.go.jp/jishin/tsunami/hinan/4/pdf/4.pdf 4]}}[[]] 調 4201232620121222

* {{Anchors|asahi060820}}[http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200608190404.html  ][[]]2006082020121222

* 「[https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h03/html/h03b0515.html 資料5-15 緊急警報放送システムの実施状況]」[[総務省]]『平成3年版 通信白書』 - 平成2年(1990年)度末現在の緊急警報放送実施事業者と放送媒体一覧

** 「[https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h07/html/h07b0215.html 資料2-15 緊急警報放送システムの実施状況]」『平成7年版 通信白書』 - 平成6年(1994年)度末現在の緊急警報放送実施事業者数



== 関連法令 ==

=== 関連法令 ===

* [[無線設備規則]]第9条の3 - アナログ方式の信号の技術的条件

* {{Egov law|325M50080000018#60|無線設備規則(昭和25年電波監理委員会規則第18号)第9条の3 - 緊急警報信号発生装置}}

* [https://www.tele.soumu.go.jp/horei/law_honbun/72103000.html 昭和60年6月1日郵政省告示第405号 無線設備規則第九条の三第五号の規定に基づく緊急警報信号の構成] - アナログ方式のデータフォーマット(総務省電波利用ホームページ 総務省電波関係法令集)

* [[無線局運用規則]]第138条の2 - 使用要件

* 昭和60年郵政省告示第405号[http://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/a721030001.html] - アナログ方式のデータフォーマットの定義

* [https://www.tele.soumu.go.jp/horei/law_honbun/72ab2147.html 平成23年6月29日総務省告示第304号 標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式第十三条第三項等の規定に基づくTMCC情報の構成] - デジタル方式のデータフォーマット(同上)



== 関連項目 ==

== 関連項目 ==

222行目: 228行目:

* [[報道特別番組]]

* [[報道特別番組]]

* [[緊急地震速報]]

* [[緊急地震速報]]

* [[緊急告知FMラジオ]]

* [[アンバーアラート]]

* [[アンバーアラート]]

* [[全国瞬時警報システム]] 通称:J-ALERT(ジェイアラート)

* [[全国瞬時警報システム]] 通称:J-ALERT(ジェイアラート)



== 外部リンク ==

== 外部リンク ==

* [http://www.nhk.or.jp/digital/faq/Emerg01.html 緊急警報放送につ] - NHK

* [https://www.nhk.or.jp/faq-corner/3tr_jushin/01/03-01-15.html 緊急警報放送とはどのようなものか。受信する方法を知りた]、[[日本放送協会]] (NHK)

* {{Wayback|url=http://ja.bousai.wikia.com/wiki/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E8%AD%A6%E5%A0%B1%E6%94%BE%E9%80%81 |title=緊急警報放送|date=20150603012923}}、防災情報研究 Wiki、[[ウィキア]]

<!--* [http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1549/kinkei.htm 緊急警報放送(EWS)] 一般の解説サイト-->



{{日本の防災情報}}

{{日本の防災情報}}

{{DEFAULTSORT:きんきゆうけいほうほうそう}}

{{DEFAULTSORT:きんきゆうけいほうほうそう}}

[[Category:日本の防災]]

{{disaster-stub}}

[[Category:災害情報]]

[[Category:災害情報]]

[[Category:放送]]

[[Category:放送]]

[[Category:警報システム]]


[[de:SatWaS]]

[[en:Emergency Alert System]]

[[ru:Система экстренного оповещения]]

[[th:อิเมอร์เจนซีอเลิร์ตซิสเต็มส์]]

[[zh:紧急警报广播]]


2024年6月25日 (火) 09:36時点における最新版

開始信号(第1種開始信号)
開始信号(第2種開始信号)
終了信号(試験信号)

21842使 Emergency Warning SystemEmergency Warning Broadcast System EWSEWBS



FM使[ 1]

[ 2]

NHKB-CASB-CAS[1][]

[]


Emergency Warning Signal, EWS[2]198591 (NHK) 13[3][4]NHK[5]

82[ 3]1382[6][7]



57



[6]

調 (FSK)[ 4]1024640Hz[7]NHK


[]

[]


使123[6]

1 1216[]

2 ()12NHK

121024


[]


9619264bps1.53/FSK調[ 4]11024Hz0640Hz[7]調[8]4 - 102 - 4[7]

[]


TMCC (Transmission and Multiplexing Configuration and Control) MPEG-TSPMT (Program Map Table) 2204TMCC261010"start_end_flag"11/2168121"start_end_flag"1"start_end_flag"00[7][9][10]

[ 5]EWS

[]


[7]

[]


82138使201037 (TBS) 2010228VTR[11]

