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* UNU/Vyper(Snake Byte、[[2014年]]) |
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* HUAWEI Tron mini game console([[華為技術]]、2014年) |
* HUAWEI Tron mini game console([[華為技術]]、2014年) |
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==== 第9世代 ==== |
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2010年代後半 - 2020年代前半を、この記事では「第9世代」とする。 |
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<gallery mode="packed" style="font-size:90%;" caption="第9世代の据置機"> |
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ファイル:Nintendo-Switch-Console-Docked-wJoyConRB.jpg|Nintendo Switch |
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ファイル:PlayStation 5 and DualSense with transparent background.png|PlayStation 5 |
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ファイル:Xbox Series X 2.jpg|Xbox Series X |
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ファイル:Xbox Series S with controller.jpg|Xbox Series S |
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任天堂は前世代のWii Uが販売不振で短命となり、他社に先行する形で[[2017年]]3月に、据置機としても携帯機としても遊べるハイブリッドゲーム機として[[Nintendo Switch]]を発売<ref>[https://livedoor.blogimg.jp/kanenaru-switchsokuhou/imgs/d/e/de7bb089.jpg モノ・マガジン 2020年2月16日号P43 家庭用ゲーム年代記]</ref>。ゲームボーイ発売以降分離していた据置機と携帯機のプラットフォームが統合された。また[[2019年]]9月にNintendo Switchの携帯専用機、および廉価版としての位置付けで[[Nintendo Switch Lite]]も発売された。[[Oculus VR]]は2019年5月、初のスタンドアローン型VRゲーム機である[[Oculus Quest]]を発売。アタリはAtari Jaguar以来約四半世紀ぶりに家庭用ゲーム機業界に復帰し、[[Atari VCS (2018年のゲーム機)|Atari VCS]]を発表した。また、マテルもインテレビジョンの権利を買い戻し、[[Intellivision Amico]]を発表した。さらに、SIEは[[PlayStation 5]]、マイクロソフトは[[Xbox Series X/S]]<!--(開発プロジェクト名)-->を[[2020年]]11月にそれぞれ発売している。 |
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この時期からはゲームハードのさらなる高性能化、[[動画共有サービス|動画配信サイト]]の普及による[[実況プレイ|ゲーム実況]]の人気の高まり、そして[[転売屋|営利目的の転売]]の横行などから、特に発売直後のゲームハードがしばしば供給不足に苦しむようになる。Nintendo Switchは発売3ヵ月が経過しても品薄状態が収まらず、任天堂が公式に謝罪文を発表する事態となった<ref>{{Cite web|url=https://www.nintendo.co.jp/support/information/2017/0622.html|title=「Nintendo Switch本体」品薄の お詫びとお知らせ|publisher=任天堂|date=2017-06-22|accessdate=2017-06-24}}</ref>。