漁岳
漁岳︵いざりだけ︶は、北海道石狩振興局恵庭市と千歳市および札幌市の接点にある標高1,318 mの火山である。北海道の百名山に選定されている。山頂には二等三角点﹁漁岳﹂が設置されている[2]。
山名の由来[編集]
この山を水源とする漁川に由来する。﹁いざり﹂の語源はアイヌ語で﹁サケ・マスの産卵する川﹂を意味する﹁イチャンコッペ﹂のイチャンがイザリと訛り[3]﹁漁﹂の字が当てられた。近隣に同名の山﹁イチャンコッペ山﹂がある。登山ルート[編集]
登山道はなく、漁川を遡らなくてはならず[4]一般向けではない。あるいは空沼岳から尾根伝いに[3]ハイマツを藪漕ぎして山頂に至る。近隣の山[編集]
- 空沼岳 (1,250.8 m)
- 小漁山 (1,235.2 m) - 豊平川の源頭
- 丹鳴岳 (1,039.6 m)
- フレ岳 (1,046 m) - 尻別川の源頭
- 恵庭岳 (1,320 m)
- 紋別岳 (866 m)
- 風不死岳 (1,102.5 m)
- イチャンコッペ山 (829 m)
脚注[編集]
- ^ 支笏湖学のすすめ その10(北海道地質調査業協会)
- ^ 国土地理院 基準点成果等閲覧サービス
- ^ a b 『山渓カラー名鑑 日本の山1000』山と渓谷社、1992年
- ^ 山と高原地図2『ニセコ・羊蹄山・暑寒別岳』昭文社、2009年