202312223372356沿30NHK

試験信号放送[編集]


NHK1

NHK114︿51159121FM[ 6][6][ 7]FMNHK radiko[ 8]NHK

NHK
「今から、緊急警報放送の試験信号をNHKから放送します。緊急警報受信機をお持ちの方は、受信機が信号を正しく受信するかどうか確かめてください」

(信号音:終了信号と同じく2秒間で4回鳴らされる)

「緊急警報放送の試験信号をお伝えしました。この緊急警報放送は、津波などの際、自動的にテレビ・ラジオのスイッチを入れ、情報を伝えるものです」

NHK[ 9]20184

使2004420123使3NHK200420043西使[]

20124NHK宿使使

[]


()








×

[]


JNN1(12[ 10])

JNN 1

NNN / 1

ANN×1 - 2

TBSJNN1

TXN×

FNN[12]

JAITS

JNN 1

NNN

JNN1

JNN×2

FNN 1

JNN

JNN 1

FNN 1

NNN

ANN 1

FNN

JNN 

FNN

ANN

NNN NEWS24

FNN

ANN1 

NNN

JNN1

ANN

西FNN15[13]

NNN12

FNN 

NNN

NNN

[]


JRNNRN2011720[14][]

JRNNRN2145900145950

TBSJRN2[?]1

NRN1=12

NRN[?]

JFN

FMFM112301235[ 11]

FM114

FMFM1111532

JRNNRN

FM1124013

JRNNRN

JRNNRN

JRNNRN1

JRNNRN

JFN1107

CBCJRNCBC

NRN

NRN

MBSJRNNRN

JRNNRN1434

NRN

JRNNRN

FM

[]




1

220117241231[15][]

[]


10RF-U99-K2004姿2007610FMFM/AM2RF-U3502010830FMEWR200FMFC-R119D

[]


2001500.2%5001[16]201240050

調

FM1.0WEWR200使193NHKFMAC0.3WRF-K158101kWh=22使295kWh/使[ 12]

2[]


NHK2GEBSBS103chBSPBSP4KBS8KR1R2FM使R24NHK[ 13]

2GG[ 14]

2NHK

201022011321TBS[ 15]

[]


[6][7]

1.()



2.57




[]


XMLCommon Alerting Protocol (CAP)[17]

NHK198520165IEEE[18][19]

ISDB[]


NHKISDB(EWBS)EWBS[ 16]CAPL[19][20]

EWBS2016EWBS[21]

EWBS[20]

EWBS(EEW)[20]

アメリカ合衆国[編集]


195020123Emergency Alert System (EAS)(FEMA)[17]

1971220930APAT&T[22]

1 : CONELRAD (Control of Electromagnetic Radiation) - 11951[17]

2 : Emergency Broadcast System (EBS - 調[17]

3 : Emergency Alert System (EAS) - [17]

4 : EASCommercial Mobile Alert System(CMAS)NOAAIntegrated Public Alert and Warning System (IPAWS)XMLCommon Alerting Protocol (CAP)"Aggregator"[17]

[]


Protect and Survive[23]西197080BBC[ 17]

脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ FM

(二)^ StradaCN-HW800DCN-HDS965TDSUBARU

(三)^ 23621727

(四)^ abFrequency shift keying01

(五)^ ch

(六)^ 

(七)^ 2017121121120194148201951582021818920219196

(八)^ 1FM

(九)^ 2

(十)^ 201314EPG[]

(11)^ Comfis24525 (PDF, 1678 KiB)2使

(12)^ #NHK

(13)^ 201147NHKL

(14)^ G

(15)^ TBS201131115232533132058

(16)^ 

(17)^ Protect and Survive

出典[編集]



(一)^ 202213LC-32E9

(二)^ 2006140

(三)^ (609)1512198512150NDLJP:3471000/26 

(四)^  NHK19861120223NDLJP:9673200/123 

(五)^  - NHK

(六)^ abcde Q&A 7.6

(七)^ abcdefg2007

(八)^ EIAJ CPR-2202 19922HP201829

(九)^ 2008

(十)^ 2009

(11)^ ?TBS. (). (201037). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/03/07/kiji/K20100307Z00000950.html 2022116 

(12)^ 1980

(13)^  2015517西

(14)^ EPG

(15)^ 

(16)^ 2006820

(17)^ abcdef2010

(18)^     IEEE 2016472023116

(19)^ abIEEE MILESTONE (27)IEEE Japan Council2023116

(20)^ abcEWBS ISDB-TEWBS 2022

(21)^  >  > 2023116

(22)^ https://www.nicovideo.jp/watch/sm12336592

(23)^ 

[]


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