また2020年には[[2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響|新型コロナウイルスの世界的な蔓延]]によって巣ごもり需要がさらに高まり、Playstation 5などはハードの供給不足が原因でゲームソフトの深刻な販売不振が発生<ref>{{Cite web|url=https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-16/QLDBW4T1UM0Z01|title=ソニーPS5販売を脅かす「転売屋」、買い占めで供給不足に拍車|publisher=Bloomberg|date=2020-12-17|accessdate=2021-02-04}}</ref>、日本国内では発売二ヵ月後にも関わらず店頭販売に人が殺到し警察が出動する騒ぎも起きている<ref>{{Cite web|url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1303549.html|title=ヨドバシアキバ、PS5店頭販売で警察が出動する騒ぎに|publisher=GameWatch|date=2021-01-30|accessdate=2021-02-04}}</ref>。 |
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この世代では[[クラウドゲーム]]サービス・プラットフォームも注目を集めており、[[Google]]、[[アップル (企業)|アップル]]、[[Amazon.com|Amazon]]、[[Facebook]]、[[NVIDIA]]が参入した。 |
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'''コンシューマーゲーム機''' |
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* [[Nintendo Switch]](任天堂、[[2017年]]) |
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* [[Oculus Quest]]、[[Oculus Quest 2]](Oculus VR、[[2019年]]、[[2020年]])<ref>{{Cite web |url = https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1277548.html|title = 性能2倍、ピクセル数50%増加、小型軽量化された「Oculus Quest 2」実機レビュー|website = pc.watch.impress.co.jp|publisher = pc watch|date = 2020-09-17|accessdate = 2020-09-19}}</ref> |
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* [[Xbox Series X/S|Xbox Series X]]、[[Xbox Series X/S|Xbox Series S]](マイクロソフト、2020年) |
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* [[PlayStation 5]](SIE、2020年) |
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* [[Atari VCS (2018年のゲーム機)|Atari VCS]](アタリ、2021年) |
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* {{仮リンク|Intellivision Amico|en|Intellivision Amico}}(マテル、[[2021年]]) |
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*(未定、SNK、2021年<ref>{{Cite web |url = https://twitter.com/SNKPofficial_jp/status/1338783643720798210|title = 2021年、SNKから新たなゲーム機が登場します!|website = twitter.com|publisher = twitter|date = 2020-12-15|accessdate = 2020-12-15}}</ref>) |
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'''クラウドゲーム機・サービス''' |
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* [[Google Stadia]](Google、2019年) |
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* [[Apple Arcade]](アップル、2019年) |
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* [[GeForce Now]](NVIDIA、2020年) |
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* [[Amazon Luna]](Amazon、2020年<ref>{{Cite web |url = https://www.amazon.com/luna/landing-page|title = Amazon Luna|website = www.amazon.com|publisher = www.amazon.com|date = |accessdate = 2020-09-25}}</ref><ref>[https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2009/25/news059.html Amazon、「Luna」でクラウドゲーム参入 AWSでホストし、PC、Mac、iOS、Fire TVサポート] - ITmedia NEWS (2020年9月25日) 、2020年9月26日閲覧。</ref>) |
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* [[Facebook Gaming]](Facebook、2020年<ref>{{Cite web |url = https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1285520.html|title = ついにFacebookも参入!クラウドゲームサービス「Facebook Gaming」が海外向けに発表|website = game.watch.impress.co.jp|publisher = game.watch.impress.co.jp|date = |accessdate = 2020-11-22}}</ref>) |
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* [[Plex Arcade]](Plex、2021年<ref>{{Cite web |url = https://gigazine.net/news/20210127-plex-arcade/|title = 月額520円のサブスクリプション型ゲームサービス「Plex Arcade」がスタート|website = gigazine.net|publisher = GIGAZINE|date = |accessdate = 2021-01-27}}</ref>) |
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=== 携帯機 === |
=== 携帯機 === |
2021年5月12日 (水) 07:07時点における版
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コンピュータゲーム |
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コンピュータゲーム産業 |
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概要
総称でゲーム機と呼ばれるものには、家庭用ゲーム機、電子ゲーム、アーケードゲーム機、パーソナルコンピュータなどがある。それぞれがさらに下位分類されている。→#種類・分類 アーケードゲームとして最初に成功した製品はアタリ社が1972年に登場させた﹃ポン﹄である。その後続々とアーケードゲーム機が登場。特に1978年にはタイトーがスペースインベーダーを開発し︵その後記録が破られていないほどの︶大ヒットとなり、世界各地でゲームセンターが作られ、タイトーのアーケードゲーム機が設置されることになり、一気に巨大なゲーム産業が出現した。インベーダーゲームの大ヒットを目の当たりにして、そのゲーム機を模倣したアーケード機も製造する会社も多数登場した。このインベーダーゲームのゲーム機と、その後タイトーがとったやりかたで、新しいゲームをプレーヤーに提供する場合は、一番外側の筺体︵箱状のもの︶はそのままに、内部のメモリ︵メモリボード︶を交換する形で、そして必要ならグラフィックボードも新型で強力なものに交換することで、あらたなゲームが動くゲーム機に仕立てる、という方式が広まっていった。 一方、アーケードゲームを家庭で手軽に楽しむため最初期の家庭用のゲーム機が登場したが、初期の家庭用ゲーム機は初期のアーケードゲーム同様にワイヤードロジックで構成されていたため︵つまりマイクロプロセッサ無しであり、ソフトウェアで動く方式ではなかったので︶、﹁1ハード1ゲーム﹂つまりひとつのゲーム機ではひとつのゲームしか遊べない状態で、あるいはせいぜい複数のゲームをスイッチで切り替えるという方式だった。その欠点を解消するために、1977年に登場したAtari 2600ではカートリッジでプログラムを交換する方式を導入し、ヒット機となった。1983年に任天堂から発売されたファミリーコンピュータは、やはりカートリッジ方式︵カセット方式︶を採用しサードパーティーにライセンス方式ソフトウェアの製造させ、価格を安価に設定した上に、多くのソフト開発会社から良質のゲームソフトが続々と発売されるしくみを構築し、世界中で大ヒット、累計販売台数は、1991年3月末時点までに約1,600万台に達した。 パーソナルコンピュータ︵ホームコンピュータ︶機では、1970年代から1980年代前半にかけて8ビットCPUのコンピュータが、Apple II、Commodore PET2001、タンディ TRS-80など次々と登場し、それぞれのマシンのユーザがそれらをゲーム機として使った。特に1982年に発売されたCommodore 64︵略称 C64︶は、そのお手頃価格で大ヒット、まさに飛ぶような勢いで売れてアメリカの家庭に普及し、累計で1994年4月までに1700万代の販売を記録︵パソコンの単一機種の販売記録では世界一。この記録を破る機種はその後出ていない︶。このC64は、各家庭でまさにゲーム機として使われ、普及台数が多かったのでゲームソフトを開発する会社も数多く、実に、1300種類以上のゲームソフトがこのC64のために制作・販売されることになった。まさにゲームマシンであったのである。→List of Commodore 64 games パーソナルコンピュータの中でも﹁ホビーパソコン﹂と分類されたものは、明らかに﹁ホビー﹂用つまり趣味的な用途のものであり、最初から﹁仕事抜き﹂で使うつもりで設計され購入されていたわけであり、その大半は、︵とりあえず﹁コンピュータ﹂という、当時では新奇なもの、に触れるために使われたわけだが、購入後しばらくすると︶ゲーム用のコンピュータとして使われたと考えてよい。日本の企業群から共通規格で販売されたMSXも︵教育用などにも使われたが︶さかんにゲーム機として利用された。 一方、家庭用ゲーム機の市場では数多くのメーカーによってゲーム機が開発・発売され、一種の﹁戦国時代﹂ともなり、世界でさまざまなメーカーが市場に参入したが、たとえば日本の会社ではセガが開発・販売したゲーム機︵メガドライブ、1988年発売︶などが健闘したり、松下電器︵現・Panasonic︶なども家庭用ゲーム機市場に参入しようとしていたこと︵3DO、1993年︶もあったが、その後、特にSONYのPlayStationが1994年に市場に参入してからは、勝敗・優劣がはっきりとつきはじめ、寡占化が進み、NintendoとSONYの2強による寡占状態へとなっていった。そして2001年に後発・新発のMicrosoft社がXBOXで市場に参入して以降は、これらNintendo、SONY PlayStationシリーズ、Microsoft XBOXシリーズによる3強状態が続いている。 なお、2000年~2010年時点のIT事典などに書かれたオーソドックスな︵少し古い︶説明では、上述のように、ゲーム機という総称で呼ばれるのものとしてパーソナルコンピュータまで挙げて、そのレベルで記述が止まってしまっているが、実際には、その後、2010年代にスマートフォンが猛烈な勢いで普及し、︵ちょうどパソコンユーザーたちが、1970年代から現代にいたるまでゲームソフトをインストールしてゲーム機として使っているように︶スマホユーザーたちも、それぞれゲームアプリをGoogle Playなどからダウンロード・インストールすることで、一種の携帯型の高性能ゲーム機としても使うことが広く一般化している、ということも指摘しておくべきだろう。最近の幼児︵幼稚園・保育園前の子供たち︶が生まれて最初に接するゲーム機というのは、大抵は、母親が使っているスマホに子供用のゲームをインストールした状態のものである。また大学に通う学生たちも、企業に通勤するサラリーマンたちも、朝や夜の通学・通勤時にさかんにスマホでゲームをプレイしている。PSPなど多機能なマシンが登場したころからすでに、﹁ゲーム機という線引きが曖昧になっている︵"ゲーム機"が消える︶﹂などといった類の指摘はされていたが [2]、その後スマホの普及によって、そのような状況はさらに進展している、という面もある。種類・分類
当記事の最初で説明したように、ゲーム機には以下のような種類がある[1]。 ●家庭用ゲーム機︵家庭用ゲームコンソール。本記事前半で詳説。︶ ●電子ゲーム︵主にLSIチップによって動作する装置。任天堂のゲーム&ウオッチシリーズや︵初期の︶たまごっちなど︶ ●アーケードゲーム機︵いわゆる﹁ゲームセンター﹂などに設置されるゲーム機のこと。ゲームセンターなどの経営側が、業務︵商売︶のために使うゲーム機なので﹁業務機﹂とも。︶ ●ゲームをプレイするために使われる状態になっている︵汎用の︶パーソナルコンピュータ 分類方法はさまざまであるが、たとえば以下のように分類する方法がある。 家庭用ゲーム機の下位分類 家庭用ゲーム機の下位分類としては、以下のような大分類をされることがある。 ●据置型ゲーム機 / 携帯型ゲーム機 ﹁据置型︵すえおきがた︶﹂とは特定の位置に設置して使用される前提で設計されている機器・装置のことであるので[3]、﹁据置型ゲーム機﹂というのは、特定の位置に設置して使用されることが前提で開発されたゲーム機のことである。一般に、家庭に置かれているテレビ受像機に繋いで使うことを前提に設計されている。それに対して﹁携帯型ゲーム機﹂というのは、携帯していろいろな場所でプレイすることを前提として開発されたゲーム機のことであり、携帯可能な大きさ・重さになるように設計されたゲーム機であり、一般に小型の画面を備える。ただし、以前は﹁据置型ゲーム機 / 携帯型ゲーム機﹂の線引きがかなりはっきりしていたのだが、近年では、あえてそれらの境界領域を狙って、それ自体に小型の画面を備えていて携帯して遊ぶこともできながら家庭用の大型テレビに接続し大画面でプレイもできる機種、あるいはドッキングステーションのようなものに接続することでそれを実現するものなども開発され、それらの機種も相当な販売台数になっているので、﹁据置型ゲーム機 / 携帯型ゲーム機﹂という分類は以前に比べるとやや曖昧になっている。 家庭用ゲーム機は、時代とともにそのアーキテクチャや性能の水準が変化してきており、複数のメーカーによって開発・製造されているにもかかわらず、大まかに言うと時代ごとにある種の類似性でまとめることができるので、第一世代、第二世代...などと、世代︵generation︶で分類するということが広く行われている。据置型で顕著であるが、携帯型ゲーム機についても同様の分類がされることがある。 アーケードゲーム機の下位分類 アーケードゲーム機は、下位分類としては、以下のような大分類がされることがある。 ●ビデオゲーム用アーケードゲーム機 / エレメカ ビデオゲーム用のアーケード機は筺体のタイプで以下のように大分類されることがある。 ●アップライト筐体︵型︶ / テーブル筐体︵型︶ / プロジェクタ筐体︵型︶ アップライト型︵筺体︶というのはプレーヤが立った状態でプレイするアーケード機であり、テーブル型︵筺体︶というのはゲーム機がテーブルのような形をしており、プレーヤは椅子にこしかけてテーブル状マシンの上面の画面をのぞきこみ、マシン側面にあるレバーやボタンを操作するものである。上の3分類以外にもセミ・アップライトなどの中間的なものもある。特に大きな筺体でできている業務用ゲーム機を大型筺体ゲーム機と分類する方法もある。 また 汎用筺体 / 専用筺体 に分類されることもある。汎用筺体︵汎用タイプ︶というのは、ソフトウェアやボード類を入れ替えてさまざまなゲームを走らせることができる業務用ゲーム機のことである。それに対して専用筺体︵専用タイプ︶というのは、ある特定のゲームにしか使えないようなゲーム機であり、たとえば特定のカー・レースゲームに特化して、ハンドル・座席・画面・画面まわりの装飾などを作りこんであって、他のゲームには転用できないようなゲーム機、そのゲームの需要が無くなったら、分解・廃棄処分せざるを得ないようなゲーム機のことである。 ゲームで使われるPC類の下位分類 ゲーム機として用いられている状態のパーソナルコンピュータは以下のように分類することも可能であろう。 ●汎用PC / ゲーミングPC 前者は汎用のPC、つまりさまざまな用途に使う目的で設計された汎用のPC︵パソコン︶に、ゲームソフトをインストールしてプレイしている状態である。﹁2Dゲーム﹂など呼ばれる、平面的な、立体視をともなわないゲーム類は汎用のPCで十分に楽しむことができる。一方、﹁ゲーミングPC﹂とはいわゆる﹁3Dゲーム﹂を︵快適に︶プレイするために︵高速、美麗な︶3Dグラフィックスを実現可能な高性能なパーツ類を搭載したPCのことであり[4]、一般には、滑らかで美麗な3D画像を実現するため、高速に無数のポリゴンを描画できるGPU (画像処理ユニット︶および特に高速なCPUや大きな主メモリ 等を備えたPCのことを指している。歴史
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/23/Spacewar%21-PDP-1-20070512.jpg/220px-Spacewar%21-PDP-1-20070512.jpg)
略史
ゲームハードの世代分けについては、英語版ウィキペディアにおける﹁Video game console﹂︵en:Video game console を参照︶にだいたい相当するもの、すなわち、﹁コンシューマーゲーム機﹂﹁家庭用ゲーム機﹂﹁ゲーム専用機﹂[注 2]等と呼ばれているものに関しての話題を主として扱う。 マイナーなものまで含めれば多種多様のさまざまな形態がある[注 3]ものの、この項ではひとまず各機種を据置機︵いわゆるテレビゲーム機︶と、携帯型ゲーム機の二つに分類している。 世代については、英語版ウィキペディアが﹁First generation﹂から﹁Eighth generation﹂まで分類しているためそれに沿っているが、おそらく独自研究であり、ここで見られる世代分けは日本のゲーム研究等ではあまり見られず、また英語による資料においても異同が見られる[9][10]。家庭用ゲームコンソール
ここでは家庭用ゲームコンソール、つまり家庭で使われるゲームコンソールについて解説する。これが一般に﹁家庭用ゲーム機﹂と呼ばれている。 ゲーミングPCは対象外である[11]。第1世代
1970年代前半 - 中盤を、この記事では﹁第1世代﹂とする。- 第1世代の据置機
-
オデッセイ
-
ホーム・ポン
(テレゲームズ) -
カラーテレビゲーム15
第2世代
1970年代後半 - 1980年代前半を、この記事では﹁第2世代﹂とする。- 第2世代の据置機
-
チャンネルF
-
Atari 2600
-
VC 4000
-
インテレビジョン
-
コレコビジョン
第3世代
1980年代前半 - 中盤を、この記事では﹁第3世代﹂とする。- 第3世代の据置機
-
コモドール64
-
ZX Spectrum
-
ファミリーコンピュータ
-
NES
-
セガ・マークIII
-
セガ・マスターシステム
第4世代
1980年代後半 - 1990年代前半を、この記事では﹁第4世代﹂とする。- 第4世代の据置機
-
PCエンジン
-
メガドライブ
-
スーパーファミコン
-
TurboGrafx16
-
Genesis
-
SNES
-
ネオジオ
第5世代
1990年代中盤 - 後半を、この記事では﹁第5世代﹂とする。- 第5世代の据置機
-
3DO
(Panasonic FZ-1) -
Atari Jaguar
-
セガサターン
-
PlayStation
-
バーチャルボーイ
-
NINTENDO64
-
プレイディア
第6世代
1990年代末 - 2000年代初頭を、この記事では﹁第6世代﹂とする。- 第6世代の据置機
-
ドリームキャスト
-
PlayStation 2
-
ニンテンドーゲームキューブ
-
Xbox
第7世代
2000年代中盤 - 末を、この記事では﹁第7世代﹂とする。- 第7世代の据置機
-
Xbox 360
-
PlayStation 3
-
Wii
-
Zeebo
第8世代
2010年代前半 - 中盤を、この記事では﹁第8世代﹂とする。- 第8世代の据置機
-
Wii U
-
PlayStation 4
-
Xbox One
第9世代
2010年代後半 - 2020年代前半を、この記事では﹁第9世代﹂とする。- 第9世代の据置機
-
Nintendo Switch
-
PlayStation 5
-
Xbox Series X
-
Xbox Series S
携帯機
第1世代︵携帯機︶
1970年代後半 - 1980年代前半に当たる。- 第1世代の携帯機
-
Microvision
(Block Buster) -
Mattel Auto Race
-
Mattel Football
第2世代︵携帯機︶
1980年代前半 - 中盤に当たる。- 第2世代の携帯機
-
ゲーム&ウオッチ
(ボール) -
ゲーム&ウオッチ
(ドンキーコングII) -
ゲームポケコン
第3世代︵携帯機︶
1980年代後半 - 1990年代前半に当たる。- 第3世代の携帯機
-
ゲームボーイ
-
Atari Lynx
-
ゲームギア、キッズギア
-
PCエンジンGT
第4世代︵携帯機︶
1990年代中盤 - 後半に当たる。- 第4世代の携帯機
-
ノーマッド
-
ゲームボーイ
ポケット -
ゲームボーイ
ライト -
ゲームボーイ
カラー -
ネオジオポケット
-
ネオジオポケットカラー
-
NEWネオジオポケット
カラー -
ワンダースワン
-
ワンダースワンカラー
-
スワンクリスタル
-
ポケット
ステーション -
ビジュアル
メモリ -
たまごっち
第5世代︵携帯機︶
1990年代末 - 2000年代初頭に当たる。- 第5世代の携帯機
-
ゲームボーイアドバンス
-
ゲームボーイアドバンスSP
-
N-Gage
第6世代︵携帯機︶
2000年代中盤 - 末に当たる。- 第6世代の携帯機
-
ニンテンドーDS、DSLite
-
ゲームボーイミクロ
-
ニンテンドーDSi
-
PlayStation Portable
-
PlayStation Portable go
第7世代︵携帯機︶
2010年代初頭 - 後半に当たる。- 第7世代の携帯機
-
ニンテンドー3DS
-
ニンテンドー2DS
-
New ニンテンドー3DS
-
PlayStation Vita
-
NVIDIA SHIELD Portable
- Xperia PLAY(ソニー、2011年)
- Archos GamePad(Archos、2012年)
- Wikipad(Wikipad、2013年)
- NVIDIA SHIELD Portable(NVIDIA、2013年)
- Tek 807D/SUPERGAMER俺(Tekniser/スペックコンピュータ、2013年)
第8世代(携帯機)
- 第8世代の携帯機
-
Nintendo Switch Lite
-
Playdate
2010年代後半以降を、この記事では﹁第8世代﹂とする。 SIEが携帯ゲーム機から撤退し、任天堂も据置・携帯両対応のNintendo Switchを出すことで厳密な意味での携帯ゲーム機が出されなくなった中、新たにPanic Inc.がPlaydateを発表した。 ●Nintendo Switch Lite︵任天堂、2019年︶ ●Playdate︵Panic Inc.、2021年︶
立体映像対応のゲーム機
1980年代にトミーから、立体視のできる電子ゲームが発売された︵﹃宇宙壮絶戦車戦﹄、﹃ジョーズ﹄、﹃スペースレーザーウォー﹄、﹃ジャングルファイター﹄、﹃コスモ・ル・マン﹄、﹃ドッグファイト﹄、﹃シャーマンアタック﹄の7作品が確認されている︶[39][40][41][42][43]。 任天堂からは1987年にファミコン3Dシステムが発売、セガからはアメリカ市場においてセガ・マスターシステムでSegaScope 3-D Glassesと複数の対応ソフトが発売された。1994年にはアタリから﹃ミサイルコマンド3D﹄と﹃Wolfenstein3D﹄のわずか2タイトルだったが、Jaguar VR ヘッドセットが発売された[44][45][46]。 1995年7月には任天堂からスタンドタイプのバーチャルボーイが発売されるものの、販売台数は振るわなかった。以上のように200x年代前半までは、いずれも散発的にリリースされたに留まる。2006年11月に発売されたPlayStation 3は2010年4月に公開されたシステムアップデートで3次元ディスプレイへの映像出力に対応し[47]、また2011年2月に任天堂から裸眼立体映像に対応した携帯型ゲーム機ニンテンドー3DSが発売された。電子ゲーム
PC
汎用タイプのPCについてはパーソナルコンピュータの記事を参照のこと。 3Dゲーム用に、高性能なGPUやCPU、大容量のメモリなどを搭載したPCについてはゲーミングPCを参照のこと。 それらのハードウェア上で走らせるゲームソフトウェアについてはパソコンゲームを参照のこと。復刻系ゲーム機
近年、1970年代後半や1980年代などのゲーム機を懐かしむ人々︵当時の若者、現在の年配者︶も増えてきており、またそれらの2D的なゲーム、数十年前の雰囲気を現代視点で面白がって楽しむ現代の若者も増えてきており、それらの需要に応えるかたちで、数十年前のゲーム機を復刻させることが活発になってきている。以前と同じゲーム群が動き、概観は当時に似せて小型化し、テレビ受像機との接続についてはHDMI端子で行えるように進化させたものが人気である。また筺体サイズやキータッチまで当時のものに似せて、端子はHDMIやUSBを用意しているものもある。据置機
- ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ (任天堂、2016年)
- ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン (任天堂、2017年)
- ネオジオ ミニ (SNK、2018年)
- PlayStation Classic (SIE、2018年)
- メガドライブ ミニ (セガ、2019年)
- PCエンジン mini (コナミ、2020年)
- アストロシティミニ (セガトイズ、2020年)
- Atari VCS (Atari、2021年)
- RETRO STATION (カプコン、2021年)
- The C64 (Commodore64の大きさやキータッチまで再現し、HDMIやUSB端子を備えたもの)
携帯機
- ゲームギアミクロ (セガ、2020年)
最も売れたゲーム機
脚注
注釈
出典
関連項目
- ゲーム機一覧/Category:ゲーム機画像
- 娯楽家電/マルチメディア機
- VG Chartz
- Console Wars - 1990年代のセガ・オブ・アメリカのCEOを務めたトム・カリスンスキを中心に任天堂との競争を描くブレイク・ハリスによる著書。スコット・ルーディン、セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグ、ソニー・ピクチャーズによる映画化も発表された。